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市長へのご意見・ご提案(令和3年10月)

ここでは、市長への手紙(手紙、メール、通信箱、ファクス)の4つの広聴制度で寄せられたご意見・ご提案を紹介します。いただいた皆さんからのご意見・ご提案は、今後の市の施策にいかそうと、市長がすべて目を通し、担当部署の意見を聞き、時には議論をしたうえで、お答えしています。
掲載内容は、広報秘書課で一部要約しています。また、市政に関係ない内容、個人・団体を誹謗中傷する内容、公序良俗に反する内容、営業等利益を目的とする内容のご意見等については、非掲載、ご意見の部分削除などを行うこともあります。

なお、投稿および回答内容は、その時点での対応であり、現在の状況と異なる場合があります。

近江バス、おのりやすの運行について

6月1日より近江バスの運行が大幅に変わり、車のない者とりましては非常に不穏な思いを強いられています。
おのりやすは土曜の運行、近江バスは土日祝、年末年始、ゴールデンウィーク、昼間は全く運行が無く、休日、祝日が非常にきつく、せめて日祝の朝夕一本ずつでも運行していただきたい。高齢者にとりましては、おのりやすは非常に助かっています。
近江バスに対して市から補助金で日祝(朝夕)一本ずつでもこれが無理でしたら、おのりやすの祝日、日曜運行をしていただきたい。今回私が色々な方のご意見を代表してお手紙させていただきました。

路線バス運行を取り巻く環境として、昨今はバス利用者が減少している中、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、さらに利用者が減少する状況となり、減便となりました。
おのりやすを運行させるためには、令和2年度において運行委託料だけでも1路線当たり約850万円、全コースでは約5,900万円を支出しております。その財源は、使用された方からの運賃や補助金等よりも市税等の一般財源(委託料全体の約8割から9割)が多く活用されています。
また、近江鉄道バスを運行させるために市が補助を行う、またバスの増便をお願いするのにも、市の財政難の現状ではその財源の確保は難しいと考えております。ご意見にある「近江バスに対して市からの補助金で日、祝(朝夕)1本ずつでも、これが無理でしたらおのりやすの祝日、日曜運行を」とのご要望ですが、上記のとおり経費が増大すること、また委託会社における運転手労務管理等運営(例 運転手不足による労働者の確保、勤務体制等)にも多大な影響が出ますことから、増便については、現在のところ考えておりませんのでご了承ください。

選挙カーについて

Q 野洲市では17日の市議会議員選挙にむけて10日の告示から何台もの選挙カーが走り回っています。
私は団地内に住んでいるのですが、子どもがお昼寝する時間や寝かしつけの時間にも関わらず団地内で声を張り上げ、全然配慮がないなぁと思います。あちこちから立候補者同士が争うように声を張り上げ叫んでいて、子育てや働く人のためにという公約を話されている割に市民の生活のことを本当に理解してくれているのか疑問です。近くには保育園があります。一時的とはいえ、子ども達の睡眠を妨げるに十分な音量かと思います。
また、団地内には不規則な仕事をしている住民もいます。
そういった仕事をしている人もいて、そのような人達がいるから社会が成り立っていることをよくよく理解していただき、昼間だから良いとかではなくそういった人達の睡眠の妨げにならないよう候補者への周知をお願いしたいです。
隣の守山市ではQRコードを読み取ることで候補者の演説内容を知ることができるという新しい取り組みがなされています。野洲市ももっと工夫をしていただきたいと思います。


A 選挙を所管する選挙管理委員会より以下のとおり、回答を得ました。

選挙運動につきましては、原則、公職選挙法に基づき運動されています。
ご意見をいただきました団地内で選挙カーが走り回り、声を張り上げ、配慮がないとのご意見につきましては、心情的に十分理解できますが、法的に規制することが難しいのが現状です。今回いただいたご意見につきましては、今後の選挙の際の参考とさせていただきます。
なお、公職選挙法の中で病院、診療所等で選挙運動のための連呼行為は禁止されており、それら周辺では静穏を保持しなければならないと示されているため、事前に候補予定者に対し、ご説明をさせていただいております。
以上が選挙管理委員会からの回答となります。

ご不便をおかけし、大変心苦しいことではございますが、何卒ご理解くださいますようお願い致します。

コミュニティバスの運行規定等について

Q 本日(2021年10月4日)野洲駅南口にて「祇王、中里コース」バスは目前を止まることなく通り過ぎ、乗車できませんでした。
コミュニティバスの運行ルールや規定等(条例、施行規則ではありません。実務に即したものです。)ありましたら、お教え下さい。合わせて、当該事象がなぜ起こったかをご回答お願いします。
また、駅など主要バス停では念のため一時停車が妥当と考えますが、如何でしょうか。


A 今回、コミュニティバスをご利用いただく際に、ご不便お掛けしましたことお詫び申し上げます。
コミュニティバスの運行の際には運行委託業者が作成した運転手心得マニュアルがあります。
野洲駅南口の停留所を通過する際には、●●様からのご意見にもありますとおり、必ず一時停車を行うこととされており、さらにドアを開けて乗客が乗車されるかどうか確認の上、発車を行うよう指導しております。
今回、●●様がご乗車できなかった件に関しまして、当日の運転手より聞き取りを行いましたところ、令和3年10月4日の祇王・中里コース第6便野洲駅南口17時43分の運行時に、運転手は近江鉄道バス停留所付近には人が居ることを認識していましたが、コミュニティバスの停留所付近に乗客がいなかったため、バスの乗客はいないと勝手に判断し、通り過ぎたとのことでした。
今回の件につきまして、改めて乗務員に指導を行い、より丁寧な運行となりますよう努め、多くの市民等に親しまれるバス運行に努めて参ります。

野洲川河川公園についての再質問

Q 「野洲川河川公園の雑草について」再度質問があります。
 

質問1 野洲川公園の芝生広場が、3か月間放置された結果9月末現在1メートルを超える雑草が生い茂っています。憩いの場としていかがなものでしょうか。

質問2 植込みの機能面を具体的に教えてください。以前いただいた回答では「植込みについて機能面に支障が生じた場合には、除草に努めるよう…」とありましたが、機能とはなんでしようか。

質問3 「野洲川側の緑地帯(幅約3.00m)は市が公園緑地として定めている範囲ではありません」と回答いただきましたが次の2点について教えてください。
(1)最近まで20~30年にわたって芝生の手入れを行ってきましたが、なぜ突然やめるのですか。
(2)植えてある「芝生」は野洲市のものではないのですか。それとも国交省のものですか。

質問4 「市として安全面や機能面で支障なく、適正に管理されていると判断しております」と回答いただきましたが、本当に憩いの場として適正な管理がなされているとお考えでしょうか。認識の大きなズレがあるのではと思い、再度おたずねいたします。


A 再質問に回答いたします。

(回答1)広大な公園を区画割して順番に除草していますので、一時期、草の背丈が伸びる時期があるかもしれませんが、9月末に現場を確認したところ、ご指摘のような状態は見受けられず、適正に管理されていると判断しています。

(回答2)ご指摘の植込みの機能は、国と市の管理区分を明示することです。

(回答3)
(1) 市の管理区分ではないため、現在は除草をしていません。
(2) 国(国土交通省)の管理になります。

(回答4)野洲川河川公園は、野洲川の高水敷にあり、国から占用許可を受けて利用している施設です。現在の管理状況につきましては、河川敷としての安全面や機能面において支障はなく、適正であると判断しています。ちなみに、現在の管理状況に対して国から特段の指摘はありません。
当公園の管理状況に対しましては、お褒めの言葉をいただくこともあり、様々な評価があると認識しています。●●様からのご意見につきましても、より良い公園とするための貴重なご意見として受け止め、指定管理者と共有してまいります。

BRTについて

Q JRの車輌基地内に本格的なBRTのテストコースが出来るようですが、そこで、守山市、栗東市などの周辺の市町と連携して将来的に導入することを検討していただきたいです。
私は野洲市民ではありませんが、野洲駅~旧中主町中心部は遠く、不便だと感じます。旧中主町にはさざなみホールやマイアミ浜、現在工事中のめんたいパークなどもあり、それらに行ってみたいと思うのですが、公共交通機関が充実しておらず、バスもいつ来るか分からない・慣れていないと乗り方が難しいため、学生には行きづらくなっています。また、工場も多く立地している為、通勤需要もあるのではと思います。
テストコースが野洲にできるため、BRTの導入もスムーズに進むと思いますし、注目も集め観光客、さらには人口増加も期待できます。是非、BRT導入の検討をしていただきたいと思います。

A BRTは野洲市内において、観光や通勤の移動手段として需要があると考えられることから、市として実証実験に参加することについて、JR西日本に申し入れております。
また、周辺の市町と連携して導入することについては、今は実験段階であるため、広域連携まで想定することはできませんが、それぞれの地域の特性等も踏まえながら、いただいたご提案も視野に入れ検討していきたいと考えています。

コロナ禍の営業について

Q 飲食を営んでおります。
いろんな給付金や支援金などありますが、いずれも50%減や30%減が基準になっています。前々年度いろんな機材などの故障、電子決済の導入などで現金のみの店は、大打撃です。売り上げは、悪い年からの基準になりいずれも該当しませんし、別注は、一切入りません。
コロナが少しマシになって予約が入っても、またコロナで市や県から中止と言われたとキャンセルとなり、経営は、深刻なほど大変です。又他のお店の店主さんと話をしていると私もそうですがかなりの孤独感、このままお店を営業していてよいのかと。みんな金銭的にも精神的にも参っています。このままだと野洲市から商店が無くなっていきます。
市はどのようにお考えですか。市として野洲市の商店を助けるお考えはないのですか。

A コロナ禍での営業に、日々ご努力されていることに敬意を表します。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた事業者に対して、事業継続を支援するため、国や県で様々な支援制度が設けられております。これらに加えて、野洲市でも独自の支援を行っており、感染拡大や経済回復の状況を見据えながら、市内の事業者、商店への支援を継続していきたいと考えています。
本市では、令和2年度に商工会のテイクアウト広告事業への補助、プレミアム付商品券の発行、小規模事業者賃借料臨時支援金の給付などに取り組みました。令和3年度には、小規模事業者応援給付金、小規模事業者家賃臨時支援金、安心・安全店舗認証飲食店支援金の給付を実施するとともに、商工会のテイクアウト広告事業への補助を行います。
支援金の対象は、売上減少率が要件となっていることが多く、該当しない場合が多いとのご事情ですが、支援金の要件は一律ではなく、対象となる場合もございます。
商工観光課では、電話での問い合わせや、窓口へ来られた方に、国・県および本市の支援制度について、案内や説明をしておりますのでご相談ください。

市有地の無断占有について

Q 「市有地を無断占有」建物撤去と土地の明け渡し提訴へ 滋賀というニュースを見ました。あの辺りを何度か通った事がありますが、駐車場と駐車場の間に道路が無いような境界がわからないおかしな土地だなーとは思っていました。
今現在工事中のバイパスの所ですよね。

A 市有地を無断占有している場所については、妙光寺地先の現国道8号から国道8号野洲栗東バイパス側道までの区間であります。

野洲駅前の喫煙所について

野洲駅北口の喫煙所でパーテーションの外で煙草を吸っているかたが多くいます。とくに朝8時台はパーテーションの外かつ喫煙禁止の張り紙の前で吸っています。前を通るときにとても不快です。パーテーションではなく建物にして欲しいです。難しいならもっと喫煙者の方が守るような取り組みをしていただきたいです。コロナがまだ流行っていますし、当面の間閉鎖してもいいのではないでしょうか。
非喫煙者なので出来れば無くしてほしいですが、喫煙者の方もいらっしゃるのでお互いに嫌な思いをしないで済むように対応してください。
朝から不快な思いをして仕事に行くとなると憂鬱で仕方ありません。

野洲駅前の喫煙所は、路上喫煙防止条例による路上喫煙禁止区域の設定後、区域内外での喫煙を集約するために市が設置いたしました。条例の施行後、区域境界での吸殻や喫煙に関するゴミの投棄が非常に多かったため、吸って良い場所とそうでない場所を明確にするために設置をしたものです。
設置場所については、駅周辺自治会や関係機関を中心とした委員などで構成する路上喫煙対策委員会にて検討をいただき、非喫煙者への影響等を考慮の上、駅周辺の市有地内で設置可能な場所として選定したものです。これにより、喫煙所の設置以降は路上喫煙者の減少や周辺の吸殻等の投棄が大幅に減っています。
しかしながら、ご指摘の通り近年はコロナ禍にあり、喫煙者が混雑を嫌い喫煙スペース外での喫煙が見られる状況です。喫煙所については、上記の経緯等から早急に閉鎖することは難しい状況にありますが、路上喫煙対策委員会において今後の対策について検討いたします。現状の対応としましては、野洲駅北口に設置している地域安全センターの職員による巡回を強化し、施設内での喫煙について指導を致します。

わんぱく公園の草刈り要望について

Q いつも1歳の息子がわんぱく公園を利用させていただいています。
初夏あたりから公園内の草がすごく茂っており、背の小さな息子には歩くことも困難になっていて困っています。
緊急事態宣言により支援センターも閉鎖や少人数制となり遊べる場所がないので公園だけでも遊ばせてあげたいと思っています。
せっかくの広い公園なのに雑草のせいで遊べずにいる小さな子どもが息子以外にもたくさんいます。どうにか早く草刈りをしていただけないでしょうか。

A 日頃よりお子様と中央児童公園(わんぱく公園)をご利用いただきありがとうございます。また、ご利用にあたりご不便をおかけしており、お詫び申し上げます。
当公園の除草作業については、10月初旬に実施する予定です。他の公園の除草作業も順次実施していますが、天候に左右されながら作業を進めているため、現在、当公園の除草作業日が遅れております。申し訳ございませんが、ご理解いただきますようお願いいたします。
今後も市民のみなさまに憩いの場として活用いただけるよう、適正な管理に努めてまいります。

緊急事態宣言下の保育について

Q 保育園に預けて働く者の一意見として投稿させていただきます。
滋賀県は緊急事態宣言が延長になりましたが、緊急事態宣言下でも保育園を開園してくださることに感謝しかありません。
医療従事者ばかりに目が向けられる世の中ではありますが、感染対策が難しい子ども達を複数相手にしている保育士さんを始め、子ども達に関わる園の方々にはリスクを抱えながら仕事とはいえたくさんの葛藤もあるかと思います。
保育園からもこまめに連絡をいただいていますので、保育園なりに考え、工夫されているのだと思います。
ですが、国や県もそうですが市としても緊急事態宣言下でも保育園は平常通り開園するとなった割に保育者や保護者の気持ちに寄り添った配慮も感じられず、何をどう工夫し、どのようしていくのか明確に示されているとは思えません。各保育園任せになってしまっているのではないでしょうか。
保育園側も平時より発熱や風邪症状に敏感になり、ピリピリしている雰囲気を感じます。コロナに限らず集団生活において病気の早期発見に努めることはとても大事なことだと思いますが、働く保護者としては登園を控えるよう指示されるとなかなか厳しい現状もあると思います。園でコロナが出た場合は閉園になるとの通知もありましたので、仕方ないとは思いつつ一保護者としてプレッシャーを感じました。
良い危機管理の範囲内であれば多少のプレッシャーも必要かと思いますが、そうなった場合の具体的な対応の内容もなければ園児の受け皿もなく、現時点では保健所の指示を待つことになると思います。その間、働く者として預け先がない場合自宅でみるしかなくとても不安です。
コロナに罹らないようにしよう。ばかりが目立ちますが、罹った者が保育園に登園していた場合どうしていくのか、その人が責められるようなことがないようにどう配慮していくのか考えて提示していくことも必要じゃないかと思います。
これから冬場に向けてコロナがどうなるか想定できませんし、まだまだ保育園の年齢の子どもはワクチンすら打てません。
変異種がどんどん現れて罹らないようにしよう。ではどうしようもない事態になるかもしれません。罹ったら保育園の運営はどうするのか、保護者はどうしたらよいのか、保育園に代わる預け場所も各個人任せではなく一緒に考えてもらえませんでしょうか。
イベントや行事の縮小についても誰もが納得いく形ではない現状かと思いますが、それぞれが色んな思いを抱えてコロナと向き合っています。園では園の思いや保護者の思いを共有することにより多くの人が考えるきっかけにもなっています。同じように市長とも思いを共有させていただきたいです。
園で子ども達が過ごす意味、保育園の存在意義をもう一度再認識した上で、緊急事態宣言下だからこそそのような状況下でもより柔軟な対応ができるようにしてもらえたらと思います。
まず、一つ提案として保育料の日割り計算を挙げさせて頂きます。
幼稚園とは違い、保育園に預ける保護者の多くはコロナを恐れて登園を控えるということは少ないとは思いますが、緊急事態宣言下なのでそのような選択もできるようにしてもいいのではないかと思っています。
ただ、保育料を払ってまでそこを考える保護者は少ないと思うので昨年の緊急事態宣言下の時のように日割り計算にしてもらえないでしょうか。
園からはできるだけ自宅での保育が可能であれば協力してほしいとの通知がありましたが、保育料を納めている保護者にとっては葛藤があるかと思います。
また、コロナではなくても風邪症状や病気等で保育園に登園できない場合や登園を迷う場合にも無理して預けることも減るのではないかと思います。もちろん、お金が全てではないと認識していますが、働く環境を考えていく、変えていくきっかけになると思います。保育料を納めながら保育園に登園できずに自宅で保育したり病児保育や家族に預けて働いたり、通常では保育料がかからないであろう事例でも保護者は毎月の保育料を納めています。それは当たり前なのかもしれませんが、緊急事態宣言下でも当たり前でいいのでしょうか。
コロナでなくても発熱や風邪症状で登園を断られるケースはあると思います。コロナ禍でそれぞれが困惑し、模索しながら日々を過ごしている現状なので仕方ないかなと思っていますがなかなか厳しいなと思っています。
野洲には病児保育がありますが、コロナ禍でもそのような施設が頑張ってくれているので保護者にも選択肢は広まっています。病児保育が無料になっているのは野洲市の保育料から引かれているのでしょうか。
登園の目安が厳しくなり、自宅で保育している場合や今後コロナに罹った場合は数日~数週間保育園には登園できないと思うのですが、そのような場合の保育料はどのようになりますか。日割り計算になったとしたらありがたいです。
しかし、日割り計算にすることにより虐待が疑われるケースや子どものみでの留守番のケースが増えて本来の保育の目標が本末転倒になってしまわないか個人的な懸念もあります。子ども達がコロナ禍でも健全に過ごし、保護者や保育者が少しでも安心して過ごせるようにどうしたらいいのか多方面からもっと考えてもらえないでしょうか。
コロナ禍に子どもを集団生活に入れて働く保護者だけでなく、保育士さんや保育に関わる方々の心身の負担が少しでも減るように配慮をお願いします。
また、日割り計算になった場合に保育料の減少を理由に保育士の給与や保育環境等に影響が出ないように合わせてお願いしたいと思います。要望ばかり申し訳ございません。
少子化の中での貴重な子ども達を一緒に大事に育てて下さい。また、子ども達をコロナ禍という大変な時期に育てていく保護者や保育者のために一緒に考えて頂ければ嬉しいです。

A 幼稚園や保育所(園)等での感染防止対策については、前例がないことが多く、ご迷惑をお掛けしていることもあると思いますが、市と各園は常に緊密に連携し、認識と情報を共有して対策を進めています。そして、コロナ感染に係る不当な差別や人権侵害が起きることがないよう、市民・関係者への啓発と感染情報の管理について特に厳正に行っているところです。
また昨今、流行が長期化の様相を呈していることから、感染防止と合せて地域経済や平常な市民生活を維持することが重要となっています。このことから、保育所をはじめ市民生活に必要な公共サービスについては、感染防止対策を万全にして運営継続していく方針ですが、あなた様のご意見のとおり、ワクチンが未接種である子ども達を感染から守ることを第一に、リスクの最前線で日々働く人達を支援していくことが重要であると深く認識しています。
以上のようなことを前提に、頂いたメールの中でご提案やご質問のお答えなどを、順々に申し述べさせていただきます。
まず、感染者等が出たときの園や市の対応、保育料の精算などについては、具体的に次のとおりとしています。

<PCR検査の陽性者(職員、園児)が園に出た場合>
1. 市又は運営法人により、概ね3日間の休園(保健所の所見により学年、クラス単位の閉鎖とすることもある。)を決定します。この間、検査対象者でない園児は、保護者等による家庭保育をお願いします。

2. この間、対象エリアの教室や備品の消毒を行うとともに、濃厚接触者・接触者を特定し、当該対象者にPCR検査(無料)を勧めます。

※上記1.の休園等の期間の保育料は精算(減額)します。
 

<上記2.のPCR検査を受けた人>
3. 結果が陰性の人…濃厚接触者として検査を受けた人は、健康観察対象者となり2週間程度の自宅待機。「接触者」として検査を受けた人は開園後に登園できます。

4. 結果が陽性の人…治療又は療養します。さらなる濃厚接触者等の確認を行います。

※上記3.の健康観察対象者及び4.の陽性者の保育料は、精算(減額)します。

<休園、閉鎖とした場合の公表について>
保護者、市民、報道機関等に対して、市内保育園において感染者が確認されたことのみ公表します。

次に、緊急事態宣言下における保育料の日割り制度のご提案についてですが、上記のとおり、運営側の判断による休園や、コロナに感染等して登園停止となった人につきましては、緊急事態宣言の有無にかかわらず、日割りで保育料を減額させていただく制度になっています。しかし、それ以外の登園自粛の人の保育料を日割りとする考えは、今後含めてございません。これは、日割り精算を実施した昨年度の緊急事態宣言時は、「ステイホーム」という国の方針により、学校も休校となり、保育園等も家庭保育を行っていただくよう運営者側から呼び掛けたことから、それに応じて日割りといたしましたが、今年度は先に述べたとおり、コロナ禍の長期化のなか、感染防止対策を万全にして必要な公共サービスを継続し、地域経済や平常な市民生活を維持するという方針です。コロナ禍であることには変わりありませんが、初期の頃とは具体策の基となる政策方針が深化しているということをご理解いただきますようお願いします。
なお、病児保育が無料となっているのは、当該病児保育事業者のご厚意によるものです。

市内の学校、幼稚園、保育所等のICT化について(再質問)

Q 前回の質問についてご回答ありがとうございました。いただいたご回答を踏まえ、以下2つを追加で質問させて下さい。

1.導入には多額の費用がかかるという課題について
令和3年厚労省の保育所におけるICT化等推進事業で、「業務のICT化等を行うためのシステム導入」についての補助があるようですね。「多額の費用」というのがどの程度の規模を指すのかわかりかねますが、いくつもある園・学校向けICTシステムは、ほとんどがクラウド型の月額サービスであり、前述の補助金対象のようです。(情報はHP等で確認したのみです。)実際に、補助金を使用した上での導入コストを具体的に試算した上で「多額の費用」と仰るなら仕様がありませんが、手が出ないような金額なのでしょうか。
例えば先般の野洲市での学校ICT整備・統合型校務支援システム導入等とは、システムの体制、規模感など全く異なるものと思われます(クラウドはシステム管理や統一の必要が最小限のサービス)。あるいは、野洲市はこの補助金対象外の自治体なのでしょうか。
2.保護者の方の携帯端末が一定規格以上である必要があるという課題について
他の、導入済み自治体の保護者にも、スマホを持っていない方は少なからずいらっしゃると思います。しかし、運用その他のやり方でカバーできる範疇だからこそ、自治体内全てで導入できている市がいくつもあるのだと考えます(ノウハウがある)。いかがでしょうか。
野洲市においては、小規模保育事業のスタートなど、子育て家庭に関する取り組みに前向きな傾向で素晴らしいと思います。小さな一歩からで構いませんので、前向きに検討下さればと思います。

A 1点目のご質問について、まず、補助事業ですが、ご意見いただきました「保育所等におけるICT化推進等事業」での実施を検討しています。しかし、地方自治体が運営する園の場合は、国が1/2、自治体が1/2となっており、市が1/2の費用の工面をする必要があります。また、単年度での補助事業であることから、その後のランニングコストについて国の補助はなく、1園で年間60万円程度の費用が必要と見込んでいます。
次に、整備についてですが、導入するシステムによりさまざまでありますが、セキュリティーの観点から、今現在、施設に整備されているネットワーク環境とは別の回線を構築する必要があることや、パソコン、タブレットなどの機器についても新たに導入する必要と思われることから、一定の費用が発生すると考えています。
このように財源等の確保が必要でありますが、保育業務の効率化に有効な手段であると考えておりますので、先進市の手法等について、さらに評価や具体事例を調べ、前向きに導入を検討していきたいと考えております。

2点目の保護者の方の携帯端末が一定規格以上であるという課題についてですが、小中学校を管轄している教育委員会より以下の回答を得ました。

ご提案されているように、保護者の皆さんがお持ちのスマートフォンの機能を使った情報ネットワークを構築することで、保護者の皆さんや学校も負担の軽減が図れるところは、それぞれにメリットはあると考えています。
ある自治体では、保護者の方がお持ちの携帯電話機能によって課題があるものの、様々な有料通信サービスを活用して運用されています。
本市としましては、情報セキュリティや予算の確保等の課題はありますが、先進的な取り組み事例を参考にしながら、どのような手法で保護者の皆さんと学校が共に利用しやすいサービスを提供できるか検討を進めてまいります。
以上が教育委員会からの回答となります。

貴重なご意見を今後の参考にさせていただき、段階的に取り組んでまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願い致します。

市内の学校、幼稚園、保育所等のICT化について

Q 野洲市でも、市内の学校、幼稚園、保育所等のICT化について検討していただきたいです。現在、野洲市では緊急時のメールサービスを行っていると思いますが、あくまで緊急時のみです。
先日、奈良市での市内保育所全てにICTシステム導入の新聞記事を読みました。ICTシステムは保護者への一斉緊急連絡、保護者からの欠席・遅刻連絡や、園からのお知らせのデータ配信、登降園管理と連動した出席簿の自動作成等を行うことで、保護者の利便性向上及び保育業務の効率化を図るものです。子どもを園や学校に通わせて感じたのは、今の時代に極めてアナログな運用のままなのだな、ということです。体温確認にしても台紙に記入して先生が毎日全てチェックしてくださる。大量の紙プリント配布。アンケート回収。システム導入すればしなくて済む労力が本当に多いと思います。
先生方の事務的な負担を減らすことは、子どもたちに向き合う時間・指導する時間を増やすことにつながるのではないでしょうか。もちろん、通わせていただいている保護者としても、通勤中にプリントを確認できればかなりありがたいです。
タイミング的にも、文部科学省から学校・保護者等間における連絡手段のデジタル化の推進の通知が出ています。(奈良市の事例では、コロナ下での接触削減も導入目的とありました。)この先もずっと手書きの連絡と大量の紙の印刷を続けていくのでしょうか。
すでにいくつもの会社からICTシステムが提供されており、滋賀県内での導入事例もあるようです。
予算の関係もあるとは思いますが、一度しっかり考えてはいただけないでしょうか。また、保護者全体にも意見を聞いていただければ、保護者のニーズもわかると思います。

A まず、幼稚園や保育所のICT化については、奈良市をはじめ、多くの自治体が取り組まれていることを承知しております。本市においても、ご意見でお示しいただいたような改良を行いたいと以前から模索しておりますが、導入には多額の費用が必要となるため、国等の支援が必須となります。しかし現状では十分と言える補助制度等がないことから、引き続き財源等の確保に努め、条件が整い次第、段階的に導入していきたいと考えております。

次に小中学校のICT化については、小中学校を管轄している教育委員会より以下の回答を得ました。

本市のICTの現状をお伝えしますと、市内の全ての小中学校で児童生徒にタブレット端末を一人1台ずつ配備しています。この端末は、授業の学習補助機能を持たせたもので、学校の授業で使用しています。保護者の方へのお知らせやアンケート、行事への出欠確認などはペーパーでのやり取りが中心で、このタブレットを活用した利用はしていません。
ご提案いただいた活用をする場合、幼稚園や保育所等のICT化の課題と同様で、ICTを活用したシステムの管理体制や統一化には多額の予算が必要となります。他にも家庭でのインターネット環境、保護者の方の携帯端末が一定規格以上であることなど課題があります。本市としては、まず授業で活用する学校ICTをしっかり進めていくことを優先させたいと考えておりますので、現状ではご提案いただいた利用は困難であると考えています。
しかし、ご指摘にもありますように国は積極的にデジタル化を進めていく方針を示していますので、今後の国の動向も注視しつつ取り組んでいきたいと考えています。
以上が教育委員会からの回答となります。

保育・教育をはじめ行政のICT化につきましては、総合計画にも掲げ、市として積極的に進めたいと考えている施策でございます。段階的に取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解くださいますようよろしくお願い致します。

 

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