かつては「国民病」として恐れられていましたが、今では「自分はかかるわけがない」と安心されている方も多いかもしれません。
国内での罹患率は近年減少傾向にありますが、令和3年度においても全国で1万1千人以上が新たに発病し、2千人弱が死亡している重大な感染症なのです。
結核菌で起こる病気で、重症の結核患者がくしゃみや咳をした時に飛び散り、それを周りの人が直接吸い込むことで感染します。結核菌は体内に入り込んでから、長い休眠期間を経て発病することがあります。高齢者では、若い頃身体に入った結核菌が免疫力の落ちた頃活動を始めるパターンが多くみられます。
およそ6か月間の薬の服用が中心です。薬を飲み始めると結核菌は激減し、他の人に感染させる危険性が少なくなります。服用して2~3ヶ月経つと症状は無くなりますが引き続き内服治療が必要です。
65歳以上の人は、結核検診を実施医療機関(野洲・守山市内)で受けることができます。(無料)→結核検診について
結核撲滅のための複十字シール募金にご協力をお願いします。
募金は、日本では結核や肺がん、タバコが主な原因で起こるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)を含む胸部に関する疾患をなくすための活動にあてられています。発展途上国の結核や肺がん、その他胸の病気をなくす事業にも生かされます。ご協力をお願いします。
募金箱の設置場所 野洲市健康福祉センター健康推進課(野洲市辻町433-1)
公益財団法人 滋賀県健康づくり財団(公益社団法人 結核予防会 滋賀県支部)