このページは、野洲市政記者クラブ主催の定例記者会見の内容(概要)を広報秘書課でまとめたものです。案件説明は、市長及び担当部長が行っています。
令和5年10月25日(水曜日) 10時30分〜11時37分
野洲市役所本館 庁議室
1.高齢者帯状疱疹ワクチン接種費用助成事業について
1)第2次野洲市総合計画改訂(案)に係るパブリックコメントの結果について
2)令和6年度野洲市予算編成方針について
3)令和5年度 野洲市中期財政見通しについて
イベント情報
<市長あいさつ>
皆さんお忙しい中、10月度の定例記者会見にご参加いただき、有難うございます。
本日の案件は1件で、高齢者帯状疱疹ワクチン接種費用助成事業を創設することを決定しましたので、その報告をさせていただきます。
また、その他で3件の資料提供をさせていただきますので、宜しくお願いします。
次に、お手元の資料の最後にチラシがありますが、イベント2件をお知らせさせていただきます。
1つ目のイベントですが、11月4日(土曜日)に「おいで野洲まるかじりフェスタ2023」を野洲駅南口駅前広場で開催します。
このフェスタは、市内の農林水産の地域食材をPRするとともに、地産地消の更なる促進の機会となるイベントとなっております。
当日は、「滋賀のお魚博士、黒川琉伊さんの魚のお話し会」をはじめ、キッズダンスの披露や和太鼓の演奏、そして湖魚の販売やジビエ料理のふるまい、地元野菜の直売など、一日中楽しんでいただけると思いますので、お知らせさせていただくとともに、取材についても宜しくお願いします。
2つ目のイベントは、既に情報提供をしていますが、11月12日(日曜日)に野洲クリーンセンターの敷地で「やす環境フェスタ2023」を開催します。
会場の「野洲クリーンセンター」を市民の皆さんに知っていただくとともに、環境に関連した展示や体験講座を通じてごみ減量や分別、環境美化について楽しく学べるイベントとして開催します。
当日は、リユース品の展示・譲渡会や施設見学ツアー、そして約20ブースが出展するフリーマーケットや飲食販売などもあり、多くの市民の方に参加を呼び掛けていますので、記者の皆さんも一度ご見学に来ていただければと思います。どうぞ、宜しくお願いします。
記者… 県内で既に実施している自治体はありますか。
部長… 現在、近江八幡市、守山市で取り組んでいます。
記者… 制度内容は同じですか。
部長… 基本的に守山市と同じ制度設計です。
記者… 過去に市議会で質問とかあったのですか。
部長… 昨年度に、2回質問がありました。
記者… この前の市議会(都市基盤整備)特別委員会で、市内の3文化施設を野洲文化ホールに集約する方針が示されました。昨年には、一旦さざなみホールで集約する方針を示されていました。今回、野洲文化ホールで集約することの市長の考えをお聞きします。
市長… 教育委員会が所管で、さざなみホールに集約する方針で検討していましたが、市民説明会、市内の行事やイベントなどで市民の皆さんから野洲文化ホールで整備してほしいという声が非常に多かったですし、文化協会からも同様のご意見を伺っていました。
令和5年度から、文化施設の所管が教育委員会から市長部局に移管したこともあり、一旦白紙にして市長部局で、建物の調査やアンケートなどの市民意向調査などを実施しました。アンケートでは約7割の方が野洲文化ホールでの集約を望まれていますし、建物の躯体は、さざなみホールが一番新しいのに、躯体の損傷が一番激しい調査結果でしたので、野洲文化ホールで集約する方針を発表しました。昨夜も、市民懇談会を開催しましたし、土曜日にも開催予定です。参加者から、駅前の野洲文化ホールで集約することに反対の意見はありませんでした。ただ、さざなみホールも残してほしいという意見が数件ありました。
市としては、私が市長をする前の平成31年に3文化施設を集約することが決まっていましたが、どこに集約するかまでは決めていなかったので、今回方針を示したのです。
記者… この前の特別委員会で、議員から一旦さざなみホールで集約することを打ち出したが迷走していたと、それは市民感情を無視して経済面だけで進めていったことが原因であるとの指摘がありました。もっと市民の声を聞いていたらよかったのではないのですか。
市長… 教育委員会の所管として集約の方針を検討して、市民へ説明されていたもので、今年度市長部局として、再度検討するにあたっては市民の意見を受け止めて進めていくように指示して進めてきました。
記者… 教育委員会がさざなみホールに集約するという方針を出す前に、市民の声は聞いていたということですか。
市長… 令和5年度から文化施設の所管が教育委員会から市長部局に移管されることは分かっていましたので、本年度にアンケートや施設躯体の調査などを実施しています。
記者… 市長部局と教育委員会部局が、もっと密に連絡を取って、市民の意見を聞いてから集約先を決めるような指示はできなかったのですか。
市長…教育長がトップで運営されているので、すみわけしてやるものと考えています。
記者… 昨日の懇談会は、何人くらい参加されていましたか。
部長… 二十数人(23人)の参加でした。
記者… 先日、野洲市内の介護施設の職員が、入居者に対する暴力容疑で守山署に3回目の逮捕をされたことが発表されました。市内の介護施設なので、市として立ち入り調査や改善計画書の提出などの対応は何もされていないのでしょうか?
他自治体では、警察の調査とは別に行政として調査をされて改善指導などをされているとことが多いのですが、警察の捜査が終了するまで対応はされないのですか。
政策監… 6月に発覚した事案で、警察の捜査が継続中であり、捜査の支障となることから立入調査等を控えるように言われています。本来ですと聞き取りのための立入調査や改善計画書の提出などの対応をするのですが、未だに警察から解除の連絡がない状況です。
しかしながら、他の入居者の方もおられることから、担当課が警察の了解を経て、入居者への安否確認を実施しています。また、市内の他施設についても、この事案の周知及び施設内での不適切な事案がないなどの確認と注意喚起をする文書を発出しています。
記者… 担当課が介護施設の現地調査を実施した日はいつですか。
政策監… 最初の逮捕があった直後に実施しています。(6月30日、7月4,5日、9月19日)
記者… 当該介護施設は、入居者は何人ですか。
課長… 18人です。
記者… グループホームと聞いているのですが、入居者や他の従業員への詳細な聞き取りはできてないのですか。
政策監… 詳細な聞き取りは、警察のこともあり出来ていません。
記者… 警察の捜査が継続されているので、市として立入調査や聞き取りなどを控えるように警察から言われていますが、行政としては、事業所の指導監督責任がある者として、現状把握や改善指導のための立入調査などは、捜査とは別に並行して実施すべきと考えますが、見解は。
政策監… 警察の捜査に支障があるから市として立入調査は控えるように言われていましたが、初動確認として施設入居者や従業員に対しての聞き取りは実施しています。また、従業員の異動など体制が確保されているかの確認もしています。
記者… 当該介護施設が、良好な運営を行っていることを市として確認はしているのですか。
政策監… 確認しています。容疑者が6月に逮捕された以前の過去の不適切な行為に対しての再逮捕です。逮捕以降は、不適切な事案の報告はありません。
記者… 介護施設の態様により、様々な分類があり、捜査の関係上詳細を伏せているので、市の指導監督対象の施設かどうか分かりません。その辺りは公表してもよいのではないですか。固有名詞をお聞きしたいのではなく、市がどの程度関与しているのか、あるいは指導等の対象が否かなどを教えてほしいのです。
課長… 警察から捜査継続中の関係で、事案の詳細については公表しないように言われてます。
記者… 警察の捜査上の制約と行政としての権限に基づく調査確認は別のもので、警察の捜査を盾に回答できないというのはおかしくないですか。
政策監… 逮捕のあとに、入居者の安否確認と施設運営の状況などを確認していることから、市が関与して指導監督する施設です。
課長… 市内の介護施設は、市の監督でも県の監督でも、市は調査に出向いています。
事故や虐待などの報告があれば随時に現地調査に行きますし、運営指導は施設の規模により、何年に1回のルールに基づいて実施しています。
記者… 何回も再逮捕されているのですが、最初の逮捕時に、市が安否確認をされた時は、他に被害はないということでしたか。
課長… はい。6月30日の安否確認時には、入居者さんに被害はありませんでした。
記者… 利用者だけで、従業員への聞き取りはしなかったのですか。
課長… はい、警察から止められていました。入居者への安否確認だけです。
記者… 安否確認は誰にされたのですか。
課長… 入居者の全員にしました。
記者… 市として指導や立入調査をいつになったら実施するのですか。
課長… 警察から制約解除され次第速やかに実施します。
記者… 全ての情報を公開請求しているのではなく、行政として指導監督する権限を捜査と並行して行うべきと考えますが関与についての市の見解には疑問がありました。守山警察と協議連携して、市が介護施設へ調査に出向くことを決めて、その取材対応ができるかどうかなどを知らせてください。
市長… 市の権限の指導監督のために、立入調査や改善命令書の提出を求めるなど、警察と協議をして進めていくようにします。
・東近江市長のフリースクールに対する発言について
記者… 東近江市長の発言が波紋を呼んでいますが、その会議に栢木市長も出席されていましたか。どのように感じられましたか。
市長… 出席していました。それぞれの首長の考えがありますし、私は違う考え方を持っています。フリースクール、不登校の対策についても、野洲市として独自に取り組んでいます。
子どもをフリースクールに通わす保護者の思いは、藁にもすがる気持ちで、やっと見つけたところという気持ちが強いと思います。
また、フリースクールに通っている間は「出席扱い」としていますし、教育委員会はフリースクールの運営事業者と情報交換等を実施しています。
私は、毎朝、市長になる前から何年もスクールガードをしてきて、子どもたちに「今日は元気ないな」などの声をかけています。中には、親が付き添って来る子どももいて、保護者は大変だと思っています。
野洲市は、親子サポーターという事業をしており、「不登校の一歩手前の登校しにくい子ども」を出迎えに行っていますし、そのことで子どもは普段からよく顔を見る大人で安心感をもってきて、親子サポーターの迎えで今年14人の小学生が学校に通うようになりました。
学校においては、スクールソーシャルワーカー(SSW)を市費で5人配置していますが、県費は1人の配置で、今回の会議でも要望していましたが、県がもっと校内にSSWやスクールカウンセラー(SC)を配置していただき、いじめや不登校に対処できるように、子どもたちに寄り添いサポートできるように取り組んでいきたいです。
記者… 東近江市長は、「フリースクール」は国家の根幹を崩すと発言されたことについて、市長はどう思われますか。
市長… 保護者は、フリースクールが最後に辿り着いた場所として捉えていると思います。どうしても学校に行かない。無理して子どもの手を引っ張って学校に連れていければよいが、子どもが引きこもりになったら保護者はもっと心配もするし、どこかないかとすがる思いでフリースクールに通わせていると思います。そこから地域の学校に戻ってこられたらよいし、無理をせずに戻ってきてもらえればと思っています。だから出席扱いとし、教育委員会とフリースクールの運営者との情報交換をしているという報告を聞いています。
記者… 端的に、市長はフリースクールが必要と考えていますか。
市長… 現状では必要と考えています。
市では、学校と教育委員会とフリースクールと連携していますし、フリースクールがあるので助かっている子どもがいるという現状と認識しています。
記者… 先程、無理せずに学校に戻ってきてほしいと発言されましたが、東近江市長は、大半の善良な市民は無理してでも義務教育を受けさせようとしていると言われていましたが、どうお考えですか。
市長… 保護者は、近所の小学校に通わせたい。近所の子どもたちと一緒に行かせたいという気持ちがあるのです。最初は、手を引っ張ってでも連れていったけれども、行かなくなり引きこもりになるのも困るので、保護者はすがる思いでフリースクールに辿り着いたと思います。
記者… 会議の中で、東近江市長の発言をどう受け止めたのですか。
市長… いろいろな考えがあり、東近江市長としての考えを仰ったのであって、私とは考えが若干違うと思いました。
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