現在の位置

定例記者会見(令和4年3月28日)

定例記者会見の概要をお知らせします

このページは、野洲市政記者クラブ主催の定例記者会見の内容(概要)を広報秘書課でまとめたものです。案件説明は、市長及び担当部長が行っています。

日時

令和4年3月28日(月曜日)10時30分〜11時35分

場所

野洲市役所本館 第5会議室

案件

1.市内公共施設等における障害者手帳アプリ「ミライロID」の対応について

資料1(PDF:635.2KB)

資料提供

・第8期介護保険事業計画に基づく「小規模多機能型居宅介護」施設整備事業者の決定について

資料2(PDF:604.1KB)

・野洲市景観計画改訂(案)・野洲市景観条例改正(案)等に係るパブリックコメントの実施について

資料3(PDF:2.1MB)

市長あいさつ

皆さんお忙しい中、令和3年度最後の定例記者会見にご参加いただきありがとうございます。

本日の案件は、1件のみとなりますが資料提供させていただきますのでよろしくお願いいたします。
また、2月25日に開会し、先週25日に閉会した第1回野洲市議会定例会においては、多くの議案を提案させていただき、お認めいただきました。特に新年度予算については、市長に就任して以来、2回目の予算編成に取り組み、財政が大変厳しい中において過去最大の予算規模となりましたが、「笑顔あふれるまちづくり」に向け全力で取り組む所存です。
次にお知らせとなりますが、昨年11月26日から開始しました「企業版ふるさと納税」について、今月に入り1企業から寄附の申し出があり現在手続きを行っております。企業名は、日本発条株式会社様、寄附額は、1,000,000円です。本社が横浜市にあり、本市の六条地先に工場があることから、地元への貢献活動としての申し出であります。
今後も引き続き、この制度を広くアピールするとともに多くの企業からご寄附をいただけるよう努めてまいります。

質疑応答等

1.市内公共施設等における障害者手帳アプリ「ミライロID」の対応について<健康福祉部・障がい者自立支援課>

なし。

意見交換等

・市長のパワーハラスメントについて

記者… 3月27日に一部の新聞社が報じておられます市長のパワーハラスメント(以下:パワハラ)の件について確認させていただきます。大きく4回に渡りパワハラに該当する発言をされたと二人の職員が訴えておられます。まず、昨年5月18日に市民病院について議論した際、「鉛筆を投げ大きな声でキレた」とされていますが、これについていかがですか。

市長… 新聞に掲載される前に記者から取材を受け、その時に初めて内容を知りました。また、今朝(3月28日)、このような相談を受けていることを人事課から正式に聞きました。まだ、ヒアリングなどを受けておらず、訴えておられる内容を正確に聞いておりませんので、報道内容に関してお答えさせていただきます。鉛筆を机に投げつけたことは事実です。病院整備に関して協議を行っていた場面で、私と職員との間で議論が深まり、感情的になり鉛筆を叩きつけたということです。大きな声で怒鳴ったことは記憶にありません。約1年前のことであり、内容までは正確に覚えておりませんが、はっと気づいて、えらいことをしたと思いお詫びしました。

記者… 記事では、3月9日の市議会定例会閉会後の議場で議員や他の職員がいる前で数分間、「ええかげんにせいよ」「おまえもじゃ」と大声で叱責されたとありますが。

市長… 一般質問が終了し、一人の当事者に対して「ええかげんにせいよ」「きちっとしゃべれよ」と言ったと思います。数分ではなく、10秒~15秒程度の話でした。閉会後であり、議員は席を立っている状況でしたし、大声で怒鳴った覚えもありません。地域医療連携法人での部長答弁内容において、全く聞いていなかったという表現を行ったことに対して、私は、説明を行っており、説明を受けたのであればきちっと説明をしなさいという意味で言いました。また、「おまえもじゃ」は、もう一人の職員に対してです。これは、熟考に関して一般質問があり、議員から、市長から熟考に関して何か聞いたのかという問いに対して、聞いていないという答弁を行っています。これまで、熟考したことに関しては、担当職員には説明しました。なぜ熟考したのか、どのように考えているのかを、その時に話せる範囲で説明していますので、全く聞いていないのではないという意味で「おまえもじゃ」と言いました。

記者… 次に、昨年5月の場面ですが、「良い案がないなら市長室に入るな」「頑固でうんこ」と発言されていますが。

市長… 「良い案がないなら市長室に入るな」の記憶は、忘れてしまっています。「頑固」については、言うことはあると思いますが、「うんこ」という言葉は、未だかつて人に対して浴びせたことはございません。これは聞き間違いではないかと思います。

記者… 一人の職員は、市長の対応について、非常にストレスを感じ不眠症に陥っていると訴えておられますが、このことに対しては、どのように思われますか。

市長… 私の発言により、不眠症になったことに対しては、大変申し訳ないと思っています。ただ、個人的に罵倒した訳ではなく、叱責はしましたが、それ以上のことは申しておりませんが、それでも不眠症になったことは申し訳ないと思っています。

記者… 二人の職員は、パワハラと訴えておられますが、市長自身は、パワハラと認識していないのですか。

市長… 私は、パワハラだとは認識しておりません。

記者… 人事課からこのような事案を聞き、今後、どのように対応されるのですか。

市長… 現在、野洲市には、パワハラに対する要綱や規定が整備されていないことから整備する必要があると思っています。今回の件については、第三者委員会を立ち上げ、調査していただければと思っています。

記者… では、要綱や規定などを整備し、第三者委員会を立ち上げて調査するということですね。

市長… 第三者委員会で調査していただければと思います。「大声で怒鳴られた」とありますが、怒鳴られたと思われたかもしれませんが、決して怒鳴った覚えもありません。

記者… 副市長にお聞きします。今、市長は怒鳴ってはいない、10秒~15秒のことであるとおっしゃっています。当日、副市長は、近くにおられたとお聞きしていますが、副市長から見ていかがでしたか。

副市長… その現場にいたことには間違いありませんが、今、市長から発言があったように、今後、第三者委員会で調査するということですから個別の案件については、発言を差し控えさせていただきます。今後、市長とともにヒアリングの対象になると思いますので。

記者… 市長にお聞きします。5月に鉛筆を投げた後に、えらいことをしたと気づき、お詫びをしたとおっしゃいましたが、いつ、どのようにお詫びされたのですか。

市長… 記憶の中では、その場で感情的になり申し訳ないとお詫びしました。

記者… 総務部長にお聞きします。この幹部職員からパワハラがあったとの訴え(3月9日)があり、要望書も正式に受理されていると認識しています。なぜ、市長に本日、正式に報告をされたのですか。かなりの日数が経過しており、その間、調査や報告ができたと思いますが。

部長… 要望書は、3月15日に受理しました。その内容については、当事者が市長であることから、その取り扱いについて内部で検討が必要であると判断しました。同様の事案を処理されている市町や相談機関など各方面へどのような取り扱いをすべきか確認し、内部で検討・協議、決裁を行うため時間がかかりました。その結果として本日の朝になりました。

記者… 訴えておられる方は、訴えてから3日後に調査を途中で打ち切っているとおっしゃっています。このことは事実ですか。

部長… 適正な処理を行う中で、検討や協議、多方面への照会も踏まえて、中断ではなく、継続して対応してきたと考えています。

記者… では、途中で打ち切っていないということですね。

部長… 先ほど市長が申し上げましたとおり、第三者委員会の立ち上げも行いますので、打ち切ることはありません。

記者… 打ち切るという言葉は使っていないのですね。

部長… 使っておりません。今後、第三者委員会を立ち上げて公正・厳正に調査、対応する必要があると考えています。

記者… 二人の職員には、9日午後に簡単な聞き取りを行っていると把握しています。一方、市長に対しては、報告自体が今日になっているのはなぜですか。双方同時に平等に聞き取りをする必要があるのではないですか。

部長… 当事者が市長であることから取り扱いについて戸惑い、他市町への照会などに時間を費やしこのタイミングとなりました。

記者… パワハラに対する規定が整備されていないということですが、いつ作成されるのですか。

部長… 職員間を想定した規定を作成中でしたが、今回このような事象が発生しましたので、再度検討しています。

記者… 他市の事例では、パワハラ規定は規則で定め、第三者委員会の立ち上げは、要綱で定めているところがあります。野洲市の場合は、附属機関設置条例により第三者委員会を立ち上げられると認識していますが、その場合、条例改正が必要となります。条例改正には、当然議会の審議が必要となり、単に規則や要綱を作成するよりは時間がかかります。訴えておられる方は、とにかく早くヒアリングを行わないと双方の記憶が薄れ意味がなくなると主張されています。第三者委員会の立ち上げ方法についても検討中ということですか。

部長… 当事者が市長であることから条例に位置付けられた第三者委員会がふさわしいと考えますが、時間的な問題もあることから現在、検討している最中です。

記者… 市長に伺います。今回、報道があり、正式に人事課から報告を受けておられます。市長自身は、パワハラとは認識していないとのことですが、今後、第三者委員会を設置し、委員会の判断がパワハラと認定した場合、どのような対応を行うのですか。

市長… パワハラに該当しないと思っており、パワハラになると想定していないことからお答えできません。今回の事案に関しては、業務中での叱責は事実ですが、大声で怒鳴った訳でもなく、単に正確に答弁していただきたいとの思いで申し上げたまでです。

記者… 第三者委員会について、いつ、どのような形で設置され、具体的にどのようなスケジュールで進められるのですか。

部長… 現在、第三者委員会の位置づけを検討しています。外部の有識者にお願いする場合には予算措置が必要であり、具体的には決定していません。

記者… いつまでに結論を出される予定ですか。

部長… 速やかに処理ができるスケジュールを考えていきたいと思います。

記者… 繰り返しになりますが、二人の幹部職員からパワハラの訴えが口頭と文書により提出され、20日ほど過ぎあまりにもスピード感がないと思います。今日まで市長に報告が行われなかったことは、行政の不作為だと思われますがいかがですか。

部長… 市長への報告は今日となりましたが、第三者委員会での調査やパワハラの判定調査ではなく、総務部としての事実確認の聞き取りを関係職員に行っており、総務部としての事実確認は市長にも行います。

記者… 当事者である幹部職員への聞き取りは理解しますが、一方のみ話を聞くのではなく、双方の主張を聞くことにより成り立ちます。先ほど否定されましたが、総務部から担当者では事実が確認できないため途中で調査を打ち切っているという発言が事実あったとすればいかがなものかと思いますが。

部長… 先ほどお答えしましたとおり、打ち切るということは申しておりません。その場に居合わせた職員にも事実確認を行っています。市長への調査については、職員が行う立場にはないことから、第三者委員会に委ねるものと考えています。

記者… 職員が市長への調査を行う立場にはないとは、市長が特別職だからですか。

部長… そうです。市長は、任命権者であり、職員では公平な調査ができないものと考えています。

記者… なぜ、公平な調査ができないのですか。

部長… 職員は、市長に任命されており、職員が行った調査結果を公表したとしても市民の皆さんは納得されないと思います。職員でない者が調査すべきだと考えています。

記者… 当初、口頭で申し出をされ、日数が経過していることから、当事者の方は、このまま証拠隠滅される恐れがあると考えられて、一部報道機関に公益通報者保護法に基づき通報されています。このような形で公になったことに対して市としてどのように受けとめておられますか。

部長… 相談者から第三者委員会の立ち上げを要望されていましたので、立ち上げる方向で進めるとお伝えしていましたが十分に伝わっていなかったことは反省しています。

記者… パワハラ規定がないということですが、このご時世にパワハラ規定がないこと自体に問題があると思いますが。

部長… 全国的にパワハラの取り組み状況についての調査が行われており、本市は遅れています。この4月に向けてパワハラ規定を準備しておりましたが、今回の件により再度検討が必要だと考えています。これまでパワハラ・セクハラを含めて職員からの苦情については、職員からの苦情に関する取扱要綱に基づき、その都度人事課が対応してきましたが、正式な規定が整備されておりませんので、早急に整備したいと考えています。

記者… 5月18日の鉛筆を投げた日ですが、「良い案がないなら市長室に入るな」と言ったとも言われています。このことは覚えておられますか。

市長… 確かな記憶はありませんが否定もしません。約1年前のことですので一つ一つ覚えていません。

記者… かなり激高されていたのではありませんか。

市長… 感情的になっていたと思います。感情的になっていたことから鉛筆を投げつけたと思います。大いに反省して謝りました。

記者… なぜ、そこまで感情的になったのですか。

市長… 当時のことは一言一句覚えておりませんが、病院整備の方向性についての議論において私と執行部との考えに相違があり、このような形になったと思います。

記者… では、3月9日の議場での場面ですが、大声では怒鳴っていないのですか。

市長… 怒鳴ってはおりません。

記者… 議場から退席しようとした時に、「おまえもじゃ」と言われたとされていますが。

市長… それは言いましたが、怒鳴ってはいません。大声ではありません。

記者… 大声で叱責した訳ではもなく、個人的に叱責した訳でもないと。ただ正確に答弁してほしいと思って申し上げたということですね。

市長… 全く聞いていないという答弁があったことに対して叱責したということです。

お問い合わせ
政策調整部 広報秘書課
〒520-2395 滋賀県野洲市小篠原2100番地1 本館2階
電話番号 077-587-6036
ファクス 077-586-2200
メールフォームによるお問い合わせ

「Adobe Reader(Acrobat Reader)」ダウンロード PDFファイルを閲覧するには「Adobe Reader(Acrobat Reader)」が必要です。お持ちでない方は、左記の「Adobe Reader(Acrobat Reader)」ダウンロードボタンをクリックして、ソフトウェアをダウンロードし、インストールしてください。