G・フォー

G・フォーは、市三宅自治会館を拠点として、市内のふれあいサロンや自治会のイベントなどで活動しています。グループサウンドやフォークソングを中心に、演奏し、参加者と共に楽しく歌っています。
G・フォーはこれまでいろいろな所で演奏をしてきました。その中で、心に残った出来事を教えてくださいました。その日ふれあいサロンのために訪れた自治会館は、メインの大きい部屋が2階にあり、通常はそこで催しを行います。しかしその時は参加者がお年寄りばかりで2階に上がることができず、やむなく1階で開催しました。2階にも上がれないお年寄りばかりで、自分たちが歌うような曲（グループサウンズやフォークソング）で大丈夫だろうか？とメンバーは不安になったそうです。が、一度演奏が始まると、おばあちゃんが曲に合わせてスカーフをまわし、ノリノリだったそうです。次の年同じ所を訪れると、今度はスカーフの持ち合わせがなかったとかで、ハンカチを回してくれました。「若い時は子育てが大変だったし、姑の手前もあって、曲を聴いたりすることができなかった。長生きして今いろんな曲が聴けて、こうして来る場所もあって嬉しい。」とおばあちゃんはお話してくれたそうです。また、別のところで、「翼をください」を演奏したところ、途中で立ち上がって踊る人がいました。「病院に入院している時、病室でこの曲を聴いていた。その後回復をしてここに来ている。回復できてうれしい。」と話してくれたそうです。ふれあいサロンで演奏すると、帰りに皆さんが「よかったあ。」と声をかけてくれるそうです。「プロみたいに握手もしちゃったよ。」とメンバーのおひとりが教えてくださいました。
G・フォーがふれあいサロンで演奏する時、心掛けていることがあります。それは、お年寄りだからこんな曲、と決めつけて参加者を年寄り扱いしないこと。演奏する曲のうち、3割は、「琵琶湖周航の歌」「四季の歌」のように誰もが知っている曲を入れてあとは要望もふまえつつ、選曲します。「カラオケでは歌えないけど、楽しい曲が好き。」と参加者の皆さんは口ずさんでくれるそうです。でもさすが、滋賀県！「琵琶湖周航の歌」になると皆さん大きな声で歌ってくださるそうですよ。
G・フォーに演奏の依頼をされる方は、090-3618-9367（斉内）
または、077-589-4683（野洲市社会福祉協議会）まで