「市長への手紙(手紙、メール、通信箱、ファクス)」の4つの広聴制度により寄せられた皆さんからのご意見・ご提案は、今後の市の政策にいかすため、また、業務の改善を図るため等、市長および担当部署がすべて目を通し、回答しています。
令和3年度に回答・公表した中から、特に市民の関心が高い市立病院整備に対するご意見・ご提案とその回答をとりまとめました。
なお、掲載内容のうち、個人が特定される恐れがある等のものについては、広報秘書課で一部修正・要約(不掲載もあり)しています。
下記以外にも市立病院整備に対するご意見・ご提案をいただいていますが、住所・氏名の記入がなく回答不要の意思表示(メールで、返信の有無が「いいえ」となっている等)があるもの等に該当し、回答していませんので、公表の対象とはしていません。
なお、投稿および回答内容は、その時点での対応であり、現在の状況と異なる場合があります。
Q 熟考とは具体的に如何程の時間を要するのでしょうか。市民は熟考の答えに期待して待っている状況ですが、期限のない答弁はご遠慮ください。市民の要求は「一日でも早く新病院の実現」を熱望しています。
なぜ、熟考の必要が有るのでしょうか。30~50年先のことは次の世代に任せて今一番必要なことは直ぐに実行して戴くのがリーダーシップだと考えます。熟考が終わる時まで我々は市民に訴えつづける事しか叶いません。
A 去る、1月5日、野洲市議会会派の創政会から、市民病院整備について要望書が提出されました。その内容は、駅前Bブロックでの病院整備を断念し、新たな用地に整備することが賢明であり、Bブロックも含めて駅前全体を複合商業施設として整備すべきというものでした。
今年度これまで駅前Bブロックにおける病院整備に係る基本構想・基本計画の策定作業を進めてまいりましたが、駐車場の確保など課題があることから、果たしてこのままBブロックで整備を進めてよいかを考えた結果、30年、50年先の野洲市のことを思い、熟考を表明したところです。
私も●●様と同じように一日も早い新病院整備の実現できるよう考えていますので、市にとって最善の策を固めた上で熟考を解き、改めて病院整備を推進してまいります。
Q 私の考えですが、可能か不可能かお答えいただけたらと思います。
1つ目の案ですが、新しく病院以外の目的(病院以外の予算)で駅前(A地区もしくはB地区)に建てる。そこに入院病棟だけを移し5年位建物を借りる。外来は今の野洲病院で行いながら現地建替えを進める。現地建て直しが進んでから外来病棟を先に移す。古い病院を壊してから入院病棟を作る。そして、駅前の入院病棟を移す。駅前の建物は賑わいや子育てや介護など最初に決めて建てた何かの目的をもった建物としてその後は活用する。駅前だと今の野洲病院に近く患者や病院関係者も、行き来できること。それに、野洲市民の願いの為に5年位野洲病院に貸すのはいいと思います。
2つ目の案は、1つ目の案の駅前ではなく郊外に病院以外の使用目的と予算で建てて、病院機能を移し、今の野洲病院で現地建て直し、完成後、病院機能を元に戻す。郊外の建物は、最初の目的の為に活用する。
考えが無茶苦茶かもしれませんが、野洲病院整備問題が、少しでも解決出来ればと願います。
A ●●様からいただいたご提案ですが、拝見しますと病院機能を持たせるための建築基準法、医療法などの許可手続きや一般会計予算を流用しながら病院整備する考え方で制約があることから、いずれの案についても現実的に難しいと考えます。
病院整備については、1月14日に開催されました臨時全員協議会において、駅前Bブロックにおける病院整備を行うことについて市議会の賛同が得られないことから、今一度熟考する時間をいただきたく表明しましたが、一日も早い新病院整備の実現できるよう考えていますので、市にとって最善の策を固めた上で熟考を解き、改めて病院整備を前進してまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
Q 現在、野洲市民病院整備計画は、先の見えない昏迷状態にあります。そもそも、20年秋「現地半額建替え」を公約に当選、就任当日に市議会の承認もなく独断で設計業務を解約、5千万円弱の解約金を支出されました。
しかし乍ら、自ら設置した評価委員会で現地建替えが無理とされると、現地建替えを断念し、3か所の代替個所を提示、評価委員会での検討も経て(Aブロックも最終案として検討すべしとの意見もある中)、昨年5月に駅前Bブロックで整備する旨の方針を表明されました。その後、守山野洲医師会の理事会や市広報でも再三、この旨表明しておられます。
また、市民病院の医師や看護師をはじめ職員に対しても説明会を行っておられます。 しかし、なかなか進捗が見られず、駅前市民病院を実現する会から4千人を超える署名や医師会からの要請書が出されたにもかかわらず、真剣に対応されてきませんでした。この間、強引にプロポーザルを実施し、1千万円を超える予算と市職員による労力も費やしてこられました。
こんな中、本年1月5日に市議会の創政会から要望書が出されると、一転、市議会での承認が取れる見込みがないとして市議会の病院整備特別委員会や市民説明会を突然中止される始末。市民や医師会からの署名や要望には一顧だにしないにも拘らず、1会派からの要望に押されての決定というのは、到底納得できるものではあリません。しかも、創政会の意見は、余りにも無責任かつ無謀な意見が大半であるにも拘らず、むしろ説得すべきなのに、この要求に対応されています。あまりにも無責任と言わざるを得ません。
2月7日の病院整備特別委員会での福山病院長の厳しい現状説明等を目の前で聞いたにも拘らず、「現病院を補修しながら使える」という議員には、呆れ返るほかありません。市長自身も病院長の話は、従来から再三耳にしておられる筈です。この様な状況では、病院職員のモラールが大きくダウンしていることは明らかと考えます。
委員会後の記者の質問に「私としては熟考中で、この案に決めているわけではない。議員の意見などを聞いたうえで適切に判断したい」旨、答えておられます。昨年は強引に議会対応を進めていたのから一転、「熟考する」を連発、何時になったら決めるのか、全く分からない状況です。
1月11日の部長会議の議事録では、部長から市長の対応を危惧する声が多数上がっておりました。部下からの意見をどう聞いておられるのか疑問に感じます。又、市長は就任当初、屡々「民間企業では」という趣旨の発言をしておられましたが、民間企業であれば、このような迷走状態の経営をしていたら倒産しかねない、上場企業のトップなら解任要求が出る所業と言えます。
一方で、賑わいのある駅前を作るとのふれ込みの複合商業施設についても、当初のサウンディングの予算が否決されたにも拘わらず、職員の手で作業を進め、第三者から見れば期待できそうにもない意見を過大評価して、15百万円の予算を確保、サウンディングを進めようとしておられます。病院問題、複合商業施設整備の検討でどれだけの労務費を冗費されたでしょうか。
しかし乍ら、1月8日付日本経済新聞に掲載の「集住率上昇幅、滋賀県がトップ」の記事の中で、都市計画の専門家が「JR琵琶湖線の全ての駅前でマンション・住宅開発が成立するかは分からない。商業、医療、教育など最低限の機能が備わっていたとしても、それだけでは拠点として不十分で、市町はほかにどんな施設が必要か、真剣に考えなければならない。住民は鉄道で簡単に移動できるわけで、この施設はこの駅というように、駅前と駅前で役割を分担し・・」とされています。
「駅前には賑わいを」という考え方は、野洲市、周辺市の状況から考え併せてみると、もはや無用で幻想と言えます。野洲市民病院には、野洲市内はもちろん、守山、近江八幡からも多数来院されているとのこと。又、野洲市民は琵琶湖線や車で京都、大阪はじめ近隣市に通勤や買い物、遊興に気軽に出かけられます。野洲市には、大型スーパーも複数あるし、ビジネスホテル、ドラッグストア、飲食店等も人口の割にはそこそこあります。
野洲市は、自然と歴史に恵まれ、医療や福祉、子育てのしやすい街として、ベッドタウンとしての役割を果たすことが、今後若者が住みたい街となるのではないでしょうか。
2月10日の守山野洲医師会理事会で、「市の将来を見据え、子孫に納得してもらえる病院整備を進めるため、熟考させてもらいたい」旨、発言された様ですが、その為にはA、Bブロックを使う当初計画に立ち戻ることが最も適切な判断と言えます。その意味からも、未だ迷走を続ける市民病院整備計画を早期に決着させ,見通しが立たず危機的状況になりかねない開院を少しでも早める為にも、駅前A、Bブロックは当初計画に立ち返るべきです。勿論、現地半額建替えの公約に続き、駅前の賑わいと税収増の公約まで反故にすることへの抵抗感があるでしょうが、ここまで冗費を使い市政を混迷させている市長としての責任を取るには、その方法しかないと考えます。決断を望むものです。
A このたびの病院整備について、1月14日の市議会の特別委員会の延期及び病院整備に係る市民説明会については、ご承知のとおり1月5日に市議会会派から市民病院整備を見直す旨の要望書が提出され、今後駅前Bブロックにおける病院整備を行うことについて市議会の賛同が得られる見込がないことから、今一度熟考する時間をいただきたく私が急遽決めたものです。このことについて、●●様だけでなく、多くの市民の方々にご心配とご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
病院整備については、市民の安心と安全につながる地域医療を確保するだけでなく、多額の費用をかけて行う事業であり、また、●●様からいただいているご意見の内容についても十分認識をしており、適切かつ慎重な判断が必要であると考えています。熟考の上での整備場所を決定する時期については申し上げることはできませんが、早期整備の実現のため職員や病院長をはじめ病院スタッフとも協議を重ねた上で決めていきたいと考えていますので、ご理解をいただきますようお願い申し上げます。
なお、ご意見にありました当初計画に立ち返る案については検討をしていません。前計画において病院本棟を予定していた駅前Aブロックについては、にぎわいを創出する場として複合商業施設を整備する予定をしております。
また、前計画の設計業務を解約しましたが、この業務に係る解約金を支出しておらず、設計業務の出来高に見合った金額31,927,500円を支出しましたことを付け加えさせていただきます。
次に複合商業施設についてですが、昨年11月に参加した国土交通省主催のサウンディングでいただいた意見は、率直に受け止めており、過大評価はしていません。また、先程も申し上げましたように現在、病院整備について熟考しておりますので、複合商業施設整備事業については保留しております。
●●様のお手紙には、野洲市民は京都や大阪に出かけられる、市内には大型スーパーや飲食店等がある、と書かれてありますが、私はにぎわい創出のためには、市民はもちろん、電車で野洲市に来られた方が憩える場や、市外から野洲市に人を呼び込むような施設が必要であると考えております。
Q 「駅前新病院を実現する会」の「要望書」の授受の仕方はなんですか。アポイントを取って市長室を訪れられているのに大変失礼ではないですか。
A 駅前新病院を実現する会からの要望書の授受についてですが、市長室ではなく、市長室前にてお受け取りさせていただきましたが、特に批判を受けるようなことではないと考えます。
Q 市長は1年前の市長選で公約に病院の現地半額を掲げ当選され、そのことをもって民意ということで、その後、評価委員会が答申を出した。それをもとにBブロックに建設すると議会で公表された。
公約とやっていることが整合性がないのではないか。Aブロック賛成議員過半数割れで進んでいくかもしれないが、本当にBブロックに建設する考えを変更する考えはないのか問いたい。
10月25日の市長定例記者会見で新病院整備を巡り、JR野洲駅前南口を賑わいの創出の場とした思いは市民の民意だと思うとの考えを示した。(中日新聞10月26日)Aブロックを賑わいの創出の場とされたこととどう繋がるのか理解できません。
駅前新病院を実現する会に出席しても市長の話がほとんど、質疑応答は15分程度、質問者は二人、まだ手をあげている出席者がいるのに質問を打ち切られ、司会者にあとで内容をお聞きするので聞いておいてくださいと言って早々と立ち去った。その日に公的行事がないことは市ホームページで調べた。
市長の話は散漫で病院の話題が出たが、すれ違い、Aブロックに病院を実現する会が提出した署名については、それを重く受け止めるといったが、その後、重くとは言っていないと否定する。これではとっても信頼できない。
市長にしてみればBブロック病院の魅力や実現可能性を特に説明して、Aブロック病院を切望する市民の声に答えていない。
市ホームページの記者会見公式発表に駅前に賑わい創出は市民の民意との記事があった。まず記事に関して「市議選の結果をふまえて民意だと思っているのか」との記者からの問いに対して市長は「思っています。Aブロックでにぎわいを創出するものと思っている」との考えに変わりはないと答えている。
記者が「Aブロックににぎわいを創出するということに関して反対を唱える候補者のいなかったということですか」との質問に、市長は「Aブロックに病院を訴えている候補者は少数でした。Aブロックに賑わいを創出すると思っておられると認識しています」と答えている。
今後、市長は議会の状況を踏まえ、病院は現地半額建替えとの公約で市長に当選された。市長のBブロック市民病院建設方針は再考できないのか。あのような狭いところに建設してどうするのか。
一層のことBブロックより郊外にもっていったほうがよいのではないか。
A 病院をBブロックでの病院建設方針を再考できないかというご意見に対しお答えいたします。
私は前市長が進められてきた駅前市有地での約120億円をかけた病院整備に反対するとともに、対案として現地建替えを提案し、昨年の市長選挙に当選しました。その後、諮問機関であります野洲市民病院整備運営評価委員会においてその対案を検証いただいたところ、「一般的には、現地建替えは技術的に不可能ではない。ただし、狭隘な現病院において医療を継続しながらの現地建替えは、実現困難となる課題や懸念事項が多い。」との報告を受け現地建替えを断念するとともに、早期病院整備を行うため、整備検討箇所を市有地3箇所に絞り課題整理を行った上で駅前Bブロックにおいて整備する方針を示しました。
駅前Bブロックに整備場所として判断した理由は、広報7月号に掲載をさせていただきましたが、まず一つ目が市を二分している病院問題の早期解決を望む多くの市民の声があることです。平成23年に民間病院であった野洲病院から市に支援要望があり、整備計画を進めてきましたが、いろんな課題や反対の声も多く工事着手に至りませんでした。今回整備箇所から見直す中で、地域医療の空洞化を防ぐためにも、早期に整備することが私に課せられた使命と捉えており、駅前Bブロックを最適地として判断しました。
もう一つは、財政的な課題を解決し、身の丈にあった病院整備の実現です。駅前Bブロックは、国からの交付金が最大10.5億円受けることが可能であり、他の市有地では市街化調整区域であり、同様の交付金を受けることはできないこと、また前計画で借り入れた病院事業債(借金)約11.7億円を一括償還する必要があります。その他市の財政事情も含め総合的に判断した結果、駅前Bブロックで病院整備を行う判断をしました。
現在、駅前Bブロックで令和7年度に開院する目標年次を設定し、整備構想を策定しているところであり、ご質問にありました駅前Bブロックでの市民病院建設方針を変更あるいは再考する考えはありません。
また、狭いところに建設してどうするのか、とのご質問をいただいていますが、現市立野洲病院の病床数や診療科等を踏まえますと駅前Bブロックの用地面積は約3,600平方メートルで容積率が400%となり、十分病院建設が可能な土地であります。駐車場確保などさまざまな課題はありますが、必要な病院機能を確保しつつ身の丈にあった病院整備を進めておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いします。
最後に、●●様からのご意見の中で駅前新病院を実現する会との関わりの中で事実と異なる内容がありますので、以下のとおりご説明させていただきます。
まず、4月に開催された駅前新病院を実現する会への出席依頼がありましたが、もともと同日に私用ではありますが、先に国会議員と面談する約束をしておりましたので同会には所用のため出席させてもらえない旨代表者にはお伝えしておりました。しかし、15分でも構わないので出席いただけないかとのことでしたので、その時間でなら出席可能である旨代表者にはご連絡いたしました。その後、同会より15分の時間の中で2問ほど質問を受けたいのでお願いしますという文書を頂戴しましたので、当日その持ち時間の中で2問ほど質問を受けさせていただき、20分を超えたあたりで、約束通りに退席させていただいたというのが事実であります。
また、同じく同会が署名を提出に来られた際、「署名については重く受け止める」と言ったとのことですが、そもそも「重く受け止める」とは申し上げておりません。報道機関も同席されており、新聞には「一要望として受け止めている」という記事が出ていることをご確認いただけると思います。
Q 野洲市の明日は市長のお考えで進む事は間違いないと思います。
改めて栢木市長は何処に市民病院を建設されようとお考えなのか、今日現在のお答えをいただければ誠に幸甚です。
A 市民病院をどこで建設するのかのご質問についてですが、市民病院は、広報7月号でもお知らせしましたように駅前Bブロック(約3,600平方メートル)で建設するよう考えています。
以前にもお答えしましたが、私は、5月28日開催の野洲市民病院整備事業特別委員会において駅前Bブロックで整備することを表明しました。現在、そのBブロックで病院整備の根幹となる基本構想・基本計画を進めているところです。
Q 広報や記者会見をニュースで拝見しました。
野洲病院についてですが、ぜひ他の市より駅近くで規模の大きい病院を建設し、そこを中心とした賑わいを作ってくださるようお願いします。私は何度も野洲病院に救われているので、大変恩を感じています。また、●●市民病院のように、駅から遠く、チャーターバスの本数も少ない病院もあり、そもそも他市は立派な病院が最低でもひとつ以上あるのに我が野洲病院の建設が滞っているのは市民として不安しかありません。ぜひ、他市の病院より優れた駅直結型の大型病院をお願いします。
駅前の賑わいについては、竜王アウトレットレベルでないと太刀打ちできないし、そもそも、野洲駅北口にはビルがあるので、そこを中心に帰宅される社会人用の店舗等を検討された方が効率が良いと考えます。
そもそも、栗東、守山、草津、大津、近江八幡、すべて市が携わった商業施設は全部敗北し、無残な有様なのを知っているので、危険はおかさないでほしいと皆言っています。
ぜひ、駅直結病院を中心とした賑わいでお願いします。高槻の病院のように、病院の一階にカフェや、近隣に病院勤務の方メインの商業施設を作る(花屋、パンケーキ、お弁当等)のもいいのではと思います。市民を助けると思って、病院建設に全力を注いでいただけると安心です。
A 市立野洲病院をこれまでよりご利用いただき、また、温かい励ましのお言葉もいただきありがとうございます。
まず、病院整備についてですが、「広報やす」7月号で掲載させていただいたとおり、以前までの総額120億円もかかる病院整備計画を見直し、本市の財政事情等を踏まえ検討したところ、身の丈にあった病院整備を実現するためには以前の計画の向かい側である駅前Bブロック約3,600平方メートルで整備することが最適であると判断しました。
駅前Bブロックは、ロータリーからは少し離れますが、JR野洲駅と近接しており、野洲駅はバスなど交通の結節点であることから利便性はこれまでの計画と変わらず高いと考えています。また、病院規模については、一昨年度開院した市立野洲病院の実績や病院整備に要する費用と病院収益との収支バランスを考慮した上で今年度に決定する予定ですが、現病床数199床以上の規模では考えられません。
私は、市民の生命と安全、そして安心を確保する病院を一日も早く整備することが市長として私に課せられた使命であると考えています。
次に駅前のにぎわいについてですが、私が思い描いているのは大型商業施設ではなく、商業サービスや公共的な機能を備えた複合商業施設です。子どもから高齢者まで誰もが自由に憩える広場なども民間事業者から提案いただき整備する予定です。
●●様のご提案にあるように駅から病院の動線にも配慮し、駅、複合商業施設、病院を含め、野洲駅南口周辺一帯でにぎわいを創出したいと考えております。
Q 質問1.
7月21日の市民懇談会で「Bブロックに病院を建てる計画である。今後、その可能性を検討してもらう」と発言されています。7月5日に広告されたプロポーザルを公募している事実と次元が前後真逆だと思いますが。検討結果が出てから公募を行うのが正しいやり方ではないですか。
質問2.
特別養護老人ホームの整備について第9期の介護保険事業計画で100床を整備する方針と発言されています。この施設は隣接市の総合病院ですか。理事長が計画されているのでしょうか。もっと野洲市民の利益につながる政策を出していただけませんか。
A 回答1.
3月に病院整備可能な立地場所3箇所を提示し、課題検証を行った上で5月28日開催の市議会野洲市民病院整備事業特別委員会(以下「特別委員会」)において駅前Bブロックで整備することを表明しました。
今年度において、病院整備の根幹となる基本構想・基本計画を策定しますが、その内容についても諮問機関であります野洲市民病院整備運営評価委員会や特別委員会でご審議いただきます。また、来年度以降に行う基本設計、実施設計等においても同様です。
まちづくりトーク(7月21日開催)において、「可能性を検討してもらう」旨申し上げましたが、これは現在公募している業務委託の事業者とともに市で病院整備プランを検討していく意味であり、駅前Bブロック以外で整備していく意図で申し上げたものではありません。
駅前Bブロックは、市有地において立地場所候補地を選定するにあたり整備可能と市で判断していますが、駐車場の確保等課題があるのも承知しています。一方で前計画の高額な整備費を大幅に見直し、市の財政規模から身の丈にあった病院整備が必要であることから、病院規模も縮小させる方向性で考えています。
このような現状を踏まえた上で、病院整備プランを検討していく必要があると考えています。
回答2.
まちづくりトークの際に、私がこの関係のことで皆さんに申し上げたことは、ここ数年間で後期高齢者の割合が大きく増加することや独居等高齢者も増えていくことを考えると入所系の施設はまだ足りないと考えており、それを第9期計画で検討していきたい、ということです。
あなた様からご意見をいただいたことを受け、私の口述に何か誤解を招く点があったのなら申し訳ないと思い、念のため担当者に当日の記録を確認してもらいましたところ、次のとおりでしたので、ご承知ください。
「高齢者(福祉)に関しましては、100床の篠原すみれ園ができましたが、高齢化が進んでいく中でちょっとまだ数が足りない、入所(枠)が足りないということです。篠原すみれ園は第7期計画で整備しましたが、第9期計画で整備を考えるべきである。ひとり暮らしの方が増えてくると、そのような施設が必要となってくる。ということです。」
なお、隣接市の総合病院云々とおっしゃっている部分は、何のことか理解できませんのでお答え致しかねます。
正に野洲市民の利益のために、市民の安心や地域の活力になる政策を今後もご提案し、市役所一丸で、市民とも協働しながら進めていきたいと思っておりますので、ご支援、ご協力をいただきますようお願いいたします。
Q 新聞報道では表題の件について訴訟の取り下げを市としては承認の方向と有りました。代表者の方は「昨年の選挙で市長が交代して計画は中止され、問題が解決されたため」とコメントされたようですが、元の駅前Aブロックでの市民病院計画は未だ明確に現存しています。
市長は昨年駅前に病院を建てないと断言しながら駅前Bブロックに病院建設すると議会も無視されました。一日でも早く素晴らしい計画の元案病院開設を待ち望んでおられる市民の声を聞いてお考えを改められます様お願いします。
A 2件の住民訴訟は、原告の方々から7月16日付けで大津地方裁判所に取下書が提出されました。このことに対し、7月26日に代理人弁護士を通じて大津地方裁判所に同意書を提出しました。
私は、前市長が計画されました総額120億円という高額な費用をかけ、駅前で病院を建てることに対して反対を訴え、市長に当選しました。しかし、現計画の駅前Bブロックにおける整備については、全く否定してきたわけではありません。
3月16日に開催されました市議会野洲市民病院整備事業特別委員会(以下「特別委員会」)において半額程度の現地建替えによる整備を断念し、駅前Bブロックを含めた3箇所の市有地から検討することを表明しました。
その後、立地場所の選定に係る課題整理を行った上で、5月28日の特別委員会において駅前Bブロックで整備する方針を表明しました。現在は、今年度に基本計画等を策定するため、支援業務委託の業者選定の手続きを行っているところです。また、前計画で病院本体を予定していました駅前Aブロックの箇所は、にぎわいを創出するための複合商業施設の整備を検討しています。
このように、病院等の駅前整備を進めていることから、前計画による病院整備については、検討していません。前計画の中止は、職員との協議、諮問機関であります野洲市民病院整備運営評価委員会や特別委員会でのご意見を踏まえた上で最終判断をしています。
また、身の丈にあった病院整備を行うため方針変更を行ったことについては、広報やす7月号でお知らせしたとおりです。このため、広報の記事を訂正することはありません。
Q AブロックではなくBブロックに決まったとの事ですが、この場合「駅直結」のイメージが「駅近」というイメージになり、野洲以外からの利用者を遠ざける事になるという認識はあるのでしょうか。
医師の確保は駅近であれば問題無いですが、Bブロックの病院入り口が一番北東側にあったとしても結構距離があります。この距離は天気の良い晴れの日でそんなに暑くなければ気にならないですが、大雨で傘をさしていてもずぶ濡れになるとか、ジリジリ焼き付ける天候の場合、駅からの病院利用者の気持ちがプラスにはなりません。野洲駅から地下道もしくはコンクリート壁(あるいはおしゃれな通路)に包まれた雨風太陽をしのげる通路を作り、そこから来てもらうような物を用意したほうがいいと思います。守山駅の地下の水の流れる通路とか夏場凄い涼しくていいです。
医師の確保はそれがなくても可能ですが、電車で来る患者にはこの距離150mは遠く感じるはずです。京都駅から京都タワーぐらいの距離です。
僕にとっては最新の中型病院=新型の256列512スライススキャナがあるとか、先端技術が利用された凄いイメージがありますが、市長はおそらく「病院=暗いイメージ」をお持ちだと思います。なので、病院の位置もBブロックの場合、野洲駅から遠ざけて、野洲小学校寄りに作るのではないかと感じています。駅直結病院のAブロックと、駅チカのBブロックでは集客や宣伝の能力に差が出ます。人の通りの多さは滋賀銀行のある道で、他の道は通学する子どもと親ぐらいです。(高校、小学校、幼稚園)もちろん病院に駐車スペースを用意するのは大前提ですが。(駐車スペースのない駅前物件は廃墟化します)
落ちた集客能力をカバーする為の、滋賀県内には見られない店舗を呼ぶ必要がありますが、滋賀県民全体からアンケートをとってみたほうが良いかなと思います。
(野洲駅で鉄道を利用した英仏海峡トンネルにあるカートレイン(車ごと乗車)が走ってくれればそれだけで集客能力上がると思いますが)
最後に野洲病院の場所として、野洲総合体育館、旧中主ふれあいセンターをわざわざ上げた理由をお聞かせください。それと、野洲駅前AブロックからBブロックに変更する理由についてもです。個人的に病院現地半額断念の後、Aブロック設計の契約解除は金銭的な損害が出るので必要無かったと思っています。廃院にするなら解除は必要ですが。
それと、放射線専門医(放射線技師)がいない画像診断を野洲病院で行ったというニュースで医療ミスが起きたとありますが、今の野洲病院には外部の放射線技師の力を借りるとか、遠距離の技術者に画像診断をして貰うとか(デジタルデータで送信するとか)そういう能力は全く無いということでしょうか。
A 5月28日開催の野洲市民病院整備事業特別委員会において駅前Bブロックで整備を行う方向性を説明しましたが、当該場所に病院を整備することで市外からの利用者を遠ざけるという認識はございません。当該場所は、県内の他の公立病院の立地場所と比較しても、駅と至近距離であり利用しやすい立地場所であると考えています。医療スタッフについても市立野洲病院よりも駅から距離が近くなり、交通アクセスの上でマイナスになるとは考えておりません。
ご提案いただいた駅からの直結の地下道設置については、利便性向上にはつながると考えますが、整備することによる費用対効果及び防犯面から考えますと、設置しかねるところです。
また、駐車場を含めた病院本体のレイアウトについては、年度内に策定する予定の病院整備の基本構想・基本計画において概要を固めていく方針であり、現市立野洲病院の現状も踏まえ一定の駐車場のスペースを確保できるよう検討してまいります。
病院内に店舗を設けることについては、設置スペースや標榜方法等で制約がありますが、利便性の良い立地場所であり、内容を含め今後検討してまいります。
集客の可能性に関するアンケートの実施については、滋賀県民全体から行う予定はありませんが、今後整備検討を進める中で、市民みなさまを対象に病院整備に係る説明会を開催する予定です。今回●●様よりいただいたご意見についても参考にさせていただきます。
次に病院設置場所についてですが、3候補地を提示した理由は、3月16日の野洲市民病院整備事業特別委員会において、市立野洲病院の現地建て替えを断念した上で、3候補地を提示しました。これらの箇所は、1.市有地(民地による用地買収が不要)2.施設整備が可能な一団のまとまった場所3.早期の着工が見込める場所として、全て備えた場所をフラットな条件で示したものです。
私は、昨年の市長選挙期間中において、駅前Aブロックに高額な費用をかける病院整備に反対してきました。私が当選したのはその考えを市民に支持されたものであり、当該箇所については、商業施設を誘致するなどにぎわいを創出する場所として検討しています。
なお、実施設計等の契約解除は、昨年11月に公約を実行するため一時中止の後、委託業者から履行部分にかかる成果物の納品を受けた上で3月4日に行いました。このため、実質的な損害は生じておりません。
最後に市立野洲病院での夜間等における画像診断についてですが、現在、専門である放射線科の医師から読影に対する助言を得られる体制を整えております。
以上、ご理解賜りますよう、よろしくお願い致します。
Q 日々、市政にご尽力いただきご苦労様です。
栢木市長は昨年の選挙においてさまざまな公約を掲げ、ご当選されました。しかし、蓋を開けてみれば病院をはじめとする公約違反と見受けられる事案が多数あるかと思います。
昨今の事態の責任を取るつもりはあるのかご回答いただきたい。栢木市長は職責を全う出来てないので投稿させてもらいました。
A 公約違反というご意見についてですが、まず、病院建設については、昨年の市長選挙でこれまで進められてきた駅前での約120億円の費用をかけた病院整備に反対し、この対案として、半額程度で現地建替えを提案しました。しかし、野洲市民病院整備運営評価委員会において、一般的に現地建替えは技術的に不可能ではないが、実現困難となる課題や懸念事項が多い旨、検証報告がされたことは重く受け止めております。さらに、現在のコロナ禍により市立野洲病院がワクチン接種会場になることなど、当初想定していなかった医療情勢等も含め総合的に判断した結果、苦渋の選択により現地建替えを断念しました。
結果として、現地建替えを断念する結論に至りましたが、新しい病院像のもとに現市立野洲病院の199床ある病床数を減床させ、病院、連絡通路など構造についても整備費用が減額できるよう見直し、身の丈にあった病院運営を考えてまいります。
次に、水道料金の基本料金の減免につきましては、コロナウイルス感染症対策の1つとして、2期(4カ月分)の減免を公約に掲げていましたが、令和2年度予算では1期分(2カ月分)の減免を実施しました。
令和3年度におきまして、もう1期分(2か月分)の減免を実施するため、第2回野洲市議会定例会(6月議会)に補正予算を議案として提出しているところです。
その他の公約につきましても、実現に向け現在順次取組んでおり、「住んでよかったまち」「住んでみたいまち」「住み続けたいまち」の実現に向け、職責を全うしていきますので、何卒ご理解くださいますようお願い致します。
Q 既出案かもしれませんが、持続的発展が可能な街づくりというものを考えた時、この案が浮かびました。素人考えではありますが、見ていただけると幸いです。
<駅前に体育館を建設する利点>
・市外から体育館へのアクセスの利便性向上
プロスポーツ観戦(滋賀レイクスターズ等)者の増加
・駅前商店街の活性化
市外からの体育館利用者が増えることで駅前の飲食店の利用率の増加が見込まれる
市外から野洲市へのお金の流入
・駅前地域への民間企業の参入
ある程度賑わいをみせた段階、または地域価値の向上が見込まれた段階で、民間企業から野洲駅前に出店希望が出てくる
企業進出により、市への法人税等による歳入増加
<駅前に体育館を建設する問題点>
・体育館の利用者による騒音問題
スポーツ活動による振動、観戦者の応援による騒音
体育館の利用後に周辺の居酒屋などで盛り上がることによる騒音
→体育館の防音性能を事前に高めにしておく
→駅前の飲食店などの経営時間(22時で終了など)を先に明確化しておく
・スポーツ観戦者が大幅に増加した場合の改札の混雑
野洲市在住の方々への配慮が必要
→駅から体育館へ直通の改札を設置することも視野に
<病院を現在の体育館の場所に建替える利点>
・駅前よりも騒音が少ない
・現在の野洲病院よりも駐車場が広くなり、車での病院への乗り入れがしやすくなる
・併設されている介護施設ぎおうの里との連携を考えられる
<病院を現在の体育館の場所に建替える問題点>
・駅から遠くなる
→駅から病院までのバスの運行
→市民による運転代行業務を募る
私自身が思いつく限りでもこの案に対しては、まだまだ利点や問題点は出てきます。大きくは資金問題や建設期限の問題などがあるかとは思います。現在の駅前病院建設案がもしかすると最善なのかもしれません。
しかし、今回その案が通ったとしても、ただ野洲市の財を使うだけで終わりにしてほしくないです。今後の財政をいかに立て直していくのか、この病院建設計画は今後、野洲市にどのような財政的利益をもたらすのか、そこを教えていただけないでしょうか。
A 野洲市民病院の建設予定地については、5月28日開催の野洲市民病院整備事業特別委員会において駅前Bブロックで整備を行う方向性を説明しました。今後当該箇所に整備するため、病院整備の基本構想・基本計画において病院整備の概要を固めていく方針です。
●●様よりご提案いただきました総合体育館の箇所で病院を建替えする場合、市街化調整区域であり、立地適正化計画の範囲外となることで最大10.5億円の交付金を受けることができなくなり、駅前整備の方が財政的利益をもたらすことになります。
私は、昨年の市長選挙で前計画の総額約120億円から大幅に見直すことを公約にして当選しました。新しい病院像のもとに現市立野洲病院の199床ある病床数を減床させ、病院、連絡通路など構造についても整備費用が減額できるよう見直しをします。また、それに伴い一般会計からの繰り出し金も減らし、身の丈にあった病院運営を考えていくことにより、さらに実質的な財政的利益をもたらすものと考えています。今後の財政をいかに立て直していくのか、これは私にとっても重要な課題であると認識しています。
なお、駅前市有地に新しい体育館を建設というご意見についてですが、野洲駅南口市有地について、平成27年に策定した野洲駅南口周辺整備構想においては、駅前周辺に必要な機能の一つとして「文化・スポーツ施設」を掲げており、駅周辺地域にはスポーツやイベントなどに利用できる場も必要としています。今回、病院整備を駅前Bブロックで進めていく方向性となり、それに合わせまして野洲駅南口周辺整備構想の見直しも必要となります。●●様にいただいたご提案も含め検討し、野洲駅南口の「にぎわいの創出」を進めてまいります。
Q 今はコロナ感染第3波で全国中対応に追われています。小生はお陰様で4月30日にワクチン接種を予約できました。今後第4波、第5波も予測されています。各地の病院も重症患者で飽和状態と報道されています。まさに地域医療の必要性が緊急かつ重要になってまいりました。貴殿は野洲市のトップとして如何お考えでしょうか。早急な病院整備が必至と考えますがどうでしょうか。益々の高齢化社会で市民のニーズや願いに野洲市は逆行してしまいました。本当に令和7年に開院できるとお考えですか。実現出来ない場合のこの責任は何方が取られるのですか。「責任」と「権限」は車の両輪です。「権限」ばかり行使されておられるような現状は一市民として放置できかねます。近隣の明石市長出直し選挙や池田市長の公共物私物化辞任にみられるように「責任者」に対し市民パワーで「許せない」運動が同じように起きれば他人ごとではなくなります。昨年野洲市議会議員でも問題行動を起こし、「一から出直す」と言いながら辞職もせずに居座っておられる方もおられます。なんか小生には理解できかねます。(一から出直す意味は辞職して再度選挙に打って出て選挙民の賛同を得ることじゃないですか。)
余談ですが、貴殿に投票された方々の中にも「現地建替え」の約束を守らないのであればもう一度選挙をやり直してほしいとの声が多く有ると聞いています。
今朝(5月)配布されました「野洲市広報」や「野洲市議会だより」を見て市議会での病院整備に関する質疑の記録が多く有りますが、以下の疑問点が有りますので真意をお答え願えますれば誠に幸甚です。
1. 現在案の駅前には繰り返し病院は建てないと仰っています。賑わいの有る商業施設誘致と言われています。市長選後半年がたちました。もうそろそろ具体的な施設を明確(見える化)にして市民の判断を仰ぐことは出来ませんか。まさか何も手付かずの状態では無いでしょうね。私の憶測ではどなたか当該土地を利用して利益を上げる目的で後ろ盾されている方がおられるのではないですか。
2. 3月に出された3案の候補地は単純に市所有地で、病院建設に条件が合致していませんね。土地地盤の軟弱問題対策、上下水道や電力インフラ対策、交通アクセス対策など具体的に「目に映る」提案をしていただかないと何も見えません。病院の規模も具体的なベッド数など根拠が必要です。これでは議会や市民の理解を得ることは到底あり得ないと思われますが如何ですか。考えられる推定予算も全く出ていません。これでは前に向かって進む事は無く話になり得ません。(60億円では不可能)
3. 「デザインビルド方式」とか「サウンディング」などまやかし的な表現では多くの方々は理解できません。もっと具体的な資料を提示して下さい。こんな形で今後進められた場合、「安物買いの銭失い」の諺に相当すると思われませんか。
4. 過日の「駅前新病院を実現する会」で中座は問題です。代理「副市長」を置いてでもきちんと対応(参加者の質問に応える)されないと市民無視と非難されませんか。
今回は以上の意見(質問)とさせて戴きます。
A ご質問を頂いた4点につきまして、以下の通りお答えします。
1. 野洲駅南口に整備する機能につきましては、民間事業者の意見や提案を募って情報収集しながら事業を進展していく手法(サウンディング)等による検討を考えており、整備する機能や手法については今後決定することから具体的な整備内容をお示しできる段階ではありません。できる限り市民の皆様の期待に沿うにぎわいのある空間となるよう検討を進めてまいります。
2. 予算規模につきましては、今後の基本構想及び基本計画を定める中で積算し公表していく予定で、まずは市民にとって必要な病院や立地場所を決めていくことが先決だと考えております。
3. 「デザインビルド方式」につきましては、設計と施工を一体で発注する方法であり、多くの自治体でも採用されているところです。市としましては、病院竣工までの工期短縮を図るための手段として、今後、導入の検討を行ってまいります。
デザインビルド等を含めた入札契約方式につきましては、国土交通省が作成しています「公共工事の入札契約方式の適用に関するガイドライン」を参照ください。 https://www.mlit.go.jp/common/001089933.pdf
なお、「サウンディング調査」(対話型市場調査)とは、市有地などの活用方法について、公募により民間事業者から広く意見や提案を求め、事業への有用な意見やアイデアを収集することを目的とした、民間事業者と市との直接の意見交換による調査です。具体的な内容は1.でお答えのとおりです。
4. 「駅前新病院を実現する会」の件につきましては、同会の方と事前に打ち合わせを行い、中座の了解を得た上で、出席させていただきました。決して市民無視といったつもりで対応はいたしておらず、また、当日は時間の関係上質問に答える時間がなく、不愉快な思いをさせてしまい、申し訳ございませんでした。
Q 1.市長の公約違反について
市長は公約で病院を現地で半額で建てると言っていたのは公約違反ではないのでしょうか。断念したのはコロナ禍のせいにしていますが、本当はそうではないのではないですか。1月にあった説明会に聞きにいきましたが、明らかにトーンダウンしているように思いました。専門家に検証してもらったのに、無駄なお金を使って学者や医者に意見聞くとはもってのほかです。自信たっぷりで個人演説会していたのはなぜですか。半額で立てられると言ったから期待していたのに騙すつもりだったしか見えません。
個人演説会のときに50億円浮く、そのお金で福祉施策に使う公約はどうなったのですか。小学生までの医療費無料はもうしないのですか。3年生までなら、前の市長が言っていたのと変わらないのじゃありませんか。
水道代の減免も公約違反です。半分だけでは意味ありません。
都市計画税の猶予は自分や自分の支持者に得になるよう公約にしただけではないですか。票を稼ぐための政策であって、生活困窮者を対象にした内容ではないのでは。この辺りは生活困窮者対象の見解も聞きたいです。実際、都市計画税を猶予されて良かったという声はありましたか。
2.病院の建設について
上でも触れましたが、病院建設はこれからどうするつもりですか。新聞では3案候補地をあげていますが、近くの体育館のところは地盤が良くないのではないですか。元々沼地です。
もし体育館のところでしたら駐車場は別に作るのですか。国体はどうするのですか。スケジュールは知っていて候補地にしたのですか。教えてください。
それに駅前Bブロックを候補地にしていましたが、それにするくらいなら向かいの土地、前の市長が計画していたところにしたらどうなのですか。
前の市長が高い金額で建設するのを批判していたのなら、そこで安く建設したらいいのではないですか。そのことをせずに3案挙げたのは唐突すぎませんか。
そこににぎわいを作るとか言って議会とかで説明しておられましたが、そこには生まれないのではないですか。先日南草津駅前のビルでも2割が空き店舗という新聞記事が出ていました。人口増加している草津でもそんな状態なのに野洲ではそれ以上のことできますか。近隣のまちのように失敗して借金を負わすのは市長になりませんか。それならまだ病院を建てたほうがましですよ。支持者の言うこと聞かないといけない個人的なお気持ちは察するところはありますが、まずは市民のために仕事してください。民意だからと言って駅前の病院建設を中止するのはともかく、駅前計画なしに病院をよそでするのはおかしくありませんか。駅前を空き地のまま放置するのは市政なのですか。水道代の減免は財政難でやめたのなら、同じように無駄に使っている予算はすべてストップしてください。
それと、病院は半額で建設するのですよね。浮いた金で福祉に回すのですよね。同じくらいお金かかるなら、市民をだますことになりませんか。そのあたりを市長個人の見解でもいいので説明会を開いて説明してください。
ボロボロの今の野洲病院を半額で建てられるとは、専門家に見てもらったと言って、市長になったとたん私案を検証すると言っていましたが、本当に専門家にお墨付きをもらったのですか。教えてください。
私はちゃんと半額で建てられる検証をしたと個人演説会で聞きました。いくらでできる予定だったのか、教えてください。今となっては断念したと公約違反を認めておられますが、別の場所で建てられるときは建設費用半額は絶対守ってください。できないのなら投票した市民をだましたことになりますよ。
長くなって申し訳ありませんが、市長からのお返事をお待ちしています。選挙公約で市民をだまして当選したことは重く受け止めてください。
A 1点目の市長の公約違反というご意見について、いくつかの分野にわたっておりますので順にお答えいたします。
まず、病院建設についてですが、私は、昨年の市長選挙においてこれまで進められてきた駅前での約120億円の費用をかけた病院整備に反対し、この対案として、現地建替えを提案しました。
結果として、現地建替えを断念する結論に至りましたが、私が選挙時点で対案を示した公約については、実現不可能かもしれない曖昧なものといった認識はしておらず、病院や建築の専門家とともに調査・検討した結果としてお示ししたものです。選挙公約の大切さについては、重々認識していますが、候補者である時点で市立野洲病院内の現況確認も含め調査を行うには限界があり、選挙公約にあります対案による現地建て替えを断念することになった点に関しては、大変申し訳なく思っております。
続いて、福祉医療費助成制度の小学6年生までの拡大については、子育て世代が野洲市に住んでよかったと言えるよう福祉の充実を進め、引いては、人口増加も見込んだ子育て支援策の一つとして、制度的には、例えば市単独での実現が可能と考えられることから、私のマニフェストの中でお約束したものです。ただし、近隣市町(とくに同じ地域医師会に属する守山市)とは調整が必要と考えており、新病院建設費の抑制に努め、財源の確保を含めて実施に向けた検討を進めております。
次に、水道料金の基本料金の減免につきましては、コロナウイルス感染症対策の1つとして、令和2年度予算では1期分(2カ月分)の実施をしました。令和3年度当初予算では、予算配分の検討の結果、苦渋の決断でしたが、実施を見送ることといたしましたが、今後、国から新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が交付される予定となっていますので、必要な施策を見極めた上で、対策を実施する予定としています。
続いて、都市計画税の延期は新型コロナウイルス感染症の拡大が市民生活や事業運営に深刻な影響を与えていたことに鑑み、同感染症対策への緊急対応として見合わせた方がいいと考えたからであり、決して私個人や私の支持者が得をするような公約ということではありません。
また、都市計画税の延長で良かったという声があったかについてですが、身近では聞いています。
次に2点目の病院の建設についてお答えいたします。
病院整備については、これまで病院自体は必要との一致した意見であるにも関わらず市を二分してきた問題です。私は、市民の皆様から必要とされる病院の整備を早急に進めていくことが最重要課題と考えています。
病院の立地場所については、3月16日の野洲市民病院整備事業特別委員 会において、3候補地を示しましたが、これらの箇所は、1.市有地(民地による用地買収が不要)2.施設整備が可能な一団のまとまった場所 3.早期の着工が見込める場所という3つの条件をすべて備えた場所を挙げたものです。これら3候補地の課題等をまとめ、5月17日開催の野洲市民病院整備運営評価委員会において課題整理した資料を公表し、学識経験者等の評価委員の方にご審議いただきました。今後、委員の方のご意見を参考に早急に立地場所を選定したいと考えております。
なお、体育館裏の駐車場用地が沼地であったことは、聞き及んでいましたが、上記の条件に合う候補地の一つとして挙げたものです。
病院立地場所を体育館裏の駐車場とする場合、令和7年に開催される国スポ・障スポ(第79回国民スポーツ大会・第24回全国障害者スポーツ大会)の会場となることから、ご懸念いただいていますとおり、駐車場を別に設ける必要があると思います。また、スケジュールについては、前年度に開催されるプレ大会も含め考慮すべき課題と捉えています。
駅前Bブロックの向かい側Aブロックについては、昨年の市長選挙においてこれまで進められてきた駅前での約120億円の費用をかけた病院整備に反対し当選したこと、また、当該地は、地域経済活性化を踏まえた、より活力に満ちた“にぎわい”を創出するための土地と位置付けており、多くの市民がそれを望んでいると考えています。このことから、整備する機能については市民の皆様からのご意見やご提案をお聴きするとともに、民間活力の活用も視野に入れたサウンディング等の手法により市場ニーズを把握するなど、魅力ある商業機能等の導入が期待できるプランを幅広い視点で丁寧に検討する予定をしており、ご提案のありました病院整備は予定していません。
公約としていました、半額程度で現地建替えを行うことについては、野洲市民病院整備運営評価委員会において、一般的に現地建て替えは技術的に不可能ではないが、実現困難となる課題や懸念事項が多い旨検証報告がされたこと、また、現在のコロナ禍による医療の情勢等も含め総合的に判断した結果、苦渋の選択により現地建て替えを断念しました。今後新たな候補地を決定した上で移転改築を行うことになりますが、建築費用については、今年度策定する基本計画等において概算費用をお示しできるよう考えており、現時点において半額で整備できるかどうかは申しあげることはできません。説明会については、今後の進捗によっては開催を検討してまいります。
また、市長選挙の個人演説会において半額程度で建設することを公約として掲げましたが、そのときに算出した詳細な金額については、公表していませんのでお答えし兼ねますことをご了承願います。
Q 市長が野洲病院は野洲にどうしても必要というのであれば、東消防署や野洲図書館近くに病院を作ってはどうでしょうか。道路をちょっとばかり手を加えて広くして救急車が入り易いようにすれば、将来作られるかもしれない祇王駅近くにできる事になりますし、上屋や大篠原の工場地域からも近くなります。工場が増えれば従業員も増え、病院利用者も増えることになり、駅ができればラッキー程度の感覚で運営できると思います。確実に最初は宣伝効果が無い(駅もない)ので赤字運営になりますが、野洲市役所の機能をネットワークを利用して分離する(病院内の一部が市役所になる)とかもアリだと思います。
野洲市の病院ですし、市長室が病院にあるなら問題無いかと。病院なので東消防署同様、耐震性とか浸水被害対策もされているとは思いますし。スカイプでもテレビ会議システムでも良いので2つの市役所を常時繋げっぱなしにして呼びかければ画面に出てくるとか、そういうのでいいと思います。
黒字運営の前提になる「何でもかんでも検査に回す」というシステムも同時に必要になりますがもちろん病院だけでは利用者は増えないので市長自ら工場や企業の誘致を病院周辺に行っていく必要はあると思います。魅力的な企業はいっぱいありますが、誘致できるのは民間ではありません、市長だけですから。
A 市民病院整備に係る立地場所に対して、市民の皆様が様々なご意見をお持ちであることを承知しています。
市では、3月16日の野洲市民病院整備事業特別委員会において、市立野洲病院の現地建て替えを断念した上で、1.旧中主ふれあいセンター(吉地)、2.総合体育館裏駐車場(冨波甲)、3.駅前Bブロック(小篠原)の3候補地を提示しました。これらの箇所は、早期の着工・整備が可能なまとまった土地を条件として挙げたものです。
私は一日も早い病院整備を進めたいと考えており、ご提案いただいた場所をこうした条件に照らしてみた場合、整備条件等の整理に時間を要すため、検討できる条件ではありません。
なお、市役所機能のネットワーク化等、その他の実現可能性のある意見については参考にさせていただきたいと考えます。
Q 私が期待した回答ではありませんでした。再度お尋ねします。
1.回答1について
「病院や建築の専門家と調査・検討した結果として示した」との回答ですが、2016年の市長選挙で「駅前建設」に反対で落選でした。2020年10月18日の市長選挙では「現地で半額程度で新築」を選挙公約の目玉として市民に訴えて市長選挙を勝利されました。その後11月2日の記者会見では[第三者委員会で「現地で半額程度で新築」が、可能か否かをもんでもらう。」と言われました。選挙の僅か2週間後に選挙公約を第三者委員会に問うということは、公約が実現できない可能性もある曖昧な公約であったからではないですか。
3月16日の「特別委員会」で「現地で半額程度で新築」を断念されました。「曖昧な選挙公約」であったと認めるべきです。
2.回答2について
私を含めて市民は、栢木市長が「当選前はいち民間人」とは思っておりません。市議会議員3年間、2016年10月の市長選挙にも立候補経験もおありです。「選挙公約の大切さは認識している。病院内の現況確認、調査には限界がある。」と述べ、「現地で半額程度で新築」の公約を断念し「市民には大変申し訳なく思っている。」とのことですが、明らかに選挙公約の違反です。選挙公約の大切さを重々認識している政治家とは到底思えません。納得できません。引き続き市政を任すわけにはいきません。
3.回答3について
市民に周知するため、「市民病院整備事業に関する報告」として「広報やす5月号」に掲載予定とありますが、3月31日の「報告書」だけではなく、3月16日の「特別委員会」で選挙公約の「半額で現地建て替え」断念の経過報告、今後の病院整備の方向性(3候補地)など、市民が納得し安心できる報告をお願います。
4.回答4について
「駅前での病院整備に反対し市長選挙に当選しました。」との回答ですが、駅前反対だけではありません。何度も申しますが「駅前での新病院計画を見直し、現地で半額程度で新築」の公約で当選されたのです。公約は「現地で半額」もセットです。公約をお忘れになったのですか。私の質問の答えになっていません。再度質問に対して真摯に回答お願いします。
5.回答5について
「社会資本整備総合交付金」は前市長が市議会の理解を得て苦労して国から勝ち取った交付金です。下記の市民代表の意見を尊重し駅前整備計画を復活出来ませんか。駅前の整備計画を復活することが市長の責任を果たすことになると思いますが。市民代表の意見(3月1日)(野洲市民病院整備事業特別委員会 3/16資料)「早期に新しい病院整備を実現質ほしい。」「半額でできるのであれば、現地建て替えにて早期に病院整備を。半額でできないのであれば、駅前ロータリー横で整備することが、患者の命を守ることになる。」
6.回答6について
市長の「にぎわい」を創出する土地と位置付けて整備するとのことですが、いつごろまでに整備完了するのか、また整備内容の構想も含めて教えてください。
A 再度いただきましたご意見につきまして、以下のとおり回答1~6として回答させていただきます。
回答1
「曖昧な選挙公約」とご指摘いただきましたが、私は、公約を実現するために対案を示しており、曖昧な考えで公約を掲げたものではありません。前回の質問に回答したとおり、選挙時点でお示しした対案は、事前に病院や建築の専門家とともに調査・検討した結果として挙げたものです。
回答2
私の対案に対し、野洲市民病院整備運営評価委員会において、一般的に現地建替えは技術的に不可能ではないが、実現困難となる課題や懸念事 項が多い旨、検証報告がされたことは重く受け止めております。
また、現在のコロナ禍により市立野洲病院がワクチン接種会場になることなど、当初想定していなかった医療情勢等も含め総合的に判断した結果、苦渋の選択により現地建替えを断念しました。
●●様より厳しいご意見をいただきましたが、一日も早く新病院を整備することこそが、私が申し上げてきた使命と認識していますので、何とぞご理解いただきますようお願いします。
回答3
●●様のご指摘いただいていますとおり、市のホームページや広報やすなどに的確に報告できるよう努めてまいります。
回答4
繰り返しとなりますが、私はこれまで進められてきた駅前市有地での約120億円をかけた病院整備に反対し、対案として現地建替えを提案し、昨年の市長選挙に当選させていただきました。
回答5
3月1日に開催された野洲市民病院整備運営評価委員会においていただいた住民代表からの意見は尊重させていただきますが、選挙の結果により駅前ロータリー側での病院整備は考えていません。当該地においては賑わいを創出する場として利活用を考えており、別の敷地において病院整備を進めてまいりますのでご理解いただきますようお願いします。
回答6
野洲駅南口の土地の整備については、前回お答えしましたように、サウンディング等の手法による検討を考えており、整備する機能や手法については今後決定することから、時期や整備内容をお示しする段階ではありません。
できる限り市民の皆様の期待に沿うにぎわいのある空間となるよう検討を進めてまいります。
Q 昨年10月の市長選挙で前市長が2023年開院を目指して進めていた駅前への移転新設計画に対し、栢木市長は看板公約として「贅沢な駅前での新病院整備計画を大幅に見直し、現病院の敷地に半額程度で新病院を建築」と訴えて新市長に当選されました。
11月2日初登庁後の記者会見で「現在地での建て替えは半額程度で整備できる」と主張。「年内にも第三者委員会で建て替えで行けるか、いけないかも含め、もんでもらう」と述べるられました。(朝日新聞)
質問1
選挙で市民に訴えた看板の公約が実現不可能かも知れない曖昧なものだったのでしょうか。令和3年3月1日の病院整備運営評価委員会中間報告で医療専門部会は医療を継続しながらの建て替えは困難」建築専門部会は「技術的には不可能ではない」としながらも、患者の安全確保が難しい。駅前の計画より工事の長期化する。整備単価が上がる。
両専門部会の検証結果を受けて委員会として市長の選挙公約「現病院の敷地で、半額で新病院を建築する」ことは「実現困難」の報告案をまとめた。委員会後の記者の取材で市長は「当選前はいち民間人で精度の高いものではなかった。3月中には議会に何らかのことを示したい」と説明されました。
質問2
栢木市長は市会議員、市長選挙に立候補2回の経験者であり、決していち民間人ではありません。選挙公約の大切さをどのようにお考えなのでしょうか。投票した市民は固より、他の候補者に投票した市民も納得出来ないと思います。
令和3年3月16日の市立野洲病院の市議会特別委員会で現在地での建て替え断念を正式に表明されました。栢木市長は「苦渋の選択で、市民には大変申し訳なく、深くお詫び申し上げる」と陳謝されました。(朝日新聞)
また、建替えの候補地として3か所を上げられました。そのうち駅前Bブロックは、前市長が計画していた駅前移転計画で予定していた建設地に隣接しているが、駅前移設を批判してきたが、Bブロックに決まった場合の整合性を問われ、「まだ決まっていないので答えは差し控える」(朝日新聞)
質問3
苦渋の選択の原因は、実現困難な「現病院敷地で半額で出来ろ」と選挙公約で訴えた市長自らの責任ではないでしょうか?更に市議会で「市民に対し深くお詫びすると」いっても市民には伝わりません。4月の「広報やす」には記事がありませんでした。
またBブロックに決まった場合の取材対応についても、候補地として示した以上は明確に答えるべきだと思いますが。3月16日開催の野洲市民病院整備事業特別委員会において現地建替えを断念するとを表明した上で、3月31日に上記の報告がホームページで通知されました「市民病院の整備に関する報告書について」
質問4
栢木市長が令和3年3月31日発信の「市民病院の整備に関する報告書について」意見と質問をさせていただきます。
この報告書でも「市立野洲病院の現地建替え案に期待していただいた市民の皆さまには大変申し訳なく深くお詫び申し上げます。今後は、一日も早い新築移転での病院整備を進めるよう努めますので、ご理解いただきますようお願いします。」と「現地で半額で建替えを信じて投票した市民に対し、新築移転で建て替え予想の金額も示さずに理解せよ。と言われても先にも述べましたが
・現地で半額で建替えを信じて投票した市民
・駅前で2023年開院を期待して前市長に投票した市民
・更に2023年開院予定で移転計画を推進してきた市役所の職員さんに対しお詫びだけで責任を果たせたとお考えなのでしょうか?
質問5
駅前への移転計画で決まっていた国からの補助金はどうなるのでしょうか。
質問6
市長が言われている駅前の贅沢な土地の活用についてどのような構想があるのか。お示し下さい。活用の時期が遅くなればその分マイナスが生じます。以上よろしくお願いします。
A 質問1~6までいただいておりますので、以下のとおり回答1~6として回答させていただきます。
回答1
私は、昨年の市長選挙においてこれまで進められてきた駅前での約120億円の費用をかけた病院整備に反対し、この対案として、現地建替えを提案しました。
結果として、現地建替えを断念する結論に至りましたが、私が選挙時点で対案を示した公約については、実現不可能かもしれない曖昧なものといった認識はしておらず、病院や建築の専門家とともに調査・検討した結果としてお示ししたものです。
回答2
ご指摘の通り、私は市議会議員を1期途中まで務めましたが、今回の市長選挙に当選する前は報道にありましたとおりいち民間人でした。
選挙公約の大切さについては、重々認識していますが、候補者である時点で市立野洲病院内の現況確認も含め調査を行うには限界があり、選挙公約にあります対案による現地建て替えを断念することになった点に関しては、大変申し訳なく思っております。
回答3
苦渋の選択の原因については、市民の皆さまにお約束を果たせず、私に責任があることは重々承知しております。
3月16日に開催されました野洲市民病院整備事業特別委員会において、お詫び申し上げましたが、病院整備事業について広く市民に周知するため、「市民病院整備事業に関する報告」として広報やす5月号に掲載する予定をしています。
回答4
病院整備事業について、これまで議論、検討されてきた内容につきましては、十分配慮をさせていただきたいと思いますが、回答1にもありますとおり、私は、駅前での病院整備に対し反対し、市長選挙に当選しました。
現地建替えを断念することになり、立地場所も含め検討することになりましたが、市内に病院は必要との一致した意見であるにも関わらず、これまで市を二分してきた、いわゆる病院問題を解決することが私の果たす責任であると考えています。つきましては、引き続き市民の皆様から必要とされる病院の整備を早急に進めてまいります。
回答5
質問をいただいた補助金は、野洲駅周辺地区都市再生整備計画(以下「整備計画」)に係る「社会資本整備総合交付金」のことと推察しますが、交付決定された10億5千万円のうち、これまで用地取得、設計費用として昨年度までに約1億5,400万円交付されています。今後、病院整備箇所を決定した上で整備計画が廃止することとなり、廃止時点で交付金を返還することになります。
回答6
ご指摘の野洲駅南口の土地については、地域経済活性化を踏まえた、より活力に満ちた“にぎわい”を創出するための土地と位置付けています。整備する機能については市民の皆様からのご意見やご提案をお聴きするとともに、民間活力の活用も視野に入れたサウンディング等の手法により市場ニーズを把握するなど、魅力ある商業機能等の導入が期待できるプランを幅広い視点で丁寧に検討していきたいと考えています。
Q 情報では「今後、野洲市民病院整備運営委員会の専門部会の開催を予定しておりません」と有りますが、その意図は具体的にお答えください。
又、「今後、基本構想などの見直しにあたっては、関係者、専門家、職員と十分協議した上で、・・・・・」と有りますが、関係者とは具体的にどのような方々をいいますか。
更に、「最終的には私自身が責任を持って判断・・・・」と有りますが、信用できません。
「駅前Aブロックに付いては、にぎわいの創出を図る・・・・うんぬん」と有りますが、具体的なビジョン(お考え)を示して頂かなくては判断しかねます。
A まず、「専門部会の開催を予定していない点」については、1月14日に開催されました野洲市民病院整備運営評価委員会(以下「評価委員会」)において、現地建替えに関する実現可能性を検証するため、建築及び医療に係る専門部会の設置を承認いただきました。
その後、それぞれの専門部会において検証が行われ、3月1日の評価委員会において、専門部会からの検証結果を受け、評価委員会としての意見を取りまとめられたことから、一定の役割を終え、今後の専門部会の開催を予定していないとしたものです。
続いて、「関係者」については、病院運営にあたって持続的安定化と地域医療を確保・充実させる必要があることから、近隣の医療機関や市立野洲病院に医師派遣をいただいている大学等の関係者を示しています。
また、「最終的な判断」については、私は市民の皆様の安心と安全を守るため病院整備事業に取り組んでおり、市を代表する私が最終的な判断をすることは当然のことと考えています。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
最後に「駅前Aブロックの具体的なビジョン」についてですが、現時点においては示せませんが、今後は、地域経済活性化を踏まえた、より活力に満ちた“にぎわい”を創出するために、市民のご意見やご提案をお聴きするとともに、民間活力の活用も視野に入れたサウンディング等の手法により市場ニーズを把握するなど、幅広い視点で丁寧にプランを検討してまいります。
Q 3月16日の特別委員会で現地建替えの断念と病院整備の方向性として立地選定条件とその候補地を報告したとのことですが、この内容は市民の立場からすると到底理解できません。選定条件からすると、従来計画で進捗していた駅前Aブロックがなぜ除外されているのでしょうか。
貴職が示されている3候補地は、一団のまとまった敷地には適合しますが、数階建ての病院建設が可能な土地なのでしょうか。軟弱地盤で無いか等、地質調査等を一から行う必要があるのではないでしょうか。又、病院長が言っておられる「駅から5分以内」という条件を全く無視したものです。駅前Bブロックを候補にするなら、従来計画のAブロックも含めるべきではないでしょうか。
前市長案を否定して、半額で現地建替えを公約に掲げて当選したものの、現地建替えや半額で出来ないことが評価委員会で示され、現地建替えを断念されました。そもそも「駅前計画地での高額な病院整備に反対するという私の主張を支持頂いた」というのは、多くの市民からすれば都合のいい勝手な解釈と言えます。貴職を支持された市民の中には「現地で半額」という話を信じて一票を投じられた方が多くおられる筈です。その方たちからすれば「いい加減にしてよ」という思いでしょう。もう少し謙虚に受け止めるべきと考えます。市民の多くは一刻も早い病院整備を望んでいます。(特に私達のような高齢者にとっては切実な願いです)
また、病院長はじめ勤務されている医師、看護師はじめ多くの職員の方々は(それでなくても当初計画から遅れている整備が)更に2年も遅れて令和7年度の完成(それも確証はない)では、大きく士気が落ちることは間違いありません。医療機関は、医療職の質と設備機器のレベルが生命線であることは、私の経験から痛感しています。
貴職も支持母体の関係等もあり当初計画の駅前Aブロック案除外に固執しておられるのかもしれませんが、真に市民のための政治を行うお積りであるなら、是非とも再考いただき、駅前Aブロックを候補地に含めていただくようお願いするものです。
A 野洲市民病院整備事業特別委員会において報告いたしました、病院立地場所の選定について駅前Aブロックを候補地から外した理由は、当該地は市の玄関口として多くの利用者があることから、にぎわいの創出を図る場所としての利活用を考えており、●●様からいただきました候補地にAブロックを含めるご提案につきましてはお受けすることはできません。
また、立地場所の選定にあたり、3候補地それぞれに課題があることは認識しています。今後は庁内で課題整理を行った上で候補地を絞り、医療従事者にも不安を与えることなく、早期に病院整備が取りかかれるよう進めていく予定です。
なお、市は意思決定におけるプロセスや根拠を市民に説明していく責務があると認識しており、病院整備を進めるにあたっては、市民の皆さまに納得いただけるよう丁寧に説明してまいります。
Q 前市長がさんざん検討し駅前移築案に決定したものを、無にするほど野洲市には予算がないし、また用地確保に使う人件費や調査費用は、もう無い、早々に駅前に着工し、出来るだけ早く供用開始願いたい。議員が子どもに将来負担を掛けるとか言われていましたが、日々通勤しながら親の入院状況や送迎を考えると、駅近がベストであることは、明らかです。責任感の無い議員の発言にはほとほとあきれるばかり。すぐ辞任交替し、再度守れる公約で勝負するべき。これ以上予算の無駄使いは禁止。
A 市長選挙期間中において、私が主張したことは、駅前での高額な費用をかける病院整備に反対することでした。その具体的な対案として、現地建替えを提案したところであり、私の主張を多くの皆様にご支持いただいたものと認識しています。
しかしながら、現地建替えに関しましては、評価委員会における学識経験者や医療関係者等からの意見を踏まえますと、工事期間中の動線確保、療養環境や就労環境の悪化等の課題が多く、現在のコロナ禍での医療の情勢等も含め、総合的に判断すると現地建替えを断念せざるを得ないとの結論に至りました。
現地建替え案に期待していただいた市民の皆様には、大変申し訳なく深くお詫び申し上げます。一日も早く新病院を整備することこそが、私が申し上げてきた使命と認識しています。
なお、駅前ロータリーに面した現計画地は、にぎわいを創出する場として利活用を図るべきであると考えます。
今後につきましては、本市における地域医療の空洞化を生じさせることなく、早期に病院整備を進めるため、早急に立地場所を選定し、来年度中に基本構想及び基本計画を策定した上で、設計及び工事に取り掛かるよう進めていきたいと考えています。
Q 駅前立地はJRのお客を取り込み黒字にできるという根拠があっての物です。逆に言えば「他の立地だと今と変わらないか、今より酷い赤字運用」になります。守山市より人口が少ない野洲市においては守山市民病院の累積赤字運営の後を辿るだけです。それ以外はありえません。現市長が現地建替え半額で出来ないと言ってしまったのであれば、何故他の候補地を急に上げてくるのでしょうか。おかしくないですか。
他の候補地は過去に黒字化出来ないという点で潰れたはずです。他の候補地で運営して今より黒字になるシミュレーションはされていますか。
現市長の選択肢は「野洲病院を廃病院にする」という決断だけです。それ以外の選択肢はありません。駅前ならば前の市長がやっていたんですから。計画を元に戻すにはまた余計なお金が必要になります。
A 病院の立地場所につきましては、医師等のスタッフ確保や公共交通の結節点であること等から、駅前が経営面で有利であるとの意見があることは承知しています。
しかしながら、私は、駅前については、にぎわいを創出する場として利活用を図るべきであると考えます。
現地建替えに関しましては、工事期間中の動線確保、療養環境や就労環境の悪化等の課題が多く、現在のコロナ禍での医療の情勢等も含め、総合的に判断すると現地建替えを断念せざるを得ないとの結論に至りました。
現地建替え案に期待していただいた市民の皆様には、大変申し訳なく深くお詫び申し上げます。しかし、一日も早く新病院を整備することこそが、私が申し上げてきた公約であります。
今後につきましては、本市において中核的病院は必要だと考えており、地域医療の空洞化を生じさせることなく、早期に病院整備を進めるため、早急に立地場所を選定し、令和3年度中に基本構想及び基本計画を策定した上で、設計及び工事に取り掛かるよう進めていきたいと考えています。
また、●●様のご指摘にある収支シミュレーションに関しても、持続可能な病院経営を行う上で重要な指標と認識しており、今後、検討を進めてまいります。
Q JR琵琶湖線各駅(大津、彦根、近江八幡等)の駅前から商業施設等が撤退し、マンション等に変わってきている状況を考えると野洲駅前だけ税収の図れる有効な施設が誘致できるとは考えにくいと思う。まして野洲市の人口が大きく減少に転じて少ないのではないかと思う。そこでますます大至急、駅前の有効利用計画を決めないと状況がどんどん悪くなります。税収の図れる施設、企業など誘致できないのではないかと心配しています。
私は税収は図れないが、当初計画どおりの病院建設が活性化のためにも妥当な思いがしますが、いかがなものですか。
A 野洲駅南口の新病院建設予定地については、地域経済活性化を踏まえた、より活力に満ちた“にぎわい”を創出するための土地と位置付けています。整備する機能については市民の皆様からのご意見やご提案をお聴きするとともに、民間活力の活用も視野に入れたサウンディング等の手法により市場ニーズを把握するなど、魅力ある商業機能等の導入が期待できるプランを幅広い視点で丁寧に検討していきたいと考えています。従いまして、南口ロータリーに面した市有地に病院を整備することは考えておりません。
新病院の整備については、現時点では、3箇所の市有地を候補地として検討を進めているところです。できる限り早期かつ安価に整備し、今後も持続ある地域医療を確保できるよう、取り組んでまいります。
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