銅鐸は、1881年に14個、1962年に10個、小篠原の大岩山から発見された。その中には、高さ134.7センチ、重さ45.47キログラムと日本一の大きさを誇る巨大な銅鐸もあった。歴史民俗博物館(愛称:銅鐸博物館)は、日本古代史の謎とされる「銅鐸」の謎解明に迫る日本初の博物館。館内では、野洲市で出土した大岩山銅鐸の展示を中心に、銅鐸の発生から移り変わり、銅鐸の鋳造方法などを興味深く説明している。また、企画展やテーマ展、銅鐸研究会などを開催し、野洲市の歴史・民俗を紹介している。(歴史民俗博物館の詳細ページは下記リンクをご覧ください。)
077-587-4410
077-587-4413
野洲市辻町57-1
国道8号線希望が丘文化公園進入交差点を南へすぐ。野洲市コミュニティバス(希望が丘コース)、近江鉄道バス希望が丘西ゲート(花緑公園)行き「銅鐸博物館前」下車すぐ。または村田製作所、三井アウトレットパーク行き「辻町」下車徒歩5分。
9時~17時(最終入館は16時30分まで)
月曜日(祝日、振替休日は開館)、祝日の翌日(土・日曜日、祝日等は開館)、年末年始(12月28日~1月4日)等
大人300円、高大生150円、小中学生100円
(20人以上の団体は50円割引。企画展開催中は料金変更)
野洲市民・乳幼児は入館無料。身体障害者手帳等をお持ちの方と介護者1名は無料。
銅鐸博物館の前面に広がる弥生の森歴史公園は、銅鐸の時代を実物大で学習することができる公園です。高床倉庫、竪穴住居からなる弥生のムラをはじめ、赤米を栽培する水田、古代の大賀ハスなどがみられます。特に、「弥生の森体験学習」では、まが玉づくりをはじめ手軽な体験メニューを用意しています。
詳細は下記リンクをご覧ください。
銅鐸が出土した銅鐸博物館の周辺は、銅鐸の次の時代=古墳時代の首長の墓が連綿と築かれています。博物館の敷地の一角にある史跡宮山2号墳は、国史跡大岩山古墳群8基の中でも最後の首長の墓と考えられる古墳で、大きな石を使った石室の中に石棺が安置されています。もちろん、石室の中に入って見学することができます。
特色ある家形石棺が納められている円山古墳・甲山古墳や前方後円墳の天王山古墳からなる桜生史跡公園が近くにあり、さらに大塚山古墳・冨波古墳(前方後方墳)・古冨波山古墳・亀塚古墳が広がっていて、古代遺跡の宝庫です。
史跡宮山2号墳