学童保育(夏季保育)における昼食提供検討について
検討の経緯
野洲市では、保護者の負担軽減を図るために、こどもの家(学童保育所)の夏休み期間中における昼食提供を段階的に進めています。
<これまでの取り組み>
令和3年度
・野洲市商工会との協議
・昼食提供に関する保護者アンケート
令和4年度
・夏休み中3回の昼食提供(試行)
令和5年度
・夏休み中3回の昼食提供(試行)
・試行に対する保護者アンケート
試行に対する保護者アンケート(令和5年度)
令和4年度及び5年度に実施した施行に対する保護者・児童の満足度等を把握するためアンケートを実施しました。
1.調査の目的
学童保育所(夏季保育)における昼食提供について、令和4年度及び5年度に実施した試行に対する保護者・児童の満足度等を把握し、次年度以降の実施に反映することを目的とする。
2.調査の概要
調査対象 | 令和5年8月時点でこどもの家(学童保育所)に在籍している児童の保護者 |
調査期間 | 令和5年8月23日~9月15日 |
調査方法 | WEBアンケート |
依頼方法 | 保護者への一斉メール配信 |
回収状況 | 保護者数:1,021人 回収件数:418件 (回収率:40.9%) |
アンケート結果の概要
(まとめ)
- 利用者の満足度
- 回答者の89%が「大いに満足」「おおむね満足」と回答している。
- また自由記述においても、昼食提供の取り組みに対する賛同や感謝の意見が48件寄せられている。ただし、うち18件には提供日を「増やして欲しい」という要望も併記されている。
- 利用しなかった理由
- 令和3年度に実施した事前アンケートにおいては、昼食提供を「利用したい」と回答したのは87%であったが、試行における利用実績は約30%であった。
- このことについて、利用しなかった理由を尋ねたところ、「子どもが好きなメニューではなかったから」が回答者の55%を占めた。さらに、その半数近くが複数回答ではなく、単独回答であった。
- 一方で、「価格が高いから」「量が多いから」「提供日が少ないから」についても一定数の回答が見られた。
- また自由記述において、未利用者の意見で多かったのは、「メニュー内容についての要望」「価格が高い」であった。
- メニューの内容に対する意見
- 「利用者が不満だと感じた理由」及び「利用しなかった理由」において、「子どもが好きなメニューではなかったから」が回答者の50%(88人)を占めた。
- 自由記述におけるメニューに対する要望としては、「子ども向けのメニューにして欲しい」(19件)、「複数メニューからの選択制にして欲しい」(8件)のほか、「おにぎり等の軽食にして低価格にして欲しい」(13件)などがあった。
- また子どもが食べやすいメニューであることを理由に、宅配弁当業者や弁当チェーン店からの提供を希望する意見もあった。
- 食事の量・価格に対する意見
- 利用者の不満理由として「量が少ないから」「量が多いから」と回答された件数は大差のない結果となった。
- 一方で、利用しなかった理由としては「量が少ないから」(3人)、「量が多いから」(31人)と、大きな違いが出た。
- また自由記述において、「おにぎり等の軽食にして低価格にして欲しい」(13人)という意見も見られた。
- 利用しなかった理由に「価格が高いから」と回答したのは28%であり、提供日は増やして欲しいが、その分もう少し価格を下げて欲しいという意見もあった。
- 発注方法等に対する意見
- 申込みの締め切りやキャンセル等について、もう少し日程的な余裕が欲しいという意見があった。
- 料金について、現金払いではなく、口座振替を希望する意見があった。
詳しい集計結果については、以下をご覧ください。
アンケートでいただいた意見にお答えします。
アンケートでいただいた主な意見について、今後の検討方針をお答えします。
提供日が少ない。(不満理由1位:52%、自由記述85件)
現在は、試行として3回のみの提供ですが、次年度に向けて、提供回数を増やせるよう検討を進めています。
子どもの好きなメニューでない。(利用しなかった理由1位:51%、不満理由3位:45%、自由記述19件)
可能な限り、子ども向けのお弁当も製造している事業者を選定できるよう検討します。
量が多い。(利用しなかった理由3位:21%、自由記述16件)
量が少ないという意見も一定数あったため、可能な限り、量の大小やごはんの有無を選択できる事業者を選定できるよう検討します。
価格が高い。(不満理由2位:48%、利用しなかった理由2位:28%、自由記述36件)
試行では、店頭小売価格と同額(430円)で提供させていただきました。
量やメニュー内容も含め、総合的に検討しますが、物価高騰や人件費の上昇もあることから、ある程度のご負担はいただく形となることをご了承ください。
発注等の方法を改善してほしい。(自由記述13件)
試行では、1日300~350食を提供いただける事業者を探すのに苦慮したため、申し込み締め切りが早いなど、発注には課題のある状況でした。
また指導員(先生)からも、学童保育所で集金・管理するのは負担になるという声もいただいていることから、オンライン決済も含めた方法を検討します。
給食にしてほしい。(自由記述11件)
学校給食センターから各学童保育所へ給食を届けようとすると、まずコンテナを配送するトラックが通行できる通路及び配送トラックがコンテナを降ろす場所の確保、加えて給食を保管する配膳室の設備が必要となります。特に配送や配膳設備に関しては、厚生労働省が定める衛生管理マニュアル等の規定に従う必要があります。
現状、学童保育所の施設には、必要となる場所や設備が整えられていません。また、そのような設備等を整えるには多額の費用もかかります。そのようなことから、学童保育所での給食の提供は難しいため、お弁当などの提供を前提として検討しています。
- お問い合わせ
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健康福祉部こども家庭局 こども課
〒520-2395 滋賀県野洲市小篠原2100番地1 西別館1階
電話番号 077-587-6052
ファクス 077-586-2176
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