セアカゴケグモは、熱帯・亜熱帯などに分布するクモで毒を持っています。
平成7年に大阪府内で初めて発見され、野洲市内においても以前より発見されています。
今回、野洲市さくら墓園にて平成30年8月11日に発見し、その後、約300匹とその卵を発見し駆除しました。
攻撃性もなく比較的おとなしいと言われていますが、市内各地に生息している可能性が高いですので、素手で捕まえたり、触ってしまうと咬まれることがありますので注意してください。
【特徴(成体のメス)】
体長は10~15mmほどで、メスだけが毒を持っています。色は全体的に黒く、腹部の背の部分に赤色の帯状の模様があります。(上図は市内で発見されたもの)
【生息場所】
・日当たりが良く、昆虫や小動物等の餌の豊富なところ。
・側溝や排水溝の側面やフタの裏、花壇の周りやプランターの下、墓石のすきま。
・建物の隅や、エアコン室外機の裏、自動販売機の裏など人工的な熱源の周りなど
・低木の下、ベンチの裏、すべり台の裏など。
詳細については下記環境省ホームページをご覧ください。
セアカゴケグモ・ハイイロゴケグモにご注意ください! - 環境省
駆除については、発見された土地または建物の管理者が行ってください。素手で触って咬まれないように注意してください。
クモ自体は、市販の家庭用殺虫剤で駆除出来ますが、卵のう(卵が入った乳白色の袋状のもので直径1cm程度)内の個体を殺すことは難しいので踏みつぶしてください。
・市販の殺虫剤を使用する(弱ったことを確認して、踏みつぶしてください)
・靴で踏みつぶす
・熱湯をかける
※セアカゴケグモは、特定外来生物に指定されていますので、生きた個体を持ち運んだり、飼育したりすることは禁止されています。
■症状
・咬まれたときは、針で刺されたような痛みを感じます。
・やがて、まわりが赤くはれ、時間とともに全身に痛みが広がります。
・悪化すると多量の汗、吐き気等が現れることもあります。
・通常、健康な人が重病化することはありません。個人差があります。
・子どもや高齢者は危険な状態になることもあります。
■処置方法
・傷口を水で洗い、患部を冷やします。
・できるだけ早く病院に行きましょう。