(仮称)野洲市民病院基本計画精査結果報告書
『(仮称)野洲市民病院基本計画精査結果報告書』をまとめました!
病院経営の指標となる「病院事業損益」の黒字化が開院8年目から見込まれるなど、市民病院の実現性がさらに高まりました!
市民の中核的医療機関を整備するため、市はこれまで(仮称)野洲市民病院の開院をめざして計画を進めてきました。しかし今年の3月、「基本設計」を行うための予算案が市議会で継続審査になった後、5月の議会で否決されました。
市は、4月の市議会予算常任委員会において「必要に応じ基本計画の精査と見直しをすること」とする附帯決議がなされたことなどを踏まえ、基本計画の主に事業収支計画の精度をより高めるための精査業務に取り組んできました。このたび、専門家などで構成する「(仮称)野洲市民病院整備運営評価委員会」(10月13日開催)での審査を経て、精査結果をまとめましたので報告します。
市では今回の精査結果を10月23日開催の市議会全員協議会、10月27日開催の都市基盤整備特別委員会へ報告し、そこでの審議を踏まえ、基本設計業務委託及び新病院開設支援等業務委託の予算案を、11月5日の市議会臨時会へ提案します。
主な精査結果
(1) 病院を整備するための費用の見直し:76億円 ⇒ 86億円
- 病院予定の全敷地を用地取得費の対象としたこと (+2.5億円)
- 病床数を19床増加させたことで延床面積が増加したこと (+5.2億円)
- 野洲病院からの移転可能医療機器等が見込みより少なかったこと (+1.5億円)
- 情報システム構築費、事務費、移転費等 (+0.7億円)
(2) 収支計画の見直し:病院事業損益は、16年目で黒字から⇒ 8年目で黒字に
(例、10年目)0.8億円の赤 ⇒ 0.5億円の黒に
- 《収入:+2.3億円/+7%》
- 入院・外来・健診収益(+3.2億円/+11%)
- 繰入金収益(-0.8億円/-21%)
- 《支出:+1.0億円/+3%》
- 給与費(-0.3億円/-1%)
- 薬品・材料・経費等(-1.3億円/-12%)
- 減価償却費(+0.8億円/+24%)
- 繰延償却・雑損失等(+1.8億円/皆増)
(3) 現計画での病床数180床を、現野洲病院と同数の199床に再設定
- 一般急性期病床(100床)、回復期リハ病床(+10床で50床に)
- 地域包括ケア病床(+9床で49床に) 合計180床→199床
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この記事に関するお問い合わせ先
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〒520-2331 滋賀県野洲市小篠原1094番地
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更新日:2025年02月28日