平成28年度とことん野洲

第1回講座 「山仲市長講演会」  (参加者数 17名+一般参加 8名)

とき

8月28日(日曜日)13時30分~16時

ところ

市民活動支援センター(野洲図書館)内 ホール

講座内容

市長講演『元気と安心の野洲のまちづくり ~市民主役のまちづくり~』

「平成28年度とことん野洲」の第1回講座として、市政の課題点と市民主体の”元気と安心のまちづくり”について山仲市長に講演いただきました。
また今回の講座は、一般公開講座として一般の方にも広くご参加いただきました。
市長の講演後、講座のオリエンテーションと受講生同士の自己紹介、運営委員会の発足などを行い、「平成28年度とことん野洲」のスタートを切りました。

とことん野洲第1回講座風景

 第2回講座「銅鐸博物館企画展見学と古代講演会」 (参加者数 12名)

とき

9月10日(土曜日) 10時~17時[自由見学方式] 古代講演会14時~16時

ところ

野洲市歴史民俗博物館(銅鐸博物館)

講座内容

  • 夏季テーマ展『須恵器登場』の見学(常設展示もあわせて見学)
  • 古代講演会『銅鐸と銅鏡の関係』 (講師:大手前大学教授 森下章司氏)

野洲市内から出土した須恵器の遺物展示と当日開催された古代講演会に、参加時間を定めず自由に見学・聴講していただきました。
地元野洲から出土した貴重な初期須恵器の見学、また講演会では「弥生時代の銅鐸・銅矛と古墳時代の国産銅鏡は別個の生産技術で、技術的な連続性はなく銅鐸の生産技術は途絶えてしまった」という解説に、参加された皆さんは興味深く耳を傾けておられました。

第3回講座 「鏡の里から平家終焉の地、南農園、大篠原の社寺を訪ねる」  (参加者数 15名)

とき

10月3日(月曜日) 9時~12時

ところ

竜王町鏡付近(かがみの里)~野洲市大篠原 (旧中山道、平家終焉の地、南農園、大笹原神社、岩蔵寺)

講座内容

とことん野洲第3回は「街道を歩く―野洲の中山道」をテーマに、市内の旧街道・史跡を見学し学習しました。

まずは「かがみの里」から旧中山道を野洲方面へ
このあたりは、源義経(みなもとのよしつね)の「元服の池」などで知られる”義経ゆかりの地”ですが、ここからわずか数百メートル進んだところは、義経が平家最後の将・平宗盛(たいらのむねもり)を処刑した”平家終焉の地”でもあります。
源・平の明暗が重なる地であることの偶然と不思議を思いつつ、当時の面影を残す道を歩きました。
その後、大篠原で果樹栽培をされている南農園さんでお話をうかがい、すぐ側の大笹原神社(国宝建築)を見学、さらに足を伸ばして天台宗の寺院「岩蔵寺」を見学する、およそ半日のコースを楽しみながら学習しました。

 

とことん野洲3回

第4回講座 「兵主マルシェと大岩山古墳石室公開」 

とき

【兵主マルシェ】10月30日(日曜日)
【大岩山古墳石室公開】11月3日(金曜日)、5日(土曜日)

ところ

【兵主マルシェ】兵主大社境内
【大岩山古墳石室公開】桜生古墳公園

講座内容

今回は市内イベントへの参加を通じて「市民活動」と「地元の歴史」を知っていただくべく、受講生のみなさんに自由参加形式で受講いただきました。

「兵主マルシェ」は地元の女性が中心となり、兵主大社創建1300年(西暦2018年)に合わせ、市民活動で地域を盛り上げようとしている意欲的な取り組みで、”「食」で兵主を楽しもう”のコンセプトのもと、市民活動団体「キモチカエル」を中心とした仲間たちと、兵主大社さんとコラボレーションして開催されているものです。
昨年に続き第2回目の開催となった今回は、野洲青年会議所の協力も得て活気と賑わいがさらにパワーアップしました。また、最近話題の「ビワマス」を使った丼が販売されるなど、地元の資源を生かして、地域の皆さんに参加いただき楽しんでもらうという、市民活動本来の原点を体験できた催しでした。

「大岩山古墳石室公開」では、11月3日と5日の2日にわたり、国史跡となっている古墳の石室の中(通常非公開)まで入って実際に手で触れ、千数百年前の古墳時代と触れ合う貴重な体験をしていただきました。
 

兵主マルシェ

第5回講座 「兵主大社(八ヶ崎神事)、近江野田教会(ヴォーリズ建築)、近松家(赤穂浪士)住宅」  (参加者数 18名)

とき

12月3日(土曜日) 9時~15時

ところ

マイアミ浜(琵琶湖岸)、近江野田教会(野田集落内) 、近松家住宅(比留田集落内)

講座内容

2町が合併し野洲市となって10年余り、旧中主町に今も残る伝統的な事物事象については、ほとんどの市民に知られていないものがまだたくさん残されています。
今回の講座では、まずはじめに兵主大社の「八ヶ崎(やつがさき)神事(しんじ)」の様子を見学しました。兵主大社のご神体を毎年この時期に琵琶湖畔まで小舟で移し、神職が水中に肩まで浸かって洗い清めの神事をされる珍しい非公開行事です。
続いて、野洲市内に唯一残るヴォーリズ建築の「近江野田教会」を見学し、その後、赤穂四十七士の一人「近松勘六」が討ち入りの前に居住していたという、江戸時代中期建築(築374年)の「近松家住宅」を見せていただきました。
いずれも、普段は一般公開されていない貴重な行事と建物ですが、その保存・継承については市民の理解と協力が重要で、今後の市民活動のあり方について考えさせられる講座となりました。

とことん野洲第5回

第6回講座 「野洲の先端技術の現場を訪ねる」(参加者数 18名)

とき

3月17日(金曜日) 9時40分~14時

ところ

株式会社村田製作所野洲事業所、野洲市クリーンセンター、野洲図書館

講座内容

野洲市には、世界に通用する日本の最先端技術を展開している企業がいくつも操業していますが、野洲市民でもその存在と企業の内容、製品価値を知る人は多くありません。
第6回講座は、野洲市内の先端企業を知ろうという趣旨で、村田製作所野洲事業所さんの工場と、昨年新設された野洲クリーンセンターを見学しました。
村田製作所では、肉眼では見えないような微細な製品が開発され、身近なパソコンや携帯電話にも数百個単位で使われていることや、新製品の開発や検査をする最先端の中枢的研究機能を担っているとの説明を受けました。
1時間弱の見学の後、隣接する野洲市クリーンセンターの最新施設も見学しました。
24時間休むことなく稼動する焼却炉や、徹底的に有害物質やガスを除去する最新のプラント技術を分かりやすい映像と丁寧な現場説明で理解することができました。


午後は希望者オプションメニューとして、センターのある野洲図書館の見学をしました。普段は入れない図書館の書庫を案内していただいたり、昭和20年代の「暮らしの手帖」創刊号や「野洲町広報」第1号など貴重な資料を見せていただくなど、全体で30万冊を越える本の量と内容に圧倒されました。

とことん野洲第6回

第7回講座 「史跡見学『小堤 城山城跡を訪ねる』」(参加者数 13名)

とき

3月28日(火曜日) 9時~12時

ところ

城山城跡(小堤)

講座内容

本年度最後のとことん野洲講座は、野洲市ボランティア観光ガイド協会さんとの合同企画として、「城山城跡」の探訪を実施しました。
野洲市には、徳川将軍家のお茶屋屋敷「永原御殿」を別格として、たくさんの戦国時代の城郭が確認されています。今回見学した小堤の「城山城跡」は、それらの中でも飛び抜けて規模が大きく、険しい山道の尾根筋に石垣が残る貴重な遺跡ですが、専門家や城好きの人以外は一般にはほとんど知られていない山城跡です。

午前9時過ぎに集合後現地に向かい、大篠原側から林道を通って城山の中腹から山頂尾根付近に展開する郭(くるわ)虎口(こぐち)を巡りました。
急峻な山頂や尾根づたいに曲輪(くるわ)と呼ばれる平坦地と石垣が築かれ、当時の築城の苦労が偲ばれました。
今回は、野洲市文化財保護課の方が随伴され、県内の山城の中でも有数の規模ということ、中世から戦国時代に野洲に展開した佐々木六角氏家臣「永原氏」の築城であることなど専門的な説明をお聞きできました。

とことん野洲第7回

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