市長へのご意見・ご提案(令和7年7月)
ここでは、市長への手紙(手紙、メール、通信箱、ファクス)の4つの広聴制度で寄せられたご意見・ご提案を紹介します。いただいた皆さんからのご意見・ご提案は、今後の市の施策にいかそうと、市長がすべて目を通し、担当部署の意見を聞き、時には議論をしたうえで、お答えしています。
掲載内容は、広報秘書課で一部要約しています。また、市政に関係ない内容、個人・団体を誹謗中傷する内容、公序良俗に反する内容、営業等利益を目的とする内容のご意見等については、非掲載、ご意見の部分削除などを行うこともあります。
なお、投稿および回答内容は、その時点での対応であり、現在の状況と異なる場合があります。
JR野洲駅南口へのホテル誘致について
質問
私は時々京都に遊びに出かけますが、昨今の京都駅周辺の外国人観光客の多さには、驚きを通り越して息苦しさを覚えます。観光の京都一極集中は喫緊の課題だと思います。
一方、足元の野洲駅は、お世辞にも賑わっているとは言えません。私は、野洲駅南口の整備計画について、マンションを建設しても駅前の賑わいには繋がらないと思います。従って、先日の開発業者との協定終了には賛同します。しかし、ホテルに関しては、京都一極集中の是正だけでなく、駅前の賑わいに創出になると考えます。また、外国人観光客だけでなく、遠方からの三上山登山者、びわイチツーリスト、地方からの出張者等の宿泊場所として拠点になるものと思います。
回答
ご意見をいただきありがとうございます。野洲駅南口整備は、今後、より整備効果が高まるよう南口に広がる市有地の活用方法の見直しを進めていきます。ご意見いただいたホテルについても、今後の検討課題の一つであると考えています。しかし、あくまでそれぞれの機能を単体でなく、駅前を一体的に考え、相乗効果が図れるように考え直していきたいと思います。
今後も皆様からの声も踏まえ、事業を進めていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします。
コミセンの使用料及び設定時間について
質問
私たちのグループは、年齢を重ねても心身ともに健康を維持したいとこの体操を続けています。市内の施設をお借りしていますが、使用料及び利用時間帯の設定について再考をお願いしたく思います。
コミセンの会議室は、午前9時から正午で350円、午後1時から4時30分で700円であり、午前と午後で使用料に大きな差があるため、午後の使用料等の見直しを早急にお願いします。
回答
ご意見をいただきありがとうございます。
本市における使用料等の見直しは、使用料等の見直しに関するガイドライン(以下、「ガイドライン」という)に基づき行っており、直近では令和4年10月にコミュニティセンターを含む市内各施設の使用料を見直し、令和6年4月に市内各施設統一の減免要綱を制定しました。
現在、当該見直しに係る効果の確認・検証を行っている段階であるため、見直しの即時対応は致しかねますことご了承ください。
なお、曜日・時間帯別料金を設けているコミュニティセンターを含む市内各施設については、利用の偏りを避けるため、現在の料金設定としております。コミュニティセンターにおける午前及び午後の利用について、7施設中5施設は利用状況の均衡を保っている状況であり、時間帯別料金の効果によるものと考えております。
しかしながら、2施設においては使用料の安い午前に利用が偏っていること、土日で土曜日に利用が偏っている施設が多いことから、ガイドラインにおいて、使用料の見直しは原則5年ごとに行うこととしております。
つきましては、次回見直しのタイミングで、前回使用料見直しに係る確認・検証結果に併せ、ご提案いただきました内容も踏まえて見直し内容を検討いたします。
不妊治療・検査への助成導入について
質問
私は20代後半の野洲市民で、現在3年間にわたり別市の病院へ通い不妊治療中です。櫻本直樹市長が掲げる「若い世代から選ばれるまち」「子育てしやすいまち」の実現には、不妊治療支援が重要だと強く感じています 。
現状、市では不育症治療の助成制度(検査・低用量アスピリン・ヘパリン等)が一部限定で整えられています が、対象は不育症に限られ、特定不妊治療や一般不妊治療(人工授精・ホルモン療法等)への支援は未整備です。
他都市(近江八幡、米原など)では、幅広い不妊治療を助成しており 、これは若い世代・子育て層にとって非常に心強い制度です。
どうか、野洲市でも以下の助成制度の創設をご検討ください
• 一般不妊治療(検査/ホルモン療法/人工授精など)への助成
• 特定不妊治療(体外受精・顕微授精)への助成
若い世代の希望をかなえる政策は、市の掲げるビジョンと完全に一致しますし、市の人口減少抑制につながる効果も期待できます 。
回答
ご意見をいただきありがとうございます。
現在、野洲市では不妊治療に対する助成制度は行っておりません。これは、令和4年4月1日より「一般不妊治療(人工授精等)」及び「特定不妊治療(体外受精・顕微授精等の生殖補助医療)」が保険適用となったことが大きな理由です。この保険適用に伴い、滋賀県が実施していた不妊治療助成制度が終了し、それに合わせて野洲市におきましても令和6年4月1日をもって「野洲市不妊に悩む方への特定治療支援事業」を終了しています。
保険診療となったことで、医療機関窓口での負担額は治療費の3割負担となり、高額な治療費が発生する場合でも、加入されている医療保険者の制度に基づき「高額療養費制度」を利用することで負担の軽減が可能です。
一方で、野洲市では不育症に対する支援制度として、「不育症治療費補助事業」を令和5年10月に新たに整備いたしました。この制度は、不育症でお悩みの方の経済的負担を軽減し、安心して治療を受けていただける環境を整えることを目的としています。
また、少子化対策の一環として、今後も市全体で幅広い支援施策を検討・推進していく所存です。不妊治療に関しては、保険適用後の現状や市民の皆様の声を注視しながら、必要な支援がどのような形で行えるかについても引き続き検討してまいります。
人権センター前公園について
質問
人権センター前公園が、昨年より調査のために閉鎖になり、令和7年4月よりまた使用できると思い、しばらくの間我慢して、再開されるのを楽しみにしておりました。
しかし、いざ春になると、保育園が建設され、公園がなくなると分かり大変がっかりいたしました。おそらくがっかりしているのは、私だけではないはずです。
この辺りは、小さい公園は点在していますが、人権センター前公園ほど広々とした公園がないため、子育て世帯にとっては、大変貴重な公園でありました。コロナ禍の育休中では、上の子供を家庭保育協力の為休園中もこの公園に大変助けられました。また近くの障害者施設の方もお散歩に利用されています。
人があまりいない時間を見計らって、上の子供はこの公園で自転車の練習をさせてもらいました。この公園がなくなったので、下の子供は近場のどこで練習させたらいいのか、頭を悩ませております。
第三保育の建て替えが必須なのも十分理解できます。ただ、その公園でと決めてしまって良かったのでしょうか?子供から貴重な場所を奪ってしまっています。子育て世帯からしたら、保育園も必要ですが、こういう公園も同じぐらい必要なのです。
私は育児と仕事の両立で精一杯で市政の情報を確認できていないのですが、この公園がなくなることの賛否を野洲市民へ意見確認されたのでしょうか?
人権センター前公園がなくなるのであれば、野洲駅周辺でその代わりとなる広々として木々など自然もある公園の建設を検討いただけませんでしょうか?
回答
ご意見をいただきありがとうございます。
野洲市人権センター前の「子どもの広場」につきましては、令和5年10月に野洲第三保育園の移転先用地として検討し、関係者との話し合いや審議を重ねたうえで決定しており、今夏から野洲第三保育園の移管事業者である株式会社アイグランが保育所施設の建設工事に着手され、令和8年4月1日から開園予定となっています。
なお、このことに先立ち「子どもの広場」を保育所用地とするにあたっては、野洲第三保育園の園児保護者、近隣自治会や地域の関係団体との話し合いや野洲市子育て支援会議、野洲市議会全員協議会で議論を行い決定に至っております。
●●様のご意見のとおり、市においても地域に子どもたちが安全・安心して遊べる場所が必要であると認識しています。一方で、地域資源は限られていることから、まずは野洲市発達支援センターの建設工事に伴って一時的に利用できなくなっていた「和田公園」を本年4月から利用できるように復旧しましたので、こちらをご利用いただきますようお願いします。
また、野洲駅南口への市民広場の整備や令和10年開校予定の県立高等専門学校の隣接地にMIZBEステーションを整備するなど予定しておりますので、子育て世帯の方の含め、市民のみなさまのご意見を聞きながら進めてまいりますので、何卒よろしくお願いします。
この記事に関するお問い合わせ先
政策調整部 広報秘書課
〒520-2395 滋賀県野洲市小篠原2100番地1 本館2階
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更新日:2025年08月07日