今年も、「薬と健康の週間」が10月17日から10月23日までの1週間実施されます。
この週間は、薬や薬剤師等の専門家の役割に関する正しい知識を広く市民の皆さんに知っていただくことを目的に、全国的に行われます。
薬に対する不安を解消し、正しく使用することによって、薬はその効果を最大限に発揮することができます。薬を使用するときには、その量や使い方について、医師や薬剤師などの専門家に気軽に相談しましょう。
また、使用中の薬を含め、「薬」についてなら何でも相談できる「かかりつけ薬剤師」や「かかりつけ薬局」を決めていただくことが大切です。「かかりつけ薬剤師・薬局」では、薬が重複していないか、薬同士の相互作用がないかチェックしてもらえます。また、正しい服用方法や注意しなければならないことについて情報を提供してもらえます。「かかりつけ薬剤師・薬局」をお住まいの近くなどで決めていただくとよいでしょう。
薬局に関する情報は4月から開始された全国統一システム「医療情報ネット(愛称:ナビイ)(https://www.iryou.teikyouseido.mhlw.go.jp/znk-web/juminkanja/S2300/initialize)で検索することができます。
薬の使用にあたっての注意点
1 薬の正しい使い方
2 薬の正しい保管の仕方
「後発医薬品(ジェネリック医薬品)」ってご存じですか?
後発医薬品(ジェネリック医薬品)とは、先発医薬品(新薬)の特許が切れた後に発売される、先発医薬品と同じ有効成分、同じ効能・効果をもつ医薬品のことです。
○先発医薬品より安価で、経済的です。
患者さんの自己負担の軽減、医療保険財政の改善につながります。
(価格は品目ごとに様々ですが、先発医薬品の半額以下の薬もあります。)
○効き目や安全性は、先発医薬品と同等です。
国では、後発医薬品が先発医薬品と同じレベルの品質・有効性・安全性を有するかどうかについて欧米と同様の基準で審査を行っています。
(薬の形、色や味は、先発医薬品と異なる場合があります。)
○欧米では、幅広く使用されています。
後発医薬品のシェアが、アメリカでは90%以上、ヨーロッパでも60~80%となっています。
日本の後発医薬品の数量シェアは、令和5年2月で、83.7%です。
後発医薬品(ジェネリック医薬品)を希望される場合は医師・薬剤師にご相談ください。
「医薬品副作用救済制度」を知っておいてください。
お薬は正しく使っていても、副作用の起きる可能性があります。万一、入院治療が必要になるほどの健康被害がおきたとき、医療費や年金などの給付を行う公的制度があります。
○病院、診療所で処方されたお薬、薬局で購入したお薬を適正に使用したにもかかわらず発生した副作用により、入院治療が必要な程度の疾病や障害などの健康被害について救済するものです。
○請求先は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)です。
○まずは、電話やメールでご相談ください。
救済制度相談窓口 電話:0120-149-931
Eメール:[email protected]