国民健康保険制度について

更新日:2025年06月01日

国民健康保険制度とは

国民健康保険は、安定した医療を安心して受けられるよう、市町村が保険者となって、国民健康保険税や国、都道府県からの補助金等により運営しています。

国では平成30年度から国民健康保険制度改革を進めており、都道府県が国民健康保険財政運営の責任主体として、加入者への保険給付に必要な費用を負担する代わりに、市町村は、保険給付に必要な財源として都道府県に納付金を納めます。

市町村は、納付金に必要な金額を国民健康保険税として、加入者から徴収しています。

滋賀県では持続可能な国民健康保険の運営に向け、県内のどこに住んでいても、同じ所得、同じ世帯構成であれば同じ国民健康保険税(料)となるよう、原則、令和9年度の保険税(料)水準の統一を目指しています。(令和11年度までは、移行期間とされています。)
 

国保財政の仕組み

医療給付等にかかる費用から前期高齢者交付金を差し引き、その残りを国・県の交付金等と保険税で各半分負担しています。保険税は、この金額から各種財政支援(国県による高額医療の負担、税の軽減制度、国保財政調整基金などによる減算)のうえ算定しています。

国民健康保険税の状況と今後の見通し

保険給付にかかる総額に大きな変動はありませんが、国民健康保険加入者の減少や高齢化、医療の高度化等に伴い、一人あたりの保険給付額は増加し続けています。

保険給付に必要な保険税率は、この保険給付の推移によって変動していきます。

野洲市の保険給付推移

野洲市国保税率の推移と本来医療給付に必要な保険税率(標準保険税率) 

医療費分
平成22年度~平成29年度

所得割

7.35%

均等割

29,500円

平等割

26,500円

平成30年度~令和元年度

所得割

6.93%

均等割

28,129円

平等割

21,650円

令和2年度~令和3年度

所得割

6.71%

均等割

29,084円

平等割

21,344円

令和4年度~令和6年度

所得割

6.22%

均等割

26,900円

平等割

18,600円

令和7年度

所得割

7.24%

均等割

30,300円

平等割

20,600円

 

後期高齢者支援金分
平成22年度~平成29年度

所得割

1.9%

均等割

7,400円

平等割

6,100円

平成30年度~令和元年度

所得割

2.32%

均等割

9,768円

平等割

7,518円

令和2年度~令和3年度

所得割

2.27%

均等割

9,713円

平等割

7,128円

令和4年度~令和6年度

所得割

2.27%

均等割

9,700円

平等割

7,100円

令和7年度

所得割

2.7%

均等割

11,100円

平等割

7,500円

 

介護納付金分
平成22年度~平成29年度

所得割

2.21%

均等割

9,900円

平等割

5,500円

平成30年度~令和元年度

所得割

1.99%

均等割

10,563円

平等割

4,972円

令和2年度~令和3年度

所得割

2.22%

均等割

11,425円

平等割

5,703円

令和4年度~令和6年度

所得割

2.22%

均等割

11,400円

平等割

5,700円

令和7年度

所得割

2.22%

均等割

11,400円

平等割

5,700円

 

 参考:県が示す標準保険料(令和6年度からは、滋賀県の統一標準保険料)は、医療給付に必要な、本来賦課すべき保険税率

医療費分
令和5年度

所得割

7.13%

均等割

29,953円

平等割

20,346円

令和6年度

所得割

7.42%

均等割

31,432円

平等割

21,721円

令和7年度

所得割

7.54%

均等割

32,399円

平等割

21,966円

 

後期高齢者支援金分
令和5年度

所得割

2.87%

均等割

11,674円

平等割

7,930円

令和6年度

所得割

2.91%

均等割

12,030円

平等割

8,314円

令和7年度

所得割

2.8%

均等割

11,881円

平等割

8,055円

 

介護納付金分
令和5年度

所得割

2.41%

均等割

12,427円

平等割

6,280円

令和6年度

所得割

2.47%

均等割

12,632円

平等割

6,238円

令和7年度

所得割

2.36%

均等割

12,063円

平等割

6,026円

国民健康保険財政の安定運営のために

国民健康保険は、国民皆保険を支える大切な制度です。納められた保険税はこの運営を支える貴重な財源となります。

野洲市の保険税率は、これまで、国保の基金を活用しながら、上昇しないよう平準化を図り、標準保険税率に対して県内でも低い水準としてきました。

しかし、現在の税率を維持すると、令和7年度に基金が枯渇し赤字となることや、令和9年度に滋賀県全体で保険料(税)水準の統一化を目指していることから、限りある基金を活用した上で、段階的に統一化される保険税率に合わせていく予定です。

国民健康保険運営に際しまして、皆様のご理解とご協力をお願いします。

今後の保険税額推移の見込み

このグラフによる保険税額の推移見込みは、令和7年1月時点の数値に基づく推計です。

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部 保険年金課
〒520-2395 滋賀県野洲市小篠原2100番地1 本館1階
電話番号 077-587-6081
ファクス 077-586-2177

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