2025年度5月

5時間目に「子どもたちのスマホの使用状況」に関わる学習を株式会社NIT情報技術推進ネットワーク代表取締役の篠原嘉一さんを講師にお招きして開催しました。危険なアプリや加害者や被害者にもなること、位置情報の設定で犯罪に巻き込まれるケースもあることなどを教えていただきました。多くの保護者の方にも参加していただき、学習会後には実際にLINEの設定など実際にスマホを使っての講習も特別にしていただきました。篠原先生から新しい話を聞くたびに、生徒はびっくりした表情やお互いに顔を見合わせるなど正しい使い方の再確認ができていたようです。中には「やばい！」「早く帰ってスマホの設定を確認しよう」とつぶやいている生徒もいました。

生徒昇降口前にゴールデンウィーク後に種を植えたひまわりですが、今週、芽が出ていることに気づきました。土にまかれた種は土から養分を取り、水から力を得て一生懸命に地上を目指します。芽が出たときに太陽を感じ、そこからぐんぐん成長して花を咲かせます。このまま無事に育ってきれいな大輪の花を咲かせてほしいですね。「大輪の花を咲かせる」。これは、植物に限ったことではなく、生徒の皆さんにも言えることです。3年生で自分の希望進路を実現させるとか、部活動で目標を達成するとかいうことに当てはまります。今回のひまわりは2週間ほどで芽が出ましたが、生徒の皆さんの場合はもう少し時間がかかりますね。自分の花を咲かせるために、様々な経験をし、何事においても時間をかけてじっくりと取り組んでいきましょう。

中体連の春季大会と吹奏楽祭が実施され、多くの生徒が参加しました。日ごろの練習の成果を発揮して頑張りましたが、課題が見つかった部も多かったようです。3年生は夏の大会・コンクールが最後になりますが、ここから2か月間が大切になってきます。最後の大会やコンクールで悔いのない結果を得られるように、一日一日を大切に頑張りましょう。1年生・2年生もチームの力になれる場面はいくらでもあるはずですから、3年生やチームのためにできることを意識して活動しましょう。「頑張れ！野洲中！」

6時間目に体育館で今年度最初の生徒総会が行われました。生徒総会は、生徒のみなさんがより良い学校生活を過ごすために、生徒会員である全校生徒に計画や予算を説明して承認してもらう場です。

現生徒会の活動テーマは「皆筋笑～可能性のパチパチパニック！！」です。皆勤賞という言葉にかけており、「みんなが安心して楽しい学校を送り、一人ひとりがはじけるように輝いてほしい」という意味があります。このテーマのもと、本日の総会も生徒会員全員が学校生活の向上を目指して建設的な意見や誠実な答弁をする姿がありました。中学生として望ましい立派な姿で頼もしく感じました。1年生も初めての体験でしたが、先輩たちのように、一人ひとりが生徒会員の自覚をもって活動していきましょう。

市内にある村田製作所では、東日本大震災で被害を受けた福島県の復興のシンボルである「ひまわり」を野洲でも里親として育て、収穫した種を福島県に送る取組を行っています。本校でも数年前からこのプロジェクトに参加しており、さくらばさまこども園を訪問してこども園の皆さんと一緒にひまわりの種を植えました。

当日は、種まきの方法を事前に準備した絵でわかりやすく説明し、園児に優しく教えていました。順番を待つ園児にも、輪になって座ってお話をする姿はとても頼もしく感じました。夏に大きく咲いた後、種を一緒に収穫します。本校でも昇降口前に種を植える予定です。