定例記者会見(令和6年11月21日)

更新日:2025年02月28日

定例記者会見の概要をお知らせします

このページは、野洲市政記者クラブ主催の定例記者会見の内容(概要)を広報秘書課でまとめたものです。案件説明は、市長及び担当部長が行っています。

日時

令和6年12月21日(木曜日) 午後2時20分~

場所

野洲市役所本館 庁議室

案件

1.令和6年第6回野洲市議会定例会提出案件について

2.滋賀医科大学と野洲市の共同研究講座における職員体制の強化及び市立野洲病院整形外科の体制の強化の見込み(R7年度)について

資料提供

1) 令和7年度野洲市予算編成方針について

2) 第三期野洲市子ども・子育て支援事業計画(案)に係るパブリックコメントの実施について

3) 滋賀医科大学との共同研究講座 野洲病院DXA(二重X線吸収法)による骨密度検査の促進策の施行について

市長あいさつ

皆さんこんにちは。ご苦労様でございます。11月の定例の記者会見を始めさせていただきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。(直前に開催されました病院整備事業特別委員会の終了時刻が遅くなったため、)時間がおしておりますので早速始めさせていただきます。

案件 質疑応答等

1.令和6年第6回野洲市議会定例会提出案件について <政策調整部・総務部>

記者 … 人事案件はいつ上程で、採決はいつになりますか。

部長 … 開会日の11月28日に上程し、同日に即決の予定です。

記者 … 議案の中で初日に諮るのはこれだけですか。

部長 … これだけです。

2.滋賀医科大学と野洲市の共同研究講座における職員体制の強化及び市立野洲病院整形外科の体制の強化の見込み(R7年度)について <健康福祉部 地域医療政策課>

記者 … 今、2名ですが、さらにもう1名追加になって3名体制になるということでよろしいですか。

政策監 … はい、そうです。今、特任教授1名、特任助教1名ですが、特任教授が2名体制になるというものです。

記者 … 12月上旬に市長と病院事業管理者が滋賀医科大学を訪ねて、そこで正式に決定するということですか。

政策監 … 年度末に大学と協定を変更するための協定を締結することが正式ということになるのかもしれませんが、櫻本市長が12月の上旬に滋賀医科大学を公式訪問されて、大学の学長と、方針を確認されるというものです。

記者 … 正式な講座の名前を教えてください。

政策監 … 「骨軟骨代謝・関節機能再建学講座」というのが現在の正式な講座名です。ここに「脊椎」が入ってきますので、名前が変わることになります。その辺も含めて、12月にいろいろと決めていきたいと考えているところです。

記者 … 滋賀医科大学側は内諾しているということでよろしいですか。

政策監 … 双方内諾しているというような状況です。

記者 … 来年度から「病院長特別補佐」の肩書になって、新病院になったときに、病院長に就任してもらう予定ということで市は考えているわけですね。

政策監 … このあたり、滋賀医科大学の人事も終わっていますので、整形医局とも双方内諾済みという状況です。

記者 …この前、病院事業管理者が病院長を兼務ということになったと思いますが、新しい方が病院長に就くまでの間は、ずっとそのままという理解でよかったですか。

政策監 … 来年の4月からは特任教授の先生が「病院長特別補佐」という形で新たに就任をされますが、病院長に関しては、新病院になるまで現行のまま進んでいく計画です。

政策監 … 先ほども病院整備事業特別委員会で委員長の方から指摘がありましたが、病院事業管理者と病院長とは、一般的には兼ねるという表現でも間違いではないのですが、野洲病院の場合は病院事業管理者を病院長と呼ぶという整理をしていますので、ご理解をいただきたい。

意見交換

病院整備事業特別委員会等について

記者 … 市長に就任されて3週間になりますが、市長になられて、実際に仕事を始められた今の感想をお願いします。

市長 … 日々いろいろな業務をこなしていますので、なかなか振り返る余裕もありませんが、先日行われた市制施行20周年記念式典の時間の中で少し振り返ることができたと思っています。多くの市民の方に集まっていただき、いろいろなお言葉をいただく中で、本当にこの野洲をここから新しくし、飛躍させていかなければならない。そのために自分は就任したのだというようなことを式典の中で感じました。

記者 … 先日の臨時議会では副市長人事案が否決されてしまいましたが、そのことに対する受け止めと、新たな人事案を次の議会に出すのか、出す場合は同じ方で出されるのか、その点についてお答えください。

市長 … 副市長人事につきましては、病院の再検証を早期に着手したいというその思いがあり、選任の一つの提案理由として挙げていましたが、これが認められず、非常に残念な思いが、当時はありました。ただ、これは議会が病院の建設については滞りなく進めてくださいという決議があって、この決議に連動した判断だと思っています。それで今回、先ほどの病院整備事業特別委員会でもこの決議を踏まえて、今後は病院整備を進めると言っている以上は、この副市長の人事についてもしっかりと真摯に受け止めて行っていきたいと思っています。副市長人事につきましては、現段階では白紙ですが、今後、必要性やタイミングについても慎重に検討していきたいと考えています。

記者 … 先ほどの病院整備事業特別委員会の件でお伺いします。まず先日行われました臨時議会の中で、一部の議員から提出されました「市の重要課題である野洲市民病院整備を滞らせず進めることを求める決議」、これは今回の病院整備事業特別委員会での市長談話の中でも「真摯に受け止めた」というようなお言葉がありましたが、改めて思いについて、もう一度聞かせてください。

市長 … 議会からいただいたこの決議というものは、市民の願いであるというように思っています。また、4分の3という本当に多くの議員の方によって決議されました。これを市民の声であるということで、しっかりと受け止めるべきだとの認識をさせていただいたところです。

記者 … 病院整備を前に進めていくということは、市長選挙のときにも櫻本市長がお話しされていましたし、また再検証という部分が非常に重要で、市長のカラーが出るところだと思うのですが、この再検証を進めていくというところの思いを改めて聞かせてください。

市長 … まず病院をしっかりと確実につくるという部分、これは共通の理解でしたので、ここは揺るぎないものにしないといけない。そこの前提を置いた上でどういった検証ができるのかということだったと思います。これをどこまでその検証に含めるのかという判断を私は求められたわけなのですが、その中でこういった決議があり、この決議を踏まえた検証という形を今回ご提案させていただいたところです。

記者 … 来年1月末を目処に素案が示されるということですが、再検証の部分について、今言える範囲で結構ですので、この辺りも見ていきたいというところがあれば、教えてください。

市長 … 一番わかりやすいところでは、やはりイニシャルコストの部分です。ここを本当に少しでも多く削減をしたいと思っています。これは市民に対する約束でもありますので、ここは確実にやっていきたいというところです。あともう一つ重要なのは、何と言ってもランニングコストの部分です。ここをできるだけ抑えるといったようなところになると思うのですが、これはやはり医師確保を確実にやっていく、その具体的な手段を提示していかなければならないというように思っていますので、このイニシャルコストとランニングコストをしっかりと打ち出すことで、私の再検証にしたいと考えています。

記者 … 先ほどの病院整備事業特別委員会でも医師をどうやって確保していくかという話でしたが、いかかですか。

政策監 … 当院は199床ありますので、1人のドクターが入院患者を10人から15人ぐらい担当すると仮定すると、単純に考えて15人ぐらいの常勤のドクターが必要になってきますので、その辺りをたちまちは目指さないと新しい病院の経営もなかなか難しいというところになります。

記者 … 先ほどの病院整備事業特別委員会の中で決断を急がないといけない制約があったというようなことをお話しされていましたが、一番大きかった要因は具体的に何ですか。

市長 … やはり今の契約です。これを解約せずにやっていきたいという思いがありました。契約が破棄になりますと、当然それなりのコストがかかってきますので、そのようなことを考えていくと、逆に市民負担が増えるのではないかということもありましたので、今の契約であったり、工事を阻害することなく進めるという前提の中での決断でした。そういったところが一番の制約であり、早く決断しなければならなかったと考えています。

記者 … 例えば工事を中断して一旦話し合いの時間を設けるといったことによって、莫大な何かが増えたりするなど、そのような差し迫った何かがあって急いだのですか。単純に一旦中断しておいて、話し合った結果、当初の計画通りにやっぱり進めますということで別に契約上は何も支障がないということであれば、話し合う時間を設けることはできたと思うのですが、そのようなことができなかったという理解でよろしいですか。

市長 … 当然日々現場の工事も動いていますので、それを動かしたままですと方向転換が難しくなってくると思いましたので、そういった意味でできるだけ判断を遅らせずに前に進めたいというように考えました。

記者 … 契約上業者から難色を示されたとか、今止めないでなど、そのような話があったのですか。

市長 … 私は契約の業者とは直接接触はしていません。その辺の状況については病院事務部の方からいろいろ話を聞いた中での判断をさせていただいたということです。

政策監 … 工程を止めて検証するということがなぜできなかったのかという質問だと思います。我々事務方から客観的な情報として櫻本市長に進言したことは、今の建設市況を考えますと、例えば契約を3カ月、6カ月凍結してしまうと、事業者が待ってくれないかもしれないわけです。当初の工程というものも事業者との約束事であり、その工程をこちら都合で遅らせる、それが3カ月なのか、6カ月なのかわからない、明確に言えない状態にして遅らせるということは、すなわち、契約を破綻させることも覚悟して、市長に判断していただかなくてはならないということである旨申し上げました。

記者 … 建設市況を踏まえると一定期間止める、しかも何カ月かわからない状態で止めることになるので、そうなると契約破棄に至る可能性が考えられたということで進言され、決断されたということですね。

市長 … そうですね。議会も滞りなくということもありましたので、そういったことも踏まえて判断をさせていただいたというところです。

記者 … 就任されてから3週間で、かなり早い決断かなと思われますが、決断されるにあたって、一番心配されたことや迷われたこと、気になることはありましたか。

市長 … 私を支援してくださった方の中には、場所を変えてほしいという声がありました。そういった方に本当にきちんと説明ができるのだろうかということを悩みました。しかし、こういった情報を得て、情勢が変わっていく中で、これをしっかりと説明をすればわかっていただけるであろうと思い、決断をさせていただいたところです。

記者 … そういった支援者の方に対しては、直接、何度かお話をされて、ある程度、納得いただけたというような手応えを感じておられるのですか。

市長 … 全ての方にお話はできていませんが、場所を変えてほしいといった支援者の方にお話をさせていただきましたところ、そういった情勢をお聞きいただいて、基本的には皆さん納得していただけましたので、そのような形で他の支援者の方、さらには市民の皆様にもご説明すればきっと理解していただけると判断しました。

記者 … 先ほどの病院整備事業特別委員会での市長談話で、「今まちを一つにまとめなくてはならないことを深く心に刻みました」ということでしたが、具体的に何か危機感をどこかで抱かれた局面があったのですか。また、基本計画に触る部分は変えられないということは当然あるかと思いますが、具体的にはどの分野をターゲットに見直しや再検証をしていくのかお伺いします。

市長 … まず一つ目の危機感についてですが、最近の野洲市長選挙では、常に病院の場所が争点になっています。この特定のテーマがずっと最大の争点になってしまっているということは、野洲市民にとって本当によいのかどうかということを考えました。もう少し野洲市民全体を考え将来を考えたときに場所よりも大事なことがあるのではないかと、しっかりとした市民の医療のサービスを提供する持続可能な病院をつくるという部分、ここに焦点を当ててまちづくりというものは議論しなければならなかったと思っていますので、その辺の少し違った部分に焦点が当たってしまっていたということについて、早く解消して、皆が一つになって同じ方向を向いて進めるべきだと感じていました。

二つ目のご質問ですが、基本計画を変えないというところで、特に見直す部分につきましては今日の談話で3つ提示しましたコストダウンを図るということ、それから経営の改善を図ってこの収支計画を計画通り進めることや、医師確保の策を提示するという部分をしっかりと具体的なものを作って病院と一緒になって考えていきたいというところです。

記者 … これから建てる病院の建物そのものの設備などに手をつける可能性があるのかどうかについてお答えください。

市長 … 契約変更に至らない範囲内でできることがあれば、ぜひそこも対象にしていきたいと思っています。そこは今後、病院事務部としっかり詰めて、相手方の業者とも協議をして、検討していきたいと思っています。

政策監 … 補足になりますが、基本計画に及ぶ部分については原則変更できません。基本計画で定めている内容は何かというと、いわゆる病院の機能です。一番代表的な事項は病床構成、或いは、病床数です。そういったところに関して変更をするとなると、基本計画を変更しないといけないのですが、野洲市の基本計画を変えるだけにとどまらず、承認をいただいている滋賀県の地域医療構想、これは病院の開設許可に直結するものですが、そことの関係を県で再度審査をいただかないといけないわけです。このような変更は今回の検証に含めることは難しいだろうと櫻本市長に進言をさせていただいたということです。あと設計、いわゆるハード、イニシャルの部分ですけれども、現の契約をもとに2月に起工式、3月には実際に基礎工事から進めていくということになりますが、全体工期は20カ月ほどありますので、その20カ月の間に設計変更ができる部分は多々あります。例えば、しつらえの部分であったり、そういった部分については、着工後でも間に合う部分がありますので、これに関しては、検証後、別途変更設計を起工させていただいて契約を変更することになります。どのような変更内容になるかというところは、これからまさに市長と病院とで一緒に検証をしていく部分かなと考えています。

この記事に関するお問い合わせ先

政策調整部 広報秘書課
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