定例記者会見(令和7年2月18日)

更新日:2025年03月04日

定例記者会見の概要をお知らせします

このページは、野洲市政記者クラブ主催の定例記者会見の内容(概要)を広報秘書課でまとめたものです。案件説明は、市長及び担当部長が行っています。

日時

令和7年2月18日(火曜日) 午後2時〜

場所

野洲市役所本館 庁議室

案件

1.令和7年第2回野洲市議会定例会提出案件について

・新年度予算説明

・令和6年度補正予算、条例、その他、人事案件説明

2.令和7年4月1日付 人事異動方針

資料提供

小中学校体育館等の空調設備の整備について

第4次野洲市子どもの読書活動推進計画(案)に係るパブリックコメントの結果について

中主地域包括支援センターの開設について

野洲市発達支援センター等新築附帯工事(駐車場等)の完了及び供用開始について

市長あいさつ

今回は就任して初めての予算であったり、人事異動方針を定例記者会見でご説明させていだだきますが、できるだけわかりやすくご説明したいと思っておりますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。

案件 質疑応答等

1.令和7年第2回野洲市議会定例会提出案件について <政策調整部・総務部>

≪新年度予算説明≫
記者 … 先ほどの市長の冒頭の説明に就任時期の関係で大きく手を入れることはできなかったと話されていましたが、その中でも特に力を入れた分野についての総括と、財政改革を訴えておられるというところで何か手を入れたところがあるのか教えてください。
市長 … ここだけはというものについては、選挙戦もそうだったのですが、今まで行財政改革担当をさせていただいていて、どちらかというと財政健全化を見て業務をしていましたが、いざまちづくりの舵取りをするという観点で、市政全体を見たときに今まで見えてこなかった市の課題が多く見えてきました。特に教育の現場における課題について、別の部分が優先されていたのではないかということを強く感じましたので、目新しさはないのですが、ALTや学校司書、それから何よりもこれだけ子どもたちが苦しんでいるトイレの問題、まずこれをしっかりと対応しなければ、市民の健康であったり、まちに対する期待、これを裏切ってまで行革を進めることは少し違うと思いましたので、この目の前の課題をしっかり解決していくために、金額ではなくて今できることをすぐにやろうということで予算措置をさせていただきました。これが一番熱い思いの部分になっています。それから当然公約の大きな柱であります駅前やさざなみホール。これについては少額ですが、議論するということが前提の事業になっていますので、その辺の経費の計上をしっかりとして着実に進めていこうと思っています。
行革の部分につきましては、今少し述べましたが、まずいろんな課題を解決することを優先したという部分もありますが、私の掲げる行革というのは単純なコストカットではなくて、優先順位をしっかりとつけて、波及性の高いものに移行していこうという考えを持っています。そういった意味では、特に教育の関係でこれまで考えていなかったものに予算をつけましたので少し優先順位を変えたりもしています。例えば、文化の面ですが、予算要求はたくさん上がっていたのですが、そこを少しペースダウンして、その分を教育の子どもたちの日々の暮らしであったり、学校生活の充実という部分に振り向けました。
行革の効果という部分については、もう少し中長期的に見てやっていくわけですが、考え方として本当に必要なところにお金を振り向けるという形では実現できているのではないかと思っています。
記者 … 給食費の据え置きの件もそれに関連していますか。
市長 … 子育て中の方の経済的負担の軽減というものをやっていかなければならないと思っていましたし、そこの声も非常に多く受けていましたので、給食費無償化というところまではいきませんが給食費の物価高騰分の値上げについて、対応していこうということで取り組みをさせていただいています。
記者 … 駅前の件で予算が計上されていましたが、基本的には現在一緒にやっている事業者のままで練り直すという理解でよろしいでしょうか。
市長 … 私の思っている駅前が今の連携事業者に進めていただけるなら、それを基本にして検討していくのですが、そうでなければ、また違う形でゼロベースで進めていく必要が出てくるのではないかと思っています。今日の全員協議会の中でも話がありましたが、どういった提案が上がってくるか次第によってだいぶん前提が変わってくると思っています。
記者 … 990万円の予算は違う業者に委託して練り直すというような予算ですか。
市長 … そうです。
記者 … 財政調整基金に対する市長のお考えを伺います。令和7年度末で16億8千万円と書かれていますが、選挙期間中、野洲市は借金が多くて貯金が少ないとおっしゃっていました。今、市議会の議員の中には、駅前の土地を買って財政調整基金が減ってしまっているので、積み増さなきゃいけない。だから、売却する必要があるという訴えをされている方たちもいます。市長として、どのくらいが適正な財政調整基金の規模だとお考えなのか。どのくらいの規模を持っておきたいのか。また、その財政調整基金の使い方の考えや方針について教えてください。
市長 … 適正規模は非常に難しいと思います。私が行革を進めていたときが、ちょうど財政調整基金がぐっと減っていくような見通しになっていました。これは何で減っていくかというと、当然歳入以上に歳出を使っているからということになります。それを自制せずに財政調整基金を取り崩してひたすら予算を組んでいた野洲市。この形を改めなければならないということで行革を始めたときの財政調整基金がおよそ15億円ありましたので、これを減らさない運用をしましょうということを申し上げました。この議会でも言いましたが15億円という数字自体はそんなに意味がありません。これを減らさない財政運営を目指す、その体質改善を訴えたものになっています。私は金額をいくら貯めるとかではなくて、財政運営のあり方そのものを改めようという考えですので、あまり目標値は持たない考えを持っています。今議会でも、穴埋めという話があるのですが、一時減った分を穴埋めするために駅前というような非常に野洲の可能性を秘めた土地を売ってしまうのかということは本当にナンセンスな議論だと思っていますし、これに対して私は真っ向から反対をしていきたいと考えています。ですので歳出をきちっと精査することもなく貯金を崩してという運営は改めましょうということを訴えていきたいと思っています。
記者 … それであれば令和7年度末、16億円という数字になっていますが、市長が話された15億円はクリアしている数字になります。部長から説明がありましたが8月の補正で余剰金が積まれ、今の見通しよりも増えると思いますが、このくらいあれば、市長としては、一定確保できているというお考えでしょうか。
市長 … 今の時点の金額を減らさない運営ができればそれでいいと思います。ただこれからもっといろんな物件費や人件費も上がっていきますので、今の運営の仕方をしていたらキープできないと思いますし、いかにできるだけ経費を圧縮する努力をしていくのかということが不断なものとして求められてくるので、やはりこれからどんどん増えてくる経費に対してずっと警戒心を持ちながら、効率的な行政運営をしていかなければならないと思っています。その一つに庁内のDXを進め、人件費の圧縮を図っていくということをスタートさせたいと考えています。
記者 … これからさざなみホールであったり、駅前であったり、投資が見込まれるような事業もあるということと、公共施設の老朽化の投資というのは、これからもずっと必ずついて回ることなので一定投資が必要になれば、貯金を取り崩すということもありうるかと思うのですがその点についてはいかがですか。
市長 … そうですね。そこの投資は必要だと思っています。基金を守るが故に投資をしないというのは本末転倒でして、そこは財政の規律を守れる運営をしていかなければならないのですが、投資はまた別の話でそういった好循環を生むためには、当然ある面では攻めないといけない。中長期的に見てこの財政調整基金を守ろうと思うと、あるときはそれを下回るかもしれませんけれども当然その費用対効果も考えながら、次の税収を生むためにときには財政支出もしていかなければならない。そこのバランスは非常に難しいところではありますが、もう投資をしないというわけではなくて、攻めるところは攻める、守るところは守るのメリハリが大事だと思っています。

≪令和6年度補正予算、条例、その他、人事案件説明≫
記者 … 新しく制定される職員の配偶者同行休業に関する条例の県内他市町の状況について教えてください。
総務部長 … 県内では湖南市、甲賀市、近江八幡市、米原市、滋賀県が今現在定めています。
記者 … 市長に伺いますが、この条例を制定するということはニーズがそれなりにあったのであろうと推測されますが、その辺についてどのように思われますか。
市長 … 様々な形での働き方というものを進めていく必要があると思っていまして、その一環であると思っています。まだまだ多様な状況の中で勤務をする職員もいると思いますので今後もそういったニーズを受けながら、どんな状況にあっても仕事が続けられるようなそんな職場にしたいと思っています。
記者 … 国民健康保険税の保険税率の引き上げについて、もう吸収できないというような理解でよろしいでしょうか。 
総務部長 … 国民健康保険税の条例につきましては、今後、県の統一単価(保険料(税))でされていくというような形になっていまして、今までは野洲市の国民健康保険の財政調整基金を利用して、据え置きをしてきたのですが、今後は統一化を進めるにあたって、改定を行っていくということになっています。
記者 … 統一化の前にちょっとずつ流れに合わせていこうというようなことですか。
総務部長 … そうですね。令和9年度に県の標準の保険料(税)に合わせるプランになっています。

2.令和7年4月1日付 人事異動方針 <総務部 人事課>

記者 … 普通なら3月末の人事異動のときに出してくる資料かなと思うのですが、なぜこの今のタイミングで出されたのか教えてください。
総務部長 … 組織の名称が変わることで、条例改正に影響する部分もありますので、議会の議決の提案の前に、こういったところを示すために出しています。
記者 … 地域経済振興課のところですが、これは基本的にふるさと納税を拡充して力を入れていこうという方向性でよろしいですか。
市長 … そうですね。ふるさと納税は確かに寄付金を募るものではありますが、この制度を使って地域経済の活性化を図りたいと思っています。また、中間業者に丸投げするのではなく、もう少し市が積極的に商工業の振興を絡めて取り組んでいくべきではないかと思っていましたので、協働推進課ではなくて、環境経済部の方に持っていった方がよいと考えてこちらに移管させていただきました。

意見交換

なし

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ファクス 077-586-2200

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