定例記者会見(令和6年12月24日)

更新日:2025年02月28日

定例記者会見の概要をお知らせします

このページは、野洲市政記者クラブ主催の定例記者会見の内容(概要)を広報秘書課でまとめたものです。案件説明は、市長及び担当部長が行っています。

日時

令和6年12月24日(火曜日) 午後2時~

場所

野洲市役所本館 庁議室

案件

なし

資料提供

1) 令和7年度予算編成経過 当初要求の状況について(速報値)

2) 第4次野洲市子どもの読書活動推進計画(案)に係るパブリックコメントの実施について

市長あいさつ

皆さんこんにちは。ありがとうございます。

日頃から野洲の多くの記事を載せていただいたり、放送していただいていますことに、お礼申し上げます。私が考えている以上に日々の業務を取り上げていただいて、非常に野洲市のPRになっていますので、これからもどうぞよろしくお願いしたいと思っておりますし、積極的な広報活動に取り組んでいきたいと考えています。

11月28日から12月20日まで初めての市議会定例会に臨ませていただきました。一般質問も初めてさせていただきまして、政策的な議論が議会ともできたのではないかと感じていますし、その辺については、これからも野洲を良くするためにしっかりと政策的な議論を進めていきたいと考えています。当然、議会は議会、執行部は執行部のそれぞれの思いがありますので、意見を交わす中で着地点を見つけていけるような、そんな市民のための議会にしていきたいと考えています。

あとは今回の定例会では、基本的に提案したもの全てお認めいただけましたが、年明けの2月定例会になってきますと、当初予算の話が出てきますので、当然いろいろ意見の違いはあるかと思いますが、基本的にはお認めいただけるようにしっかりとこちらとしても準備をしていきたいと思っています。また、年明けから気分も新たにしっかりと野洲市民のために頑張っていきたいと考えている次第です。簡単ですがこれを挨拶とさせていただきます。

意見交換等

記者 … 市長個人として、市としてこの1年を振り返っていかがですか。

市長 … 私自身としては選挙がありまして、いろんな訴えをさせていただきました。この選挙活動をする前から、そして、している途中でも感じることとしては、例えば具体的な病院の問題などでなかなか市民が一つになりきれていなかったのではないかなということを感じていました。しかし、11月21日の病院整備事業特別委員会の中で、一定の方向性を出したことで、野洲市を一つに、市民の心を一つにしていけるような、そんなきっかけやチャンスをいただけたのではないかと思っています。

私が選挙にチャレンジしようと思ったときに、そういったことを自分が実現していきたいと思っていましたので、そのチャンスをいただいたそんな年だったと思っています。

記者 … 来年の抱負について聞かせてください。

市長 … 市民にお約束した公約、まず病院については、地域医療を支える病院を遅らせることなく進めていくということ、これをしっかりと順調に軌道に載せていきたいなということ。それからもう一つのお約束は、駅前の整備についてですが、売却をせずに市民のために活用するとお約束をしていますので、これに向けて着実に進めつつ、また議会、市民に対しても理解を得ていくということを重点的にやっていきたいと思っています。その他公約も掲げていますが、これらについてもできるだけ早く着実に進めていきたいと考えています。

記者 … 新年度予算の資料についてですが、骨格予算ではなく、本格予算で編成されるという考え方でよろしいでしょうか。

市長 … そうですね。今は骨格ではなくて、私が就任する前の予算要求が基本になっています。これをひっくり返すと、市役所の運営を考えたときに混乱が大きいので、あくまでこれをベースにはしますが、ここはというところについては、私のカラーを入れていきたいと思っています。

記者 … 予算規模としては、今年度当初予算は250億という金額でしたが、どの程度の規模を考えていますか。

市長 … 中身を見てみないと何とも言えませんし、総額だけの議論はなかなか難しい部分があります。投資的な事業も入る、入らないでだいぶん変わってきますので、あまりトータルのところでのコメントは、今はできないのですが、歳入をしっかりと見て、これに見合った歳出にしていかなければならないと考えています。歳出に合わせにいく予算というよりも、できるだけ歳入に合わせにいく予算ということを心がけながら、中身をしっかり見ていく必要があると思っています。

緊急の課題もありますのでそこについては、市民サービスをきちっと維持するということでこれとはまた別の考え方で対応せざるを得ない部分も出てくると思っています。

記者 … 前に取材をした際に市民との対話について、なかなか難しく時間が取れないという話でしたが、来年以降、市民に対して開かれた姿勢を伝えていくというところであったり、市民の声を聞くという場というものについて、何か具体的に決まっていることがあれば教えてください。

市長 … 当初、私は自分の方からできるだけ出向いていろんなお話を聞きたい、特にここは市民の皆さんの意見を聞いておきたいという部分について、普段なかなか要望として声が上げられていないところにも顔を出してといったイメージをしていたのですが、要望を何でも聞いてもらえるというような解釈をされている部分もありますので、その辺を整理して、本当に声がしっかりと反映できるようなルール化をしていきたいと思っています。現状では、こういった仕組みでというところまではまだできていません。

記者 … 大体どのくらいを目途にルール化をお考えですか。

市長 … 制度としては新年度からできることを一つの目標でやっていければと思っています。

記者 … 野洲駅南口駅前整備と野洲市民病院とさざなみホールについて、どこまで進んでいるのかということを改めて整理して教えてください。

市長 … 病院については、病院整備事業特別委員会において、再検証の一定の方向性を出させていただきました。これに沿って具体的には1月末に向けて病院事務部を中心に今再検証の中間報告に向けて作業している状態です。

二つ目の駅前整備についてですが、業者から具体的な提案はまだなく、待っている状況です。

三つ目のさざなみホールについては、今解体設計を止めていますので、それを解約に向けて今後、調整をしていくという流れになっています。

記者 … 基本的には解約に向けて進んでいくという方向性でよろしいですか。

市長 … そうですね。受注者としっかりと協議をして、できるだけ混乱のないように話を進めていきたいと思っています。

記者 … 一度閉めると決められたのはなぜですか。

市長 … 空調も機能していませんし、ストーブを焚いたりなどして、何とかやっているのですが、これ以上寒くなってしまうとお客様の体調管理の面で難しくなってきますので、この時期で閉めざるを得ないといった状況です。

記者 … 全てを残せないであろうという話が議会の中でも出ていたと思いますが、あの建物については黒川紀章氏の建物で貴重なものの一つ入ると思いますが、そのあたりの残し方について何か考えていることはありますか。

市長 … そうですね。予算との兼ね合いもありますし、中にどのような機能を持たせるのかにもよると思いますが、皆さんが象徴的に思っているのはやはりあのホールの部分だと思います。そこをなくしてしまうと、なかなかご理解いただけないのかなと思いますので、そこを何とか上手に使いたいと考えています。

あと周辺の部分については、機能的にそこまで必要でなければ、使わないかもしれませんが、それも機能をしっかりと何を入れるのかというものをまず決めてから、どれだけ使うのかということになってくると思っています。

記者 … 行財政改革のことを進めたいということで当選されて、その辺りについては、これから本格的に取り組んでいくという感じですか。

市長 … やりたいことがあまりにも多すぎて行革をどうやってやろうかなというような形になっています。この1年2年ではなくて、任期の4年の中で中期的な視点で、効率的な行政運用を図っていくなど、そういうことをやっていかざるを得ないのかなと思っています。就任1年目でいきなり「バーン」と行革を打ち上げるというのは、ちょっと難しいのかなというのが正直な感想です。そのくらい課題が山積になっているのを感じました。

記者 … 令和6年度と令和7年度の当初要求額の比較で、寄付金の見込みが2割ぐらい減っているのですが、減る傾向にあるのですか。

市長 … 今年度はその前の令和5年度よりは下回る可能性が出てきたと思っています。

記者 … 現在の見込みはいくらぐらいですか。

政策調整部長 … 12月19日現在で約8億5,000万円程度です。

記者 … 昨年の同じ時期はいくらだったのですか。

政策調整部長 … 昨年の同時期で約10億円です。

記者 … 駅前ですが、業者からまだ案が出てきていないとのことですが、スケジュール的にはどのように考えていますか。

市長 … 来年の予算のこともありますので、できれば今の段階で方向性を見出さないと、仮にですが、今の業者とうまくいかないということになると、また一から考えないといけない。そうなると当然検討の経費もかかってきますので、それを当初予算要求に載せておかなければならない。本来でしたら1日も早くというところですが、こちらの事情で今回このような形になっていますので、仮に当初要求に間に合わなければ、補正といったことも視野に入れて考えていくということも場合によってはあると思っています。

記者 … さざなみホールが12月27日に閉館されますが、閉館セレモニーなど何か予定をされていますか。

政策調整部長 … 閉館イベントの「さよならコンサート」をすでに担当課の方で実施済みです。

記者 … 来年3月は文化小劇場を閉館されますが、何か予定をされていますか。

市長 … 小劇場をもう1年残したらどうかという声もありますので、現在、そこの検討をしている状況です。

記者 … さざなみホールを実際に使えそうかどうか。また、どのように中を改修するかといった検討は、来年度になってからですか。

市長 … そうですね。もう少し今後の活用のあり方を議論した上で、どのような機能を持たせるのか、令和7年度中に幅広く意見を聞いて進めていくことになると思っています。

記者 … 令和7年度中にどのような機能を持たせるのか検討するということは、令和8年度以降に改修ということですか。

市長 … 議論もしてどのような形の再生かという設計も必要ですので、令和7年度中の工事は無理だと思います。

記者 … 議会でさざなみホールの地下水の水位が非常に高くて、開館前後に水が館内に湧いたりといったこともあったとの話がありましたが、そのような点でリノベーションに向いていないという意見もありましたが、その点についていかかですか。

市長 … そうですね。そのような欠点もありながら施設を使いたいという方もたくさんおられます。空調であったり、雨漏りというものは、人が使うにあたって、どうしても直さないといけない部分だと思いますので優先的に直して、あとどこをどこまで直していくのかというのは使い方であったり、お金がどれだけかかるのかという部分で決めていきたいと思っています。少なくとも全て完全リニューアルといったことは考えていません。

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