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市長へのご意見・ご提案(平成27年5月)

ここでは、市長への手紙(手紙、メール、通信箱、ファクス)の4つの広聴制度で寄せられたご意見・ご提案を紹介します。いただいた皆さんからのご意見・ご提案は、今後の市の施策にいかそうと、市長がすべて目を通し、担当部署の意見を聞き、時には議論をしたうえで、お答えしています。
掲載内容は、広報秘書課で一部要約しています。また、市政に関係ない内容、個人・団体を誹謗中傷する内容、公序良俗に反する内容、営業等利益を目的とする内容のご意見等については、非掲載、ご意見の部分削除などを行うこともあります。

学童保育における給食について

Q 幼稚園では働く両親の為に預かり保育が有り、夏期休業期間中も予約しておけば給食を用意してくださいました。
同じ公立の幼稚園で給食があるのに小学校で給食が用意できないのはどうしてでしょうか?
兄弟姉妹で幼稚園の子供は給食があるのに一人の為だけにお弁当を用意しなければいけません。
特に夏期休業期間中は食中毒も心配ですし、期間も長くお弁当作りが毎日続く為親の負担は相当なものです。
保護者間では同じ様な懸念があり学童保育での給食が必要とされています。
働く親世代への支援も今後ますます必要となってくるでしょう。
野洲市としてはこの問題をどの様にお考えですか?

A メールによりご意見をいただきありがとうございます。
本市における幼稚園の預かり保育は過去に公立保育園を廃止した代償行為を理由に始まっています。制度上は、ご存知のとおり、「働く両親の為」の「保育」サービスは保育園で提供するものとなっています。夏期休業期間中等の幼稚園の給食は、本来実施しないものですが、幼稚園に付加した保育園機能に伴うサービスとなっています。
煩雑になりますが、経緯をご説明しますと、合併前の平成14年度に町立中主保育所を民間に移管し、公立は新たに建設した大規模な町立の幼稚園のみとされました。その際、町内に民営保育所が存続していたにもかかわらず、新しい町立中主幼稚園でも同等の保育サービスを実施するという矛盾した制度設計から始まりました。合併後も2006年に、三上第一保育園の統廃合により、三上幼稚園で預かり保育を実施し、その後2010年には、野洲幼稚園、祇王幼稚園及び北野幼稚園において預かり保育の拡充を図ってきました。いずれも、乳幼児を取り巻く環境の変化を踏まえ、幼保一元化の取り組みのひとつとして、保育園と同等な保育(教育)サービスの提供をするため、幼稚園で預かり保育及び給食を実施してきたものです。一方、幼稚園と保育を市独自の制度で統合したこども園整備も進めてきました。
したがいまして、夏期休業期間中等の幼稚園の給食は、保育園機能に伴うサービスとなっています。実施面でも夏季休業期間中の預かり保育の給食は、170食/日程度と食数が少なく、概ね保育所の給食実施経費の余裕枠内で提供することが可能であることから対応しています。
一方、こどもの家(学童保育所)での給食につきましては、平成22年度の待機を解消するための施設整備計画立案時に、保護者の皆さまとの協議を重ねるなかで、こどもの家の整備費用の増加に加え、学年齢が1年生から6年生までの児童に対応した給食実施経費(約800食/日を超える給食数)が高額になること、更には、夏季休業期間中は給食センターが安全安心の給食を提供するための設備や機械類の点検期間であり、保育園及び幼稚園の給食数を超えての給食は物理的に限界であることなどの理由で、こどもの家での給食は実施しない方向で決定されました。
ご意見のとおり、ニーズがあることは理解いたしますが、保育と学童保育の制度の違い、学童保育所における給食の搬入・配膳設備等の問題、コストとその負担の問題等から学童保育所における給食実施は困難と考えています。
なお、夏季休業期間中等のお弁当の管理にあたりましては、保護者の皆さまに持参をお願いしています保冷剤とともに、室内温度を可能な限り低下させ、安全管理に努めています。

犬の飼い主のマナーに関する規制について

Q 「広報4月」のコーナー “まちづくりステーション”に関して、(意見)が記載されていましたさくら墓地公園について私も同じことを思っております。
私共も家族を納骨しており、毎日、朝となく昼となく夕方となく一日一回は必ずおまいりしてご供養をしようと思っています。時には4月の桜の花を皆さまのご縁あるご先祖様も、桜はきれいね、うつくしいね、と感じていてくださいますか?桜の花の散るころは、又、来年の桜の花をたのしみにしています、と花にお礼を申し上げています。時には六地蔵様に花をお供えしたりきれいにおそうじしたり、合掌してお礼申し上げています。
そして石佛様にも合掌して感謝の心でいます。
お墓におまいりする方々は老若男女問わず、皆さまお地蔵さまに合掌されている姿を見ると、うれしくなります。
それはいつもきれいに整理して清掃してくださるシルバーの方々のおかげでございます。
そこへ、犬の「フン」「オシッコ」は私も腹立たしく思います。都市公園緑地は誰でも自由に利用出来るとの事。その様な方はウォーキング、ジョギングです。犬をつれたりして車で来られません。何しろ犬の散歩の人はマナーがなっていません。私も本を読んだりしていますが、中にはギターの練習、歌の練習、笛の練習などとてもよい所で幸福を感じますよ。ほとんどが湖南市の方だと思います。夕方のおまいりは犬の社交場になっていてこわいですよ。
野洲の広報をみている人はよくご存知です。他市の人はマナー違反だと思います。
大きなワゴン車で大型犬を3匹つれて来てこわい!よくほえます。垣根の植物も折れたり枯れたりしても無視ですよ。
条例により、犬の散歩墓地内は禁止。犬を連れている人は駐車禁止。野洲市の条例によりきびしく表現してください。

A 「市長への手紙」によりご意見をいただきありがとうございます。
日頃から、さくら墓園を大切にご利用いただき、ありがとうございます。
さくら墓園では犬の散歩を想定していませんので、遠慮していただくよう注意喚起を行っています。隣接の都市公園とは施設の性格が異なりますので、ご意見のとおり、犬等を連れて入ることを完全に禁止するよう条例化することは可能です。しかし、お墓参りに愛玩の犬等を伴って来園される場合も想定されるため、利用者のマナーに委ねています。
ご指摘のとおり、見過ごしがたい状況に対しましては、今後一層の注意喚起を強化してまいります。具体的には、これまでも行っています、周辺自治会へのマナー喚起のチラシを回覧に加えて、隣接する湖南市にも新たに啓発チラシの配布を依頼しました。さらに効果的な注意喚起の看板を新たに設置するほか、当施設の管理を委託しているシルバー人材センターと連携して、犬を連れた来園者に注意喚起を行うとともに、マナーの向上を呼びかけるなどの取組みを強化してまいります。

さくら墓園の拡張について

Q 野洲市に本籍を移し、お墓も近々野洲で建てようと考えたところ、すでに桜墓園は一杯とのことでした。
聞くところによると約60組くらいの待ちがあるとのことでした。
できれば近くに建てたいと考えています。
パッと見たところ、拡張できる余地もありそうですので、是非検討をお願いいたします。

A メールによりご意見をいただきありがとうございます。
同様のご意見は1月〜2月にかけてすでに4件いただいています。個々にお答えするとともに、すでに市ホームページにおいて3月回答分として回答内容を公表しています。内容は以下のとおりです。
なお、末尾の受付方法等一部の文言につきましては、3月回答時点から更新した内容としています。
さくら墓園は、地元北桜と南桜地域の旧墓地である旧松田埋葬地の再整備に合わせて墓所の拡大と周辺の公園化を目的に、当時の野洲町が1987年に都市計画決定し造成した墓園であり、総区画数は1,567区画(内、旧松田埋葬地からの引き継ぎである特定区画192区画)です。
このように、緑地と墓域を併せ持った都市公園として整備した施設であるため、都市計画法で決定した都市公園を縮小することは、市民の便宜を損なうとともに法の趣旨に反します。
したがいまして、ご期待に添えませんが、当墓園を拡張する計画はなく、また、市が新たな土地を確保して墓地を開設する事業計画もありません。
なお、墓園の利用状況といたしましては、整備後、年度ごとに、計画的に区画数を限って公募で使用者を募り、2013年12月で全ての区画の使用者が決定しました。その後の申し込み受付につきましては、契約者からの返還等により空き区画が出た場合のみ予約順に受付していますが、返還は年間数区画程度であるため、予約をいただいている方は2015年3月末現在で約60名おられます。さらに、契約されてから墓石を建てるまでの期間制限もありませんので、墓石が未設置となっている区画が419区画にものぼっています。このことも今後の課題です。
このように、従来からの受付方法は現実的ではなく、ほとんど意味の無いものとなっているため、受付方法について見直しをしました結果、5月31日をもって使用申込みを終了することを決定しています。

ハザードマップについて

Q 先日、ハザードマップが配られましたが、とても細かくて見にくいので、私のような年寄には向いていないように思います。前の方が学区ごとに分けてありますのでよくわかります。(2007年)
作りなおして下さい!

A 「市長への手紙」にてご意見をいただきありがとうございます。
今回作成して全戸にお配りしたハザードマップは必要な情報(浸水想定深、避難情報等)をひと目で確認していただけるよう、前回の冊子からA1のポスターサイズに改めました。
文字は可能な限り大きくし、地図上の施設名や索引など基本的な文字情報は前回のものと比べて同等以上になっています。新たに加えた避難に当たっての注意などの部分では、イラスト(図)を主体にしてそれによってご理解いただけるようにしましたが、その補足説明部分はスペースの関係上文字が小さくなっている場合があります。
あらかじめ市民の皆さまのご意見をお聞きすることは困難でしたが、議員の皆さまには原稿の案段階でご意見は伺った上で作成しました。
お住まいの地域の情報が確認し難いようでしたら、各担当課(洪水版は道路河川課、地震版は生活安全課)へお問い合わせいただければ、必要な情報をお答えいたします。
マップの作り直しは考えていませんが、5月中に、お配りしたハザードマップを基に、学区ごとの拡大版を市ホームページに掲載するとともに、各学区のコミュニティセンターにも備え付けるよう作業を進めています。

光善寺川河畔の自然保護及び維持について

Q 「市長への手紙」の意見に対してお返事をいただきありがとうございました。
何度も何度も読み返しました。また仲間の皆さんとも何度も何度も話し合いをしています。
平成20年度に行政懇談会を開催されたとのこと、私たち住民がその場に立ち入ることなどできないことはご理解いただけることと思います。地元住民として永らくこの地に住んでおりますが、意見を取り上げてもらえることは到底ありません。お返事をいただきましたが、このままあーそうですかとは言えないのが地元に住むものの住民感情です。
今ある自然を有効利用・活用ができないはずはありません。現状をいまのままでしてほしいといっているのではありません。台風、災害、など自然災害に対して防止策を取ることは大事なことです。養護学校の散歩コースとのことですが、こここそ私たち地元民の大事な散歩コースでしたし今も大事な散歩コースです。私たち地元民が散策することの有意義性を考えてみてください。養護学校のためだけの散歩コースなどでは決してないことをご理解ください。養護学校が建設される前から南部土木河川管理の方に依頼してむやみにカンサイタンポポの群生地や山野草の地を荒らさないこと、維持管理作業の時は一報くださいますようにとお願いをしてきています。
また、野洲養護学校の親水公園の樹木には園芸種は植えないで、この辺りに自生する樹木だけを植栽するということを当時の県の学校教育課に依頼してきています。当時の資料も残してあります。
�木自治会、小南自治会、長島・入町自治会そして篠原駅前自治会に住む住人がいることを声を大きくしてお伝えします。田んぼも畑も持っていませんし、昔からこの地に住んではいませんがこの地域の住民として安住の地としてこの地に根を下ろしています。わけへだてなく意見を取り上げてください。今後は「カスミザクラを守る会」として維持管理の活動をしていきます。3月はじめ南部土木河川管理担当の方に現場を見て頂きお話させてもらいました。これからはこの河畔林の自然を大切にするように地元の大人も子どもも一緒に観察会をしたり樹木に樹名板をつけたりなどより自然に親しめるような活動をしていく予定です。行政を地域住民の連携の橋渡し役として私たちを応援してください。これからもカスミザクラを通して自然保護、保全状況をお伝えしていく所存です。小南左岸側のカスミザクラの花が咲くのは4月下旬です。ぜひ見に来てください。

A まず、行政懇談会に関して、「私たち住民がその場に立ち入ることなどできない」「意見を取り上げてもらえることは到底ない」とのことですが、ご意見の件に関して、行政懇談会のことが出てきたのは、6年半前のその場で、光善寺川の大量漏水の情報が地元自治会長から出され、それを受けて堤防の強化対策が始まったからという経緯に関わってのみです。いずれにしても学区ごとに自治連合会が開催されている行政懇談会もまちづくりの大切な「回路」のひとつだと考えます。もちろん、すべてのまちづくりの課題について行政懇談会を経る必要はないと考えますが、否定的なご評価は気になります。
県による草木等の伐採の経緯は前回お答えしたとおりですが、当区域には篠原駅や小中学校への通勤通学のアクセス道路があり、野洲養護学校の散歩コースにもなっているとお答えしましたのは一例であり、地域にお住まいの皆さまも普段の生活の中で利用されることはもちろん認識しています。だからこそ、防犯上非常に危険な現状を危惧し、地元からの伐採の強い要望もありましたので、市から県へ要望し、安全確保のために県で整備していただいたものです。何よりも安全が確保されなければ安心して散歩もしていただけないと思います。
ご意見のとおり、その地の自然植生や生物の多様性を守ることは大事です。また、河川管理による管理に当たっては、当然、河川環境の保全は重要なことです。他方、安全や便利さなど市民のための他の受益要素との調整も必要です。
市といたしましては、今後も引き続き、自然保護・保全に向けた活動をしていただいています市民の皆さまとともに、自然の持続可能性の発揮に取り組んでまいります。

Qのお返事については下記のリンクをご覧下さい。

市長へのご意見・ご提案(平成27年3月)

職員の対応について

Q 突然お便りさせていただきます。
母と兄が野洲市で暮らして40年ほどになります。私自身は20年ほど前に独立し別居しております。昨年6月頃から、母と兄のことで問題があり、野洲市の職員の方々に並々ならぬお世話になり、どうしても市長に感謝の気持ちをお伝えしたく、メールにて失礼します。
私がまだ子供の頃から兄は精神疾患ではないかと疑っておりましたが、私の意見が通ることもなく漫然と過ごしておりました。15年ほど前父が他界すると、母は元々兄と性格が似ているので、二人での生活が社会と隔離されたような状態になっていきました。私にはどうすることも出来ませんでした。
母への精神的・肉体的・金銭的虐待により、保護された連絡を高齢福祉課の職員さんから突然電話いただきました。遅くまで残っていただいたり、休日にも関わらず出勤いただきました。その後も、二人の身辺を整理するについて、たくさんのハードルがありました。地域包括支援センターの職員さん、市民生活相談課の職員さんには本当にお世話になりました。私自身は他都市の公務員として働いており、仕事中に電話しにくいからと、常にお昼休みに電話対応していただいていました。時には休日出勤、また平日で有給休暇とる際に全ての関係者を呼んでいただき、休暇がなくならないようにしていただいていました。警察の方と話し合ったり、司法書士の方に法的問題について相談したり・・・
親戚とも話ししていたのですが、私たちの住んでいる都市、勤務先である○○市で、果たして同じことがあったら、こんなに親身に相談・処理していただけただろうかと思っています。肉親であるからこそ感情的になったりして上手くいかないことも、それぞれに共感しながら説得していただいたり代弁していただいたり…野洲市の職員さんのお力添えがあったから今があると感謝しています。
母は要介護が認定され、介護制度を利用し、元気に野洲市で一人暮らしをしています。兄は精神病院に入院中ですが、自立にむけて訓練しているようです。
これからも二人は野洲市に住み続け、お世話になると思います。
先ずは感謝の意をお伝えさせていただきます。ありがとうございました。

A 市職員の対応についてお礼のメールをいただきありがとうございます。
市職員は市民の皆さまお一人おひとりのお力になれるよう、全力をあげて、また連携して職務に取り組んでいます。今回のように仕事がよい結果を生み、さらに感謝のお言葉をいただいたことは、職員に達成感を与え、意欲を持って仕事に取り組む原動力となります。お手紙の趣旨は職員本人・所属長に伝えました。
職員には普段から、一人ひとりの市民の方に対し、きちんと向き合って対応するよう指示をしています。もちろん大きな困難を抱えておられる場合には、簡単に解決できるわけではありません。しかし、まずは受け止めて、既存の制度で対応できないかを検討し、それができないなら、新しく制度を作るというくらいの意識を持つことが必要だと考えています。一人を救えない制度は制度ではありません。
このような意識を持って今後も市民の皆さまに必要な基本的なサービスはきちんと提供することを基本として、市民の皆さまに信頼される職員の育成に努めてまいります。

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