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市長へのご意見・ご提案(平成27年2月)

市長への手紙 ご意見と回答(平成27年2月回答分)

ここでは、市長への手紙(手紙、メール、通信箱、ファクス)の4つの広聴制度で寄せられたご意見・ご提案を紹介します。いただいた皆さんからのご意見・ご提案は、今後の市の施策にいかそうと、市長がすべて目を通し、担当部署の意見を聞き、時には議論をしたうえで、お答えしています。
掲載内容は、広報秘書課で一部要約しています。また、市政に関係ない内容、個人・団体を誹謗中傷する内容、公序良俗に反する内容、営業等利益を目的とする内容のご意見等については、非掲載、ご意見の部分削除などを行うこともあります。

妊婦健康診査費用の助成について

Q 支払っている税金は安いところもあるのになぜ、こんなにサービスが違うのか?
不思議で仕方ありません。
また、市役所職員の対応ですが、妊産婦検診の助成について問い合わせ「市町村によって助成金がまったく異なる」といったところ「滋賀県内では同じです」と繰り返し言われました。
滋賀県内で比べるのではなく全国で先進的、また、住民サービスを徹底している自治体と比較し、野洲市はどうなのか?を常に考えてください。
周りではなく少しでもよい行政サービスが提供できないか?です。滋賀県にあわせても意味がないことです。
市職員の対応の仕方にも問題があるのでは?と思います。
本当に必要としているサービスが受けられない。
サービスについて考えてください。
何に税金が使われているのか?
本当に不思議で仕方ありません。
また、妊産婦検診ですが受診率の低下が問題となっています。
助けられる命を助けるためもう少し考えてください。
電話対応、窓口対応も考えてください。
こちらの電話代で言い訳を延々とする。
お待ちいただけますか?といった基本的なマナーがない。
なんせ思いやりがない。
国は「健診費用の無料化」の方針をだしています。
自治体によって数回〜14回の健診無料化をしています。
野洲市はなぜしないのですか?
滋賀県内は・・・・ではなくきちっと国の方針に従っている市に合わせてください。
また、国の指針がでてるのに言い訳する職員がいるのはどうか?と思います。
少子化問題は一刻を争う問題です。
早急に対応してください。

A このたびは、メールによりご意見をいただきありがとうございます。
まず、職員の応対により不快な思いされたことにつきまして、お詫びいたします。
「分かりやすく」「丁寧に」「誠意を持って」市民の皆さんに応対するとともに、貴重な財源を有効に活用して行政サービス提供面で良い成果をあげることが重要です。
日頃からこのような考え方で、私を含め、職員・組織で取組んでいますが、ご意見を踏まえ、一層の改善に取り組んでまいります。
さて、妊婦健診費用の助成につきまして、国が1年限りの制度としてはじめたものを野洲市はその時点から恒久制度として制度化したことから今日に至っています。
少し具体的に経緯を説明いたしますと、国は2009年2月に緊急特別対策として、当初は平成22年度までの時限措置という触込みで臨時特例交付金を創設し、妊婦健診の6回目から14回目の計9回分の合計額の1/2を補助金対象とする内容ではじまりました。その後、結果的に平成24年度までは単年ごとに延伸し、平成25年度からは地方交付税として財政措置されることになりました。
本市ではこの制度導入時点において、経済状況が厳しい中、若い世代にとって、自費である健診は負担が大きく、母体と胎児の健康を守り、安全で安心な出産を行うためには健診を定期的に受けることが重要であると判断し、国の特別対策終了後も引き続き恒久制度としていくために、制度上自由診療であるものを医療保険並みの助成として、現状の1回ごとの健診費用から上限額を設定した基本受診券14枚と検査券6種10枚を交付しています。
なお、本市の公費負担額の設定は、妊婦の多くが受診されている医療機関の費用を基本にしており、この動向に基づき額を変更してまいりましたが、平成24年度以降は医療機関の単価アップに変動がなかったため、公費負担額は据え置いています。しかし、健診費用の経済的支援に対するニーズが一層高まってきたこと及び教育や保育など課題となっていた他の子育て支援施策の成果が出つつあることから、来年度より、妊婦健診費用に対する公費負担の一層の充実を計画しています。
ご指摘のとおり、少子化は大きな課題であり、妊婦検診に加えて、保育、教育、保健など総合的な子育て支援に展望と安心を確保することが大事です。本市ではこれまで、安心・安全の子育て環境づくりに向け、限られた財源の中で優先順位を設定し、ご指摘の妊婦健診費用助成も含め、各種の子育て支援施策を進めてまいりました。具体的には、学校・園の完全耐震化と空調対策、学童保育所の拡充、特別支援教育や発達支援事業の充実、小・中学校の完全給食などです。その結果、特に、中学校給食、特別支援教育、学童保育などに関する施策は全国の他の自治体と比較しても進んでいますし、保育料も相対的に低く設定しています。まさに、「こんなにサービスが違うのか?」が実感いただけるのではないかと思います。
市では今後も、こども園整備、老朽校舎の改築、発達支援事業の充実、スクールソーシャルワーカーの配置、市立病院整備による病児保育サービス等の課題も控えています。限られた財源の有効活用の観点から、保護者や市民の皆さまの合意形成を図っていきたいと考えています。
なお、何に税金が使われているか不思議で仕方がないとのことですが、毎年度の市の予算や決算の状況は、事業内容と併せて公開の市議会の会議の場で審議していただいていますし、広報紙やホームページ等でも公開しています。特に野洲市の場合は、予算編成過程の透明化を図るために、予算編成作業の段階から公開し、市民懇談会によりご意見、ご提案を受けるようにしています。また、予算に限らず、市の情報の全面的な公開に努めています。

成人式におけるミニコンサートについて

Q 今年の成人式のミニコンサートはいかがでしたでしょうか?今回も、プランニングをさせて頂きましたが、曲の選定と出演者のドタキャンに、バイオリンの演奏も入れようと思って構想を練っておりましたが、担当課の生涯学習スポーツ課から、「予算の都合もあり、来年度からはミニコンサートを取り止めにするかもしれないので、今年はバイオリンを入れないでほしい。」との事がありました。
「文化ホールも技術さんの削減を図りたい。」との意向もあり、何となく何事も経費節減でなく、業務節減になっていくような気がしてなりません。
今も音楽文化に民間人としてたずさわっている私にとってもう一度、文化ホールにたずさわり、野洲の文化力と地域の繋がりを大切にしたいと思っています。

A 「市長への手紙」にてご意見をいただきありがとうございます。
成人式につきましては、ご承知のように、第一部の式典は市と教育委員会が主催し、実施しています。
このような状況の中で、お手紙の趣旨が理解できかねるため、式典の企画・運営を委ねている教育委員会に確認したところ、ミニコンサートの出演者等のプランニングは○○様にお願いすることが「慣例」になっていることが判明しました。
○○様には日頃から、知識や経験を生かしていただき、市内における音楽文化の振興にご協力いただいていることには大変感謝していますが、先に延べましたように、式典は市と教育委員会の主催で実施している事業であり、特定の方による過度の介入は、公平・公正な公共事業の遂行の観点から適切ではありません。
このようなことから、教育委員会では、次年度以降の式典におけるミニコンサート等につきましては、出演者等のプランニングも含め、責任を持って企画・運営するとのことです。
なお、「予算の都合もあり、来年度からはミニコンサートを取り止めにするかもしれないので、今年はバイオリンを入れないでほしい」と担当職員から説明を受けたとのことですが、教育委員会によると、ミニコンサートは来年度も開催を予定しており、今年度のバイオリンの演奏は出演者の直前のキャンセルのため中止したものであり、お手紙に書かれたような説明はしていないとのことでした。

野洲図書館の開館時間の変更について

Q 市立図書館の平日の閉館時刻が20時から18時に繰り上げになる件に関して非常に残念に思います。野洲市内で勤務し20時の閉館時刻を大変ありがたく感じていました。17時までが勤務先の定時ですが、18時の閉館時刻に間に合うのはなかなか難しくなります。図書館で勤務する人の人件費等を考慮するとやむを得ないのかもしれませんが、サービスの低下にはなると思います。今後、再度20時まで再延長する見込みの有無も含めて市長のご意見を伺いたい。

A このたびは、メールによりご意見をいただきありがとうございます。また、市外にお住まいでありながら、お仕事のお帰りの際に野洲図書館をご利用いただきありがとうございます。
まずは、メールにお答えするために市教育委員会に見解を求めた結果、以下のとおり回答がありました。

図書館の平日の開館時間につきましては、平成14年の開館にあたり、当初は「10時から18時まで」となっていたものが、直前になって「20時まで」に急遽変更され、そのために職員の勤務体制に無理が生じることへの対応策として、4名の臨時職員を雇用して今日に至っています。
しかし、夜間業務による変則勤務のため職員管理に支障が出ていることや、司書資格を持つ臨時職員の待遇の面など、「20時閉館」には課題が多く、今回、これらの解消のために開館時間を変更することとしました。通勤・通学の帰路にご利用いただいていた皆さまには、ご不便をおかけすることとなり、誠に申し訳ございませんが、ご意見をいただきました18時以降の再開館は現時点では考えておりません。
なお、2015 年11月13日に図書館協議会が開催され、現在抱えている課題、また県内公立図書館の開館時間の状況なども踏まえながら議論がなされ、今回の開館時間の変更につきましては、「これからのより良い図書館としていくために必要な変更」とされました。
また、参考までに、県内にある50の公立図書館(分館含む)のうち「19時まで」は6館、20時までは4館で、残りはすべて「18時閉館」となっています。

以上が教育委員会の見解です。
2002年の開館直前になって当時の首長の一言によって急遽開館時間を20時までに変更されたことにつきましては、十分な議論を経て決定されたものかどうかが不明であり、明確な根拠がありません。また、教育行政への過剰な介入にも当たります。結果的に、交替勤務制をとらざるを得ないことで図書館サービス全体の最適化に悪影響を与えていると思われます。また、多くの臨時職員の雇用を前提とする不適正な雇用環境にもなっています。今回の変更は妥当な判断であると考えています。
今回の変更により、交替勤務制をなくし、職員を10時から18時の時間帯に集中的に配置できるとともに、4月からは、正規の司書職員の増員と図書費の充実を図るなど、図書館サービス全体の質の向上を図ってまいります。

カーブミラーの設置について

Q 市長さんへ。
ついこの前から困っていることがあります。
それはこのようなことです。
僕の家の前には道があるのですが、行き止まりの道なんです(住宅用の道)。
それでいつも同じ場所から大津能登川長浜線への連絡道路へ抜けるのですが、その抜けるのに大変怖い思いをしています。
連絡道路(農道)に出るときに隣の家の木などが邪魔で、車の様子が分からないのです。
住宅道に入るときもです。
前は入ろうとして行ったら、車がいきなり視界に現れ、その車をよけたものの、他人の家の駐車場にぶつかってしまいました。
駐車場に車が無かったので良かったのですが、もし車があったら大変な事故が起きていました。
その後も、出るときには別の車と接触しそうなことが何度もありました。
今もそうです。
ですので、その防止にもカーブミラーをつけていただきたいのです。
よろしくお願いします。

A このたびは、メールによりご意見をいただきありがとうございます。
担当職員が現場を確認した上で、道路反射鏡設置指針に基づき、カーブミラー設置の必要性を検討しましたが、道幅もあり交差点進入時に徐行することにより左右の安全確認が可能であると判定されたため、ご要望のカーブミラーの設置は見送らせていただきます。
カーブミラーに頼るより、直接安全確認いただいた方がより安全だと考えます。

市議会議員の定数や報酬等の削減について

Q 昨今、年金財政の厳しさもあって、年金受給者としまして、引き下げられているなかで、消費増税を併せ考えますと、生活面での厳しさを感じます。
ところで、野洲市においては議員報酬の引き下げの動きすらありません。この種の問題を審議する場があるのでしょうか。私は報酬は引き下げるべきと考えます。
本会議を傍聴しましたが、議員の勉強不足に驚きました。
そして、20名の議員は多すぎます。野洲市人口5万人からして、16名程度が妥当だと思います。7学区ある野洲市、1学区2人程度としても十分でしょう。議会改革や行政改革が叫ばれている昨今、取り組むべき課題です。
昨年、議会報告会、懇談会にコミセンぎおうで参加しました。参加者は3名、発言者も2名、議会を信頼していないのか、議会に関心がないのか、これでは条例があるからやっているようなものです。
この際、定数削減について質問しましたが、議会で検討しますと議長の発言で終わり、本来定数減の問題は議会の中で検討されるべきものと思いますが、現実問題無理だと思います。
市長が定数減案を提案して減らしている市もあります。
このような方法はとれないものでしょうか?出来ないことはないと思います。

A 「市長への手紙」にてご意見をいただきありがとうございます。
議員報酬の減額と定数の削減につきましては、2年前の2013年2月議会定例会において、議員の発議により、定数を2名削減する改正条例(案)と議員報酬を一律5万円ずつ減額する改正条例(案)がそれぞれ提案され、審議された結果、定数削減の改正条例(案)は否決され、議員報酬を減額する改正条例(案)が可決されました。これにより、議員に関する経費削減につきましては、報酬の減額で対応されることとなり、2013年8月分から、議長38万円、副議長33万円、議員30万円に減額されています。
このように、議員の報酬額は条例で定められますので、決めるのは議員で構成されている議会です。確かに、条例の提案は市長と議員の双方ができますが、慣例としては、議員の主体性を尊重しています。市長が提案する場合は、予め、条例で設置された野洲市特別職報酬等審議会の意見を聴くこととなっており、2014年1月の審議会の答申では、「議会の議員の報酬の額は、現行の額を据え置くことが適当である。」との答申内容でありましたので、現行の額を据え置くこととしました。
議員定数につきましても、報酬額と同様、野洲市議会議員定数条例で定めることとなっており、慣例としては、議員の主体性を尊重しています。
いずれにしましても、いわゆる二元代表制のもとでは、市民の代表としての議員間で十分に議論され、合意形成を図られた上で条例改正についての議員提案をされるのが本来であり、議会の判断が優先すると考えます。

(仮称)野洲市立病院整備基本計画評価委員会について

Q 市長 山仲様
本日は野洲市立病院整備基本計画評価委員会おつかれさまでした。
そのときすぐには言えなかったのですが、思い返してお伝えしたい部分、聞きたい部分がでてきたので連絡させていただきました。
まず、市民からの声は基本構想で聞いてあるとのことですが、構想のようなイメージの部分はだいたいそれなりの綺麗な文言になりますし、あくまで構想で、建前であり、実際のことはこれからだと感じます。
専門性がないとわからないからこそ、市民に十分に説明しながら進めていただけたらと思います。
つぎに、今回の委員について、学識経験者ということですが、今回市が運営予定の規模の経営を経験している方は野洲病院院長以外におられますか?
近隣の医療関係者で権威のある方々だとは思いますが、どうも無難という感じが否めません。こういった関係者、専門家が考えたあげくに失敗している例も多いように思います。だからといって責任を問われることはないですし。
これからでも、追加の特別委員として、ここは税金を使ってでも、他県や海外から、同規模の人口で同規模の病院をすぐれた手腕で経営されている経営者を迎えてもよいのではないかと思います。今はネット会議もできますから。
この基本計画はすごく大切だと思いますので、もっと斬新な起用、ダイナミックな論議をお願いしたいと思います。
ここにきて骨を変えることはできないと思いますが、3.11など、時勢はどんどん変化しています。肉の部分は積極的にアップデートしていくべきだと思います。そこの取捨選択は市民に選ばれた市長のご判断でいいと思います。
みんなで協力して良いものをつくっていけたらと思います。

A このたびは、メールによりご意見をいただきありがとうございます。また、第1回の評価委員会にご参加いただき、ありがとうございました。
まず、(仮称)野洲市立病院整備基本構想は、一般的に構想でイメージされる「綺麗な文言」や「建前」ではなく、その前の作業である、「あり方検討」及び「可能性検討」の結果を踏まえた、その時点では相当の精度を持ったものです。とくに、「可能性検討」の段階ですでに、病院の機能を想定し、収支シミュレーションを行っています。また、構想に先立つ「基本方針」でも、市民の皆さんとの議論や議会での審議に、「凍結期間」を含め、1年弱の議論を行っています。
これらの手続きを経た上で、今回基本計画の策定を行っています。できるだけ良い計画をつくるためと手続きの透明化をねらいとして、異例ですが、専門家等による公開の評価委員会を設けて計画への評価・検証と提言をいただきながら進めています。委員会の委員は医療及び病院経営の学識経験者、地域の医療機関、県医療行政、地域福祉の関係者などにご協力いただき構成しています。
評価委員会への委員の追加のご提案をいただいていますが、滋賀県野洲市において「持続ある地域医療を育てる」といった基本理念に沿った適切かつ最善の構成であると考えています。「無難」とご指摘をいただくような構成にはなっていませんし、「ダイナミックな論議」がされていないとも考えていません。「海外から、同規模の人口で同規模の病院をすぐれた手腕で経営されている経営者を迎えて」というご提案に至っては、その真摯さに疑問を感じます。
なお、ご指摘の「3.11」とは、東日本大震災のことかと思いますが、ご参加いただいた先日の委員会でお配りしました資料にも改めて記載のとおり、病院問題の検討と作業はすべて「3.11」以降のものですし、医療制度を含め最新の状況と情報も加味しています。
結びの「みんなで協力して良いものをつくっていけたらと」思っていただいていることにご期待いたします。

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