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市長へのご意見・ご提案(平成26年5月)

ここでは、市長への手紙(手紙、メール、通信箱、ファクス)の4つの広聴制度で寄せられたご意見・ご提案を紹介します。いただいた皆さんからのご意見・ご提案は、今後の市の施策にいかそうと、市長がすべて目を通し、担当部署の意見を聞き、時には議論をしたうえで、お答えしています。
掲載内容は、広報秘書課で一部要約しています。また、市政に関係ない内容、個人・団体を誹謗中傷する内容、公序良俗に反する内容、営業等利益を目的とする内容のご意見等については、非掲載、ご意見の部分削除などを行うこともあります。

なお、2014年4月受付分より、各月の回答分を一括して、回答月の翌月末までに掲載していきます。

学校給食のアレルギー情報について

Q 小学校に通う子供にアレルギーがあります。
年度始めに通年の献立のアレルギー情報を頂き、毎月の献立表と併せて確認をしています。
昨年までは年度始めに頂くリストは表形式で記載され10枚程度だったので、それでも確認は大変で何度も見落としが無いか確認していたのですが、今年頂いたものはメニューひとつに1枚で、総厚み2センチメートルくらいの束になっていました。
要望や法改正などで記載する内容を増やす必要があったのかもしれませんが、非常に見難く見落とすリスクが高いと懸念します。残念ながら、法律で決められた情報開示を単純に実施しているだけで、その情報がどう利用されるかが考えられていない印象を受けます。命に関わることです。是非改善をお願いします。

A このたびは、メールによりご意見をいただきありがとうございます。
メールをいただいて、教育委員会に状況を確認しました。
まずは、今回の学校給食のアレルギーに関する情報提供の変更について、事前に保護者に対して十分な説明ができていなかったことが分かりました。できればご意見をお聞きする協議の場があった方が良かったと考えますが、少なくとも説明は必要であったと思います。この点は、お詫びいたします。また、保護者の手間が煩雑になったことについても同感ですが、正確さを期すためというのが教育委員会の説明です。具体的には次のとおりです。
昨年度までは、本市の学校給食のアレルギー対応として、献立表と加工食品配合表の2点の資料提供を行っており、加工食品配合表につきましては、業者より提出された資料を基に、給食センターにおいてアレルギーに関する情報を抜き出し、表示してまいりました。
しかし、一昨年度に東京都内の小学校において児童が誤ってアレルゲンを含む給食を誤食し、亡くなられたことを受け、情報提供の方法について、各園・学校等も交え、再度検討いたしました。その結果、加工食品等配合表につきましては、食品衛生法施行規則に基づき業者が作成した、アレルギーをはじめとする各食品に関する全ての情報が掲載された書類をそのまま提供する方法に変更することで、「正確・確実」に確認していただけることとしました。
ご指摘のとおり、今回の変更に伴い書類は多くなりますが、各食品に番号を付与し一覧表を作成したり、アレルギーに関連する情報が掲載されている箇所を太枠表示したりするなど、閲覧におけるご負担を可能な限り少なくする工夫をしています。
また、紙ベースでの情報だけではなく、電子データも作成していますので、必要な場合は各園・学校へお問い合わせください。
私が教育委員会と協議をした結果では、栄養士等職員のそれなりの工夫と配慮もあり、その対応が「法律で決められた情報開示を単純に実施しているだけ」とは考えませんが、正確さと分かりやすさを両立するための一層の工夫が必要と考えます。そのためには、職員配置や経費などの面も合わせて検討することが必要であると考えています。

発達障がい者の採用について

Q 私は発達障がいがあります。もうすぐ精神障害者手帳を取るのですが、日本ではまだまだ認知や理解がされてないのを感じます。なぜ発達障がい者は専用の手帳がないのですか?公務員の試験でも身体障がい者枠はあっても、なぜ精神障がい者や発達障がい者枠はないのですか?手帳を持っていても普通の人と同じ様にお給料を貰って働きたいです。公務員の試験に身体障がい者枠があるのは一般との不公平差をなくすためなら、精神障がい者や発達障がい者も一般とは別枠で造って下さい。お願いします。PCで調べたら、他府県では精神障がい者や発達障がい者、知的障がい者も公務員採用をしていることを知りました。私は発達障がいを理解してもらえず、18歳で挫折しました。同年代からは遅れてしまったけれど、働く意欲はあります。今も苦手な対人関係を接客業でちょっとずつ克服しつつあります。発達障がい者も身体障がい者と同じ様に一般とは別枠で公務員採用できるような法律、条例を制定して下さい。お願いします!! 

A このたびは、メールによりご意見をいただきありがとうございます。
ご質問の発達障がい者専用の手帳については、法律において位置付けられておらず、制度上ございません。ただ、医師による発達障がいの診断がある場合、精神保健福祉法(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律)第45条に基づく精神障害者保健福祉手帳が交付されることがあります。
現在、本市における職員の採用につきましては、基本的に障がいの有無を条件とせず、広く公募していますので、発達障がいのある方も応募いただけます。
さらに、障がいのある方々の就労機会を拡大すべく、これまで一部の業務、職種において、知的障がいや身体障がいのある方を対象とした別枠を設けて採用募集を行っています。
しかし、障がいのある方の雇用を一層促進していく必要があると考えており、今年度からは、障がい種別や障がいの特性にかかわらない採用試験を実施してまいります。

野外焼却等について・「バイコロジー自転車道」の看板について

Q 過去の市長への手紙で触れられている方がいますが、農林漁業を営むため廃棄物をやむをえず焼却する場合のみ「許される」との事ですが、農業資材や家庭の廃棄物は駄目とあります。
田んぼのゴミの焼け跡からそれらしきものがありました。場所は永原北信号付近の
辺りです。
ゴミが入っているものと思われる袋も滋賀銀行・祇王支店付近より少し南下した場所にある小さな川の柵に吊り下げられてました。ゴミを持ち帰らず吊り下げるって何なんですかね?マーキング行為?
今の市販の家庭用空気清浄機はガスとか匂いの原因の非常に細かい物質までは完全除去できていません。ごみ焼却施設の汚染物質除去処理能力と比べればおもちゃみたいなものです。が、何も通さないよりかはきれいにしてくれると思います。
そう言うフィルターを通して焼却するように義務付けると言うのは難しいのでしょうか?
それとゴミとは関係ないですが、野洲の家棟川付近にある「バイコロジー自転車道」の看板から風による異音が気になったのですが、元々こうだったのでしょうか?
キィーコキィーコと鳴り続けてます。

A このたびは、メールによりご意見をいただきありがとうございます。
野外焼却は法律によって禁止されており罰則も規定されていますが、ご指摘のとおり、左義長などの宗教行事や農作業に伴うもの等などは除かれています。
野外焼却の禁止につきましては、これまでも、広報紙や自治会の回覧板等により周知徹底をするとともに、通報があれば、その都度現地に出向いて厳重に指導をしており、今後も引き続き取り組んでまいります。
ご指摘のように、適法の廃棄物焼却施設の場合は、空気送風機、集塵機、焼却物の定量供給装置、気密性の炉、助燃バーナー、燃焼室の温度制御などの構造基準に適合した無煙、無臭の焼却炉が必要となるなど、法令に基づき厳しい規制がかけられています。しかし、ご提案のように、それ以外の場合に、施設や装備を義務付けることは、科学技術上の合理性及び法的根拠がなく困難であると思います。
なお、農作業に伴う野外焼却の問題は、従来の農地が開発されて宅地に変換され、双方が隣接するようになるという、土地利用及び社会的変化にも原因があります。もちろん農作業であっても焼却する人の配慮は不可欠ですが、今後は、適正な土地利用計画に基づく対応も必要です。
次に、不法投棄については、未然防止と啓発活動のために、各学区に2名の不法投棄監視員を設置して、河川敷や山手等不法投棄の発生しやすい箇所を中心に月2回の巡視をしていただいています。
また、シルバー人材センターにもクリーンパトロール隊として、清掃活動や啓発活動のため、週1回の市内巡回をしていただいています。
またその際に、不法投棄物の投棄者の住所・氏名等が判明するものがあれば警察へ通報するなどの対応をしています。
いずれにしましても、個々人のマナーの向上によるところが大きいため、今後も、不法投棄の未然防止に向けた巡視や啓発等を一層強化するとともに、啓発活動として、広報紙、ホームページ等により、不法投棄は犯罪であり、「5年以下の懲役」若しくは「1千万円以下の罰金」の罰則がある旨、改めてお知らせを徹底してまいりたいと考えています。
次に、自転車道の件ですが、担当職員が現地を確認したところ、標識には車両等が接触したような形跡があり、その影響で取り付部分のボルトが緩み、風に揺られて音が鳴っているとのことでした。このようなことから、ボルトの締め直しによる修繕をいたしました。

2014年地域発展への提言

Q これから10年後、20年後、30年後、郷土の姿はどう変化しているだろうか、ひいてはそれが国のあるべき姿であろうか、今、農業は衰退の一途を辿っており、若者の農業離れが年を追うごとに進んでいます。それは労力をかけるだけの見返りが伴わない、つまり、自給自足の時代から、あまりにも基礎経費と言われる、肥料・機械・種育苗・農薬と、それに早期栽培の無理が仕入原価を高めて、反収の人的自給経費があまりにも過小評価されている。それは費用がかかりすぎて実入が少ない、何時も自分達の足を食う厳しい現実にある。これでは若者を引き止める魅力ある職業とは言えません。現在はそれだけ農業にも最先端の技術導入が求められ、農業の大型化・数値制御による機械化が求められ、果たしてこれ等に立ち向かえる農業専従者がどれ程おられるであろうか、滋賀県は農業立県として、すべての面で有史このかた、戦前・戦後、そのことを県是とし地域開発に網目をかけ、精査・規制を掛けて来ました。しかし今、国土全体の山間農業の離農過疎化は年を追うごとに進み、歯止めをかける方策に悩まされる有様、其の上、補助金支出でカバーするにも限界があります。そして若者は否応無しに職を求め、出会いを求めて都会へと吸い寄せられていきます。今、東京オリンピックは2020年開催と指呼の間と呼ぶべき光陰に迫り、一段と離合集散、東京一極集中が進もうとしています。それを少しでも食い止めるためには魅力ある地域作り、農業を除く産業配置に、誘導の道筋をつけて行く必要があります。私は2001年(平成13年)市に提出した資料に中国オリンピック招致と経済発展を取り上げ、今、中国も日本が通って来た繁栄の道を追尾しています。オリンピックの終わったあと、彼等は経済の膨張、実入りの大きさ、高賃金化にともない、有り余る外貨をもち、成金主義を見せびらかし外国旅行を謳歌することになろうと予告し、我が国から遅ればせながら低賃金労働資源を求め進出する企業に警鐘をさせていただきました。それが見事に的中し無残な有様です。つまり企業は実稼働収益が上がらず、目論みがはずれて、進みもならず、引くことも出来ず立ち往生することになるだろうと申しました。今将に其の状況です。それは中国から新しい転進地、発展途上国を探しても、いずれ結果は似てきます。つまり地球上では工賃の平均・平準化が浸透し、進出企業は元にもどる。日本に回帰してくる。そんな予告をしていました。そんな状況がすべてではありませんが、グローバル化の中で、そんな帰結を想定して、地域の整備、開発に先見性を発揮しておくことこそ為政者の使命ではないでしょうか、現在は高齢化と同時に高齢者の実働も65歳から古希過ぎまでやれる、熟練労働も潜在労働力として活用の時期に来ています。そんな潜在労働力を掘り起こし活用できる企業こそ勝ち残る企業になるのではないでしょうか、そのための条件づくりこそ蒲生郡には可能であろう。御婦人の潜在労働力を吸い上げるのも必要なことです。それらのことを定年制の規制にはめず、職能給として実仕事年齢を取り入れる地域社会を構築する。ただ単に他国より労働移民を受け入れるより、言語が通用し技術蓄積のあるマイスター、熟練労働こそ魅力です。それを利用しない手はない。そんな地域社会をめざすことも、産業回帰の中で求められることではないでしょうか。そこで、我が蒲生郡は一つと言うことを申し述べたいのです。今、草津市は将来性を見込んで琵琶湖岸に向け、人口移入・基盤整備が産・官において進められています。その潜在力・覗かせる活力は、訪れる人達を驚かせ、夢や希望を与えています。それは県都の大津市に比べ大きな発展性を孕ませています。それに比べ我が八幡市はいかがでしょうか、どこかに閉塞感が漂っています。東近江市他蒲生郡全体が止っている感じを受けます。各所旧跡を管理するマイナーな町でいるつもりならこれでよいでしょうが、これほど可能性を秘めた立地条件のある近江八幡市、いや、蒲生郡部の平坦山地、草津市に比べ鈴鹿峠に向け大きく開けた台地は他に少なく、つまり、産業立地再配分を可能とする。大きな可能性を秘めた地域です。そのために将来を見据えて基盤整備をしていただくことです。それは観光・農業・製造・産業の配置の中で住空間を生み出し、人の配置を想像することだと思います。そこで本題とするところを何におくべきか、それは我が県を通過しませんがリニア新幹線の本工事です。すでに旬日に迫っています。そして在来新幹線の役割です。夫々にその使い道、使用の方法が議論されるでありましょう。そこで県下を通過する在来新幹線の東京−大阪間は、その役目を今までより更に肌理細かく利用者を増やすために、駅舎が増やされることになるでしょう。そうなってくると滋賀県でも最低で後一箇所駅舎建設を求められ、その設置場所が俎上にあがります。それは米原京都間における草津−能登川間で尤も条件の良いところ、つまり在来東海道線・琵琶湖線に近接するところ、と言うことになり、地元負担からも工事費の安い所、それは架け替え工事線の不要な安養寺高架線であろう。今、市議会で可決され、工事が一部着工しています篠原駅舎、この工事を中止はできないだろうか、竜王町・野洲市・近江八幡市の三市協議の進展からこのまま進むのであろうか、誠に残念なことです。私は、この琵琶湖線を在来新幹線に近づける変更工事をお願いしたいのです。そして在来新幹線駅設置をセットで進めて欲しい。そのような世紀の大工事が完成すれば自ずと新しい町、寄り集まる市が生まれ、活性化が進み蒲生郡は大きな変化を遂げてくれるであろう。そして道路整備である。それは日野川護岸を利用した方式で琵琶湖に発した道が水口市の先、大野の付近で国道1号につながる産業道路とすることである。途中篠原新幹線駅・新設名神雪野山インターをへてより産業立地、アクセス簡便な道路に整備し物流の流れを容易に進める。それは地域の特性、製造・産業・農地の再配置を進め、高齢化過疎化地の予防を兼ねた国土の建設、防災の叫ばれる地球温暖化の気象変動の激しい中、それに対応しうる地域作りが必要であろう。今時、農業優先県を標榜する戦前・戦後の食糧難時代を規範に、農水省中心のお達しを県是として、全てが両断される地域振興は不要である。それと立ち消えになった琵琶湖空港、これも観光都市京都を控えた准観光県滋賀・近江八幡市の将来に必要ではないだろうか、そのために産業道路の基点を日野川沿い琵琶湖発としています。それは将来湖上空港の可能性を残しておくことである。京都へは琵琶湖大橋西大津バイパスで連結することで対応できます。それら諸々を含め近江八幡市市庁舎立替よりも、先ずは、今一度市町村合併の再検討・再構築を求めたい。それからでも遅くはない。東近江市は不可能か、竜王町・日野町の合併、25万都市の実現は無理でしょうか、産業再配置には是非必要です。大きな絵・大きな夢、今こそ小異を捨て20〜30年先を見て大同団結を実現し、立派な町造り・地域造りに各位の挺身を期待し、お力の渾身を切望するものです。それは在来新幹線駅誘致から、国政も大いに地域発展の見本、テストケースとして協力を惜しまないはずです。“まず隗よりはじめよ”ではないでしょうか、近江八幡は可能性を秘めた地域です。隗となるべき先導役、その舵取りを誤らないでもらいたい。小さく纏まらないでもらいたい。未来に向けて雄雄しく進んでもらいたい。これは竜王町・日野町にもお願いしたい。大津市・長浜市があれほど大きく飲み込み、高島市があそこまで肥大化したのです。無駄な経費を使わず、必要投資に集中して実効を挙げていただくことを切望いたします。小泉元総理が首相時代、栗東新幹線駅舎建設に反対する知事を選び、“滋賀県民は何を考えているのだ”とお叱りをうけました。しかし栗東新幹線駅設置とは事情・時代が違います。新駅建設を積極的に受け入れ、地域発展の起爆剤として活用し、明日を切り開いてもらいたい。それが近江八幡市民・東近江市・蒲生郡民の進むべき道なのです。必ずや未来の住民から賞賛の声を贈られることでしょう。一次産業農業を疎かにするつもりは毛頭御座いません。しかし時代のすう勢から食性の変化を読み取る時、日本人の嗜好は大きな変化を見せていることを知ることです。産住混合の調和、その見本を見せてもらいたい。

A 地域(蒲生郡等)発展についてのお手紙をいただきありがとうございます。
今後の野洲市のまちづくりの参考にさせていただきます。

野洲駅南口駅前広場整備について

Q 現在、野洲駅南口ロータリーの整備工事をしていますが、4月13日から元のロータリーに運用が変わりました。工事前のロータリーと違いが無いように思うのですが、何のために整備工事を実施したのですか?バスの乗降場に屋根が付いただけではないのですか?これでは以前同様、自家用車による渋滞が何ら解消できないような気がするのですが、渋滞解消は整備と関係なかったのですか?
仮設ロータリーの方が広く使い勝手が良いのではないですか?
南口ロータリーも北口と同様な広さにできないのですか?
財政難の中、税金で再整備しているならば、有効な整備(野洲駅舎を含めた大規模整備)を目指してほしいです。

A このたびは、メールによりご意見をいただきありがとうございます。
野洲駅南口につきまして、旧の駅前広場では、交通の輻輳、バスプールがないこと、自家用車の乗降場がないことなどの多くの課題がありました。また、市のバリアフリー基本構想に基づき、バリアフリー化(身体に障がいのある方などが、不自由なく移動できるように、道路の段差などの障壁を取り除くこと)などの改修を速やかに実施する必要がありました。
約6年前に私が市長になったときには、平成17年度から検討を重ねられてきた「野洲駅周辺地区都市再生整備計画」により、ベデストリアンデッキ(立体的な歩行者専用の通路)の整備を含んだ、10億円を超える事業費の事業が着手直前でした。しかし、効果に比べて高額な計画であると考え、費用対効果の再精査を行い、現在の整備計画に至ったものです。事業費につきましても、出来る限り、国の補助事業等を活用し、市の負担をできる限り抑える計画となっています。
駅前広場の課題としては、機能性、安全性、渋滞緩和、景観・環境などがありましたが、事業の経緯、土地や制度などの制約条件の中で最善の改善を図ることを目的にして、市民団体、地元自治会、商工会等の各種団体、交通事業者、県等の行政機関、都市計画の専門家等の方々にご参加いただき公開で検討を進めてきました。検討はその経過をすべて議会、市民の皆さんに、資料配布、市広報、ホームページ等を通じて公開するとともに、市民の皆さんの意見を頂きながら進めてまいりました。
駅前の渋滞解消は重要な課題ですが、今回の整備では、一定の限界があると当初から共通認識となっています。ただし、コンビニ前での個人の送迎車の停車による駅前の混雑の原因については、自家用車の乗降場・駐車場を整備することでバス・タクシーなどの車との輻輳を減らし分離をすることである程度の混雑緩和と安全性の向上をめざしています。
これまでの市民集会での説明やお手紙への回答でお答えしたように、駅前渋滞の遠因は、市役所前の道路及び交差点の渋滞混雑であり、そこから改善しなければならないと考えています。そして、これらの箇所の渋滞は国道8号が本来の機能を発揮していないからであると考えられます。国道を避けて、既に渋滞している道路に、駅から来た車が、右左折をするために流れが滞り、駅前まで影響が及んでいます。また、渋滞は、朝夕、特に雨天時がひどいということも考慮して今後の対策を立てることが大事と考えています。いわゆる、ピークカットの方策の検討です。
このため、もとから解決するという発想に立ち、国道8号バイパスの早期実現に取り組みます。ご存知のとおり、このバイパス計画は、昭和57年に国によって「事業化」され、平成12年に法に基づく都市計画決定がされていますが、実質的に進展が見られませんでした。この道路は、渋滞解消はもとより、安全、産業振興、救急・災害対策上など有効です。これにより、市道、県道などの交通負荷を減らせば、多くの問題が解決できると考えます。2年前に守山、栗東両市にも誘いかけ、新たに促進組織を設立し、積極的な取組みを進めつつあり、昨年度には一部の用地買収にまで進展しています。
駅前広場の整備と並行して、野洲駅南口周辺整備構想の検討を市民と専門家の参加により公開で進めています。構想検討に先立って、平成25年6月までの約1年間、市民と専門家、さらには、JR、県、国等の関係機関も加わって、検討を進めていただきました。野洲駅舎の改築も将来的な課題と考えていますが、これらの検討の中では、具体的課題としては俎上にはあがっていません。
「財政難の中、税金で」「有効な整備」を可能な限りめざしています。まちづくりの取組みはすべて公開するとともに、手紙やメールに限らず、さまざまな機会でご意見を交わす場を設けています。ご意見、ご提案をお待ちしています。

野洲第二保育園の跡地利用について

Q 私は、15〜16年前に野洲第2保育園に通っていた卒園生です。
新学期になりましたが、廃園になるのに、最期の式典がなかったことがめっちゃ残念でした。最期だからこそ式典をやってほしかったです。
保育園跡地としての利用について、希望(案)を書き出します。是非、検討頂ければ幸いです。
栄の回覧板などでアンケートを採るなど、行ってみてはいかがでしょうか?住民の気持ち最優先で!!
その1:遊具をそのまま残し、公園にする、その2:栄の団地の中には、野洲川河川敷公園などで楽しまれているグラウンドゴルフをされている方が多くいらしゃいます。しかし、会場が遠く、参加できないお年寄りの方もいます。ぜひ、近所で歩いていけるグラウンドゴルフができるようにしてあげて欲しいです!!あと、その3:入園する前からある、桜の木をぜひ残して欲しいです!!  

A このたびは、メールによりご意見をいただきありがとうございます。
野洲第二保育園は耐震対策ができていない建物であり、同じ場所での補強改築ができなかったため、平成23年策定の市の幼保一元化の方針及び計画に基づき、新しく「さくらばさまこども園」として移転開園しました。
閉園式は、平成25年度卒園式の後、引き続き園児及び保護者の皆様のご出席のもと行いました。
以下、順次ご提案に対して回答いたします。

その1・2について
地元自治会との協議が終わり次第、速やかに解体工事を行う予定です。園舎の解体工事と同時に、遊具も全て撤去し更地とする予定です。
跡地利用計画につきましては、当初の計画では、さくらばさまこども園に大きな財源をあて、保育機能の移転を行うため、廃園となる跡地は、更地に戻して、売却し、財源とする計画でした。議会全員協議会での協議も終えていました。
しかし、昨年5月に栄六自連の役員の皆様より公園等の空間地として残してほしいとのご要望をいただき、以来、役員の皆様との協議を数回重ねています。市としましては、新たに桜生でこども園用地を買収したこと、野洲第二保育園の園舎の解体にも費用が必要なことから、跡地の一定の面積は売却し、残った土地を栄六自連で主体的に使用していただくという案を提案しています。
提案の詳細は、�「栄六自連で土地の使用方法等を検討いただく期間として3年以内を設定し、この間は栄六自連において無償で管理いただく。」 �「栄六自連において使用方法等の案がまとまりましたら、市から栄六自連に土地をお貸しする期間や賃借料の有無等の条件について協議を行う。」というものです。
新年度になり、栄六自連の役員の皆様にも改選がありましたので、新役員の皆様との協議を待っている状況です。

その3
桜の木をはじめとする樹木は、栄六自連にお貸ししようとしている残地側にあります。したがいまして、土地の管理を栄六自連にお任せすることになりましたら、樹木の保全管理や落ち葉の道路等への散乱対策を含め栄六自連においてご判断いただくことになります。 

霞庭園の樹木について

Q 県道504号線の大畑交差点と新幹線の間に、信号のない変則的な交差点があります。
国道から来て右折するとき、霞庭園の街路樹が終わったところが交差点と思いがちですが、まだその先に縁石があります。
以前、右折車が右前輪だけ縁石を乗り越え、斜めに止まったままで、なかなか脱出出来ず大変でした。(その間、片側通行状態でした)
そこまでではなくても、乗り上げて行く車は多いです。
ここの右折に対して、霞庭園の街路樹の影響も有りかと思います。
ついでですが、霞庭園の道路沿いの街路樹は大きくなりすぎて、歩道の邪魔になっています。

A このたびは、メールによりご意見をいただきありがとうございます。
ご指摘の県道の縁石につきまして、道路管理者である滋賀県と協議したところ、車輌の乗り上げを防止するために、端を切り下げた縁石に変更するとの回答をいただきましたので報告します。
また、ご指摘のように、霞庭園の大きく育ったコノテガシワが視界に入ることも原因のひとつと考えられます。
歩道部分に張り出した枝木の伐採につきましては、当庭園の管理を委託しています地元の団体と協議のうえ、適切な維持管理に努めてまいります。

アレルギーに対応した学校給食のメニューについて

Q 乳製品アレルギーの小学校1年の娘がおります。
微量摂取でアナフィラキシーを起こしてしまう為、乳製品が含まれる調味料を含め摂取できません。
給食センターのメニューで使用されている「スープストック りけん」に乳製品が含まれており、カレー、ハヤシ、様々なスープに使用されています。
シチューなど明らかに乳製品のメニューで食べれないのは仕方ないですが、このスープの素を使用している為、子供が大好きであろうカレーなどが食べれません。
せっかく食材に乳製品が含まれていないのに、このスープを使用している為、食べれないのです。
5月のお楽しみメニューのハンバーガーの中身も、バーグは食べれるものなのに、メニューの詳細を見ると、やはりスープストックりけんの文字。
これが含まれるため、食べれません。
業者との契約で、すぐに変更は難しいと思いますが、違うスープの素を使用していくことをご検討お願いします。
コンソメなどは乳製品不使用のものを使用されてるので、スープなど、そちらを増やしていただきたいです。
5月のメニューを今、確認中ですが、食べれない日が多過ぎます。

5月分の献立のチェックを終えました。
20日中、9日分が乳製品が含まれており代替食が必要となります。
自分の子供の為なので、代替食を作るのは当然のことですが、スープストックりけんの使用がなければ、下記の7つのメニューが食べられるようになります。(バーガーパーティのスライスチーズは除く)

  • 8日(木曜日)トマトスープ
  • 12日(月曜日)野菜のスープ
  • 15日(木曜日)バーガーパーティ
  • 21日(木曜日)ハヤシルゥ
  • 23日(金曜日)ミネストローネ
  • 26日(月曜日)エビチリ
  • 29日(木曜日)ポークビーンズ

食材自体食べれるのに、このスープストックの使用の為、1つのおかずが全く食べれなくなってしまいます。
次月以降、どうかご配慮いただけないでしょうか?

A このたびは、メールによりご意見をいただきありがとうございます。
ご提案の件につきまして、教育委員会に伝えましたところ、6・7月分の対応につきましては、1学期分に使用する製品としてすでに入札により決定しているため、変更することはできませんが、献立の中で変更が可能な場合は、スープストックからコンソメに変更し、調理するとのことでした。
また、2学期以降の対応につきましては、園児、児童及び生徒の保護者の代表、小・中学校の給食主任の代表、給食センターの職員等で構成されている物資選定委員会において、アレルゲン等も十分確認し、アレルギー体質のお子様にも配慮した食材の使用を検討していくとのことでした。

野洲駅南口周辺整備構想(案)について

Q 駅南口周辺整備構想案のコスト比較について
4月27日(日曜日)に開催された駅南口周辺整備構想の市民ワークショップに参加した者です。同構想に関して質問をいたします。
市長も御出席されていた先の市民ワークショップでは、様々な世代の方が集い、一定の議論ができ、大変有意義であったように思います。しかしながら、コストを意識しているか否かという参加者の考え方の違いが根底にあり、市民同士、また市民と行政の間で始終議論が噛み合わなかった感が否めませんでした。
具体的には、当日の参加者からの質問にもありましたが、「病院配置による比較」を行う際に行政から提示された資料のうち、「○」や「×」の評価が、一面的な評価であり、意図的なものを感じざるを得ませんでした。また、当日、学識経験者自身がこの評価に少し疑問を持っているという発言をなされたことは重く受け止めるべきではないのでしょうか。これでは、すでに結論ありきで、担当職員の主観評価な案を関係者が追認しただけの資料が、市民に提示されたかのような印象を持たざるを得ません。
本来であれば、この場で市民への最低限の情報開示として、複数案のコスト比較を提示するべきではなかったのでしょうか。
そこで、あらためて、お伺いします。これまで市民ワークショップで検討がなされてきた、駅前に広場を配置する「A案」と駅前に病院を配置する「B案」とのコスト比較、さらには「B案」のうち、病院を駅ロータリーに隣接して配置する「1案」と病院を現JAおうみ冨士所有区画に配置する「2案」のコスト比較はなされたのでしょうか。
もしなされたのであれば、それらが広く市民に提示されることを希望します。

A このたびは、メールによりご意見をいただきありがとうございます。また、ワークショップにご参加いただきありがとうございます。
政策や事業の決定に当たっては、ご意見のとおり、コスト要因は重要です。あわせて、必要性(市民の受益)、機能、環境、景観、さらにはコストと重なる面もありますが、実現のための労力と時間、リスクなどの要因も考慮して決定されるべきです。また、コストの評価に当たっても、ご承知のとおり、どこまでの要素を入れるのかによって異なってきます。誰が負担するかという、いわゆる外部化と内部化の問題です。
現在実施しているワークショップは、野洲駅南口周辺整備構想を策定するための作業の一環として行っています。構想策定の前に約1年間、市民、専門家、関係機関の参画を得た公開の検討会で調査検討を重ねていただき、市民交流施設、アリーナ、広場、病院などの機能を集積する提案をいただいています。
一方、野洲病院問題を受けて、これも同様、市民、専門家、関係機関の参画を得た公開の検討会で約3年間の調査検討を重ねていただき、野洲駅南口に市立病院を整備する構想を策定しました。病院整備の検討では、

  1. 市が病院に関与しないで、その結果民間の野洲病院も閉鎖になり、市内に中核的医療機関がなくなる
  2. 市が郊外に新しく土地を確保して病院を整備する
  3. 野洲駅南口の市有地に市が病院を整備する

大きく見れば、以上の3つの選択肢から3.が選ばれました。市「行政」の観点から、いわゆるミクロ的に見れば、1.がコスト面では1番低く、3.が最も高くなります。しかし、広く市民の立場から見れば、他市の病院に時間と経費をかけて通院をせざるを得なくなり、コストとリスクなどが高まります。
長々と説明を重ねてきましたが、私としては、コストの議論には以上のような要素が絡むため、丁寧な議論が必要であると考えています。要するに、誰の、またどのニーズの視点かによってコストは異なってくると考えます。コストは重要な要素ですが、巨視的な視点からの構想策定段階では、配置によるコストの比較は、困難であり、実施していません。今回の提案には、通常考えられる妥当で実現可能な提案をしており、配置の違いによる病院などの建築費の大きな差は無いと考えています。むしろ、便利さ、安全、景観、期待される機能などから方向付けがなされるべきと考えています。
これまでも、さまざまな機会で市民の皆さんと話し合いを重ねてきました。お手紙のやり取りでは限界があります。ぜひ、公開の場での議論をお待ちしています。

野外焼却について

Q ドラム缶などで、ゴミを焼却するのは、違法ではないでしょうか? 近所でゴミを燃やすのが頻繁で窓が開けられなかったり、洗濯物に匂いがついたりします。小さい子どもがいるのでダイオキシンも心配です。 畑にドラム缶が置いてある時点で指導をして頂けないでしょうか?通報の必要があるならば、何処へ連絡すればよろしいでしょうか?

A このたびは、メールによりご意見をいただきありがとうございます。
空き地やドラム缶等で、家庭から出るごみ等を野焼きすることは法律によって禁止されており罰則も規定されています。
野外焼却の禁止につきましては、これまでも、広報紙や自治会の回覧板等により周知徹底をするとともに、通報があれば、その都度現地に出向いて厳重に指導をしています。その際、ドラム缶を使って焼却されている場合は、ドラム缶の撤去を含め厳重に指導しています。今後も引き続き取り組んでまいりますので、野焼きを発見されたときには、市役所環境課までご連絡をお願いします。
なお、農作業に伴う野外焼却は認められていますが、もちろん農作業であっても焼却する人の配慮は不可欠です。今後は、適正な土地利用計画に基づく対応も必要です。

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