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市長へのご意見・ご提案(平成25年1月)

 ここでは、市長への手紙(手紙、メール、通信箱、ファクス)の4つの広聴制度で寄せられたご意見・ご提案を紹介します。いただいた皆さんからのご意見・ご提案は、今後の市の施策にいかそうと、市長がすべて目を通し、担当部署の意見を聞き、時には議論をしたうえで、お答えしています。
 掲載内容は、広報秘書課で一部要約しています。また、市政に関係ない内容、個人・団体を誹謗中傷する内容、公序良俗に反する内容、営業等利益を目的とする内容のご意見等については、非掲載、ご意見の部分削除などを行うこともあります。

三上山登山者を増やす

(写真)三上山の古木

Q 1月1日に三上山を登山し、下山途中に、素晴らしい古木『命名 龍の光臨』を見つけました。早速NHKおうみ発610に投稿しましたが、是非 野洲市で観光のPRをしていただき、登山者増加へのきっかけになれば幸いです。

A 「市長への手紙」により、情報提供をいただきありがとうございます。
 三上山はわたしにも最も身近な山で、よく登ります。ご紹介いただいた木は、三上山の東斜面、花緑公園側登山道沿いにあるものだと思います。
 三上山は古くから近江富士の愛称で親しまれ、年間2万人もの登山者に訪れていただいています。また、ご神体山とされ、昔から雑木を除き伐採されていないため、様々な樹木、植物が生育しています。登山していただく皆さまには、多様な魅力をお楽しみいただければと思います。

2013年1月受付/担当課:商工観光課

紙おむつの処理について

Q 私は一児の母です。子供に紙おむつを使っているのですが、使用済みの紙おむつがものすごい量のゴミになっています。
 それが嫌で布おむつと併用するようになりましたが、やはり便利なので紙おむつをやめることは難しいです。
 しかし、環境のことを考えると少しでも布おむつを使おうと思います。
 そこで、紙おむつのリサイクル及び布おむつの補助といったような活動はいかがなものでしょうか?
 紙おむつについては子供だけでなく大人用もあるので、廃棄量も多いのではないでしょうか。
 コストの面など細かいことはわかりませんが、一度ご検討いただけたらと思います。

A 「市長への手紙」によりご意見をいただきありがとうございます。
 乳幼児のおられるご家庭や大人用のおむつが必要なご家庭では、可燃ごみが多くなり、その改善策としてのご提案のご趣旨は分かりますが、いくつか課題があると考えています。
 まず、紙おむつのリサイクルに関しては、2005年から九州地方の民間事業による紙おむつのリサイクルが始められ、一部の自治体で取り組みが進められるようになっています。しかし、処理施設の整備及び使用済み紙おむつの収集運搬に係る経費が発生するうえ、分別の徹底、使用済み紙おむつが感染性の廃棄物であった場合の対応、さらには、リサイクル後の再生物質の市場の受け入れ確保などの課題があり、全国的な取り組みになっていないのが現状です。
 この場合、リサイクルといっても素材の一部が再利用されますが、他方、収集運搬や分別のための作業と水やエネルギー、その裏打ちとしての経費が必要となります。また、再生された素材も質が劣化するため、おむつではなく、建材などになります。総合的に考えると環境負荷が減らない結果になります。
 また、布おむつの場合も同様です。環境負荷の観点から考えますと、2005年5月に英国の環境庁が発表された「布おむつと紙おむつの環境負荷を比較した調査結果」では、紙おむつは原材料の生産や構成部品の製造、布おむつは家庭での洗濯・乾燥の際の電気使用が主な環境負荷となり、全体の環境負荷は変わらないとの結果となっています。これは、他国での調査結果であり、本市の実態とは必ずしも合うものではありませんが、参考となる情報と考えられます。さらに、電気の使用面に加え、洗濯による水道、下水道の使用による環境負荷も大きいと考えられます。昔一般的であったように、河川水や井戸水を手汲みし、汚水を畑地などに還元し、日光で乾かすやり方であれば環境負荷は低くなると考えられますが、このような形で取り組んでいただける方は限定的になると考えられます。
 もちろん、肌触りなどで紙よりは布が好ましいとか、環境負荷を抑えてお取り組みをいただける場合はぜひ実践いただきたきたいと思いますが、ご提案の内容を、汎用の施策として推進するには、現状では多くの課題があり難しいと考えています。
 ただし、ごみの減量化は重要な課題です。今後ともご意見とご協力をいただきますようお願いいたします。

2013年1月受付/担当課:環境課

デマンドバスの提案

Q 野洲市内で、元気ながらも自宅に閉じこもりしている高齢者が多いに外出して頂けるように・・・全国25ヶ所で取り組んでおられるデマンドバス巡回の取り組みを提案させていただきます。例えば三重県玉城町は福祉事業で取り組みをされています。

A 「市長への手紙」によりご提案をいただきありがとうございます。
 現在の野洲市コミュニティバス「おのりやす」になる前は、市内じゅんかんバスが運行されていました。しかし、大型バスであったために、利用効率が悪く、「空気を運んでいる」として、年間4千万円以上という運行経費と合わせて、批判が数多く寄せられていました。
 このため、事業そのものの存続も含めた検討を行い、運営を市の直営として、三上コースを除きバスを小型化して運行経路も機動性を高めるとともに、1千万円以上の大幅な経費削減を図るよう見直し、バス運行サービスを存続いたしました。この結果、利用者は増加し、今年度からは運行コースを1コース増やして5コースとするなど、年々利便性の向上を図っています。
 この検討の中で、ご提案いただいておりますデマンド運行についても検討をいたしました。しかし、定期運行のコミュニティバスよりも経費が必要であること、また、利用者側から見れば、乗車するために予約が必要であること、タクシーと異なり決められた停留所で待たなければならないこと、運賃が高くなることなどマイナス面が多く、この方式は採らないことと決定しました。
 現在の運行形態は、デマンド運行バスと異なり運行経路がつながっていること、時刻表に従い定期的に運行されていることなどが信頼感や利便性につながっています。
 なお、「おのりやす」は公共交通政策の一環ではありますが、福祉的な側面で見れば、80パーセント以上が高齢者や障がい者のご利用となっており、これらは通院や買い物、作業所への通所など日常生活が目的のご乗車であることから、ご提案にあった高齢者の外出機会の増加に寄与していると考えています。

2013年1月受付/担当課:生活安全課

△△小学校について

Q △△小学校の授業状況やクラスの人数等について野洲市としてのお考えをお聞かせください。

  1. 1年生の生徒の授業状況に驚きました。
     用事があり小学校に行ったとき、子供のクラスの授業中の雰囲気を見たのですが廊下に生徒は出て歩き周るはガヤガヤ騒ぐわで大丈夫?と思いました。後ほど支援の先生を何名か入れた見たいですが、やはり1年生には1年間支援の先生を各クラス1名は必要ではないでしょうか?(以前は各クラスに1名はいたと思います/これからの新1年生にも必要と考えます)
    現在の6年生もひどいと聞いていますが、長年の『今年一年間だけは何とか乗り越えよう』の対応が招いた結果ではないでしょうか?
  2. 3年生のクラス人数について
     現在の3年生のクラス人数は1クラス35から36人と聞いています。他の学年や市内の他の小学校と比較しても多く感じます。学校の授業のみを見ると他学年や他校のクラスとの1年の習熟度合いなどの差が将来明らかに発生すると感じます。
     鳥取県の『少人数学級』の取り組みを参考にしていただき是非検討していただきたいです。
     また、昨年策定されました教職員定数改善計画案(5ヶ年計画)についても早期に野洲市としての取り組みを節に願います。
  3. 野洲市の教育方針についてお聞かせください。
     滋賀県内でも野洲市は教育への取り組みが目立たないように感じます。
     例えば全学年の校内マラソン大会参加による日々の体力作りなど・・具体的な方針や取り組みについてお聞かせください。

A 「市長への手紙」によりご意見をいただきありがとうございます。
 小学校にお越しいただいたときに、子どもたちが落ち着きのない状況であり、ご心配をいただきありがとうございます。
 私も4年余り前の市長就任時から毎年すべての市内の小中学校、幼稚園、保育園を訪問して同じような場面を経験したことがあります。特に年度の前半や長期休暇明けは、落ち着きのない状態が著しいとの印象を持ちました。これらの訪問での体験や、先生たち、また教育委員会の職員との協議によって、いじめや不登校対策、特別支援教育の充実および採光、通気などを含めて学校施設環境の速やかな改善が必要と考え、対策に取り組んできました。
 子どもたちの落ち着きのない状況は望ましくありませんが、いきなり強制的に理想的な状態に持っていくのではなく、現状を受け止め、きめ細かく丁寧な対応によって健全化を図っていくことが大切であると考えています。
 このため、各学校等において、最大限財源を確保して人的な支援を行っています。△△小学校では、1年生で立ち歩く児童の対応が必要であるため、支援員2名を配置しています。また、6年生についても、担任だけでなく複数体制で児童の指導や支援に当たっています。現在は、各学年共に落ち着いた状況であると報告を受けています。
 市内小中学校7校の状況については、市の教育委員会から随時報告を受けており、また、先に申し上げたとおり、直接学校を訪問することにより、把握に努めています。
 次に、学級の人数については、市内すべての小学校では1年生から3年生までは35人学級の基準としており、35人を超えることはありません。ご指摘の△△小学校3年生は、通常学級在籍児童数は100名(1月1日現在)ですので、3クラス編制で、いずれの学級も35人近い数となっていますが、超えているということはありません。他の小学校の同学年では、30人以内のクラスが多いものの、これは制度上、その学年に在籍する人数で決まりますので、やむを得ないものと考えています。いずれにおいても、状況に応じて支援の職員を配置しています。
 最後に、野洲市の教育方針や取り組みについては、市のホームページに掲載されています。下記リンクでご確認下さい。

2013年1月受付/担当課:学校教育課

中学校合同水泳部の創部について

Q 他の市にはなく野洲市にはあって自慢できる公共施設のひとつに温水プールがあります。滋賀県内では、スポーツジム以外で温水プールは本当に少なく、これを利用し中学校の水泳部を創部すれば、県内での有力選手を短期間でゾクゾクとこの野洲市から輩出できるようになるのではないでしょうか?水泳はオリンピックでも人気のある注目競技です。市内にも水泳教室に通う小学生は多く、中学以降に水泳をクラブ活動などで継続していけないことをもどかしく思う父兄や生徒は多いはずです。中学校の枠を越えて、野洲市内中学の合同水泳部として、市民プールで活動するなら、顧問の先生はいずれかの中学校の1人又は2人が受け持ってくださればいいでしょうし、このプールには優秀なインストラクターも常駐されていますので、実技はこちらのインストラクターに依頼することも可能でしょう。障壁になることはそんなにないと思います。是非、ご検討願います。

A 「市長への手紙」によりご意見をいただきありがとうございます。
 現在、市内の三中学校ともに水泳部はありませんが、大会出場を希望する生徒は、保護者の理解と協力のもと、中体連の各種大会(春季大会・夏季大会・秋季大会)に個人種目でエントリーし、大いに活躍しています。
 先のオリンピックでの日本人選手の活躍により、水泳競技は注目を浴びており、ご提案のとおり、市内中学の合同水泳部が創設されれば、とても素晴らしいことでしょう。「障壁」は無いとのご提案ですが、現実的には様々な課題が存在しています。
 ご提案の中学校の枠を超えた「合同水泳部」を作るということは、見方を変えれば、市あるいは教育委員会なりの何らかの主体が、いわゆるクラブチームを作って運営することになります。
 主な課題を具体的に挙げますと、まず、水泳競技については、他の競技スポーツよりも安全面が重要視されており、適切な指導者を常時複数配置する必要があります。仮に、中学校合同水泳部を創設したことを想定しますと、野洲市の温水プールを練習拠点とする場合、生徒は自転車での移動となり、交通安全面が課題として見えてきます。また、インストラクターに関しても現在の水泳教室のインストラクターは、運動を楽しむことや健康増進を目的としたインストラクターです。競技大会への参加を前提に選手の育成や強化を目的とするならば、新たに複数の専門のインストラクターを雇用しなくてはならなくなります。検討を進めると、競技大会への参加支援などまだまだ多くの課題が想定されます。
 もちろん、野洲市の場合はプール施設を持っていますので、他市と比べてその面では要件が整っていますが、事業として取り組む場合には、人的、事務的な課題が多くそれに伴う経費のために税負担や利用者負担を伴うことになり、現実的ではないと考えます。市が中学校合同水泳部を野洲市として創設することは困難です。

2013年1月受付/担当課:学校教育課

(再)子どもの就学について

Q 以前にも連絡したことがあります。昨年度から何度も子供たちの就学について教育委員会の先生方と話し合いをさせていただいてましたが、私達親子の思いを理解していただけなく、来年度より義務教育ですが野洲市では教育を受けられなくなります。もう、教育委員会の先生方とお話するのは私自身の精神状態に余裕がありません。市長さん子どもの区域外通学を認めてください。今通っている小学校に通わせてください。幼いながらに今の小学校に通いたいと自分の言葉で私に伝えてくれてます。子どもに居場所をください。教育を受けさせてください。私たち家族に野洲市で生きさせてください。ワガママなことを言っているとわかっています。
 市教育委員会の先生方は大変失礼だとは思いますが、今までのことがあり話し合いをするのは、もう私自身が、どう話し合いをすればいいのかわかりません。
 教育長、大変お忙しいのはわかっていますが、直接私たち家族の話を聞いていただきたい。

A 「市長への手紙」によりご意見をいただきありがとうございます。
 ご相談内容について、市の教育委員会から説明を受けました。
 お子さんが小学校1年生から現在までの間、ご家族と学校の事情により現在の小学校に区域外通学されていましたが、来年度からは、これまた、ご家族と学校の事情を理由に、お住まいの地域の小学校に通われることを教育委員会から勧められている状況であると確認しました。
 確認した限りでは、これまでの経緯は、いずれもお子さん本人の事情によるものではありません。ご意見のとおり、本人が希望されているのであれば、卒業まで今の小学校に通い続けられることが望ましいのではないかと私も考えます。
 私にまでお手紙をいただくに至った背景を考えますと、お住まいの地域の学校に通学するというルールがあること、また、これまであえて区域外通学をしていただいていた元の事由がなくなったこと、さらには、子どもさん本人の通学の安全や負担、学校の支援体制などを総合的に勘案し、区域内の通学をお勧めしているようです。
 慣れ親しんだ学習環境や友人関係は貴重ですが、一方、教育委員会が心配している子どもさん本人の通学の安全や負担と生活への配慮も重要だと考えます。通学区域のルールがありますが、これまで合理的な理由があって例外的な対応がなされてきたという今回の件に限って言えば、本人及び責任ある保護者の判断も尊重されることも大切だと思います。
 以上の考えは、教育委員会に伝えてあります。もう一度教育委員会と話し合っていただくようお願いします。

2013年1月受付/担当課:学校教育課

学区の再編について

Q 学区について質問させていただきます。現在野洲幼稚園に子供が通っておりますが、とても人数が多く、通園時のことまで幼稚園から言われています。野洲学区から、近隣の学区へ、住所による学区編成はないのでしょうか。再来年度から、桜生にこども園ができるという話は聞きますが、転園はなし、とも聞きます。小学校へ行ってからも人数が多すぎる、という状態が続くと思われます。早急な学区編成をお願いします。

A 「市長への手紙」によりご意見をいただきありがとうございます。
 ご意見のとおり、野洲幼稚園は施設の規模に比べて定員が多くなっています。これは、PFIの制度を使って民間資金により増設し、3歳児保育をする名目で2005年から100人の定員増を行ったことも原因になっています。また、以前は、集団通園を前提にしていましたので駐車場もなく、現在は、やむを得ず、文化ホールの駐車場を便宜的に利用していただいています。
 野洲幼稚園は元からの建物部分の耐震強度はありますが、コンクリート壁のデザイン重視の建物であるため、施設環境が劣化しています。しかし、PFI増設部分があるため扱いに困難があります。
 ご指摘のとおり、第2保育園の耐震対策を兼ねて、桜生地先に2014年開園に向け、(仮称)野洲第3こども園の整備を進めています。このこども園の幼稚園部分は野洲幼稚園と同じ野洲小学校区となりますので、2園に分散される形となり、野洲幼稚園の定員は現行380人から250人に減少する予定です。さらには、道路を挟んで野洲幼稚園の南にある第1保育園の耐震対策として、現在地で子ども園の整備を計画しています。これらのことも含めて、野洲幼稚園の環境改善を図りたいと考えています。
 小学校については、野洲小学校の子どもの数は、2008年809名、2009年852名、2010年833名、2011年837名、2012年857名であり、年によって増減はあるものの、全体として増加しています。しかし、今後の出生や転入転出などを考慮しても、学区の再編を必要とするまでの状況では無いと考えています。

2013年1月受付/担当課:学校教育課・子ども家庭課

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