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令和4年度・市立病院整備関係

「市長への手紙(手紙、メール、通信箱、ファクス)」の4つの広聴制度により寄せられた皆さんからのご意見・ご提案は、今後の市の政策にいかすため、また、業務の改善を図るため等、市長および担当部署がすべて目を通し、回答しています。
令和4年度に回答・公表した中から、特に市民の関心が高い市立病院整備に対するご意見・ご提案とその回答をとりまとめました。
なお、掲載内容のうち、個人が特定される恐れがある等のものについては、広報秘書課で一部修正・要約(不掲載もあり)しています。

下記以外にも市立病院整備に対するご意見・ご提案をいただいていますが、住所・氏名の記入がなく回答不要の意思表示(メールで、返信の有無が「いいえ」となっている等)があるもの等に該当し、回答していませんので、公表の対象とはしていません。

なお、投稿および回答内容は、その時点での対応であり、現在の状況と異なる場合があります。

対応フローチャート(PDF:32.3KB)

質問

Q 過日小生の医師会野洲市医療機関の動向に関する質問で、貴職は「概ね」とのご回答でした。
「概ね」とは先日メールにて記しました通り、一般的な解釈は80~90%を意味するとされています。
再々で恐縮ですが、真実をお答え戴きたくお願い致します。
固有名詞は求めませんが、体育館プール跡地に新病院賛成医療機関の実数をご教示願います。


A 頂戴したご意見についてですが、実数にこだわっておらず、計数等いたしておりません。「概ね」と考えております。

 

質問の回答について

Q 「野洲市の医療機関の医師は概ね賛同」と解釈されたようですが、「概ね」とは一般的に80~90%の割合で表現するものと文献に記されています。と云うことは、野洲市の約40医療機関の80%と仮定する場合、32の医療機関が賛同されていることに成ります。事実は守山野洲医師会に委ねて賛同の実数を調査する事に致しました。今朝の報道に「県立3病院直営の継続を表明」と有ります。反対署名は一万人を超えたらしいです。野洲市も今なら市民の声を聞いて新病院建設予定を見直す事が叶うと考えますが、正直市長さんの本音をお聞かせ願えれば誠に幸甚です。


A 新病院建設予定地は、多くの市民の声とともに過半数を超える市議会議員の判断に基づき、野洲市としてすでに機関決定されたところでございます。

質問

Q 直近の新病院関連情報で気にかかることがありましたので、質問させていただきます。

質問1.
屋外階段の移設費用については6億円以上か6千万かどちらが真実でしょうか。
6千万で移設工事が実現するのであれば明確な根拠(資料)をお示しください。既に配布いただいている資料のどの部分をみれば理解できるかについても教えてください。

質問2.
「駅前新病院を実現する会」から発行されたチラシの「新聞折込は中止した方が良い」と貴職の直轄職員が文書を発行された点について基本的人権の「言論の自由」を侵していませんか。何が何でも強引に止めようとしていた事実は問題ではないですか。また本件は市長自身が業務命令をされたものでしょうか。それとも部下が独自に行ったものかについてもお答えください。


A 質問をいただき、ありがとうございます。
質問1の回答
市(病院事業)が令和5年度の当初予算案に計上した「野洲市民病院整備準備事業」の費用が約6千万円であり、この中にはご指摘の屋外階段の移設(「現在の階段を撤去して別の場所に新しい階段を設置完了まで」)の費用を含んでおります。片や6億円という額については、市が全く承知しない額であります。失礼ながら申し上げますが、どちらが真実ですかという問いは、当職が頂くべきものではないと思料いたします。
また、すでに配布している資料のどの部分かということについてですが、どの資料を仰っているのか不明であるため、お答えできません。

質問2の回答
新聞折り込みは中止した方がよいと当市の職員が文書を発し、それが言論の自由を侵しているとのご指摘を受けたことから、当該職員から事実及び経緯を聞き取り、さらにその文書の控えも確認いたしました。そうしたところ、あなた様がご指摘いただいているような事実はないことを確認いたしました。なお、私自身が命令したものか否かについてですが、それは上記の文脈からご理解いただけるものと存じます。
また、言論の自由につきましては、我が国においては一定の範囲の中で保障されているものでございます。意図の有無にかかわらず、不正確な情報を流布することはこれに能うものではなく、当該職員がその流布を未然に防止しようとしたことは、公共の福祉増進の観点からも合理的で、むしろ必要な対応であったと考えます。

質問

Q 元日の広報を開くと冒頭に貴職の「新年のごあいさつ」で「この2年間を振り返りますと、一言で言って激動の市政運営であったと思います。」との記述が有りました。

問1:激動の2年間とは市長の激動に対する正直な思いをお聞かせください。
同じく広報特別号の表紙には「総合体育館東側市有地での整備計画が正式決定!」と有りますが、昨年末の市議会で認められたのは、体育館病院の地盤調査等の費用と設計施工業者を選定する手続き書作成経費、そして、決定された計画は、市長の権限で決められる基本計画(昨年Bブロック計画案に400万円を追加した内容のみであり、総合体育館東側市有地での整備計画が正式決定には至っていないと考えられますが)

問2:新病院建設地は体育館東側市有地に決定と判断された根拠ですが、ご自身の強い思いからではないですか?確かに昨年末議会で一部の予算が可決されました。また、同時期開催の「市民懇談会」「評価委員会」もありましたが、余りにも拙速な短い時間であり、「市民懇談会」の参加者は2回合わせてたったの400名足らず、有権者数の1%にも満たない数値で多くの市民の理解が有ったと言えますか?体育館横新病院建設反対の市民も沢山おられましたが・・・もし確信がお有りでしたら一度深呼吸のつもりで「住民投票」を是非とも実施していただけませんか?その結果が貴職の仰る通りであれば、もう「駅前に」と声を上げる方はいないと考えますが。

問3:「守山・野洲医師会」との合意形成は叶うと思われますか。
再度質問です。

問4:今後において市長自身からの情報公開についてのお考えは。

問5:市側案を支持されている医療機関の具体的におおよその割合でお答えください。

問6:駅前の住民から南口空地の整備を早く要望されているとも仰っています。どのような市民が強く要望されていますか。


A いただいたご質問について、以下のとおり回答いたします。

問1の回答 前市政の変革に取り組んだ新任の市長ですので、市政全般について激しく動いた2年間であったと思っております。

問2の回答 判断は、市議会での事業化関係予算の可決という客観的な事実を根拠にしたものです。私の思いからではありません。また、住民投票を致す考えはありません。

問3の回答 計画については、すでに市議会ひいては市民が決定されたものです。具体的な内容等については、医師会もすでに十分ご承知のことと聞いております。したがいまして、当方がさらに説明し、理解や同意を求める段階ではなく、医師会が今後如何にご判断なさるかという段階に至っていると考えております。

問4の回答 例規に従って適切に対応します。

問5の回答 「概ね」ということであります。

問6の回答 市民を特に類似して考えていません。

新病院の建設について

Q 私は今年で●●歳になりました。●●に住んでいます。現在の病院を建替えるか駅前に新しく新築すれば歩いて通院することができ、家人の負担が助かります。

意見広告 発行日:令和4年12月1日
発行者:市立野洲病院の駅前早期建築を実現する会
会長:小西常起(守山野洲医師会)
野洲市民の健康・福祉を守るために体育館横よりも早く経済的に建設できる野洲駅前に病院を早急に建設するべきです。

に賛同します。
駅前に出来れば、野洲市の発展につながると思います。ご配慮願います。


A 新病院につきましては、設計準備や測量等のための予算が去る12月22日の市議会定例会で認められました。これにより、体育館横東側市有地での整備が正式に機関決定され、令和8年度の完成をめざすこととなりました。
前回のお手紙でも申し上げたとおり、私は、今回の体育館横の場所については、野洲市の「地理的な中央」であり、市内各地域の市民にとって、最も公平な場所であると考えております。繰り返しになりますが、今回の病院の郊外移転に関しましては、遠くなる方に出来るだけご不便を感じていただかないように、駅北口から病院までの間に往復シャトルバスを無料で運転することや、コミュニティバスのルートを通院に便利なように延伸するなど見直すことを計画しています。

 

意見

Q 「駅前新病院を実現する会」及び「守山野洲医師会」は市政に反対でなく、新病院は野洲駅前に建設を戻していただくべく日々活動を行っています。体育館プール跡地ではリスクも多く、不便極まりないことをご理解下さい。問題なければ当然認めます。又、経営面からも不安を隠せません。先ず、会や医師会と意見交換を再度要求致します。


A まず、守山野洲医師会と意見交換をすることにつきましては、1月の理事会の場に市長及び事業管理者並びに政策監が出向いて行いたい旨、会長に申し入れたところです。現在医師会と実現に向けて調整しているところです。
次に、「駅前新病院を実現する会」様との意見交換についてですが、先日、12月14日に開催された同会主催の意見交換会の模様を、そこに参加された方からお聞きしたところ、私の政治姿勢や2年前の市長選挙に関するご意見、さらには市長のリコールやそのための署名運動等々、病院整備計画など市の施策以外の内容が、会員や参加された方から多く述べられ、議論が展開されたということです。このような内容の会合となることが、次回以降も想定される以上、市長として公務で出向かせていただくことは難しいと考えます。また、当該会合の参加者に現在係争中の裁判の当事者が居られ、かつ、その方と当該係争内容について議論が及んでしまう可能性も高いと考えられます。担当の弁護士からも、審理への影響を防ぐため、具体的な内容の意見交換は避けるべきとの指南を受けており、この点からも出向くことは控えたいと考えます。
なお、仮に事業計画の内容等行政説明とその質疑に限定すると申されたとしても、上記12月14日の会合に関して、担当部職員との事前のお約束を反故にされた事実がまだ記憶に新しいところです。したがって、当分の間は「駅前新病院を実現する会」様からの意見交換のお申し出をお受けすることは難しいと思っております。

病院立地に関する住民投票の提案について その4

Q 「市長への手紙」において、本年7月分以来3回にわたって病院立地に関わる住民投票の提案をした者です。それぞれご対応いただきありがとうございました。
私は、先週金曜日(11月18日)にシライシアター野洲で実施された「市民懇談会」に参加しました。参加者は70~80人位でしたでしょうか。会場の広さに比べて閑散とした印象を持ちました。私は「広報やす」に告知を見つけて参加しましたが、はたしてどれほどの市民がこの「懇談会」の存在を認識されていたのかなとも思いました。市長としては、翌日19日に実施された「さざなみホール」で行われたものも含めて2回だけの「懇談会」で市民への説明は済んだとお考えかもしれませんが、このまま手続を進められるのは禍根を残します。
今回は「野洲市民病院整備基本構想・基本計画(案)」についてでしたが、担当者からの説明後に参加者から出た意見の半数については、現市政による意思決定手続の妥当性、電磁波問題、Aブロック土地買収の経緯と目的など、体育館横の立地に対するそもそもの異議でした。「懇談会」参加者は病院問題について比較的強い関心を持つ人が多いとはいえ、賛成派と反対派の意見の乖離はいまなお大きいものです。また賛成派と反対派が相半ばすると思われる会場の雰囲気はとても悪く、これで説明を尽くして市民の納得を得られたとは言えない状態でした。
問題はやはり、前回市長選における病院問題の争点が「体育館横か、駅前か」ではなかったことにあります。もし市長選がその争点をめぐってであったならば、敗れた側も一定の尊重を示していたことでしょう。しかし次回市長選は2年先であって、その間にも病院整備の話は進めないといけませんので、市長選の代わりとして先般より提案している住民投票などの野洲市民の意思確認の機会を設けていただき、その際に病院立地や将来構想を広く野洲市民に広く説明していただき、それを無事にクリアしたならば、今後の市政運営も円滑に進むのではと存じます。
先日、市役所ホームページに紹介されている7月の「市民懇談会」の議事録を7カ所とも拝見しまして、私と同様に住民投票という意見を示されていた方が4人おられたことを知りました(見た限りでは、兵主で2人、野洲で1人、北野で1人)。その意見への回答としては一様に、(1)日本の民主主義は議会制民主主義であって住民投票はそれを補完するもので、何年か経ったからといって何度もするものではなく、(2)現行の「野洲市住民投票条例」における規定投票率50%に達しなかったことが現在の野洲市民の民意だと考えるべきではないか、というものでした。
しかし、5年前(2017年11月)に実施された住民投票は、「野洲駅南口私有地に市民病院を整備することについて」だけを問うたものであり、その時点で「体育館横」という話は議論の俎上にすら上がっておりませんでした。しかも、この住民投票は規定票数に足りないとして開票されず結果も分からずじまいとなりました。いま求められるのは、「体育館横か、駅前か」という明確な選択肢による住民投票であり、そのことによって野洲市民の意思を確認し、長年の論争に決着をつけていただきたく存じます。それを経ないことには、いつまで経っても反対派が納得することはなく異論を唱え続けて、いずれは市政運営が暗礁に乗り上げるのではないでしょうか。


A 住民投票を実施すべきとのご提案をいただいていますが、私は住民投票を実施する考えはございません。理由につきましては、前回ご回答申し上げたとおりでございますため、改めて申し述べませんことをお許しください。
なお、市民懇談会につきましては、もちろんできるだけ多くの方に参加いただきたいと思って実施しており、今回についてもシライシアター野洲の大ホールとさざなみホールを使用いたしました。実際の参加者は両日で108名でしたが、参加者数の多寡や参加市民における賛否の大勢がどうであったかではなく、頂戴したご意見を可能な限り計画内容や計画推進の参考にさせていただくことが重要と考えています。

 

 

市民病院について

Q 候補地が未だに決まらず、もっと早く決めて欲しい。
折角、体育館の場所になったのに何故変更したのだろうか。その様にもたついていると全く決められないよ。
しかし、野洲駅前はパスして欲しい。市三宅にもあったのに早く決めないとどこにも建てられなくなる。


A 病院の整備場所について、ご心配をいただいておりますが、市ではすでに体育館横の温水プールがあった跡地に整備することを決めて、8月議会には関係予算を可決いただきました。
現在、病院の職員を交えて整備基本期計画書をまとめ終わったところです。予定では来年の秋には工事事業者を決定のうえ設計に入る予定で、お待たせしていますが令和8年度には完成させたいと考えています。
なお、●●様もご覧になったのかも知れませんが、「駅前病院を実現する会」という市民団体や市議会の一部会派が、体育館横には病院が建てられないなどの内容でチラシを市内に配布されています。まったく根拠のない理由や偽実を掲げた反対ビラで私も困惑していますが、事前に止めることもできない状況です。市としては、11月末から始まる市議会定例会で、体育館横の計画地で整備する事業化予算をお認めいただければ、大々的に市の広報などで正しい情報をお伝えしていく予定でおります。
何とぞご理解とご支援をいただきますようお願いいたします。

新病院について

Q 私は今年で●歳となります。今は自動車に乗っていますが、次回の更新では廃車の予定です。
駅前に病院があれば、歩いて通院することができます。郊外の病院では通院するには家族の負担が加わり大変です。通院する人が多くなれば新しい賑わいが出来ると思います。ご配慮願います。


A 新病院につきましては、現在、整備基本計画の成案を進めております。そして11月29日から始まる市議会定例会で、設計準備や測量等のための予算が認められれば、野洲市として機関的にこの事業を決定いただいたことになり、体育館横東側市有地での令和8年度の完成をめざすところとなります。
私は、今回の体育館横の場所については、野洲市の「地理的な中央」であり、市内各地域の市民にとって、最も公平な場所であるということを重視して決定いたしました。また路線バスの廃止・縮小が進む中、多くの患者(75%近く)が自動車で通院されている事実もわかり、であれば、駅前のように混雑せず、駐車場も平坦で広く取れる体育館横の場所が、なお最適であると判断したものです。
ご指摘のように、病院を含めて公共施設の場所を変更する場合は、近くなる方もおられますし、申し訳ないことですが●●様のように遠くなってしまう方もおられます。今回の病院の郊外移転に関しましては、遠くなる方に出来るだけご不便を感じていただかないように、駅北口から病院までの間に往復シャトルバスを無料で運転することや、コミュニティバスのルートを通院に便利なように延伸するなど見直すことを計画しています。

 

 

新病院関連

Q 昨日(市民病院整備運営評価委員会)、貴殿は議会は既に了承しているとか、過去の市民懇談会では体育館プール跡地の計画が大勢賛同を得ていると述べられていますが、発言の根拠を明確な数字もしくは根拠を教えてください。


A 11月14日の評価委員会で私が申しあげたことは次のとおりです。
「この新たな場所については、本日までに、市議会においては2回の特別委員会と定例会、臨時会で十分ご議論いただき、基本計画の修正検討に関する予算をお認めいただいているほか、全7学区で市民懇談会を実施し、約370人の市民にもご検討もいただいた場所でございます。議会や市民懇談会においては、私のこれまでの市政運営等に関するご批判や場所に反対するご意見などもありましたが、今においては、総じて速やかな病院整備に向けて期待する積極的なお考えが大勢になっていると確信しております。」
議会が了承されたと申していますのは「基本計画の修正検討に関する予算」であります。
また、「総じて速やかな病院整備に向けて期待する積極的なお考えが大勢」になっているということについては、市長執行部として総合的判断に基づき主体的に示した見解であり、特に数値等を把握しているものではありません。この見解(見立て)が野洲市として是なのか非なのかを最終的に決定されるのは市議会であり、12月22日の基本設計等事業フェーズに進むための予算の採決結果において示されるものと考えております。

 

病院立地に関する住民投票の提案 再々意見

Q 9月分の「市長への手紙」にて、病院立地に関する住民投票について再意見をした者です。ご回答いただきありがとうございました。ご回答の要点は、「野洲市で住民投票を行う場合は、選択肢は二者択一になること、そして投票率が過半数に達しないと開票しないことは、「野洲市住民投票条例」に定められている」ということでした。その内容は、既に7月分の「市長への手紙」に対してご回答いただいたことであり、既に理解しております。
そのことを理解しているうえで先般より病院立地に関する住民投票の提案をしているのは、野洲市民全体の意向が分からないままに政策決定することが将来の野洲市ならびに野洲市政に禍根を残すであろうことが容易に想像されるからです。
既に7月分の「市長への手紙」にも記したように、前回(令和2年10月)市長選における病院立地に関する争点は「駅前建設」と「半額で現地建替え」であって、「体育館横」という提案は今年(令和4年)春になってから出されたものです。つまり、「体育館横」に対する市民全体の意向が何処にあるのかがまったく分からない状態です。
市長選に際しての目玉公約を撤回されて、大幅な方針転換をされたのですから、市長選を再度実施すべきという意見があるかもしれませんが、私としては他の様々な要因が関わる市長選よりは、病院立地に関する野洲市民の意向だけを確認する住民投票が必要ではないかと考えます。「野洲市まちづくり基本条例」第23条には「市は、市政に関する重要事項について、直接、住民の意思を確認するため、住民投票を実施することができます」とありますが、これほど混迷を続ける病院問題を解決させるためには、まず住民投票を実施し、それを踏まえての意思決定にすべきではないでしょうか。もちろん費用もかかりますし簡単なことではありませんが、病院建設費用が巨額であり、かつ今後数十年にわたるまちづくりの根幹を左右することを考えれば、必要な手続きだと考えます。
繰り返しになりますが、私としては野洲市民全体の意向が大事だと考えております。住民投票に際しての選択肢を「郊外(=体育館横)」「駅前(=Aブロック)」「どちらでもいい」という三択にすること、ならびに開票要件を下げる提案の意図は9月分の「市長への手紙」に記した通りですが、要は野洲市民全体の意向をなるべくありのままに明らかにすべきだと考えてのことです。とはいえ、決して住民投票に固執しているわけではなく、野洲市民の意向が判明するのであれば、他の適切な方法でも構いません(なお、先般より実施されている市民懇談会の機会はとても貴重ではありますが、出席者がごく一部の市民に限られているという制約があると考えています)。市民全体の意向確認を踏まえての意思決定となれば、賛成・反対いずれの立場の人にとっても一定の納得はなされるようになり、将来への禍根は小さくなるのではないかと思います。
ご検討よろしくお願いいたします。


A 体育館横市有地での市民病院整備についての市民全体の意向を確認する必要があるというご意見につきまして、前回、前々回のご返答においては、住民投票条例の手続きや制度的な建て付けについて色々ご説明申し上げましたが、私は、病院整備の政策を含めて、基本的に市の政策は、議会制民主主義を原則として市議会で判断がなされるべきものであると考えており、住民投票はそれを補完する制度として存在するものと考えております。
つまり、私は懇談会やこのような市長への手紙等により、市民のご意見を直接にもできる限りお聞きして政策等の案を提案いたしております。もう一方の議会議員の方々もその提案に関して支援者や市民の意見を広聴されていると思いますので、それらを踏まえて議場で機関決定をしていただいているところと考えております。こういう二元代表者による意思決定が地方自治のシステムの基幹であると考えています。そして、この基幹のシステムだけでは判断しきれないと市長と議会の双方とが判断した場合には住民投票を行い、議会が機関決定される際の重要な材料としてその結果を資していかれるべきものと考えています。
さて、過去に本市で実施された住民投票については、当時、市議会で両方の意見が拮抗していたことから、議会の会期が変わる毎に関係する議案の賛否も変わるような状況でした。そういう中で、二元代表者の考えだけに依拠して決定し進めるのは難しい状況で、この際ハッキリさせようという認識が、市長と市議会の双方にあったと記憶しております。
一方、今回ですが、去る8月議会の採決結果を基準にすると、体育館横市有地で計画を進めることに賛成できないという議員は全議員18人中7名となっております。そして、6月から7月に掛けて、市内の全てのコミュニティセンターで開催した市民病院整備についての懇談会においても、一部の市民と仰いますものの延366人の方が参加され直接意見を述べられました。これらの結果を踏まえますと、体育館横市有地で新たな市民病院の整備を進めることが多くの市民の意見に沿う方向であることは、住民投票を行わずとも判断できる状況に今はあると考えております。

前回回答(市政に関して)に対する再意見

Q 1.・貴殿が初登庁日に一時ストップされた時点では「当初計画からの主な見直し項目」において修正されていたデータ(記述内容)と内容が一致しませんが、その理由をお知らせください。
・見直し後のAブロック建設案は決して贅沢なスペックと考えられません。
・一刻も早く整備しなくてはならず価格降下を待っていられない中、贅沢ではなくても建築費用については相当以上を必要とする可能性があると考えています。と回答されたが、この内容は基本的に他責論であり、当初貴殿は「半額建替え」に始まり、計画断念後は「当初案より10~20億円安く建てる」に替わり、更にプール跡地計画では諸般の事情により「相当以上を必要とする」との対応ですが、到底「解りました」と認める訳にはまいりません。約2年で当初の倍かそれ以上かかるのでは。
2.・まず貴殿が考えておられた「身の丈」の基準値(数値)を明確に示していただかないと我々市民は全く判断ができません。何故、曖昧な表現で駅前に病院があってはならないのか理由も未だ定かではありません。
・一定数の急性期病床はもちろん必要ですが、病床の機能分化が進み周辺に大規模な急性期病院が林立する中で、敢えて100床の急性期病床を備えるというこのご意見も「当初計画からの主な見直し項目」において修正されていたデータ(記述内容)と内容が一致しません。
・あれほど「身の丈」と市民に対し話されていましたが、ある時点で心替わりが有ったと理解すればよろしいか。
3.新病院は公設公営とする考えであれば「病院事業管理者」「病院整備顧問」など人材設置の必要性は小さく、病院長に新病院を全てお任せするのが一番妥当な方策であると考えます。
4.コンソーシアムの件について、「去る8月10日、公開の場である議員全員協議会で、全容をご説明いたしておりその結果や資料は、公文書としていつでもご覧いただけます。なお、案件の内容から総合的に判断し、市から積極的公開情報としてリリース等する考えはございません。」とのことですが、情報公開を理念とする野洲市の方針に即しない行為で、全く認める訳にはまいりません。反省の上、早急に対応をお願いします。
5.一連の病院問題やパワハラ問題、更に住民訴訟などこの先もいばらの道であることは間違いないと思います。市民から慕われ、信頼される市長さんで有ってほしいと度々苦言を申し上げる次第です。
6.まず課題に係る十分な情報が提供されている状況において、様々な立場や考え方の市民が互いを尊重しながら議論される場面を確保する必要があると考えていますというお言葉は当然でありますが、物事を先に決めておいてその後に丁寧な説明を行う手法は民主主義から大きく逸脱しています。先に議論が有って切磋琢磨の上で物事を進めるのが民主主義です。
いつまでも間違ったことばかり言い続けられますと我々市民はこの先どのように市政を考えればよいのか路頭に迷う次第です。一日も早く野洲駅前Aブロックに新病院を建設されますよう心からお願い申し上げ結びといたします。


A さて、今回、あなた様から再質問と題したお手紙を受け取り、まずその内容をご指摘いただいている事項ごとに精査分析するよう担当課に指示しました。その結果、9月5日にご回答した内容には、当方の誤認等に基づくものやご質問に副っていないものは見受けられませんでした。また、改めて回答を綴らせていたとしても、前回と同様又は同旨の内容をお返しすることになってしまうことから、それは有意でないと判断いたしました。
そのため、いただいた再質問の内容につきましては、当初いただいたご質問と併せ、市民のご意見として組織的に情報共有するよう職員に指示したことと、私自身が内容を確かに読ませていただいたことをお伝え申し上げ、今回のご返答とさせていただきます。

野洲市立病院について

Q 本日も野洲病院に健診に行ってきました。いつも色々とお世話になり感謝しています。私は基礎疾患がありいつもは●●病院にも受診しています。野洲病院は他の病院と比較すると建物もだいぶ古くなっており、システムも昭和の時代を感じます。
やはり迅速かつ最新の医療システムや市民が安心して受診できる医師の確保の為に野洲市民病院を建替えし、新しい野洲病院が設立されることを願っております。
今後、野洲病院の新築の計画は、どうなっているのでしょうか。


A ご質問頂いた野洲病院の新築の計画についてお答えさせていただきます。ご指摘いただいているとおり、現在の野洲病院は建物が古くなっております。早期の建替えが必要な状態であるにもかかわらず整備が遅くなってしまい、●●様はじめ多くの市民の皆さまにご心配をおかけいたし、誠に申し訳なく考えております。
現在は、新築・移転する場所を、野洲市のほぼ中央に位置し、市内各所から車で来院しやすい総合体育館横の温水プール跡地に定めるため、「基本計画」というものの策定を進めているところです。市民の皆様に身近な医療を提供できる市民のための市民病院を、令和8年度末(令和9年3月)には開院できるよう、市議会での賛同も得ながら、速やかに整備を進めてまいりたいと考えています。
 

市政に関して

Q 1.「Aブロック案は贅沢な計画」と常々聞いておりましたが、体育館新病院は「贅沢度」は如何ですか。奥山議員は100億円と公式の場で述べていますが。
2.昨年3月頃から常用されておりました「身の丈に合った病院」という言葉から体育館病院野洲市民の「身の丈」に合致する施設なのでしょうか。また、何故最近は「身の丈」を用いてお話されないのですか。
3・過去の小生へのお答えの中で、新病院は「公設公営」でと聞いておりますが、9月からの新体制?でもって近い将来に「公設民営化」し名称も「野洲医療センター」に替わる懸念を持ちますが、大丈夫でしょうか?
4.過日開催されました市民団体との出前懇談会で服部議員は「栢木市長は現行野洲市立病院をリフォームする計画だ」と述べたそうです。隣席の山崎敦志議員が決まっていない事を喋らないよう口止めしたようですが、何か「根拠」は有るのでしょうか?服部議員にご自身でご確認の上お答え願います。
5.コンソーシアムへの加入発言は正確にお答え頂くと、ご自身が公式の場で「加入した」と述べられた事実(記録)があるなら是非とも市民に公開してください。
6.現在野洲市が世間から受けている「評価」「信頼・信用」は県下で最低の市であるそうですが、市のトップとしてこの現状に対する正直な認識をお答え戴きたく存じます。
7.市長は「民主主義」をどのようにお考えなのか、「数の論理」が正しい民主主義とお考えなのか、「なんでもゴリ押し出来る」とお考えなのか再度お聞かせ願います。


A 頂戴いたしました項目ごとに以下の通りお答えさせていただきます。

1.駅前Aブロックで計画されていた病院には、「ヘルスケアストリート」と言われる吹抜けの大空間や、隣接Cブロックに整備するとされていた「交流商業施設」や立体駐車場とを結ぶペデストリアンデッキなど、駅前ゆえに、又は狭隘な敷地ゆえに必要とされた施設となっていたことから、「病院」としては贅沢と評される部分が含まれていたと考えています。このたび体育館横で整備しようとする病院については、今から計画、設計に着手していく段階ではありますが、病院としての基本機能において来院者満足度の向上が図れることを基準に計画設計していきたいと考えています。従って決して「贅沢」な施設と評されるようなことにはならないと考えています。
ただ、ウクライナ情勢や新型コロナ感染症の流行により、建築資材や人件費が大変高騰しています。一刻も早く整備しなくてはならず価格降下を待っていられない中、贅沢ではなくても建築費用については相当以上を必要とする可能性があると考えています。
2.市内一等地の地価の高い野洲駅前で、上記1で申し上げたような贅沢と評されるような病院を整備することが、まず野洲市の身の丈に合わないと判断していました。また、一定数の急性期病床はもちろん必要ですが、病床の機能分化が進み周辺に大規模な急性期病院が林立する中で、敢えて100床の急性期病床を備えることも、野洲市民病院の身の丈を超えているのではないかと当時考えていたものです。このたび体育館横で計画しようとしている病院は、そうではない内容で整備しようとしていることから、最近はあまり意識はしていませんでしたが、ことさらにその言葉を使っていなかったのかと思います。
3.新病院は「公設公営」とする考えです。
4.私は関知しておりません。また関与できることではございませんので、直接、服部議員にお聞きください。
5.ご指摘のことについては、去る8月10日、公開の場である議員全員協議会で、私から全容をご説明いたしております。その結果や資料は、公文書としていつでもご覧いただけます。なお、案件の内容から総合的に判断し、市から積極的公開情報としてリリース等する考えはございません。
6.ご指摘いただいているような事実自体を承知していませんので、特に認識や見解は持ち合わせてございません。
7.市政の民主的な運営について特化して申し述べます。まず課題に係る十分な情報が提供されている状況において、様々な立場や考え方の市民が互いを尊重しながら議論される場面を確保する必要があると考えています。そういった議論の結果や経過を総合して定めた方針や議案を、議決機関が十分な議論を経たのちに多数決で決していただくことが重要と考えております。
ご質問に関しては、最終的には多数決によることも必要と考えているほか、「なんでもゴリ押し出来る」とは考えていないことを申し上げます。

再質問・再意見に対する対応について

Q 8月7日に送信しました再質問・再意見に対し、8月24日付で「すでに回答を・・(中略)・・別の角度や切り口でご説示頂いているものと判断させていただきました。」そのため「所管課にて情報共有させていただくことのみお伝え申し上げ、ご返答とさせていただきます。」旨の返答を頂きました。
到底納得できるものではありません。去る6月13日付、別件での貴職からの回答の中に「同じ施策を進めていく上でも、そういった意見を真摯に踏まえる市長と論破ばかりを考えていた市長とでは、事業実施の段階で、市民が感じられる「やさしさ」や「あたたかさ」が異なってくると思っております。」というくだりがありました。
今回の対応は、この様な姿勢は全く感じられません。市民懇談会の際、種々の質問に対し担当次長が悉く抑え込むような回答に終始し、これに対し市長も副市長も容認しておられました。この時は時間不足で、殆どそのままに終わっていました。しかし今回は、いったん回答を貰ったものの、納得いく回答でない為、趣旨等を理解されていないと考え、視点を変えて再質問、提言をしているのであり、真摯に回答されるべきです。
ましてや、送信してから17日経ってから、この様な回答をするとは市民を馬鹿にしているとしか言えません。(通常は2週間で回答の筈で、むろん他の業務もあるでしょうが、それを見込んでの2週間でしょう)善処を望みます。


A 去る8月24日の当方からの回答にご納得いただいていないことは大変残念であります。
私は8月24日の回答を、不誠実な気持ちやぞんざいな扱いによりお返ししたのでは決してございません。8月7日に再質問・再意見と題されたメールをあなた様よりお受けした際、まず担当課にその内容全文をご指摘事項ごとに精査分析するよう指示しました。そしてその結果を見たところ、8月5日にすでに回答した内容と同様又は同旨の内容を、お返しすることになると判断いたしました。そのため、いただいた再質問・再意見の内容については、当初いただいたご質問・ご意見と併せ、市民のご意見情報として組織的に共有するよう職員に指示した上で、ご指摘事項別に同旨のことを回答させていただいても有意でないと判断し、先般のとおりでご送付させていただきました。
また、回答期日が今回も2週間を超えたことについては、再度お詫び申し上げます。言い訳になりますが、上に記したようなことから、メール内容の精査分析やご回答内容の検討に、他と比較して若干時間を要したほか、この時期は夏休みやお盆休みを分散して取る職員が多く、回答文案の回議や決裁に少し時間が掛かってしまったためであります。ご容赦ください。
 

”市民病院はAブロックで整備すべき”の回答に対する再意見

Q 先ず、医師会との関係について、7月29日の特別委員会でも指摘されていますが、遅々として進まないのは市長執行部の姿勢に問題があるのではないでしょうか。市長は部次長懇談会の席で、4月に(病院整備)場所まで話したとされているが、副市長から「必ず、早期に、ということであった。どこにということは別途であった」と発言されている。某部長から「病院としては一貫して駅前に整備する判断が継続」との発言もあり、この状態では病院との対話は不可能と言わざるを得ない。「先に評価委員会を開催すべき」という理由にしていても始まらない。
また、病院事業管理者や顧問については、特別委員会で滋賀医大学長からの推薦とされていたが、事業管理者が必要なら現病院長に委嘱し、4月着任の副院長を病院長にすれば良い。新任の副院長は病院の経営経験がないのだから、それを医大学長推薦でというのは、余りに無理がある。
コンパクトシティ問題は、病院を50年先を見越してと言われるから、高齢社会、人口減問題を含めてどうなのかと聞いています。整備場所をプール跡に持っていこうとするから、50年先と現在病院問題に関心を持っている世代には縁のない話に逃げている。
野洲駅前南口も夢物語で終わり、結局不動産業者に売却し、マンションだけになったとなりかねません。やはり条例通りAブロックに病院を設置すべきです。
市長執行部として機関決定したとのことですが、先の部次長会議での議論を見ると、市長、副市長、健康福祉部政策監、次長(地域医療政策課長)以外の部次長からは多くの異論や懸念が示されている。先のパワハラ問題でコミュニケーションを大事にすると述べられているが、全く逆行している。
民意の件については無回答ですが、部次長懇談会の際、病院で「10月の議会選で議員が変わった、市民の思いも変わった」旨の発言をしておられますが、其れをもって、「民意が変わった」を多発されるのは、如何なものでしょうか。
野洲駅からの距離2.2キロメートル、近江富士団地入口から9分29秒、消防署との距離感等については、懇談会での説明と同じででした。距離2.2キロメートルを完全否定するものではありませんが、この様な説明の際には道のりを記載すべきでは。そのために道路標識にも具体的な数値が書かれている筈です。
また、近江富士団地入口からの所要時間ですが、先にも記載した通り団地の一番奥の5丁目から入口まで1キロメートル以上あり信号待ちが最大1分はある。私は冨波甲交差点(体育館手前)を、屡々通るが12~13分は必ずかかる。時速40キロ区間もあり法定速度プラス10キロで走行しているので、9分29秒などというのはスピード違反でもしない限り不可能。
消防署との距離感を近傍などというのは余りに無理がある。近傍というのは「近所」ということ。
駅前での整備に関して、先にも書きましたが「あり方検討委員会」の委員長が「市で決定いただくのが一番いい」を受けて、市で検討立案し、「可能性検討委員会」でお墨付きをいただいたものです。その際、委員長が追認したと言われるのは当然。ご自分でも肯定する前向き発言をしておられるのですから。
外来患者の統計調査は、特定時期に限定したにも拘らず、標本数から統計上の信頼水準をあげておられますが疑問があります。駐車場問題は、新たな土地確保は極力避けたいとのことですが、部次長会議でも種々の指摘がされており、回答を見ている限りその場しのぎの回答としか思えません。
医療スタッフの通勤問題は、交通手段の確保や新規宿舎の借り上げ等の施策を効率的にやるかの問題もさることながら、未だに病院関係者との真摯な対話がなされていない。特別委員会における一部議員による病院長批判や退職提言などを言わせ放題にするのでは、信頼関係は地に落ちたと言わざるを得ません。組織の長が議会で言いたい放題に会い、それを市長執行部が黙認する様では、その部下たる職員の心境はいかばかりかと考えます。市長は議会で議員の質問や態度に不快感を明言されることがありますが、余りの発言を見過ごされるようでは、市長も同感かと思わざるを得ません。
いかにして病院長はじめ病院職員との信頼関係を回復するかは喫緊の課題と考えます。
何れにしても前回いただいた回答は、強弁に満ちていると考えます。この姿勢で病院整備を進められることは、再び市役所内にパワハラ問題を惹起しかねないと考えます。


A 当方からの当該返信後すぐに、「再質問・再意見」ということでこのように市長への手紙を頂戴したところでありますが、その内容を拝読するに、すでにご回答を申し上げたことについて、別の角度や切り口でご説示いただいているものと判断させていただきました。
つきましては、今回のメールのご返事につきましては、その内容をお伺いさせていただき、所管課にて情報共有させていただくことのみお伝え申し上げ、ご返答とさせていただきます。

始めよし後悪し

Q 最初の出来事と最近の出来事に付いて下記致します。市長選個人演説の録音データをお送りします。ここで市民に述べられている内容は事実、勝つための公約でした。再度で申し訳ございませんが、是非とも新任の佐野副市長とご一緒にお聞きいただけましたら誠に幸甚です。

最初の出来事(2020年市長選)
・私(栢木 進)は野洲病院を今の現地で整備すると前から考えている。(市議会議員時代から考えておられたのか)
・市長に挙げていただけたら必ず実行します。(現地半額建替え…最大の公約)
・郊外に病院はコストが増えます。(駅前に前市長案と現地建替え案を比較すると中間)
・私一人の考えではありません。(誰の考えで相談相手はどなたでしたか)
・病院は今のままで良いです。(現行市立野洲病院、この建替え案なら50億円安く出来ます。根拠、エビデンスが全く確認できない。誰の私案でしょうか)
・郊外の病院は子や孫の為に押し付けることは絶対あってはならない(現在は郊外の病院を押し付けようとしているが。)
・私なら絶対やります。(駅前を)活性化させます。(どのようにしてなされるのか。具体的な展望はなしだが。)
・野洲市がもっと発展せねばおかしい。(約2年間発展どころかどんどん衰退で何の兆しも全く見えない。何か活性化できる展望を市民に見せなければこれも公約違反。)
・今日まで伸ばし伸ばしであったのに今さらことを拙速に進めることは得策ではない。

最近の出来事(2022年市民懇談会)
都合3回参加しましたがタイトル通りの「懇談会」では無かった。
国における懇談会の定義は、「懇談会は行政運営上の参考に資するため、大臣等の決裁を経て、大臣等が行政機関職員以外の有権者等の参集を求める会合であって、同一名称の下に、同一者に、複数回、継続して参集を求めることを予定しているもの」と定義され、下記の各点が定められている。
・省令、訓令等を根拠としては開催しない。
・「設置する」等の恒常的な組織であるとの誤解を招く表現を用いない。
・審議会、協議会、審査会、調査会または委員会の名称を用いない。
・懇談会等の定員及び議決方法に関する議事手続を定めない
・聴取した意見については、答申、意見書等合議体としての結論と受け取られるような呼称を付さない。
とあり、地方では「市民が膝を交えて意見を出し合う集会」であるべきと認識します。ところが、7回開かれた今回の「懇談会」は市幹部が各種団体や市議会・医師会・評価運営委員会での説明や合議が全く無かった一方的な「説明会」でありました。「意見は聞くが、意見は無視する姿勢」何も今回出された計画案がBESTだとは考えません。一日でも早く市民が期待する新病院は駅前南口Aブロックが最短至近距離です。今から体育館敷地では令和10年になっても実現できていないでしょう。
さらに、懇談会において逆風に対処するため、市長支持者から強力な「支援者たち」を繰り返し動員(?)され、反対意見を述べる市民に「ヤジ」を飛ばし、威圧的言動で恐怖を感じる参加者は少なくなかったと思います。このような事はあってはならないと考えます。

<パワハラ認定に関して>
・市職員が訴えられた直後の会見で、市長は第三者委員会設置に対し、「有難いと思っています。喜んでいます」などと述べられましたが、理解できかねます。何を喜ばれたのでしょうか。
・暴言の3件と議会での虚偽発言は確かに委員会より認定されましたが7月6日の会見では市長は正に反論と受け止められる発言でした。異常事態です。こんなことでは野洲市はどんどん破滅状態になり、市民の幸福度は不満で計り知れない事になりそうです。


A 最近の出来事(2022年市民懇談会)のご意見の中で、あなた様がどこかから引用されている「国における懇談会の定義」に基づく懇談会は、省庁が必要に応じて設置するいわゆる「有識者懇談会」や「専門家会議」と呼ばれるものであると思われ、今回私共が開催した市民懇談会とは性質的に異なることから、参考にできるものではないと思われます。
誤解を解くために申し上げますと、市民のご意見を無視する姿勢ではなく、すべて整理させていただいた上で、今後の事業推進において必要なものは参考にしていきたいと考えています。また、「繰り返し動員(?)」と記載されていますが、少なくとも、私や市からは一切動員いたしておりません。
次にパワハラ認定に関してですが、第三者委員会の設置に対し有難いと4月での定例記者会見で申し上げましたのは、私の立場上、庁内の中で審査することが難しく、第三者の方に審査していただくことが適正で公平に判断していただけるとの思いで申し上げました。
今回の認定を受けまして、今後はあらゆる業務におきまして職員の皆さんとのコミュニケーションをより一層大切にし、しっかりと意思疎通を図ることで、お互いの考えをより深く理解できるように、一生懸命努めてまいりたいと考えております。

市民病院整備基本計画はAブロックで整備すべき

去る5月18日の病院整備特別委員会で提案され、更に市民懇談会で説明されている「野洲市民病院整備基本計画」の成案に向けた新たな方策については、一見素晴らしい案の様に見えますが多くの問題があると考えます。新病院はやはり駅前Aブロックで進めるべきです。着任早々ストップをかけ、解約された設計を再開し整備を進めるべきです。ストップしなければ令和5年には開院できていた筈です。

「新方策の問題点」
プール跡地がいかにも適地であるかの記述が多く、逆に不都合な点については不正確、不記載、抽象的である。(詳細は後述)
医師会との調整ができていない。医師会との関係をどう回復するのか(5月16日部長会議でも懸念の声)
昨年9月、医師会から「Bブロックで早く進めてほしい」との要望が出たからと言いながら、要望書の開示を拒否し続けていたが、実際は「Bでもよいからとにかく早く駅前で整備を」であった。又、医師会理事役員会で「議員構成が変わっても方針は変えない」と発言。更に医師会からの4月、5月のチラシも「医師会からでなく団体から」との発言だが発行者は団体だが、発行責任者は医師会長である。
病院問題で、何度か市長への手紙をお送りしていますが、2月25日付回答の中で「早期実現のため、職員や病院長はじめ病院スタッフとも協議を重ねたうえで決めていきたい」と述べておられますが、今回の方策案では、全く聞いていない。むしろ6月28日に否決されたが、補正予算案で、新たな事業管理者や顧問を雇用する計画であった。
人口減が続く中で国交省の提唱する「コンパクトシティ構想」との整合をどう取るのか。野洲市でも人口減が想定される中、プール跡地に病院を持って行って、50年後を見据えてもどれだけ近隣での開発投資が可能なのか、極めて疑問。市街化区域と隣接しているというが、むしろ調整区域の方が圧倒的に大きい。
この視点からすれば、文化3施設統合の方策も問題(駅前の文化ホールは絶対に残すべき)Bブロックと比較した説明が多いが、そもそもBブロックは狭くて無理とされ、3年3月19日に議会からAブロックも検討対象に加えるよう要請書が出されていた。そして業者から出た案は駐車台数も40台など話にならない内容。
当然、この案と比べれば、プール跡地案はよく見える。しかしAブロック計画とは比較にならない。ことあるごとに「民意」と言われるが、20年10月の市長選挙で、確かに11,578票を得て当選されたが、最大の公約「病院の現地半額建替え」は破綻し、この公約を良しとして投票された市民からは「騙された」との声。投票者の2~3割、低く見積もって1割としても当落は逆転します。10月で議会構成が変わるや、議会の意向を言われるのは、余りにご都合主義。もっと謙虚になるべき。
また、3月25日の議会で、「Bブロックでの整備が賛成7人で否決された」と言われましたが、反対の中の1名は「Aブロックで整備すべきとして反対」したことが明白で、他にも同一理由での反対があったか可能性も否定できない。
野洲駅からの距離2.2キロメートルとなっているが2.9が正しい。体育館への標識 久野部信号で2.2キロメートル、北野小前で1.2キロメートルだから2.2キロメートルというのは無理がある。
市内全域から10分以内(委員会資料には10~15分)近江富士団地入口信号から職員が実走したとのことだが、入り口から5丁目までは1~2分はかかる。私は体育館近傍に屡々行くが10分以内は絶対無理。東消防署の移転先の近傍との表記があるが、JRガードを潜って更に信号が3か所ある。又途中にコンビニがあるが、体育館駐車場案内(ネット)には、「周辺にコンビニや飲食店はありません」の表記。
消防署の近傍というのは過大表示。前項の距離や時間も含め、不動産広告のような書き方。整備場所 冨波甲1294番地他とされているが検索してもなく、体育館もプールも1339番
地と記載。なぜ、これまで駅前だったのか。の表記は、恣意的すぎる。いかにも前市政が強引に駅前を適地としたかの表現となっており、特に「昇華」「顕示」は極端に過ぎる。
「可能性検討委員会」議事録で、委員長が「商業施設が近隣にあるとなれば、病院に行った後に生活用品などを買って自宅に帰れます(中略)私も駅前周辺で整備した方がいいと思います」と明言されています。又、「あり方検討委員会」での委員長発言「市で決定頂くのが一番いい」を受けて市で検討し、「可能性検討委員会」でお墨付きをいただいたもので、極めて妥当な決定過程である。
重視したことの「病院経営の成立は必須」の項で、患者の利便性に関して、外来患者の交通手段の検証を行っているが、ゴールデンウィークを含む水、木、月の3日間では少ない。休診科もある。少なくとも通常期の1週間の8時から11時半まで調査すべきでは。駐車場は十分としているが、ネットの体育館駐車場案内には「駐車スペースが小さいので、公共交通機関、駅前南口からシャトルバスをご利用ください」とある。また、バスの待機駐車場を設けている時もある。行事があれば、このような状態が起こるので、本当に病院との併用ができるのか疑問。
5月16日の部長会議では周辺地への敷地の拡大を答えているが、当然費用が増大するし土地利用が可能?「医療者の通勤利便性」については、単にシャトルバスでの対応で逃げている。可能性検討委員会の中でも議論されていたが、病院経営にとって医師、看護師の確保が重要課題として議論されていた。特に委員長から、最近の傾向として女性医師が増えており、かなりフレキシブルな勤務体制も必要との意見があった。単にシャトルバスでの対応では難しいのではないか。
また、看護師の寮の問題が議会でも議論され、自転車通勤のような答弁があったが、論外である。
夜勤もある看護師(圧倒的に女性が多い)に20分近くも深夜に自転車通勤とは余りに無謀な話。これでは退職者が続出するのではと考えられます。この点からもAブロックに回帰すべきと言えます。


A 「市立野洲病院の駅前早期建築を実現する会」のチラシの発行責任者が守山野洲医師会会長であることは承知しております。また、当該医師会の公式な会議においてこれらチラシの内容等が審査され、機関決定されてから発行に至っている事実も最近把握いたしました。あなた様のご指摘のとおり、守山野洲医師会が実質的な発行者であると認識するところであります。医師会については、引き続きことある毎にご説明し、早期にご理解をいただけるよう努めてまいりたいと考えています。

今回の新たな場所の提案に係り病院長および病院スタッフと協議を重ねるべきことにつきましては、私からは4月以降再々指示をしてきました。これに基づいて、健康福祉部病院整備担当からは病院側に複数回に及び投げ掛けが行われたものの、先に評価委員会を開催すべきという考え方などを貫かれ、具体的な協議が開始できなかったと報告を受けております。なお、病院事業管理者や病院整備事業顧問の設置の意図については、あなた様が類推されているようなものではございません。

コンパクトシティについては、元々スプロール化とスポンジ化という二つの都市計画上の問題を解消するために提唱された市土地利用に係る概念であります。以前の市長が推進された制度ですが、私は、本市のように市域面積がそもそもコンパクトで、周辺部は大半が農振地域で開発できるところが少なく、さらに周辺部にも一定の居住地と人口が安定的に張り付いているまちに馴染む考えなのか、本当に公共施設や都市機能の中央集約を進めて良いのか、「コンパクト」と合わせて必須とされる「&(交通)ネットワーク」の整備の展望があるのか、という点で、以前から疑問に思っていたところでした。それよりむしろ各周辺部においても、利便施設がそれぞれ一定整備されている状態、つまり中心部への集約ではなく均衡ある地域の発展が、本市には望ましいのではないかと考えてきたところであります。
そういった点で、今回の新たな整備場所は、コンパクトシティの理念に合致するとかしないとかを考慮して提案したものではなく、今後の野洲市民のモビリティが当面引き続きは自家用車や個別等送迎車であると見通し、まちの「中央」で道路ネットワークに優れた場所として選定したものです。確かに前市長の時代に作られた関係計画の一定の変更は必要になりますが、それも想定して進めていきたいと考えています。
なお、只今申し上げたような点から、今回提案している場所は、あなた様がご指南されるAブロックと比較しても優位性は高いと考えているところです。

現地半額建て替えについては、駅前では病院整備を行わないことの代替案として、選挙の際にお示しした案ですが、実現できなかったことは申し訳なく思っております。しかしながら、それを実現できなかったからと言って、市民のための中核的医療を整備するという大目標を進めないわけにはいきません。そこで私の、駅前では整備しないという公約の範囲で、早期に確実に実現できる可能性を探りながら進めてまいり、今回の新たな整備場所で進めることを市長執行部として機関決定したところであります。
野洲駅からの距離2.2キロメートルについては、「距離」です。推察ですが、あなた様の記されている数字は、道のりではないでしょうか。
また、近江富士団地入口から体育館駐車場までの所要時間ですが、職員が実際運転して計測した時間(勿論信号待ち含む。)は、正確にお知らせしますと「9分29秒」でした。
また、消防署と体育館とが、市道辻町小比江線を使って短時間で行き来できるところにあることから近傍としたまでで、何も誇大でないと考えます。
また、冨波甲1294番地とは、新たな予定地に包含される複数の地番のうち、市道市三宅小南線に接する側の比較的大きい土地の登記地番であります。まだ、住居表示や郵便局への住所登録を行っていない計画地の場合、このように標記することは一般的なことです。
「なぜこれまで駅前だったのか」を恣意的だと言われることについては、既存の資料を基に検証した結果を理論的に表記したものですので、決して恣意的ではないと考えます。また強引に決められたかどうかを論じているのではなく、前市長が政治的に判断されたという事実経緯を申しています。また柏木委員長が追認されていることは、当時の会議録からうかがえるほか、当時は追認したとご本人が回想しておられることを根拠にそう申し上げているものであります。
外来患者の交通手段調査については、ゴールデンウィーク期間中ですが、平日の開診日であることから特に問題ないと考えています。なお、標本数等から今回の調査結果は、信頼水準90%、誤差5%の統計と評価されるもので、一定信頼できる調査結果であると考えています。
体育館の駐車場についての看板表記については承知していませんでしたが、本市の総合体育館は滋賀県内の体育館単独立地の中では群を抜いて駐車可能台数が多い体育館です。「駐車スペースが小さい」というよりむしろ、潤沢な駐車スペースを「売り」にしていると体育館側からは聞いております。それ故に、今までは駐車場の効率利用に向けて、いわゆる「工夫」をすることもほとんど必要なかったということですが、今後、平日は病院と共用していくこととなった場合には、他市の体育館が一般的に取り組んでいるように、学校ごとで乗り合わせて来てもらうことや、生徒用の送迎バスを少し離れた希望ヶ丘駐車場などに回送することなどを検討していくべきであろうと考えています。このように工夫をすることで、新たな土地を確保することは可能な限り避けたいと今は考えています。

駅を利用する医師等スタッフの交通手段の確保についてですが、シャトルバスの運行は「逃げ」ではなく、資料収集をして実際に検討に入っております。野洲病院周辺で今借り上げている職員用駐車場の費用を基本にして、一定の利便性の確保は可能と考えているほか、ご指摘のとおり、女性医師をはじめフレキシブルな勤務に対応できるように、駅からのタクシー利用を認めることや、8号バイパス開通に合わせ高速通勤を認めることなども、今後具体的に検討していくことが有益と考えます。
また、看護師寮は、今18室の賃貸建物を1棟借りしていますが、利用状況は12室と低調です。契約規定に基づいて整理することも可能で、その場合は、新しい場所周辺にも多くある民間賃貸物件を契約すれば事済むものと考えています。

野洲市民病院整備について

Q 野洲駅前(Aブロック)に病院を整備することで、他の自治体にはない市民を大切にしているという姿勢が表明できます。高齢ドライバーは今後増え続けます。中核となる市民病院へは、ますます通院される方が増えていきます。現在のバス路線を利用することは、高齢ドライバーの事故の防止に直結します。野洲駅前(Aブロック)に病院があるということは、「おのりやす」含めて路線バスの利用者が増え収益が向上します。加えて、CO2削減もできます。野洲駅前(Aブロック)に病院があると、医師を含めた医療従事者の通勤が遠方からでも来やすくなります。京都や大阪などから1時間程度で来れるという利点を使う事で、医療関係者の求人も増えることが期待できます。また、野洲市外からも電車で来院される方も増えることが予想されます。病院の収益力も向上が期待できます。
高専の候補地として、市三宅の森が挙がりました。野洲駅前(Aブロック)に病院があることで高専誘致の確度は更に上がると思います。利便性の高い病院があるということは、住みやすい場所ということで人口も増えることが考えられます。
野洲駅前(Aブロック)に市民病院があることで、暮らしやすい場所、市民を大事に考えている市長という印象が得られます。野洲駅前(Aブロック)に市民病院を作って今までに無かった街づくりを行った市長として、後世に語り継がれることになると思います。野洲駅前(Aブロック)での市民病院の建設をお願いします。


A まず、駅前Aブロックに整備することで市民を大切にしている姿勢が表明できるということについてですが、野洲市民病院の整備は、野洲市民の命と健康を守るための事業であります。表明したりアピールできるかを基準に、場所や事業内容を考慮することはございません。
次に、高齢化率は高まっており、高齢ドライバーが増加することも仰るとおりと思います。しかし、野洲市の路線バス網は減便が著しく、免許を返納した高齢ドライバーの通院利便性を路線バス路線によって確保できるとは見込み難い状況です。
また、「おのりやす」も、便数や乗車定員をご覧いただいてお分かりいただけるように、あくまでも地域交通の補完的なモビリティであります。それよりも、今後、自動運転装置や安全サポート機能を標準搭載した自動車が、特に高齢者の中でも一般化してくるのではないかと想定しています。
従って、混雑する駅前の道路を通らなくて済むことや、高層の立体駐車場の利用を避けられる総合体育館横の温水プール跡地に整備する方が、高齢ドライバーの安全と安心、利便において優位性があると考えております。
また、医師等の通勤、特に遠方から通ってくる医師等の通勤に電車を使えるから有利だというご意見ですが、確かに通勤の利便性も医師確保の優位点の一つではありますが、滋賀県の南部というそもそも通勤利便性が高いところに位置する野洲市、さらにそこの公立病院として滋賀医科大学等大学の医局としっかり繋がりを保つことが何にも増して重要でございます。
また、患者さんが電車で来院されるのではというご意見ですが、今年4月に野洲病院の来院者の調査を致しました。その結果、現在の野洲病院も駅から徒歩5分の駅近の病院ですが、電車で来院された方はわずか3.3%でありました。また、野洲市民のための野洲市民の税金で整備する市民病院でございます。市外からの通院者の増は確かに収益的には有利ですが、そのために、市民が通いにくく、また地代が10億円程度もする場所に、市民のための市民病院を整備することは得策ではないと考えております。

最後に、私は後世に語り継がれるかどうかを政策判断の要素と致しておりません。あくまでも市民や将来の子々孫々のために施策を行っております。そういった政策により、駅前Aブロックでは整備しない考えでございます。

野洲市民病院の新たな建設予定地について

Q 野洲駅前には病院ではなく商業施設等賑わい創出の為のシンボリックなものにすべきだと常々考えてきました。その事から栢木市長の選挙公約に賛同して投票致しました。結果当選されたわけですが、その後病院の現地建替え断念や駅前Bブロックへの移設表明と紆余曲折有り、「何も決まらない野洲市」「何も決められない野洲市」と半ば諦めに近い失望感がありました。そのような中、総合体育館横の旧温水プール跡地に建設予定という話を伺い大いに賛成するものであります。ぜひ早期実現に向けて推し進めていただききたいと願います。


A 市民病院整備事業については、私の就任後、現地建替えの公約断念、その後駅前Bブロックでの整備検討など、●●様をはじめ多くの市民の皆さまに、ご心配をおかけいたし、誠に申し訳なく考えております。
今回ご提案した総合体育館横の温水プール跡地は、本市のように人口密度がそれほど多くない地域のモビリティとして、今日はもちろん未来においても主軸であり続けるだろうと考える自動車による個別移動(もちろん自動運転や運転サポートは今後進んでいくと見込まれます)に適した場所であると考えています。
この場所において、今後、3分の1に達する高齢者の健康寿命の延伸や、市民の身近な医療を確実に担保できる市民のための市民病院を実現してまいりたいと考えております。
また、南口駅前については、市民が求める生活利便施設や公共サービスの機能、そして、民間が提案する機能を複合して整備していく考えであり、実現性と持続性がともに高い具体的なプランを速やかにお示しし、早期に実現してまいりたいと考えております。
今後ともご意見を頂戴し、ご協力いただきますようお願いいたします。
 

最近の市政等について

Q 近々の市政については各報道機関により市民に情報が伝達されています。残念ながら市民にとっては不幸な状況がまだまだ続きそうで非常に残念に存じます。(各報道機関も現市政に批判的論述)つきましては以下に小生が理解に苦しむ点を列挙致します。

1.市民懇談会について
市の広報では都合7ヶ所での開催が告知されております。中で「ご質問にも可能な限りお答えさせていただきます」と記されておりますが、可能な限りとはどのような解釈でしょうか。(反対意見は範疇では無い)また、質問の時間はどれ位予定されていますか。(短時間では話にならない。とことんやるべきでは。丁寧な説明に時間を費やすのでしょうか)

2.文化ホール3施設の集約化検討について
新病院の建設場所と同じく、予め候補地を決定しておいて市民に相談されるおつもりですか。小生の理解では旧中主地区の「さざなみホール」に集約し、野洲駅前は全て民間企業に売却(マンション建設可能性大。市長与党のチラシでは「駅前での商業集積のコンセプトと市民交流場所などと寝言を言っておられますが。」予定ですか。果たして「賑わいを創出する場所になるでしょうか。また如何程の税収アップをお考えでしょうか。(仮にマンションを建設された場合は学校や公共施設の拡充に市民の負担が増大することは必須と言えます。)

3.市長を支持する会派について
以前にもメールでご紹介しましたが、「創政会」の奥山議員は小生に対し、「自分は市長会派ではありません。市民目線のスタンスです。」などと言いながら、議会では市長提案に諸手を挙げて賛成されていますが、如何なものでしょうか。

4.新病院の建設場所やコンセプトについて
体育館プール跡地の案については多くの方が否定的なご意見をお持ちです。果たして実現できるのでしょうか。
・地域医療にご尽力いただいている「守山野洲医師会」のご意見はチラシの通り、真っ向から反対です。なぜなら駅前を外して郊外とすると利用される市民の不都合が際立ちます。何故駅前からシャトルバスに乗り換えてまで苦痛を感じなければならないのでしょうか。多分思惑より市民の反応は相当厳しくなると予測します。
何故、昨年医師会と約束された駅前Bブロックを医師会への打診も相談もせず強行されるのですか。非常識としか言いようがありません。(全く心が通っていない、大嘘つき)
・長き「熟考」の末、体育館プール跡地と発表されましたがそのような簡単な答えなら「熟考」の必要は全く無かったと思います。市長会派の稲垣・服部両議員が早くから代弁していましたよね。
要は反対意見を封じ込めるために意図的に時間稼ぎをされただけですよね。答えは当初から体育館プール跡地を勘案し、言いなりの職員がそれに沿った資料をでっちあげて委員会に出した。でも無理なものは何時まで経っても無理(余りにもひどすぎる計画)で実現の可能性はほとんどありません。(市民や医師会の同意が大前提。新病院のコンセプト(病院像)や如何程の予算で提案されますか。果たして元のAブロックに新病院計画より10~20億円の減額はかないますか。以前にも訴えましたが、確かな根拠(数値的エビデンス)が無ければ検討の資料にもなりません。工程においても国スポとの関わりは大丈夫ですか。市の教育委員会の意見はどうなっていますか。

5.市民の置き去りについて
前述までの通り、貴殿が野洲市の新リーダーになられてからあと4ヶ月もすれば3年目に差し掛かりますが、その間いろんな情報が飛び交い市民は大変苦慮・心配が絶えないまま今日に至っています。このような状況は決して許されるべきものではありません。責任は重大です。
「政を為すは人にあり」市の政は市民(議会)が決めるものです。市長が勝手に決められるものではありません。原点に還り正しい手順で進めてくださいますよう切にお願い致します。

6.市長選前後の「選挙公約」等の変遷について
市民監査請求結果に関し、昨年、本年ともに監査委員からの結論部分に主催者である野洲市民に対して「一層丁寧かつ合理的な説明と実行を望む」と記されております。私たちはこの結論に対し質問も反論も致しません。
つきましては、時系列順に「何時・何処で・誰が・何を・どのように」丁寧な説明を実行されたのか事実に基づく根拠を書面にてご回答をいただけますれば誠に幸甚です。また、説明の折は市長ご自身が行われたのでしょうか。それとも副市長もしくは市幹部職員からでしょうか。
貴殿が2年前の市長選で「最大公約」として市民に訴えておられました市立野洲病院の現地半額建替えに関して、公約違反に対する謝罪は公の記録としてございますか。
また、投票前の2020年10月16日に貴殿は支援者の前で新病院は「公設・公営」ではなく「公設・民営」で実現したいと述べておられますが、現在もそのお考えに変わりはないでしょうか。具体的にお答えください。これは新しく「病院管理者」を設けることが「民営」に繋げる道筋ではないかと疑います。
その他、下記諸問題に対しお答えいただける範囲でお願い致します。
・現在「守山野洲医師会」とは相反していますが、合意形成は必要とお考えですか。
・体育館プール跡地では高齢者や徒歩及び自転車通院者・介護の必要な方などには大変苦痛だと考えます。理由は駅前北口への送迎・時間待ち・南口からはシャトル便無し・など弱者切り捨てと思われても致し方ないと思われませんか。
・野洲市内での開業医意見に対し、市長は「自信を得ました」などと報道有りましたが、市民の為に一日でも早く新病院を実現する目的とは論理的に間違っていることにお気づきですか。(あと何年待つのか全く見通しなし)

7.コミセンみかみ「市民懇談会」に関連質問について
小生は先日市長と地域医療推進課の双方にコミセンみかみでの質疑応答の時間を問い合わせておりましたが、昨晩までに回答はいただけませんでした。如何程皆さんの業務が多忙か存じませんですが、市の対応には辟易します。
「質問要領」と小生の問題忘備録及び「野洲市内の守山野洲医師会の会員名簿」をお渡しします。名簿は先日貴殿が他の懇談会場で「野洲市の医師会会員は全員体育館病院に賛成です」と述べられたそうなので名簿に賛成されておられる医療機関に〇印を付けて返却方よろしくお願い致します。
「質問要領」と「栢木市政新病院大迷走の記録」はお目通しいただきお答えが戴けるものはお答えください。またそちらに関するご感想でも結構です。更に他学区から市長の応援団も多数お見えでしたが、自主参加か要請参加か誠に不可解でした。
とにかく「俄作り」の計画は今後も市を二分したまま経緯すると思われます。貴殿は以前「野洲市民を一つの家族」と例えてお話しされましたが程遠い道のり途中で頓挫しかねません。

「6月27日 市民懇談会質問要領」
「多くの人が平らかな気持ち(平和で健康で仲良く穏やかな生活)になれるようつなぎ役を果たしていきたい」と記者会見で述べられた。
さて、栢木新市長誕生から丸20ヶ月が過ぎました。あと4ヶ月で任期3年目を迎えられます。これまで長期間市民が期待する新市民病院建設事業は完全にストップし、市長の方針が日替わりメニューのようにコロコロ変化して市民の困惑は計り知れません。本日市長自ら質問にお答えいただけるところで市長選挙当初から問題点に対し時系列順に意見と質問を致しますのでよろしくお願いします。
質問1.
2020年10月の市長選挙で栢木候補の最大公約は何だったでしょうか。(私には駅前に贅沢な病院は要らない。駅前は民間の力を誘致して賑わいを創出し、大幅な税収UPを得たい。その為に現行市立野洲病院は半額程度で現地建替が可能だ)と繰り返し聞こえていましたが。また、市民病院経営の考え方について自身は公設公営でなく公設民営でやりたいとも述べておられましたが、その思いは現在も変わりはないでしょうか。)
質問2.
市長就任直後の初登庁日にそれまで進められていた新病院の実施設計を一時ストップされました。こんな神業のような仕事の進め方は当選確定後就任までの期間に市職員の手を借りてでも必要な書類作成など用意周到に準備されていたのでしょうか。また、連絡を受けた委託先民間業者の初動対応は如何でしたでしょうか。(困ります、または解りました どちらでしたか)
質問3.
その後「野洲市民病院整備運営評価委員会」を諮問機関として立ち上げられ、専門部会で検証を進められた結果「制約の多い現在地での建替えは非常に困難で敷地の拡大も極めて困難であり、医療機関としての継続を前提とした場合、移転建替えによる全面的更新に拠らざるを得ない」との結論により3月16日市長が「現地建替え断念」と報道され、新たに3ヶ所の候補地を掲げ2021年度中に選定し、2025年中の開院を目指すと述べられた後に元案の「駅前南口(Aブロック)は候補地には選ばないが、柔軟な検討の機会や丁寧に説明する」と述べられましたが、実際に議会や市民に対し柔軟な検討の機会や丁寧な説明は行われましたか。
また、私は市長の現地建替え断念は選挙戦での確かな公約違反であったと判断していますが、「公約ではなく個人的な専門家に相談した私案でした」などと嘘ぶいたままで誤魔化されて経過しています。最近においても市長与党の複数議員さんが公約違反を指摘しています。今からでも毅然と市民に対し謝罪しないと市民の負託など消えてしまって逆に信用の失墜に成りつつあると思います。市長は今時点でどのようにお考えですか。(当時多くの報道機関は公約違反は市民への裏切り行為だと論じていますが。)
質問4.
先ほど触れました元案の実施設計一時ストップはその後、解約手続きに進められ委託先民間業者と「出来高成算払い」で合意の上で契約が解除されました。出来高清算払いに使われたお金の出どころは市長命令により元案の「病院整備事業会計」から払い出されたと聞き及んでいます。これは新病院建設の為の資金を元案の計画を真っ向から潰してしまうために使われました。この件は市民から市条例違反とともに公金の不正使用として野洲市長は栢木進氏に損害賠償請求を勧告するよう昨年と今年市監査委員会に2回監査請求されました。残念ながら不当と思われる理由により2回とも請求は棄却されました。これを受けて原告市民が住民訴訟に進み、今後本格的に司法による審理が始まりますのでこの辺にしておきます。本件に対して市長からコメントがありましたらお願いします。
質問5.
2022年5月17日市長は「駅南口旧予定地に隣接する市有地(Bブロック)は細長くて狭く、無理だと思う」と述べたにも関わらず、その10日後には「新病院の候補地をJR野洲駅南口の一画(Bブロック)にする」と方針を急変換し、「元案に対して10億~20億削減を目指し、デザインよりも機能を重視した身の丈に合った病院整備を行います」などと述べられ、「公約違反との声も出るかもしれないが、市民に丁寧に説明して不信感を拭い去りたい」とも述べられました。(自身の支持者約100名あまりにのみ釈明SNSを送った。議会や一般市民は無視・置き去りになりました。)更に「今後、Bブロックから変更しない。年内に基本構想、年度内に基本政策を策定する」と述べられ、駅前Aブロックには「複合商業施設を誘致し、市の玄関口にふさわしいランドマークにしたい。マンションや特定企業への利益誘導は断じてない」と言明されましたが、今も変わりはないでしょうか。その後私からの質問に対し、「公募条件で住居施設の整備を除外する事は現時点では考えておりませんので、民間業者がマンションを付加的なものとして提案される可能性はゼロでは無いと思います」と回答を受けております。(文献ではランドマークとは国、地域を象徴するシンボル的なモニュメント、公共的な建物や空間を意味するものでマンションは含まれないと記述あり)
この後、守山野洲医師会も市長案に妥協して早期実現を請願、市議会で元案のAブロックに新病院実現を訴えていた「新誠会」も同じく市長案に妥協した。
しかし、市長は2022年1月14日開催市議会全員協議会でこのまま進めても議会に賛同してもらえない。適切な判断をするために時間をいただきたい」と述べ、立地場所の選定を含めて熟考が必要との判断を示されました。
その後2021年市長方針に従い、市のプロポーザルで認定された民間業者による新病院構想計画案出来上がり2022年2月7日に「野洲市民病院整備事業特別委員会」にてプレゼンテーションが行われた。(このBブロック病院整備構想プレゼン(説明会)は市長が辻褄合わせに実施したものと思われるのでこれまた有名無実の宝物を失う結果に繋がり、高額な費用の支払いと経費(全てが市税から)及び担当職員の無念さだけが残った事に加え、その後前副市長が市長との不協和音に原因があると思われる辞職、並びに市長による職員へのパワハラ発言による訴えと退職、更に組織の改廃と病院整備事業前担当職員の配置転換など不幸な事象が続いている。まるで中小企業のワンマン経営者のような振る舞いで公職者とは思えない。)
ところが、栢木市長の「座右の銘」が二つの市HPに掲載されています。

・忘己利他(自分の事はさておいても人々(市民)の為に尽くす)
・道心の中に衣食あり、衣食の中に道心なし(自分の仕事を真面目に務めておれば自然と着物や食事は与えられ身に付く。しかし先に衣食を求める場合は自ずと働く場所が無くなる)
質問6.
5月18日市長は長き熟考期間を解き、新病院建設予定地を「市総合体育館周辺」に変更する方針(三度目の予定地変更?)を市議会特別委員会で発表し、市民には混乱を招き、迷惑をかけているが、30~50年先を見据え、市の為の方針転換で有ると強調された。(現在から30~50年先の事は誰も予想できないと思われるが)
以下は関連する質問事項を列記しますので、ご回答願います。

1.多くの市民は今すぐ一日でも早く病院建設をと願っているのに問題点が幾つか指摘(高圧電線の電磁波による人体への影響・大きな地震(南海トラフ地震級)等による鉄塔の倒壊・1000年に一度有るか無いかの豪雨災害による河川の氾濫・元々軟弱地盤で液状化の危険・等々大きなリスクが潜在する地域・場所に対するリスクアセスメント(危険評価)を十二分に行わずに病院建設を予定することは市民に理解が得られないのではないですか。
2.方針変更に対し、評価委員会・市民・医師会・市立野洲病院などと一度も相談・説明は無く、一方的に決定するのは民主主義に反していませんか。(また、どこかの懇談会で市長は野洲の医師会会員は全員が体育館プール跡地に賛成であると述べられていますが事実と全く違っていると判断しますが訂正されますか。また、野洲市内の医師会会員数はご存じでしょうか)
3.市及び市長の言葉尻には度々相談を持ちかけた方々を「識見者」「某大学の教授」「某病院経営者」などと実名を伏せて発表されており、市民は何処の誰がアドバイスされたのか全く見えなくてその言動を信用することは叶いません。事が事だけに各相談者の方々にはご本人の許諾を前提の氏名を公表いただき、市民は確かな意見かどうかの判断材料にしたいのですが。
4.先日行財政改革の一端として「文化ホールなど3施設の集約検討説明会」が開催され、先に答え有りきで集約どころか縮小案を棒読みで説明されました。結果、殆どの参加者はさざなみホールに決定した案(恣意的な案)に対し、賛同されませんでした。これでは市民の楽しみである文化・芸術活動が蔑ろにされ、それらに触れる機会が無くなります。今までのように舞台芸術鑑賞・喜劇鑑賞・音楽のコンサートや歌謡ショーは開催不可能となり興業主側から見てもプロモーションは出来なくなる事は必至です。市民の為に駅前に1500人収容できる新しい文化ホールを是非建ててくださいませんか。(まさしく立派なランドマークになります)
5.又、何故今駅前整備構想でDブロックは「文化・スポーツのゾーン」とされているにも関わらずA/B/Cの売却と歩調を合わせてDブロックも売却の対象に含むプランに合わせて悪意に文化ホールも無くそうとするのですか。(駅前市有地全てを提供する事が駅前買収希望の大手不動産会社の購入条件になっているのですか。当初はA・C両ブロックが対象であったのではないかと理解していましたが。その後BブロックもDブロックもと面積を拡大する要求が出てきたと考えると新病院の予定地が体育館敷地に計画せざるを得なくなった理由と整合しますか)


A さて、市民病院整備について、あなた様からいただいたご意見について、ご返事申し上げます。
まず、市民病院の新しい場所についてですが、今ご提案させていただいている場所は、野洲市の中央で、多くの市民が利用するモビリティである車を使ってアクセスしやすい、優れた場所であると考えております。
また、医師会に対しては、これまで含む経緯については、市民病院を早期にかつ確実に実現するために要した政策の変更であったことや、新しい整備場所とそこにおいて計画する市民病院事業の優位性を粘り強くお伝えしていきたいと考えております。
また、熟考については決して時間稼ぎであったわけではございません。また、提案している新しい場所の資料についても、決して職員がでっち上げたものではございません。そしてこれらの内容については、早期に基本計画として成案し、評価委員会の審査を経てその確度を上げていきたいと考えております。

次に、4/28の住民監査請求の結果において付された「一層丁寧かつ合理的な説明と実行を臨む」ということに関しまして、その経過を時系列でということですが、平成23年度からすでに10余年の間、前市長のときも、令和2年になって私が市長を務めるようになったあとも、病院整備事業については、特に情報公開を最大化して説明責任を果たすよう努めてまいったところであります。逐次申し上げることは分量的にできませんが、市のホームページでは当初からすべてご覧いただけるようになっておりますので、ご参照いただきたいと思っております。また、去る6月12日から実施いたしました市民懇談会も正に市民への丁寧な説明の場であったわけであります。なお、その内容も近日中に協議録などすべてホームページで公開させていただく予定をしております。

次に、2020年10月16日に「公設民営」で実現すると述べたとのご指摘についてですが、これからの公立病院の経営の合理性に関する大勢の論を述べたのと認識しています。野洲市の市民病院についても、超長期的にはそういった方向で考えていくべきであうことを否定することは致しませんが、現時点においては、まずは市が公立でしっかり整備して公立で確実に運営体制や市民のための医療を内容として固めていくことが大切で、それ以外は今考えておりません。
次に、守山野洲医師会との合意形成は必要と考えており、継続的にご理解に向けて取り組んでいきたいと考えています。
次に、体育館横のプール跡地での病院は高齢者や徒歩通院者にとって苦痛ではないかということについてですが、あの近辺にも高齢者や徒歩通院可能な方はおられます。病院に限らず生活利便施設をどこかに整備する場合、場所により便利になる人とそうでない人が生じることはある程度避けられないことです。しかし今回は、これまで近くに病院があった方の生活環境や利便性はある程度維持される必要があるということから、シャトルバスや循環バスの路線の見直しなどを行いたいと申し上げているものです。なお、具体策は未定ですが、南口に入る循環バスの路線の利用者の通院利便性の確保のために、新しい病院のところまでの延長線を如何に担保にするかは検討しなければならないと考えています。

次に、体育館横の病院に賛成している医師会会員に〇を付けて返信せよとのご要望ですが、私が申し上げたのは6/9の理事会で「野洲市内で開業されている先生方からは、この計画に一定ご理解をいただいているように感じた」という旨でございます。すべてと申しおりませんし、また私が主観的にご理解をいただいたと感じている先生を具体的に指して上げるのは控えさせていただきたいと思います。

次に、2020年10月の市長選挙での最大の公約は、駅前に病院は造らない、駅前では賑わいと税収を得られるような整備を行うということであります。
また、公約違反と仰っておられることに対しては、駅前には病院は整備しないということで、大きくは公約を守っているものと考えていますが、代案として示した現地半額建替えが実現できずに断念したことについては、申し訳なかったとお詫びしております。
なお、実施設計の契約解除に関するご質問については、現在係争中の事案に直接該当することであるため、弁護士の指南も踏まえ、お答えいたしませんのでご承知ください。

次に、新しく提案している体育館横温水プール跡地について、列挙いただいているリスクについては、現状すべて整備に当たって問題ではないと認識しております。
また、評価委員会については、委員長である滋賀医大の学長と協議させていただいた結果、場所は市で定めるべきと述べられ、その地で整備する病院の建築や運営の成案した計画を評価するということになったものです。医師会については、6/9にご説明に上がり、その際は、野洲市で開業されている理事の先生方からは概ね早く進めてほしいとか、便利な場所だと思うなどの好感的なご意見をいただいたところです。今後も会全体でご理解いただけるように努めてまいりたいと考えています。また、市立野洲病院のスタッフとの協調についてですが、当然今回の場所の案を作成するに当たっても、整備担当の政策監や地域医療政策課からは複数回、協議や協力についてお願いをしたものの、残念ながらこれに応じられなかったと聞いております。なお、市立病院の病院長先生以下関係職員も、「評価委員会の評価が出たら協力する」と述べておられるということでございますので、今は穏当にそれを了諾し、先ずは、評価委員会で評価をしていただけるよう基本計画成案に向けた事務に傾注するよう地域医療政策課に指示をしております。もちろんその案後においては、病院長以下関係職員も協調して事業を検討していただけるものと考えております。
以上、頂いている病院事業についてのご照会事項のお答えと致します。

最後に、文化ホール3施設の集約化検討と野洲駅南口整備についてのご意見ですが、文化ホール3施設の集約化は、平成31年3月に策定された「野洲市公共施設のあり方」で集約することが示されています。また、野洲市行財政改革推進プランで1施設に集約する方向性であります。このことから教育委員会内部で検討を進め、今回集約化検討のたたき台としてさざなみホールへの集約案をお示しし、ご意見を伺ったところです。集約化によって3施設が1つになりますので、これまでと同規模の文化芸術の振興は難しくなります。その中でも市民の発表の場を引き続き提供していくとともに、鑑賞機会も提供していきたいと考えております。なお、野洲文化ホールは現状の設備を今後も使い続けることは難しいのが現状です。
また、鑑賞機会の提供の視点から申し上げますと、ジャンルによっては大きなホールが必要になりますが、例えば1,500人収容のホールを新たに建設するとなりますと、施設にどのような機能を持つかにもよりますが、全国の建設事例を参考にしますと40~80億円もの費用が必要となり維持管理費も大きくなります。
現在の財政状況や将来への負担面も考慮していく必要があります。市民説明会等でいただいたご意見を踏まえ引き続き検討してまいりますとともに、教育委員会としましては、駅前周辺に何らかのホール機能が必要と考えますことから、今後見直しを予定されている野洲駅南口整備構想に盛り込まれるように努めてまいります。

野洲駅南口の整備については、今後民間事業者より事業提案を募ることになりますが、条件等についてはこれから精査していくこととなるため、現時点で野洲駅前の土地を全て民間企業に売却するという事実はございません。
ただし、3月にも回答している通り、野洲駅前の整備について民間事業者がマンションを付加的なものとして提案される可能性はゼロではないと思います。
●●様のお手紙に「マンション建設可能性大」とありますが、何かそう思われるようなことがあったのでしょうか。あったのであれば、私としては不本意ですし、●●様以外の市民も誤解される恐れがありますので、なぜ「マンション建設可能性大」と断言されているのか教えていただければ、誤解を払拭させていただきます。マンションの誘致や特定企業への誘導もございません。積極的にマンションを誘致することはないという意味で、マンションの誘致はないと発言しております。
なお、税収については、12月にも回答しておりますが、民間の提案内容によって異なりますのでお答えができませんし、税収増だけを重視するのではなく、にぎわいの創出につながる提案を選定したいと考えています。

野洲市民病院整備について

Q 地域医療政策課の皆さま、短期間にあれだけのデータ収集、解析、そして資料の作成等本当に頭が下ります。説明会には3ヶ所出席させていただきました。ご説明にも熱が入り、冷静に対応され真摯にお取組いただいていることが十分に伝わりました。
賛成、反対様々なご意見はあります。でもこのまま議会で否決されたら、もう新病院は建設できないのではないかと。今のままの病院で廃院を待つだけになるのではと不安になります。
市長さんが熟考され、二転三転されるのは野洲市のこと、市民のことを真剣に考えてくださっている証だと思います。
これからも皆さま一丸となってより良い方向に進めていってくださることを念じております。


A 市民病院整備事業については、私の就任後、現地建替えの公約断念、その後駅前Bブロックでの整備検討など、●●様をはじめ多くの市民の皆さまに、ご心配をおかけし、誠に申し訳なく考えております。
今回ご提案した総合体育館横の温水プール跡地は、本市のように人口密度がそれほど多くない地域のモビリティとして、今日はもちろん未来においても主軸であり続けるだろうと考える自動車による個別移動(もちろん自動運転や運転サポートは進んでいくと見込まれます)に適した場所であると考えています
この場所におきまして、今後、3分の1に達する高齢者の健康寿命の延伸や、市民の身近な医療を確実に担保できる市民のための市民病院を、令和8年度末を目処に、確実に実現して参りたいと考えております。
なお、先日6月28日の市議会では、この案を進めるために必要な「基本計画」というものを策定するための費用を掲げた補正予算が、市議会にて1人の僅差でしたが否決されてしまいました。まったく想定外のことでしたが、これであきらめることなく、もう一度市議会議員に丁寧な説明をし、議会に再提案をさせていただきたいと思っております。

野洲市民病院整備について

Q 野洲病院は、今の場所か、駅前にお願いします。体育館の横は遠すぎる。バスに乗れない年配者が多いし、便利な所に建ててください。バスはややこしい。


A 前回ご回答させていただきましたように、今回ご提案した体育館横の市有地は、駅前などの場所と同様、地表から近い10m+のところに強固な支持層(地層)が存在していることから、建物の耐震等安全性には大きな問題はないと見込んでいます。また、表層の液状化対策についても、必要なエリアを地盤改良して適切に対策することで対策が可能と考えています。
次に、高齢化については野洲市全体で進んでいます。その点から、今回ご提案した新たな整備場所は市内各地域から到達距離が均等な「野洲市の中央」で、最も公平な場所であると考えています。開院後においては、じゅんかんバスのルートを通院に便利なように見直すほか、駅から病院までの間に送迎バスを運転するなどしたいと考えています。

回答を受けての再提言

Q 先般「中途半端な市民病院整備計画しか出せないなら辞職すべき」との意見を出させていただき、回答をいただきましたが、極めて都合のいい部分についてだけの内容で、肝心の病院長や医師会、医療関係者の意見を全く聞いていないことに全く触れられていません。従って、新たな質問と併せて再提言させていただきます。
先ず、「今回の方策は市長執行部として熟考した結果」とのことですが、市長執行部とは、どのようなメンバーで構成されているのでしょうか。市長、副市長以外にどのような方がおられるのでしょうか。市役所の組織図を見てもわかりかねます。しかも副市長は4月に着任されたばかりです。1月に突然の熟考宣言をされて以来、3月末には前副市長が退任されています。4月からの新体制下で担当部署に厳命され、佐野副市長が着任1か月程で一気に方策をまとめ上げるとは信じがたいことです。
しかも、この方策は病院長はじめ病院関係者や医師会の意見を全く聞いていない他、部長会議等で傾聴すべき意見が幾つも出されているにも拘らず、副市長が強引に押し切っています。
また、回答に「相当数の議員や市民から支持するご意見もいただいています」とありますが、陣笠議員や特別な支持者はそうでしょうが、新誠会はじめ相当数の議員や医師会、その他多くの市民からは強い反対意見が出ています。聞くところによると、「市長選挙で栢木さんに入れたのは間違いだった」という声が多くの市民から出ているようです。耳障りのいいことのみ聞き、後は抑え込んでしまう。前副市長の時にはブレーキがかかった様な事も、新副市長を迎えてからは、強引に事を進めておられると思わざるを得ません。加えて、市長の考え方に都合よく合わせてくれる顧問や事業管理者を委嘱して、物言う病院長や関係者を排除しようと考えておられるのは目に見えます。先のパワハラ事案後の動向と酷似しています。これは野洲市にとって極めて危険なことと言わざるを得ません。
「野洲市における一大事業」と言われるなら、なぜ正論(貴職にとっては異論)を聞こうとしないのですか。市政は栢木市長や担いでいる一部議員の私物ではありません。これ以上強引に進められると利権がらみの疑念もわかざるを得ません。
また、6月12日から7月5日にかけて市民懇談会を開催とのことですが、昼間に実施されるのは2回のみで、後の5回は夜間です。市長の日程を言い訳にされるでしょうが、「野洲市における一大事業」に関して、市民の声を広く聞こうとされるなら、参加しやすい昼間に実施すべきでしょう。その間に議会では、関係事案の議会審議を進めており、この懇談会は市民の声を聴いたという、単なるアリバイ作り以外の何物でもないと言わざるを得ません。
最後に、先の特別委員会や記者会見で「市の中心部にもってきた」と力説しておられますが、地勢的な中心部と市民生活を考えた中心部は、体育館横では決してありません。行政に於いて種々の施策を検討する場合、例えば日本の中心、滋賀県の中心を地勢で言うでしょうか。日本の中心は東京であり、滋賀県の中心は大津市というのが常識です。政治、経済、文化の集中した地域を指すものです。野洲市ならやはり駅近辺でしょう。
今回の方策は作成段階から多くの問題を含んでおり、これを強引に進められることは絶対にあってはならないと考えます。このまま進められたら、途中で頓挫することは火を見るよりも明らかで、市の財政破綻、市役所組織、市民病院の崩壊が懸念されます。
「市と市民が一丸となり」と口では言いながら実態は伴わず、多くの市民を置き去りにした市政しかできない市長には、早急に辞任されることを求めるものです。


A まず、病院整備に関する市長執行部とは4月から病院整備事業を所管しております地域医療政策課で部長級をはじめとした職員で構成しております。
次に、市民懇談会に関してです。私にとって異論とおっしゃる「正論」をなぜ聞こうとしないのかということについてですが、私は病院事業のみならず、正論、異論とも色々なご意見を十分聞きながら市政運営をしております。今度の市民懇談会においても、参加いただいた方のご意見を強く否定して封じ込むようなことをしようとは考えておりません。もちろん、施策に反映したり実現できることばかりではないとは思いますが、同じ施策を進めていく上でも、そういった意見を真摯に踏まえる市長と論破ばかりを考えていた市長とでは、事業実施の段階で、市民が感じられる「やさしさ」や「あたたかさ」が異なってくると思っております。
また、その開催時間についてですが、過去の集中改革プランの際の市民懇談会は全学区夜間であったのですが、今回は女性や高齢者にも参加しやすいよう、概ね1:2の割合で土日の日中開催の日を設けたところです。
次に、新たな整備場所について、私は「市の中央」と申しています。誤って「中心」と申したことをお耳にされたのなら申し訳ございません。にぎわい施設や経済活動、自発的に行きたくなるような市民活動施設なら中心がいい、又は中心でいいと思いますが、市民のための市立の施設、かつ、病院という誰しもが利用する可能性のある施設、さらにかつ、市内に1つしか設置できない施設であることを考えた場合、たった一字の違いですが「中心」ではだめで「中央」であることが大変重要であると考えています。
病院整備は、野洲市にとっての一大事業であります。市も市民も一丸になり、「あり方検討委員会」の答申にもありましたように、相当の覚悟を持って進めなくてはならないものであります。私も市長として全力で取り組んでまいりたいと思っておりますので、今後とも、何とぞご支援をいただきますようお願いいたします。

病院と総合体育館について

Q 総合体育館前だと国の支援金は無いのですが、市有地のAブロックBブロックと言われている所と、野洲の保育園、児童施設、野洲文化ホールの土地を民間に売り払い、そのお金で病院を建てるという事でしょうか。その企業は日本企業でしょうか。外国企業でしょうか。
野洲市の今の右往左往する状況を見ていると外資が入ってきているのではと考えてしまいます。
病床の確保が十分でないなら作らないという選択肢もアリだと思います。中途半端な施設を作っても仕方ないです。野洲駅の現在の利用者数は以前のように戻っているのでしょうか。それとも減っているのでしょうか。減っているのであれば今後人は戻らないと思います。故に野洲駅で歓楽街なる発想は捨て去るべきです。工場を持つ企業が来れば野洲駅拡張によりコンテナ積んだりできそうな気はしますが。


A 病院整備の財源に、駅前市有地の活用益を直接当て込むことはいたしません。公共施設ですから、将来に当該施設を利用する世代の負担とするのが原則であるため、病院事業債という借金を起こして整備を行います。新しい病院の病床数を何床に設定するかは、8月末を目処に成案化する「整備基本計画」の中で定めたいと考えていますが、高齢化とともに回復期病床などの必要性はむしろ高まることから、市民のニーズに応えられるような床数設定をしていきたいと考えています。
なお、野洲駅南口周辺整備事業は、今後民間事業者より事業提案を募ることになりますが、条件等についてはこれから精査していくこととなるため、現時点で野洲駅前の土地を売却するという事実はございません。
次に、野洲駅利用者について、令和元年度までは増加傾向でしたが、令和2年度の実績(12,273人)は、令和元年度の実績(15,313人)と比較して減少しています。これは、コロナ禍による緊急事態宣言で通勤通学者が減ったことによるものと考えております。
「野洲駅に歓楽街なる発想は捨てるべき」とご意見をいただきましたが、そのような発想はもともとございません。野洲駅南口は、多世代が多目的に利用できる空間を整備し、にぎわいの創出を図ってまいります。
最後に、●●様の提案にあるように、駅前という立地を活かした企業の誘致は、今後の野洲駅南口周辺整備事業の参考にさせていただきたいと思います。

野洲市民病院整備について

Q 体育館の横は地盤が悪いから年配者が多いから駅前に野洲病院をつくってください。お願いします。年配者はバスに乗りにくい。今の場所で建て替えるのが一番です。守山、近江八幡からも来られるのでよく考えてください。後悔の無い様に。


A 今回ご提案した体育館横の市有地は、駅前などの場所と同様、地表から近い10m+のところに強固な支持層(地層)が存在していることから、建物の耐震等安全性には大きな問題はないと見込んでいます。また、表層の液状化対策についても、必要なエリアを地盤改良して適切に対策することで対策が可能と考えています。
次に、高齢化については野洲市全体で進んでいます。その点から、今回ご提案した新たな整備場所は市内各地域から到達距離が均等な「野洲市の中央」で、最も公平な場所であると考えています。開院後においては、じゅんかんバスのルートを通院に便利なように見直すほか、駅から病院までの間に送迎バスを運転するなどしたいと考えています。

市政に関して

Q (5月)24日の中日新聞は下記内容を報道しています。
「野洲市は二十三日、市議会六月定例会に提出する一億四千六百万円の一般会計補正予算案など、十三議案を発表した。新病院整備に関する予算案と設置条例の一部改正案は、追加提出で対応する。疑問は何故新病院予算や設置条例が冒頭にでてこないのか。堂々と出せない手法では到底納得は出来かねます。
なれば、6月議会には提出を見送るなどの処置が正しいのではないですか。我々市民は黙って見過ごしません。市民が期待する通いやすい便利な中身の濃い中核病院の建設を一日でも早く駅前に実現して下さるようお願い致します。


A 病院整備等に関する補正予算案と条例改正案を6月定例会の当初提案としない理由は、5月18日の市議会特別委員会を経てから、当該議案提出に係る機関的手続きを行うしかなかったためです(5月19日が当初議案の会派代表者会議)。また、9月議会を待たずに6月の追加提案とした理由は、新しい市民病院を一日も早く整備してほしいという多くの市民の願いにただただ副いたいと考えているからです。
今回の追加提案の議案については、私としても十分な審議・審査をお願いすべきと考えたことから、議長や議会運営委員会委員長とご相談し、追加議案としては異例ではございますが、当初議案と同じように議案質疑にも呈し、また常任委員会にも付託いただくよう段取りをしていただいたところです。さらに、5月30・31日に掛けて各会派にご説明し、合わせて議案の「勉強会」も行っていただいたため、市議会議員には、当初で提案した場合と何ら遜色ない審議・審査を経て、採決に臨んでいただけるところと考えています。
 

公約について

Q 前回、市長からの回答は私の尋ねた内容ではなく、単なる言葉遊び程度のものでしかないと思います。30年、50年先の野洲市を想定して、市長の公約1丁目1番地、野洲市立病院はBブロック案もやめ、総合体育館横に建設すると先週の市議会で公表されました。病院の基本方針や60億円の建設費がどうなるか等々重要情報は何もありません。市長の視線はたかだか1グループが議決数過半数であることにあるのですか。しかし、頼みの祇王学区の2議員は公約に野洲市立病院のことを掲げていないので、応援者に抗議しましたところ、伝えるとのことでしたが、そのような議員を味方にしてBブロック案をやめ軟弱なプール跡地に、私たちの命を守ってくれる病院が出来るのですか。
南口駅前活性化をうたい言葉にしておりますが、近隣市駅前等はシャッター店ばかりになっていて、売り言葉であるマンションと市の活性化は無残な状態になっています。野洲市もその道に進むのですか。
また、コロナ禍は私たちに病院の大切さを知らせました。最近は国も病院のあり方を検討し始めているのをどう市長は考えられておられますか。市長の公約1丁目1番地病院はインフラであることに再度考えてもらいたいと思います。駐車場が狭いなどの理由や議会運営円滑化、地区の活性化などの末梢的な理由で設立場所を変えるべきではないのです。野洲市立病院の設立基本方針(既にできています)に基づき、野洲市民の命を守るにはどうすべきかを考えるのは、市長であるあなたの任務ではないのですか。丁寧にいろいろな問題をどう解決することで、あなたが市長職相当の給与をもらっているのではないのですか。総合体育館横が設立案ならば、Aブロック案、Bブロック案のどこが長所であり、短所はどこかを市民に公表すべきです。
それから、60億円の話はぜひ含めてください。副市長辞任はB地区案問題であなたに賛同しないからで、年齢で辞任と回答されましたが、誰も納得していません。野洲市民の視線で検討ください。野洲市長には宇野町長のように野洲の活性化、発展に尽力された先任市長がおられるではないですか。市長選で応援した応援者の一人としてお願いいたします。


A 先般5月18日にお示しした「新たな方策」は、昨年度「未定稿」という状態ですでに市民の皆さんに概要をお示ししているいわゆるBブロック病院から、医療の内容や通院利便性の確保方策などの基本方針、整備費用、市財政への負担などを大きく変えず、かつ、比較的早期に、体育館横で整備ができると判断した根拠等を記載したもので、ご指摘のとおり当該病院の事業情報や整備費用等の具体は掲載しておりません。申し上げたとおり大きく変わることはないと見込んでいますが、「市民病院整備基本計画案」としてそれら具体を整理し、8月頃を目処に皆さんにお示ししたいと考えております。
次に、軟弱地盤なのに整備できるのかとのご指摘ですが、ホームページ掲載の上記「新たな方策」の11ページにも資料を掲げているとおり、駅前などの場所と同様、地表から近い10m+のところに強固な支持層が存在していることから、建物の耐震等安全性には大きな問題はないと見込んでいます。また、表層の液状化対策についても、野洲川の三角州平野であることから、こちらも駅前含め野洲市内は大半のところでそのリスクがあるのですが、今回の病院整備においては、車両動線等敷地内の必要なエリアを地盤改良して適切に対策する予定です。
また、病院を整備しない跡の駅前や、周辺地域の活性化については、決してマンション整備と決めているものではなく、全国の開発業者から様々な提案を受け、市民のご意見を聞きながら決定していきたいと考えています。
駐車台数が確保された安全な病院を整備することも、駅前などのまちづくりの活性化も、野洲市にとっては重要な政策であり、これまで10年以上膠着してきた状況から、市議会の賛同を得て速やかに脱し、前に進めていきたいと考えています。
なお、ご指摘の今回の整備方針とBブロックなど駅前で整備することの優位性比較等についても、網羅的とまでは言えませんが、先記の「新たな方策」の資料に一定整理していますので、ぜひご覧ください。
引き続き、職責を全うし、市民の多くが待ち望んでおられる地域医療やまちづくり政策を進めてまいりたいと考えていますので、ご協力をいだきますようお願いいたします。

駅前病院の取りやめについて

Q コロナが流行し、ワールドエコノミックフォーラムにてグレートリセットなる単語が出て数年経ちます。単語の解釈は色々あり人それぞれですが、今までの常識が非常識になるという、お金持ちが貧乏人になるというものでしょう。駅前=賑わいと言う当たり前が終わろうとしているのではないでしょうか。電車は早く、人が多い点を除けば便利な乗り物でしたが、客の少ない路線は廃線となる見込みです。
密になり易い電車を利用する客が減り、野洲駅、守山駅にいた駅員さんは姿を消し、守山駅近くの銀行は駅前を撤退し、子どもの頃からあった守山平和堂も閉店されるようです。
5月に駅前病院をやめて、総合体育館前と態度を変えたのはグレートリセットに備えてでしょうか。それとも態度をコロコロ変える事で廃院の世論形成を作るという事でしょうか。
もし総合体育館の横に病院を作る予定であるなら、その病院に行くまでの道路をもっときれいで広くて安全な道に整備する必要があると思います。
田んぼの中にポツンとある病院。夜はカエルの鳴き声や虫の鳴き声、暴走族の音がするでしょう。高周波、低周波対応の防音機能も必要です。
駅前の望みが砕けてしまった今、赤字前提の運用なのでしょうか。総合体育館をこの際潰して色んな事に応用が可能な施設に造り直し、隣に病院を併設するという形をとった方が良いと思います。野洲に必要とされている施設をまとめて造る。国からの支援金は出ないので、建物としては低くて、広く小さい規模にならざるを得ないと思います。
駐車場を1階にして、2階を病院にすれば雨の時も困らないで済みます。送迎バスはお金がかかるので、竜王で行われている乗り合いバスがお勧めです。福祉系の業者さんと連携しましょう。


A 今回の新たな場所の提案は、決して病院を止めるための世論形成などではございません。むしろ出来るだけ早期に整備するために、これまでの10余年間のような政治的空白を生まないよう熟慮した結果です。
ご指摘の道路整備ですが、今回の計画では市道市三宅小南線に直接面する病院とする予定です。舗装面の修繕等は必要ですが、幅員も歩道も適切に確保されていることから、大規模な改良は現状で不要とみています。また、騒音対策(カエル、暴走族)については、新病院では窓断熱と合わせて防音も対策できると見込んでいます。
病院の経営は赤字前提ではありませんが、公立病院として制度基準内の税負担は行う予定です。また、確かに駅周辺で整備する場合に交付が見込まれた「社会資本整備交付金」の交付は受けられませんが、駅前市有地で病院を展開する場合に必要となった土地取得費や巨大な立体駐車場整備費が不要になります。そのため、極端にダウンサイジングした建物を整備する考えではありません。
次に体育館をすぐに除却することは考えていませんが、おっしゃるようにあの場所の周辺一帯を、野洲市郊外における新たな整備エリアとして考え、必要な公共施設の集中などについて政策的に検討していくこともよいことであると私も思っています。
また、病院の1階を駐車場にするご提案については、敷地が比較的十分に確保できることからそうする考えはなく、雨天時の対策については、軒を延ばすことや必要な台数の車寄せを造ることで対応したいと考えています。
また送迎バスのことですが、コストを見て運営手法を決めたいと考えていますが、今のところ、今の駅周辺病院で必要としている職員駐車場の借上料約1050万円(年間)である程度ペイできるとみています。最後にご意見のように、これからは福祉輸送や介護タクシー等、多様な通院方法が広がっていく方向にあると考えています。そういう点からしても、狭い駅周辺ではなく、自動車でのアクセスが容易な今回の場所にその優位性かあると考えています。
 

中途半端な市民病院整備計画しか出せないなら辞職するべき

Q 5月18日の野洲市民病院整備事業特別員会で提案された「『野洲市民病院整備基本計画』の成案に向けた新たな方策」は市民から見れば余りにも独善的で、5か月に亘り熟考したにも拘らず極めて中途半端な内容と言わざるを得ません。
結局、一度提案したけれど外された場所のほぼ同一箇所で、どのような病院を整備するのか全く触れていません。提案を正当化しようと理屈付けを延々と述べているだけです。
それにも増して最大の問題は、本計画の検討段階で現市民病院の院長や事務部長はじめ関係者の意見を全く聞いていないことです。説明すらしていないのは、現病院関係者に話せば、反対されることが目に見えているからでしょう。
そして、補正予算で「病院整備事業顧問」「病院事業管理者」を新たに設置するとのこと。医療面での知識がないからとのことですが、現状を知悉している福山病院長がおられるにも拘らず、また今年初めに病院長が市長に「事業管理者をやりましょうか」と言われた時には断っておきながら何をかいわんやです。委員会で「この程度の小規模の病院で事業管理者と院長を置いているところは無いです」との院長の発言もありました。これらの経過を見ていると、意に従わない院長はじめ関係者を今後の整備計画から外そうという意図が透けて見えます。
昨年来の検討段階での担当部門関係者に対するパワハラ疑惑が、第三者委員会で調査されていますが、今回の対応もパワハラと言えます。野洲市役所内部は恐怖政治のような状況になっているのではないかと危惧されます。更に辞職されるべきと言いたい理由は、市長就任以来、無駄な支出をどれだけされたでしょうか。
いい加減な公約で現地建替えを再検討させるための評価委員会、Bブロックでのプロポーザルとその後の検討作業、Aブロックでのサウンデイング予算否決での内部作業、医師会と合意したにも拘らず反転、熟考、その間にパワハラ疑惑への第三者委員会設置、そして今度は病院整備計画に医療の専門知識がないからと、現病院長らが在籍されているにも拘らず顧問や事業管理者を設置する。無駄な公金支出の余りにの多さに呆れかえります。
その前にも就任時に実施設計の中止に伴う4千数百万円の支出もあります。この費用は死金です。また市長就任以来、副市長、秘書担当、行財政改革担当など外部からの人を増員しておられます。現体制の中で人材活用を図るべきです。これらの支出は、いい加減な公約に始まる自らの思慮の甘さ故、判断をコロコロ変えることから生じていると言わざるを得ません。民間なら5転6転しようとも変える必要があるときは変えないとダメとも言っておられるようですが、いい加減な計画だからではないでしょうか。最初から綿密な計画を作り、絶えず状況を見極めておれば、激震と言われる様な変化でもない限りそのようなことは起こりえません。
一方で行財政改革として市民に負担を強いていながら、このような無駄な支出を行うということは論外です。特に今回の病院整備で自信がないから外部から人材導入をする、ましてや極めて優秀な人材があるにも拘わらず自分の意に沿わないからと行うのは論外で、自らの資質の無いことを露呈しているものと言えます。
以上のようなことから、市長には自ら辞職されることを強く求めるものです。


A 今回の方策は、市長執行部として熟考した結果を、政策的方針としてご提案したものです。6月議会で予算をお認めいただければ、現在担当課で保管しているBブロック前提の「基本計画」の未定稿案を一部修正する手法でその成案化を進める予定であり、その中で具体性を高め、より良いものにしていきたいと考えております。
今回の方策は、市議会大勢のご意見やBブロック等駅前での病院整備における困難性を踏まえ、フラットな視点で適地を再検討した結果を客観的にまとめたものです。現状は政策検討段階ではありますが、市民が待ち望む市民病院を早期に整備できる可能性(feasibility)については相当高いレベルにあるものと考えております。先日の特別委員会以降、お陰様で相当数の議員や市民から支持するご意見もいただいており、これで進めていける自信を得ているところであります。
それにつきましても病院整備は、野洲市にとっての一大事業であります。市も市民も一丸になり、「あり方検討委員会」の答申にもありましたように、相当の覚悟を持って進めなくてはならないものであります。私も市長として全力で取り組んでまいりたいと思っておりますので、今後とも、何とぞご支援をいただきますようお願いいたします。

市民病院整備事業特別委員会について

Q 委員会傍聴させていただきました。結論は非常に残念な思いです。
何故市立野洲病院の関係者とコンタクト無しで提案されたのか。多分ご自身の思いと不一致するからでしょう。民主主義に反する行動は何れ貴殿に跳ね返ってまいります。何ですか執行部の説明は。貴殿に配慮している態度が見え見えで苦痛を感じました。議員の質問を無視するような態度は公職の人間とは思えません。
総合体育館プール跡に取り敢えずの介護病院を建設するなど市民は到底期待しておりません。緊急の事態(手術など)に対応いただける中核病院を望んでいます。医師会や市民団体の声を聴かない市政運営は止めていただけませんか。
持病のあるお方や介護を必要とする市民の願いを無視するリーダーシップは到底受け入れる事は出来ません。早く辞職されて出直しされてはと思いますが、市民の為に全力を尽くすと約束されていますのでもう少し状況を注視します。


A 今回の特別委員会では、市長執行部として組織決定した市民病院整備の方針を、できるだけ詳しく、かつご理解いただけるようご説明をさせていただきました。お陰様で相当数の議員の理解が得られ、これを推進させていただける見込みが得られたと感じております。
私も、あなた様がご心配いただいているような病院を作ろうとは考えておりません。市民が安心していただけるような市民病院を早期に整備したいと考えております。
何分にも病院整備は野洲市にとっては一大事業であり、まだまだ前途多難と見込んでおります。

市長の正確なお考えについて

Q 先日市長への手紙の回答が届き一応目を通していただけたものと思いたいのですが、内容からみると多分職員の方が作成されていると判断しました。何故、自筆の回答が無理なのか分かりかねます。それでは「市長への手紙」ではありません。これでは心が通いません。以前にも小生が「監査請求した」ことをご存じなかった事。「座右の銘」への問いかけにしても二人でお会いする事は叶いませんので「手紙」でもメール返信でもかまわなかったのですが。人の意見やお願いを聞き入れる心が全く無く、事務的にゴマカシばかりで非常に残念に存じます。
明後日18日に新病院の方向性をお示しだと報道されていますが、果たして市民が望む方向に沿ったものかどうか注視し、結果次第では更に市民運動を盛り上げるべく行動します。理由も明確でない総合体育館横は止めて下さいませ。これは市民の民意そのものです。地域医療が確実で施設・スタッフ・利便性全てが備わって居る事と、何よりも最短で一日でも早く開設して供与可能な新病院の実現を期待します。大元の駅前Aブロックに新病院建設を建設するのが全ての条件を満たすことに間違いありません。無駄なお金と時間の浪費は我々にとっては全く無用です。そのような市政に委ねる事は想像もできません。


A 市長への手紙の回答につきましては、内容により所管課が回答案を作成した後に私が必ず目を通し、修正等を行った上で回答しておりますので、私からの回答として受け取ってくださいますようお願い致します。
次に病院整備のご意見についてですが、5月18日の市議会特別委員会でご説明いたしましたが、ご進言いただいているAブロックではなく、総合体育館横の「温水プール跡地」を新たな整備場所とすることを、市長執行部として決定いたしました。
今後は、その場所での病院基本計画案を8月中に調整し、評価委員会での意見をいただいたあと、8月議会に事業化のための予算を提案して進めていきたいと考えています。
市民の期待に応えられる病院と駅前の整備を早期に実現していくため、皆さんのご意見を丁寧に聞きながら事業を進めてまいりたいと考えております。

市民病院、駅前整備等について

Q 1.市立病院再建の件ですが、先般の市長選挙前につくられていたプラン通りに実施されてはいかがでしょうか。「工事費半額で病院運営しながら工事やれる」なんて事はあり得ないと私は感じ思っていました。今は直に市民に詫びて原案通りやりますと言う方が市民の信頼回復に繋がるのではないかと思います。

2.駅前にあったお風呂(守山のほたるの湯のようなもので工事着手前につぶされたもの)を復活する。住民や近隣の人達がJRを使ってきて病院と風呂、食事、一時の団らんを楽しめる場所とする。

3.JR野洲駅と野洲病院、癒しのお風呂(他に店舗や団らんの場が出来ても良い)が一体化したような建物の造りとして、1階は自転車置き場が主(注1)、2階は団らん、憩いの場とするか、災害が発生した時は、通勤者の一時待機場所や近隣、野洲病院のベッド等を運び込める場所に変更することを可とする間取りを考える。
3階は野洲市の防災本部として使い、1階の所を救援物資の受け渡しやボランティアの受付などやりながら、(3階と情報交換しながら、また各避難場所情報や被害発生情報を3階で受ける)防災、救援活動を行う指示を出す。普段は団らんの場所としても良い。
3階の要否は各箇所で検討、2階までは必ずつくる。
各JRの駅と同体にしてつくっていく。JR駅中心にまちづくりをしていく。

(注1)まず野洲市内を自転車優先の道づくりをする。具体的には西口、北口の自動車道は歩道を少し広くして、自転車と人間(歩行)路を広げる。
県と統合して県下一斉、自転車王国として県民の健康維持。→保険料、入院費用、医療費の削減をねらう。
県下JR駅とこうした2~3階の建物をつくって自転車王国とする案はいかがですか。

※滋賀県GO TO トラベル
各市町村が小さな観光スポットを紹介したサイクリングコースを提案。これをビワイチコースとつなぎながら数人のグループで宿に宿泊して県民が県内の観光地をまず良く知って、他県の人や親戚に紹介するようにしてはどうか。


A まず、ご意見1の病院整備の件についてですが、ご進言いただいている元のAブロック案ではなく、総合体育館横の「温水プール跡地」を新たな整備場所とすることを市長執行部として決定いたしました。
現地半額で建て替えることを断念せざるを得なかったことについては誠に申し訳なく思っております。
今後は新しく提案した場所で市民の期待に応えられる病院を整備し、合わせて野洲駅南口駅前の整備を早期に実現することで、市民の皆様の信頼を頂戴してまいりたいと考えております。今後ともご協力いただきますようお願い致します。
次にご意見2と3の駅前整備についてですが、温浴施設等による団らんの場や憩いの場の創出、災害発生時に救援対応ができる機能、さらに自転車を活用した健康づくりといった具体的なご提案をいただきまして、誠にありがとうございます。
駅前整備につきましては、様々なご意見や課題がありますことから、これらの課題解決を図っていくとともに、その整備構想について検討していく必要があります。
このことから、ご提案いただきました内容はもちろん、市民の皆様からご意見・ご提案をいただきながら、官民連携のもと、市民の皆様に喜んでいただけるものを整備してまいりたいと存じます。
今後ともご意見・ご提案がございましたら、ぜひ参考にさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
最後に滋賀県GO TO トラベルに関連してのサイクリングコースのご提案をいただきありがとうございます。
ご承知のとおり、ビワイチに代表されているように、県内の各地域にはサイクリングコースのプランがあります。
本市では昨年秋、『びわこなんサイクルスタンプラリー』を開催いたしました。これは、湖南4市(草津市、守山市、栗東市、野洲市)が連携し、文化や歴史、豊かな自然に触れながら各地域を自転車で巡っていただく企画です。
主催する湖南地域観光振興協議会においてマップを作成し、それぞれの地域にあるお店などを紹介するほか、スタンプラリーに参加いただいた方を対象に、抽選で地元の特産品をプレゼントするといった企画もあり、大変好評をいただきました。
また、野洲市独自で『ヤスイチマップ』も作成しています。野洲市内外の多くの方に本市の魅力を知っていただくサイクリングコースをご提案しております。令和4年度は、このマップを更新し、本市の魅力をより多く盛り込み、新たなコースづくりにも取り組んでいるところです。
今後も広域で連携するとともに、本市の魅力を積極的に盛り込んだ情報発信を行い、より多くの方に観光していただけるよう努めてまいります。

最近の姿勢情勢に対する質問について

Q 過日は監査請求陳述の場で直接お話の機会は得ませんでした。以前に次回会える場合に貴殿の「座右の銘」についてご教示いただけると考えておりました。大変残念に思います。何故お声掛けいただけないのか。小生には理解に苦しみます。
さて、最近市内にフェイクニュースらしい情報が多発しています。市民は新病院問題の解決が最優先の課題だと皆さん訴えておられます。市長は我々市民の幸福(満足)をどのようにお考えなのか真実をお答えいただけないでしょうか。貴殿は既に市長選に勝利されて市民の為に働くと宣言されたはずです。市長戦に於いて貴殿に投票された皆さんは嘆いておられると思います。今更「勝った負けた」の今頃迷っている場合では無いと思いますが誰と勝負されていますか。私たちは勝ち負けでなく今野洲市に必要な中核病院問題をこれからも訴え続けます。民意による結論が出るまで慎重に行動します。宜しくお願い致します。


A 私の座右の銘を機会があればお会いした際にお話しできればと申し上げましたが、監査請求陳述の場でお話しさせていただくことでもありませんでしたのでご了承ください。
さて、私が市民の幸福をどのように考えているかというご質問についてですが、withコロナとなった社会において今、市民の皆様が何よりも望んでおられるのは、安心して心豊かに平穏な日常を送ることではないでしょうか。市民の皆様の安全で安心な暮らしを支えていくことが肝要であると考えており、この重大な使命を引き続き全力で果たしてまいります。
次に誰と勝負されていますかとのご質問についてですが、質問の意図が分かりかねますが、先程申し上げましたように市民の皆様の安全で安心な暮らしを支えていけるよう自分の使命を全うしてまいります。

市民病院整備事業について

Q 今朝の新聞報道で大変驚きました。貴職の範疇で市幹部職員への「パワハラ」が露呈されました。非常に残念に存じます。何故この様な事態に発展したのか概ね予想通りとしか言いようが有りません。小生は監査請求を提出しております。来月11日(陳述)に参加させていただきます。
全ての問題は訴えています通り、貴殿が初登庁日に「修正設計の一時停止手続き」を強行され、その後契約解除・出来高清算を強行された事に起因します。その後今日まで議会・市職員・市民を無視された行動は異常としか言いようが有りません。今朝の報道を受けてどのように対処されるのか見守ってまいります。
「忘己利他」「道心の中に衣食有り、衣食の中に道心なし」との整合性は疑問に思っています。仏道に従われるお方ならこれほど市民を苦しめる事は絶対に出来ないと考えます。今からでもやり直しは可能と考えますので貴殿のお考えをお示し願います。

A ●●様が監査請求を提出されたことについては、存じておりませんでしたが、修正設計業務委託の諸手続き等業務の執行についての判断については、監査委員に委ねておりますので、ご意見いただいたことについてご返答をお控えさせていただきます。
病院整備については、これまでどおり一日も早い整備を行いたいと考えています。現在病院整備場所を含め熟考していますが、市にとって最善の策を固めた上で熟考を解き、改めて病院整備を前進してまいりますので、なにとぞご理解のほどよろしくお願いいたします。
なお、今回のパワハラ問題につきましては、今後第三者委員会で調査、審議いただきます。

野洲病院を早急に駅前に

Q 延期され続けている野洲病院建設の件ですが、早急に駅前に建築お願いします。
我が家は野洲病院に度々お世話になっており、その老朽化に対して不安を持っていました。
これからも子孫の代まで野洲に住み続けるにあたって、すぐに近隣と同レベルの入院設備の整った駅前病院の建設をお願いします。駅前以外では採算が取れず、●●市民病院のように、市民には不評で、赤字になります。税金は効率よく採算が取れる駅前病院にするべきと考えます。市民として今のまま延期、延期では不安ばかりが募って困っています。なにしろ他の市町村のような新しい病院が無いので。ふるさと納税の3億円は、ここに使っていただきたいです。
賑わいを、取り戻す為にも駅前病院は有効な案と考えます。

A 早急に駅前に病院建築のご提案をいただきましたが、1月14日に開催されました臨時全員協議会において、駅前Bブロックにおける病院整備を行うことについて市議会の賛同が得られないことから、今一度熟考する時間をいただきたく表明しました。
ご意見いただきましたとおり、私も早期に新病院整備が実現できるよう考えていますので、収支計画上も十分採算が取れ、整備場所も含め市にとって最善の策を固めた上で熟考を解き、改めて病院整備を前進してまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

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政策調整部 広報秘書課
〒520-2395 滋賀県野洲市小篠原2100番地1 本館2階
電話番号 077-587-6036
ファクス 077-586-2200
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