市長へのご意見・ご提案(平成22年度・図書館関係)

市長への手紙 主なご意見と回答(平成22年度 図書館関係)

 「市長への手紙(手紙、メール、通信箱、ファクス)」の4つの広聴制度により寄せられた皆さんからのご意見・ご提案は、今後の市の政策にいかすため、また、業務の改善を図るため等、市長および担当部署がすべて目を通し、回答しています。
 平成22年度に受け付けた中から、特に市民の関心が高い野洲図書館(下記リンクをご覧ください)に対するご意見・ご提案とその回答をとりまとめました。

野洲図書館

 なお、掲載内容のうち、個人が特定される恐れがある等のものについては、広報秘書課で一部修正・要約(不掲載もあり)しています。

湖南4市の広域貸出について

Q 野洲市在住のものです。図書館についてですが、他の市民に対して、図書の予約できなくするなど納税者との「差」をつけていただきますようお願いします。
 野洲市と草津、守山、栗東市の湖南4市では広域貸出制度を設けています。ところが、他の市民には図書の予約や取り寄せができなくなっている市があります。納税者とそれ以外とで差をつけているようです。
 野洲図書館は、他市の方が車でこられて利用されていることを耳にしたことがあります。どの程度されているかはわかりませんが、納税者とそうでない人とは「差」をしっかりつけていただくか、利用料を徴収するか、助成金をもらうなどをしていただきたいです。
 まずは、予約をできなくすることや、貸出期間や冊数に制限をもうけることなど、それがだめなら一人当たりの使用で助成金をとるとか手数料をとるなどを検討下さい。
 野洲図書館は野洲市民が支払った税金で運営されています。野洲市民が他市の図書館利用は少ないはずです。逆に他市の市民が野洲市の図書館を利用されているのは多いかと思います。
 野洲は広域貸出制度によって他市の図書館の振興を妨げているようにも思います。ぜひ、ご検討をお願いします。
(ご意見につきまして、他市政に関する内容等が含まれていましたので、一部改編しています。)

A メールによりご意見をいただきありがとうございます。
 この度は、野洲図書館ならびに湖南4市の図書館広域利用につきまして貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。
 この制度は広域圏内にお住まいの方に広く図書館活用の機会を保障し、それぞれの図書館が持つ資料を有効に共有する目的で、4市の首長が合意して2002年より開始したものです。協定締結の当初より、貸出し冊数の制限や返却期限は各図書館の貸出規定に基づき行うことになっているため、館によりそれぞれ貸出や予約のルールが異なっています。
 広域貸出制度は多くの方に便利に活用いただいている一方で、特に本市にとっては利用不均衡が生じていることも事実です。今のところ、資料のリクエスト(要求)は居住される自治体の図書館に要請していただくこと、居住自治体に目的の資料がある場合には野洲図書館へのリクエストをご遠慮いただくこと、の2点については館内掲示により周知をしておりますが、ご指摘いただいた意見を踏まえ、実施から8年を経過したこの制度について再評価し、協定のあり方も含め、検証を進めてまいりたいと考えます。

2010年4月受付(メール)

貸出カウンターでの対応について

Q 絵本好きの2歳の子供と図書館をよく利用しますが、いつも気になる点があります。
 子供がよそに行かないように手をつなぎ、かごに入れた借りる予定の本を片手でカウンターに乗せるのですが、間髪入れずに「かごから出してもらえますか?」と言われます。間違いなくどの担当の方からも言われます。このように受付の方が、かごの書籍に手を出さないという対応をされている背景にはどういったことが考えられるのでしょうか?子供を抱っこして手がふさがっていても言われます。お年寄り、身体が不自由な方に対しても同様の対応なのでしょうか?
 受付の方の個々で対応が異なるのではなく、図書館としてなんらかの「ポリシー」があるとしか思えません。手の届かない床にかごを置いてあるものを取って欲しいといっているわけではありません。正直、あまりいい気がしません。 

(写真)貸出カウンター

A この度は「市長へのメール」によりご意見を賜りありがとうございます。また、いつも野洲図書館をご利用いただきまして、ありがとうございます。
 今回、カウンターでの応対でご不快な思いをおかけしましたこと、本当に申し訳ございませんでした。
 ご指摘のとおり、野洲図書館では本の貸出の際、お客様にかごから本をお出しいただけるようお願いをしています。これは本をお出しいただくことで貸出の手続きをスムーズに行ない、貸出をされるお客様やお並びのお客様の貴重なお時間を無駄にすることがないようにと、皆さまにご協力をお願いしているものです。ただしこれは全てのお客様に対して一律にお願いしていることではなく、ご高齢の方や小さい子どもさん、身体の不自由な方、また何らかの事情でかごから本を出すことが難しいと職員が判断した場合には、こちらでお出ししています。今回の場合もお客様の手がふさがっていたということで、職員側で本をお出しすべきケースであったと思われます。
 こちらの配慮が足りずお客様の事情を十分に察することができなかったことを、深くお詫びいたします。
 貴重なご意見を踏まえ、これまで以上にお客様の状況と気持ちに寄り添ったサービスをしていけるよう、職員一同気持ちを新たに取り組んで参りますので、引き続きのご利用をよろしくお願い申し上げます。

2010年8月受付(メール)

図書館職員について

Q 野洲図書館に素晴らしい職員がおられます。
 市立図書館にいつの頃からか雑誌「ビッグ・イシュー」が並べられています。市長もご承知のとおりこの雑誌はホームレスの人たちが街で直に販売しているもので原初はイギリスです。ホームレスの人たちの自立を支援しています。記事についても、社会のマイノリティーの人々に関心を持つよう配慮されています。
 この雑誌を司書のお一人が自費で購入して、展示に供しておられるようです。公私混同だなどと目くじらを立てるなかれ。世の中の弱い立場の人に関心と思いを寄せておられる故です。いい人がいるとうれしくなりました。ちなみに、県立図書館にも守山市図書館にもありません。

A いつも、野洲図書館をご利用いただきありがとうございます。またこの度は、本市職員に対し過分なお褒めの言葉を賜り恐縮いたしますとともに、大変光栄に存じます。
 お手紙いただきましたとおり、この雑誌はホームレスの方々の自立支援という目的もあり、街頭販売方式で頒布されているものですが、もっと多くの市民の皆さまにも社会的弱者の人々への関心を広げていただこうと、図書館の一職員が個人負担で購入し展示しているものです。
 社会的に弱い立場の人々にきちんと目を向け、共生を考えるような真の人権意識が、野洲の街に芽吹き根付くことを願って、これからも、様々なメディアを紹介していく図書館でありたいと考えています。

2010年9月受付(メール)

大型絵本等の貸し出しについて

(写真)館内1

Q 私は野洲市民です。なのに、野洲図書館で大型絵本やエプロンシアターは野洲市の団体にしか貸せないと言われました。
 野洲市民の保育士としては、困ります。また、一市民としてもこどもが出来たとき母として、自分のこどもに大型絵本やエプロンシアターを見せたくても出来ないということですか? 野洲のこどもたちの為にあると言われました。でも、栗東の図書館では野洲市民の私に大型絵本を何も言わず貸してくれました。私は栗東の保育園で働いていますが、そのことを言わなくても野洲市民でも貸してくれました。これでは、野洲で働くことも、野洲でこどもを育てることも難しいと思います。
 私は野洲の人権に熱心なところが好きです。生まれた場所で、一生を終えたいという思いが悲しいかな難しいと感じました。野洲図書館は宝の持ち腐れです。働く野洲市民に、野洲でこどもを育てたい市民に不親切な公共図書館であっていいのですか? 実に憤慨しています。誠実な対応を公平な対応を人権をうたう市なら誰にでも貸すべきです。職員の対応も実に冷たかったです。「野洲のこどもたちのためにある」野洲で育った私たちにも権利があります。野洲に納税しているものにはもっと権利がありのではないでしょうか?

A いつも野洲図書館をご利用いただきまして、ありがとうございます。またこの度は「市長へのメール」で貴重なご意見をいただきありがとうございます。
 ご指摘のように、大型絵本やエプロンシアターは市内団体に限定して貸出しを行なっており、個人の利用者へは開放しておりません。ただし、同じ内容のオリジナル絵本はすべて貸出し用として複数冊を所蔵しています。大型絵本は大きな部屋で、大勢の子どもたちを対象に読み聞かせをするために、出版社が作者の許可を得て拡大製作した絵本です。
 遠くからでも絵がはっきり見えるので、集団の中で子どもたちの集中力が高まり、物語や絵の魅力をより深く味わうことができます。エプロンシアターはエプロンを舞台にみたてて行なう人形劇で、同様に大勢の子どもたちを対象に制作されています。
 絵本は、親が子どもに寄り添って読み聞かせをしたり、子ども自身が自ら手にとって読める大きさにつくられていて、自分の意思でそれらの絵本を選び楽しみながら自分で読む力をつけることがいちばん大切であるとされています。大型絵本やエプロンシアターはそのような読書へのきっかけをつくる道具として活用されるものです。
 野洲図書館ではこの大型絵本やエプロンシアターを、野洲市内で子どもの読書推進のために活動を行なう市内の小学校、幼稚園、保育園、児童館、地域の子育てサークルなど多くの団体に特定して貸出を行なっており、活発にご利用いただいております。図書館には個人利用者のための貸出し資料とは別に団体貸出し専用の蔵書を所蔵しており、それぞれの目的に沿った運用を図っています。辞書事典類が貸出禁止となっていることと同様に、個人への貸出を認めますと、本来その資料を活用されるべき団体から、いつでもそれが利用できる機会を奪い、公益的な活動をされている団体にご不便をおかけことになります。市内団体に限定しているのは、野洲市の公立施設である以上、市内の読書推進活動が優先されるべきと考えられるためです。
 また、栗東市立図書館では個人への貸出しが可能とのことですが、これは栗東の図書館が大型絵本を一般の児童書絵本と同じ貸出し用として管理運用しているためで、各館でその運用は統一されているものではありません。野洲では大型絵本は団体利用に規定して管理運用しています。
 図書館資料は、いつでもだれでもどんな本でも利用できるという原則がある一方で、特定の使用目的で購入した資料については、本来の利用対象者に優先的公益的に活用されるべきであるという野洲図書館の姿勢をどうぞご理解いただき、引き続き図書館をご利用いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

2010年11月受付(メール)

貸出期間の見直しについて

(写真)館内2

Q 図書の貸し出し期間ですが、滋賀県はどの市町村も3週間になっています。この期間は長すぎないでしょうか?通常は2週間です。
 以前、図書の予約をして返却期限を守っていただけなかったために1ヶ月以上も図書をかりることができず、大変、迷惑をしました。
 図書は本人の私物ではありません。返却期限は遵守していただきたいです。非常に迷惑です。あまりに自分勝手すぎます。また、返却期限を守らない方に何らかのペナルティをしてください。延滞も計算し、図書館の休館日を計算し、最初から狙ったのではないかと思います。悪質すぎます。
 人気のある図書は予約が殺到し、図書を買い足していただいているようですが、図書の返却期限が2週間になれば、買い足す冊数も減り、多くの人にブームが下火になる前によんでいただけます。他の図書の購入にまわせます。買い足した本もブームが下火になれば、無駄になってしまう気がします。
 返却期間延長もネットでできるようになりました。図書館は多くの人が利用をし、市民の共有財産という意味が強いと思います。一人の人が長期間保有し、他の人が読めないというよりも多くの人に読んでもらい、市民全体の知識に向上に貢献する方がよいと思います。目に見えない財産の向上です。図書は個人の所有物ではありません。長期図書館から外に出してしまうことで、他の人から読む機会を奪うだけでなく、個人のモラルにもよりますが、汚れや折れ、図書の損傷につながります。特に食べ物や飲み物の汚れが心配です。(野洲図書館の図書は他の図書館に比べ比較的綺麗ですが)
 図書の返却期限が減ると督促や事務が増えるかもしれませんが、せめて予約が多い図書、ガイドブック等一時期に予約が見込まれる本も禁帯出か2週間いえ、1週間の返却期限にしてほしいです。

A いつも図書館をご利用いただきありがとうございます。この度は、予約本の提供が遅くなり、ご迷惑をおかけしたことをお詫びします。
 まず、貸出し期間につきましては、2002年に現在の図書館本館が開館するときに検討し、それまでの2週間から3週間にしたもので、現状では適当と考えています。
 返却期限につきましては、貸出時にお渡しするレシートに印字するとともに、口頭でもお伝えしていますが、守っていただけない場合もあり、定期的に督促しています。特に予約のある本は、お待ちの方にご迷惑をおかけすることとなりますので、速やかに連絡し、返ってこない場合は繰り返し督促もしていますが、今回のようにお返しいただくまで日数を要する場合もあることをご理解ください。
 ペナルティにつきましては、督促に応じず、長期間返却されない方には貸出しを停止していますが、さらに強化する必要があるか、今後の状況をみながら検討します。
 最後に、予約が多い本・ガイドブック等だけでも、貸出期間を短縮してはとのご提案につきましては、ご指摘のとおり本の回転が速くなり、同じ本を揃える数が少なくなる可能性はあります。反面、同じ日に借りた本でも返却期限が異なることとなり、その都度返しに来なければならなくなって、かえってご不便をおかけすることにもなりますし、読書や調べ物に十分な期間が取れなくなることも考えられますので、現在のところ実施は考えておりません。
 予約がある本につきましては、貸出時にそのことをお伝えして、ご配慮をお願いするとともに、期限が過ぎた場合は、速やかに督促することで、少しでも早く提供できるようにします。

2011年1月受付(メール)

精神障がいに係る書籍の設置について

(写真)雑誌書架

Q 拝啓
 春の訪れが、一雨ごとに近づいてきて、ポカポカ陽気の日も、多くなり、もう厚着をしなくてもよい気候になりましたね。
 お元気でいらっしゃいますか?、
「のびのび自由に、ワクワク楽しく、しっかり安全・安心」ていうマニフェストですが。先日、私の心が、反対に「萎縮し、閉じこもり、わくわくも楽しくも、なく、悲しく、辛い思いをしました。」
 野洲図書館の図書館長さんにhttp://comhbo.netで調べてもらうと解ると思うのですが、メンタルヘルスマガジン「こころの元気+plus」という雑誌を寄贈というか、雑誌オーナー制度を利用しようとしたら、ことごとく、拒否されました。
 館長が言うのには、「置く場所がない」「置いても利用する(借りる人)がいない」「他にも、そういった障害者の本は山ほどある」「発達支援センターや、自立支援課に置いてもらえ」と言われました。
 ショックを受けた私は、人権教育課長に事情を説明し、取り合ってもらいました。
 「こころの元気+plus」は心の病について医療から報道や制度の主な最新情報、当事者の声や家族の声、専門家の声、主な治療の説明、世界での動き、北海道のべてる家の紹介等、精神障がい者には、ありがたい情報が満載です。
 私は病院のデイケアで借りて読んでいましたが、自宅療養に切り替わり半年2500円を払って取り寄せて購読しています。「こころの元気+plus」は普通の書店では置いてなく、取り寄せないと見れない雑誌です。
 もし「こころの元気+plus」を知らず、家に閉じこもって、社会資源を知らない心の病に悩んでいる方に読んでもらえたら嬉しいと思い、自ら、精神障害者と名乗り、館長に頼み込んだのに、館長さんは「私の所は、障害者を4人も雇用している、理解がない訳ではない。」と強気で、「障がい者を差別しているのではない」とおっしゃられました。
 人権教育課長も、いろいろ当たってくださり、健康推進課を進めて下さいましたが、なにか、もうどうでもよくなってしまいました。
 ストレス社会の中、一人でも、「こころの元気+plus」を読んで心がホッと、してもらえたらって思って、私が「こころの元気+plus」で元気をもらっているように。図書館でこの「こころの元気+plus」が読めて、一人でも安心と言う安らぎを得られるならと思ったのに…。
 「もういいわ、精神障がい者は、除外されるんだなって」悲しいと言うか辛い気持ちになりました。
 山仲市長さんはどう思われますか?、館長さんは会議にかけたとおっしゃっていましたが。納得行かない自分が不甲斐なく、こうして手紙を書いてます。
 末筆ながら長い文章を読んでくださってありがとうございます。
 又、広報に付いた手紙で日頃の、市の職員さんのがんばりを褒める手紙を送りたいと思います。

 この町に在を置いて、○年近くなります。本当によい町だと思います。これからもよろしくお願いします。
 山仲市長さんも、元気で頑張って下さい。いつでも応援しています。読んでくださって本当にありがとうございました。
 追伸 日野町では町が「こころの元気+plus」を購入して、図書館においていると、 心の会の方から聞きました。

A 市長へのメールにてご意見をいただきありがとうございます。
 今回、「こころの元気+」という雑誌を、雑誌オーナー制度を利用して図書館に置くことができないかとお問い合わせをいただき、制度の対象とならない旨の回答を行ったことや、雑誌を図書館へご寄贈いただいても、書架に並べることはできないとの回答を行ったことについて、図書館長より報告を受けました。また、健康推進課で所蔵している「こころの元気+」を手元に取り寄せ、読ませていただきました。
 通常図書館では、ご利用いただいている方から、雑誌等の講読や棚への配置についてご要望をお聞きしておりますものの、決定はニーズ調査等によるものであり、ご要望いただいた雑誌については、難しい状況となっていました。しかし、お手紙にございますように、この雑誌を棚に置くことで、気軽に手にとって見ていただくことができる環境となり、メンタル面で悩みをお持ちの方に対する情報提供が図れるほか、一般の人にも精神障がいについてのご理解が進むことも望めると考えます。
 このため引続き検討を行ったところ、まちづくり協働推進センター(現:市民活動支援センター)を利用している団体がこの雑誌を定期購読し、同館内で何時でもお読みいただくことができる状況となっていたことがわかりました。この実情から、この雑誌をご寄贈いただき、来月より雑誌の棚に備え付けるという形で、ご要望にお応えしてまいりたいと考えており、早速、当団体と協議いたします。
 メールやお手紙でご意見をいただき、お返事が遅くなりましたことや、お問い合わせいただいた時に、説明が不十分であり辛い思いをされたことについてお詫び申し上げます。貴重なご意見をありがとうございました。

2011年2月受付(メール)

開館時間と自習スペースの確保について

Q 図書館へのお願いですが。

  1. 幼稚園や学校の春・夏・冬 各々の休みの時は、9時開館にして欲しいです。
  2. 幼児の勉強が出来るスペースも大人同様に作って欲しいです。

図書館で勉強していたら、ここで勉強されたら困ると言われました。図書館は色々調べたり勉強する所ではないのですか。

A 市長への手紙によりご意見をいただきありがとうございます。また、いつも野洲図書館を利用いただきありがとうございます。
 まず、幼稚園・学校の長期休暇期間に9時開館をご要望されておられる点ですが、ご意見のとおり早い開館は確かに利用者の便宜が高まると考えます。しかし、この開館時間につきましては、図書館オープン時に、毎日の貸し出し開始にはその都度の準備業務が必要で、このための時間を見越して設定する必要があったこと、また、学校帰りの子どもたちのことはもちろん、特にお勤め帰りの方の利便のために、出来るだけ閉館時間を遅く設定したかったこと等を考慮し、利用者のご意見も踏まえて、午前10時からに決定されたものです。そして、こうした状況や背景は今日でも、幼稚園、小中学校等の長期休暇期間にありましても変わっておりません。また、図書館を運営する上では人員、経費の面で一定の制約がありますが、その範囲の中で、出来る限り質の高いサービスをご提供したいという観点からみても、現行の開館時間は、多くの利用者の方々のご要望にお応えしていると考えています。したがいまして、現段階では、現行の開館時間を変更する状況にないと判断しておりますので、ご理解をいただきますようお願い申し上げます。
 次に、幼児の勉強スペースについてですが、図書館の設計段階で可能な限り多く座席を設けており、これ以上の増設は困難と考えています。図書館の座席は、原則的には読書や、図書館資料を利用した調べもののために設けています。したがいまして、ご自身の資料を持ち込んで、席のみを利用されている方に対しましては、混雑の状況により図書館の図書利用の方を優先して、注意をさせていただいている場合があります。ご理解をお願いいたします。

2011年3月受付(手紙)

私語や自習の禁止及び机配置の見直しについて

(写真)自習を遠慮願う旨のお願い

Q 先日、図書館を利用していた際に中学生らしい子が2人で禁帯出の図書の前においてある大きい机で私語を延々に続けていました。聞きたくもありませんが、会話は全て聞こえてきました。学校の話題とかどうでもいい話です。
 もちろん図書の資料は机に全くなく、お話を延々としているか。しらじらしく、ノートに何かを書いている様子でした。本当にうるさくて迷惑です。図書館で自分たちのしている行為が迷惑行為だということに気づいていないようです。堂々としている常識のなさに驚きました。
 図書館では私語は絶対にしないでください。自習は禁止です!私語をするなら図書館の前に椅子があります。迷惑にならないようにそこでしてください。閲覧用の机を中学生らしい子がよく利用していますが、ぺちゃくちゃとおしゃべりをして迷惑です。特に禁帯出の資料はコピーをとるか必死で写し取るかしかありません。コピーをとるにしても集中してコピー箇所を絞らないといけないため、私語がかなりの迷惑になります。
 また、机ですが、一人一人が個別に座れるように配置してほしいと思います。向かいあって座らせないでください。お友達同士の私語を防止するためにも机をスタッフの目の行き届くところに移動するか(だいたいの図書館はそうされているようです。禁帯出の場合、破ってもっていかれてしまうこともあるからです。図書館に死角はあまり作らないようにしてください。)自習室を他に設けることはできないのでしょうか?こちらもうるさくなりそうですが。(今はどうかしりませんが、大津市が昔されていました。)
 閲覧以外の行為(私語、携帯電話)をしないよう。張り紙でしないよう徹底してください。ひそひそ話でも延々とされたら迷惑です。 

(写真)自習机

A 市長へのメールにて、図書館に対しご意見、ご提案をいただきありがとうございます。
 まず館内での私語につきまして、図書館閲覧室内では、携帯電話の利用を含め、他の利用者への明らかな迷惑となるような私語につきましては、当然のマナーとしてご遠慮願っております。特にマナーの悪い方に対しては、職員が注意をするなどできる限りの対応をしているところですが、特に繁忙時などには職員の目が行き届かないこともあり、結果としまして今回ご不快な思いをさせてしまうこととなってしまいました。たいへん申し訳なく思っております。今後は職員がフロアに出る機会を多くしたり、館内掲示を増やすなどの対策をして、図書館利用のマナー向上に努めてまいります。
 図書館内での自習行為については、お断りする旨の掲示を館内の各閲覧机に明示させていただいております。館内で自習をすることで他の利用者の迷惑となっている場合につきましては、こちらも職員より注意をさせていただいております。自習室の設置につきましては、図書館には余剰スペースがないことから困難であると考えています。
 次に図書館に配置されている机についてです。利用者が個別に使えるタイプの座席としては、閲覧室窓際に25席設置しております。また、参考資料コーナーには4人掛けの大型の机が5台設置されておりますが、これは大版の参考資料や地図類を閲覧することができるようにするため、またグループでの学習を行うことができるようにという意図で設置しております。参考資料コーナーでは、特に調査研究の目的で座席を利用されることが多く静かな環境であることが望ましいのですが、机の対面利用が可能であることと利用マナーが悪いことについては別の問題であると考えています。迷惑な私語等をされている方がおられましたら、すぐお知らせいただきますようお願いいたします。ただちに職員から注意をさせていただきます。
 机の配置については、図書館の書架等の配置変更や余剰スペースの確保など総合的に判断しました結果、現状では困難であると判断しています。また図書館の死角については、書架が概ね放射状に配置されていることから、他の図書館と比較しても見通しの良い構造となっております。どうしても職員の目が行き届かない箇所が生じてしまうことは否めませんが、職員がフロアに出る時間を多くするなどして、迷惑行為の防止に努めてまいりたいと存じます。

2011年3月受付(メール)

お問い合わせ
政策調整部 広報秘書課
〒520-2395 滋賀県野洲市小篠原2100番地1 本館2階
電話番号 077-587-6036
ファクス 077-586-2200
メールフォームによるお問い合わせ