市長へのご意見・ご提案(平成22年度・ごみ問題関係)

 「市長への手紙(手紙、メール、通信箱、ファクス)」の4つの広聴制度により寄せられた皆さんからのご意見・ご提案は、今後の市の政策にいかすため、また、業務の改善を図るため等、市長および担当部署がすべて目を通し、回答しています。
 平成22年度に受け付けた中から、特に市民の関心が高いごみの問題に対するご意見・ご提案とその回答をとりまとめました。10月に市指定ごみ袋などの手数料が値上げになったことや、ごみ袋の形状を変更したことから、多くのご意見をいただくこととなりました。
 なお、掲載内容のうち、個人が特定される恐れがある等のものについては、広報秘書課で一部修正・要約(不掲載もあり)しています。

資源ごみ回収について

Q マンション敷地内の、空き缶リサイクル品を早朝に袋に詰めて持ち帰る人を見かけます。どうお考えでしょうか。市議会で検討出来ませんか。たとえば、罰金をもうけるとか。 

(イラスト)アルミ缶

A 市長へのメールありがとうございます。
お問い合わせの件につきましては、全国的にも資源ごみの持ち去りが問題となっており、市ではごみ集積所の管理者であります自治会等の協力を得ながら、ごみの持ち去り禁止の啓発などの対策を推進していきたいと考えています。
なお、資源ごみの持ち去りを禁止する条例を制定する自治体も出てきていますが、その条例の適法性については、裁判で争われている状況にあり、慎重な対応が必要であると考えておりますので、ご理解をいただきますようお願いいたします。貴重なご意見を賜りありがとうございました。

2010年5月受付(メール)

ごみ袋の値上げについて

Q ごみ袋の値上げとは何事か?人件費不足なのか?焼却施設の拡張か?他の維持管理の為か?
 いずれにせよ、現在大変批判されている国政と同じ道を野洲市は経るのか…?民主党も全く同じである。野洲市を野洲という国と考えた場合、全く同じ事と考える。野洲市は現在赤字の市と思うが、それを補う為にごみ袋の値上げは、納得できない。民主党の消費税値上げと何ら変わらない。赤字だから市民の財布で…?おかしい。自分達(野洲市役所内)で起こったことだから、又、ここまでやってきたのは君達だから君達で解決せよ!まず、人員の削減をして整えよ!昼間、市役所を訪れても、昼行灯みたいな職員がうろうろしている。本当に必要な人材か…?仕事のできる人材を残し、できない人間を切り捨てる!一般社会と同じである。これで削減100%OK。いずれ市民より強力な突き上げになる事だろう。

A 市長への手紙によりご意見をいただきありがとうございます。
 2010年10月1日から指定ごみ袋などの手数料を値上げすることとなりました。しかし、お手紙にございますように、単に市の赤字を補う目的で値上げするものでは無く、ごみ処理経費に係る負担率を適正化し、負担の公平性を確保することが主な理由です。
 市のごみ収集・運搬・処理にかかる年間経費は、8億円を超えていますが、ごみ袋などの手数料でいただいている総額は約1億円で、その割合は13.1%となっています。可燃ごみなどは1982年から有料化しましたが、当時全体の負担率は20%を想定していました。しかし、現在では13.1%となっており、家庭系収集ごみに限ってみれば、8.9%にまで落ちています。今回の改正は家庭系収集ごみの負担率を13.9%に引き上げ、事業系の直搬ごみ手数料等の上げ幅を少し大きくすることによって、全体で負担率を18.5%まで是正し、負担を適正化させようとするものです。
 また、職員の人員削減についてご提言をいただいておりますが、合併時の正規職員数465人から本年4月では419人まで削減しており、これ以上の削減は、増える一方の福祉教育分野や都市基盤整備などの市民サービスを維持していくためには、野洲市規模の自治体としては限界であると考えています。なお、昼行灯みたいな職員がうろうろしているとのご意見ではございますが、ご指摘を真摯に受け止め一層の改善に取り組んでまいります。

2010年8月受付(手紙)

ごみ袋の値上げについて

Q ごみの袋が値上がりするのはなぜですか?他の市ではもっと低価格で枚数も多く、無料の市もありますよね。野洲は、高い袋でだんだん薄くなってきていますよね。中身を見えるようにしているらしいですが、すぐに破れるのが気に入らない。
 市民にこんな形で負担をかけるのはおかしい。
 もっと不満はあるが、とりあえずごみの袋の価格は考えていただきたい。
 

A 市長への手紙をいただきありがとうございます。
 2010年10月1日から指定ごみ袋などの手数料を、ごみ処理経費に係る負担率を適正化し、負担の公平性を確保することなどから、値上げすることとなりました。
市のごみ収集・運搬・処理にかかる年間経費は、8億円を超えていますが、ごみ袋などの手数料でいただいている総額は約1億円で、その割合は13.1%となっています。可燃ごみなどは昭1982年から有料化しましたが、当時全体の負担率は20%を想定していました。しかし、現在では13.1%となっており、家庭系収集ごみに限ってみれば、8.9%にまで落ちています。今回の改正は家庭系収集ごみの負担率を13.9%に引き上げ、事業系の直搬ごみ手数料等の上げ幅を少し大きくすることによって、全体で負担率を18.5%まで是正し、負担を適正化させようとするものです。
 近隣市の動向につきまして、守山市では昨年度、栗東市では本年4月に大幅な改正がおこなわれています。また、無料となっている草津市や近江八幡市でも、有料化の検討が進められているところです。なお、ごみ手数料が無料であっても、実際には野洲市と同じように大きな経費がかかっており、それには市民の方々からいただく税金が使われています。このため、一部に受益者負担を入れた有料化の方が公平ではないかと考えています。
 次に、ごみ袋がすぐ破れるとのことですが、野洲クリーンセンターにおいてごみを安定して焼却するためには、ごみを撹拌する際にごみ袋を破砕しごみを拡散する必要があります。このため、ごみ袋に破砕のしやすさ(破れやすさ)が求められます。一方、ごみの排出の際には、ごみ袋に一定の強度が求められることから、これら条件を勘案して現在の燃えるごみ袋の厚さに至っています。
 しかしながら、燃えるごみ袋が破れやすいとのご意見を多く賜っており、10月1日からの新しい燃えるごみ袋につきましては、ごみ袋の厚みを変えずにごみ袋の材質を変更することで、現在よりも破れにくくなります。

2010年9月受付(手紙)

ごみ袋の変更について

Q ゴミ処理費用が足りないからゴミ袋の値段を高くするということには仕方がないですが納得しています。今までもこれからもきちんと分別してゴミ袋を購入してゴミだしをしてきた私たちは値段が上がっても仕方なくその決定に従うしかありません。
 ただ、ゴミ袋を変えてしまう必要性はどこにあるのですか?買いだめを防止するためですか?ゴミ袋を製造販売している業者は公務員ですか?一般企業ですか?製造販売しているところすべてを公開してください。ゴミ袋を変えてしまうことで、その業者とゴミ処理関係の公務員との癒着を疑わずにはいられません。4月頃から各所でゴミ袋の値段が改正になるといううわさが出回り買いだめされた方も多いとききます。その情報は市役所の公務員がうっかり流したものであることは容易に想像されます。それで、市民が買いだめし始めたからゴミ袋自体を変えてしまうなんて横暴すぎます。
必ず新しいゴミ袋を製造販売している会社をすべて公開してください。万が一公開できないのであればその理由を広と市の発行物に大きく掲載してください。 

(イラスト)ゴミ袋

A 「市長へのメール」により市指定のごみ袋の変更についてのご意見をいただきありがとうございます。 
ごみ手数料の改正には、ご理解いただきありがとうございます。
今回の改正にありましては、手数料の改正と合わせてごみ袋大きさや回収頻度なども含めて、市民公募の委員を含む公開の検討委員会でご議論いただきました。
ごみ袋の大きさは、家族構成などによって使い勝手は異なるとは思いますが、この検討の結果、ごみの排出状況に応じたごみ袋の容量となるよう改善したものです。手数料や袋の大きさ等を含む改正案成案ついては、あらかじめ市の広報紙でお知らせするとともに、本年2月にはパブリックコメント(意見公募手続き)で市民からのご意見も伺っています。その中で、袋の大きさでは、可燃ごみ用にもう1種小さいものをとのご意見がありましたが、種類が増えるため、残念ながら採用させていただきませんでした。従いまして、買いだめ防止であるとかごみ袋製造販売業者の利益のために変更したものではありません。旧袋の使用期間を変更後1年半としたのもこのような一連の検討の上です。
また、ごみ手数料の改正の情報につきましては、ご指摘のように「うっかり流した」ということではありません。先に申し上げましたとおり、できる限りの情報を可能な手段で市民の皆さまに提供し、開かれた中で今回の改正をすすめるため、パブリックコメントの実施をはじめとして、市の広報紙やホームページを通じてお知らせしてきました。また、当然議会でも審議いただいており、様々な場で情報は公開されています。
最後に、ごみ袋の納入業者については、市に対し物品納入の指名願いを提出している業者により入札を行い、その入札結果を受け決定しています。落札者名(製造会社名)は、ごみ袋を包む外袋右下に記載しております。なお、直近の旧袋の落札者名は可燃(大)、可燃(小)、不燃はオルディ株式会社、プラ(大)、プラ(小)はおうみ冨士農業協同組合で、新袋の落札者名は可燃(大)、可燃(小)、不燃は株式会社毎日新聞大阪センター、プラ(大)、プラ(小)は株式会社インテリムジャパンです。 

2010年9月受付(メール)

ごみ袋の交換について

Q 現在使用中のごみ袋の交換について、気になる事があり、メールさせていただきます。
 使い切れない分の交換に持ち込まれたものは、廃棄処分との事ですが、とてももったいない気がします。ただ捨てるのではなく、何か利用法がないものでしょうか。
 燃えるごみ用なら、自治会の掃除とか、福祉関係のところで使ってもらうとか…。
 素人では、よく分かりませんが。
 燃えないごみ用なんかは、それほど使うものではないし、期限までに使い切れないことが多いかと思います。かなりの量がゴミになってしまうと思うと残念です。
 税金が無駄に使われているように感じてしまいました。
 

A 「市長へのメール」により市指定のごみ袋の変更に係るご提案をいただきありがとうございます。
 古いごみ袋につきましては、今後、約1年半(2012年3月末まで)の間は引続きご利用いただけます。まとめ買い等により期間内に使い切れないと見込まれる分については市で回収しておりますが、この回収した古い袋については、市が直接取り扱う不法投棄の処理用などとして利用し、最終的に残った場合には、プラスチック原料として再利用する予定ですので、廃棄処分は致しません。

2010年9月受付(メール)

ごみの収集時間について

Q 今日(11月3日)は久し振りの「空きビン回収日」でした。
朝8時30分にゴミ集積場に空きビンを持って行ったところご近所の人に「回収車はもう行ってしまいましたよ。」と教えていただきました。
やむなく家に持ち帰り1ケ月間保管するはめになりました。
質問
1.ごみ回収車の回収時間はどのように決まっているのですか。業者の都合で好きな時間に回収に回るのですか?
2.ゴミの種類によって変わるのですか?夕方まで放置されていることもあるように思いますが?
3.我々は前日や前夜にごみを出すのは近所迷惑になると思い出していません。ところがゴミカレンダーやゴミHPにはそのような記載が見当たらないように思います。私の見落としでしょう
か?
4.このように早く回収されるのなら前日から出そうと思いますが宜しいのですか?
以上簡単な質問ですので至急回答ください。 

ごみ収集車

A 「市長へのメール」により、ごみの収集時間についてご質問いただいた件について以下のとおりお答えいたします。

1.ごみ回収車の回収時間はどのように決まっているかについて
本市のごみ収集は、午前8時から午後4時の間で市内全域を2社の収集委託業者でごみ収集車両により順次行っています。しかし、曜日によって収集するごみの種類が異なることや、当日の交通事情及びごみの量等によって作業に要する時間も変わるため、毎回決められた時間に収集することは困難な状況です。そのため、市民の皆様には後出し防止も含め、収集日の収集開始時間である午前8時までに集積所へ排出していただくようお願いしています。

2.夕方までごみ集積所にごみが放置されていることについて
1の質問の回答で既述しましたとおり本市のごみ収集は、午後4時までには業務を終了しています。しかしながら、午後4時以降にごみが放置されている場合には、次のことが考えられます。まず、ごみが大量に残っている場合は、収集委託業者のごみの取り忘れが考えられますので、市役所環境課へご連絡いただければ対応いたします。また、少量の場合は、回収後の後出しの可能性もありますので排出された方への啓発を含め、市役所環境課へご連絡いただければ対応いたします。

3.ごみカレンダーや市のホームページにごみの排出時間の記載がないことについて
現在、ごみカレンダーにつきましては、上段の右上にごみの排出時間を記載しております。しかしながら、ご指摘のとおり市のホームページにつきましては、記載できておりませんでした。市のホームページにつきましても記載いたしました。 →市HPごみカレンダー

4.前日からごみを集積所へ排出することについて
1の質問の回答で既述しましたとおり、ごみの排出時間につきましては、収集日の収集開始時間である午前8時までに集積所へ排出をお願いいたします。なお、前日からのごみの排出はできませんので、ご遠慮いただきますようお願いします。

2010年11月受付(メール)

粗大ごみの回収について

Q 粗大ごみの回収日にゴミ置き場を通りかかったんですが、ゴミ1ケに1枚シールを張られていなかった。しかしながら回収されていた。ルールを守ってる人にとっては正直者がばかを見る状態。張っていなかったら回収すべきではないと思います! 

(イラスト)粗大ごみ

A 市長へのメールをありがとうございます。 
ご意見いただいた粗大ごみシールが貼っていないものへの対応について、集積所に誤った出し方をされていた場合には通常の回収を行わず、警告シールの貼り付けを行ったうえで、地元自治会へ通報し、排出者に対して誤った排出を二度と行わない様に、一定期間啓発を行っています。
ただ、その啓発期間中に出されたごみが回収されず、また、排出者が特定できない場合には、そのまま放置すると他のごみの収集に影響がでるため、できる限りの啓発等を行ったうえで、やむを得ない措置として啓発期間が過ぎた後、回収しています。

2010年11月受付(メール)

紙おむつの処理について

Q 昨年子供を出産したものです。子供を出産するまでは主人と2人暮らしで、燃えるごみは2週間に1袋(大)ほどしかごみが出なかったのですが、出産してからというもの、やはり紙おむつを捨てるため、1週間に2回は必ず捨てるようになりました。(小袋のときも大袋のときもあり)

昨年ゴミ袋も実質値上がりし、家計の負担となっています。
布オムツを使用してくださいといわれてしまえば、それまでなのですが、子育てしていく上で、紙おむつのごみというのはどうしても出てきてしまうと思います。
隣の守山市では透明の袋にオムツだけいれれば、それはゴミ袋代は無料とのお話を聞きました。
野洲市におかれましても、紙おむつ(赤ちゃんの分、老人の分もあるかとおもいます)は透明の袋に入れ、燃えるごみとして無料にて回収していただくということは、不可能でしょうか?
少子高齢化が進む中、野洲市のご負担も多少増えることになるかとは思いますが、それをすることで、暮らしやすい野洲市になるのではないでしょうか?
子供が生まれ、色々今まで感じなかった不便などを感じることが多くなり、色々な意見を今後 市に提案できればと思っておりますが、ひとまず、本件のみメールいたしました。
ご返答お願いいたします。 

(イラスト)紙おむつ

A 市長へのメールにてご提案をいただきありがとうございます。
紙おむつを透明の袋に入れ、燃えるごみとして無料回収することにより子育て世帯の負担軽減を図ってはどうかとのご提案をいただきありがとうございました。
紙オムツか布オムツのいずれを利用されるかは、それぞれの状況に応じて選択されて良いものと思いますが、紙の場合は購入と廃棄にかかる費用が主な負担になりますし、布の場合は、繰り返し利用が出来る反面、洗濯や乾燥にかかる労力や光熱水道費等がかかります。
ご提案のようにせめて廃棄に要する費用だけでも市が支援するということも考えられますが、子どもたちの健全な成長と子育て支援の施策は、少なくとも出生から学童期を通じて、切れ目の無い効果的な施策を整備・提供していきたいと考えています。きめ細かな乳幼児検診や子育て支援の実施、特別支援教育の充実、保育の公的役割の明確化と待機解消、学童保育の待機解消、児童虐待対策の充実など、当事者の皆さんや職員の意見を入れて優先度をつけて、他市に負けない施策を進めています。また、守山市ではシールを交付しておられるとのことですが、その事務量なども考慮して、このような野洲市の施策体系の中にご提案も位置づけていけるかどうか検討します。
なお、お知らせいただいているように、無料回収にかかる経費が、今まで2週間で1袋であったものが2週間で4袋に増加するとして試算しますと、年間で4千円程度の負担増と見込まれます。現在、国の施策として、子ども一人あたり年間156千円の子ども手当が支給されています。この中には、市の負担分も含まれています。今後の子ども手当の動向も見ながら、子育て支援サービスの充実も考えていきます。これからもご意見をお寄せください。 

2011年2月受付(メール)

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