市長へのご意見・ご提案(平成22年12月)

 ここでは、市長への手紙(手紙、メール、通信箱、ファクス)の4つ広聴制度で寄せられたご意見・ご提案を紹介します。いただいた皆さんからのご意見・ご提案は、今後の市の施策にいかそうと市長および担当課がすべて目を通し、回答をしています。
 掲載内容は、広報秘書課で一部要約(不掲載もあり)しています。

路上喫煙について

Q 突然ですが、大変気になることがありましたのでこの手紙を書きました。
 先日、半年ぶりに市内の近江富士に住む知人宅を訪ねた時のことです。
 JR野洲駅を降り、やっとたばこが吸えると思って、以前あった筈の灰皿を探しましたが、そこには灰皿はなく、気がついたら「路上禁煙」の看板が目に入りました。
 「ここも、ついに禁煙になったのか」と思い、それでも、どこかに吸える所はある筈だと思って周囲を見渡しても、全くありませんでした。
 他の市では、禁煙区域でも、ほとんど1〜2箇所に灰皿が置いてあるのに、ここは何と不親切な街だなぁと思い、結局、知人宅までタバコは我慢しました。
 10月に大津祭に行った時は、JR大津駅の広場に大きな灰皿が置いてあり、次々に利用されていました。
 この駅前も禁煙区域だったと思います。同じ滋賀県内でも、ずい分サービスが違うなあと強く感じました。
 十分に検討されて、路上禁煙にされたのでしょうが、ルールやマナーの問題は、法律とは違い、ただ、一方的にそのすべてを禁止してしまうのではなく、「ここに行けば吸う所がありますよ」と守る側に呼びかけた方が、よく理解され、納得して守るのではないでしょうか。
 ちなみに、残念ながら野洲駅前には数本の吸い殻が落ちていましたよ。大津駅前には、祭りの人出が多くても、大変キレイだったように思います。
 どうか、上からの「禁止だ守れ」という目線ではなく守る側が納得して「守れる」ルールにしていただけないでしょうか。
 私は、野洲市民ではありませんが、駅前には、ぜひ一ヶ所でも灰皿を置いてみてください。
 きっと吸い殻のポイ捨ても無くなり、安全でキレイな街になると思います。

A このたびは、貴重なご意見をいただきありがとうございます。
 野洲市では、受動喫煙防止に対する市民の意識の高まりから、昨年(2009年)12月に野洲市路上喫煙等の防止に関する条例を制定し、これに基づき本年(2010年)10月より野洲駅周辺での路上喫煙を禁止いたしました。禁止区域の設定等を目的に設置された委員会では、路上喫煙禁止区域内の喫煙所設置について議論が交わされ、以下の理由により設置しないこととし、市民の皆さまにはお知らせしてきたところです。ご理解いただきますようお願い申し上げます。
 なお、吸い殻のポイ捨てにつきまして、JR野洲駅の駅前広場では、路上喫煙を禁止する前から灰皿は設置しておりませんので、今回の路上喫煙禁止区域の設定が吸い殻のポイ捨てにつながったものでは無いと考えておりますが、路上喫煙禁止の周知とマナー向上の啓発に努めてまいりたいと考えています。
(1)今回、設定した路上喫煙禁止区域は、まず、市民の路上喫煙の防止のための意識付けを図ることが目的で、JR野洲駅南北の最小限の範囲に留めたことから、喫煙所の設置の必要性が少ないと判断されること。
(2)路上喫煙禁止区域は、通過場所であって、市役所等の公共施設のような長時間滞在する場所ではないこと。
(3)現在の路上喫煙禁止区域内では、副流煙を有効に防止でき、かつ、通行の支障にならない箇所での喫煙所の設置が難しいこと。
(4)次年度以降において駅前広場の改修を予定しており、喫煙所新設がこの計画の支障になる可能性があること。 

2010年12月受付/担当課:生活安全課

花火大会の中止について

Q なぜ、市民に相談もせず花火大会を中止にしたのですか。
 市民の楽しみにしている行事なのに…。
 何をやり、何をやめるか、もう少し市民の声を反映すべきではないですか。
 不要な道路をつくることも、もっと市民に相談の上やるべきでは?
 花火については周囲の人ほとんどが憤っております。

A 野洲川大花火大会につきましては、野洲市夏まつり実行委員会が主催し、実施に当たっては、市が野洲市観光物産協会に対し支出している補助金の内200万円が当実行委員会へ繰り出され、これに企業、事業所、個人の皆さんからの協賛金や出店料の約600万円を加算して、「野洲川大花火大会」及び「野洲市夏まつり」のイベントが開催されてきました。しかしながら、市の税収が大幅に減ったため補助金支出が困難となったことと、急激な経済不況により協賛金の確保も非常に困難となっていることから、「財政健全化集中改革プラン—出直し!元気やすプラン」の中で2年間休止の方向を示させていただき、当実行委員会において中止を決定されたものです。
 このプランは、危機的な財政状況を克服するための経費削減とともに、これまでの野洲市の財政の体質改善を目的として本年2月に策定したもので、策定にあたっては、昨年夏から市内各所で市民懇談会を10回開催し、500人近い市民の皆さんにご参加いただき、花火大会の中止も含めて議論いただいたところです。また策定までの間、市のHPではプランの特集ページを設け、広報誌においてもプランに係る記事を6回掲載しており、可能な限り情報を提供させていただいておりますので、「市民に相談もせず中止した」ということはございません。
 また、不要な道路のご意見につきましても、ご指摘箇所について具体的な場所等連絡をいただきましたら、整備理由等についてご説明させていただきます。
 なお、市では昨年度から予算編成に当たって市民懇談会を開催しご意見をお聞きしていますが、今年度は予算編成過程の更なる透明化を図るため、12月20日と21日に新たに「要求段階からの情報」を基に、また、来年1月には昨年度と同様に「中間状況」を基に、『平成23年度当初予算編成に関する市民懇談会』を開催します。ぜひ、この懇談会にご参加いただき、日頃から疑問に思われていること等について、ご質問ご意見をいただけたら幸いです。

2010年12月受付/担当課:経営改革室

都市計画審議会の運営について

Q 12月20日(月曜日)開催の都市計画審議会を傍聴した「緑の推進委員会」のメンバーです。
 私たちが、野洲市環境基本計画にもとづいて森の整備活動をしている地域が、「リバーサイドタウン」という大規模住宅開発地に隣接するということで、活動仲間と傍聴させていただきました。
 この住宅開発の地区計画に対して、私は「意見書」を提出しておりましたが、担当する都市計画課職員の対応は、「意見書は取るに足らぬモノ」であるかのような姿勢で一貫されておりました。その職員は、意見書の概要のみならず、審議会としての取り扱いについて、委員に対して誤った誘導をするものでした。誤っていた点は、主に次の2点です。
1)意見書の内容は、要旨1〜4で構成されており、「要旨1は手続き上のことで、要旨4は土地売却のことであるから、審議対象ではない」と審議から除外する方向に誘導しました。特に、要旨4は、「売却」ではなく、市の財政への影響と「景観」を主題とするものであり、景観行政団体を目指す野洲市の都市計画審議会としては、むしろ審議・議論すべきであるにもかかわらずです。なぜ、都市計画審議会での審議を、行政側の一方的判断で、大幅に制限させるのでしょうか。
2)同職員は、「意見書」の取り扱いは、この審議会に提出することで終了しており、これで「法的には瑕疵はない」ということを繰り返し強調し、意見書への対応等について、審議会が主体的に審議する機会を逸失させてしまいました。「法的に瑕疵がない」範囲で、行政は市民に対応すれば済むものなのでしょうか。
 そして、地区計画の行政作成原案が承認され、わずか3分間の休憩時間に、「答申書」が作成されました。初めから、「答申書」は確定していたとしか考えられません。これは、実質審議のない「通過儀礼」ではないでしょうか。
 予算説明会において市長は、「ガラス張りで行っている」と明言されていますが、誰に対しての「ガラス張り」なのでしょうか。また、市長は、本年10月25日開催の部長会での「市長指示」として、次のように述べられています。

  • 我々の業務は、書いてあること(法律や条例、事務分掌など)によって、するかしないかを判断して仕事をするのが基本ではあるが、書いていないことでもすることによって仕事の質が上がる。礼儀や心遣い、言葉使いなど、どこにも書いていないが、そういったことを心掛けて仕事に取り組んでほしい。

 山仲市長が、市民のためにとても頑張ってくださっていることを実感しつつも、それが行政の現場としては、まだまだ実現できていないように思っています。

A 「市長へのメール」により出された、都市計画審議会の運営についてのご意見にお答えします。
 都市計画審議会は、都市計画法の定めにより、市の条例によって設置されています。審議会に対し提出される意見書の内容は、都市計画に関することと定められており、今回の案件では本地区計画案に関することが対象となります。そのことを事務局が明確化するため説明を行ったものであって、決して誤った誘導を行ったものではございません。
 また、答申内容は、審議中の「地域の活性化と景観、自然環境の保全とのバランスを考える必要がある」との会長の発言を下に、提出された意見書を参考として議論され、審議会の主体性の下で答申されたものだと考えています。
 都市計画決定の手続きは、個人の財産権を拡充・制限するもので、法的拘束力があることから厳格な手続きを必要としており、会議の議題を越えた話題を議論する場とはなっていません。ご理解いただきますようお願い申し上げます。
 なお、ご意見いただいた土地売却については、すでに公開の市議会全員協議会の場で、一筆ごとの土地情報も含め説明しております。また、この審議会より後に開催した平成23年度予算の話し合いの場で、貴方様の改めてのご質問にご回答申し上げており、十分にご理解いただけているものと考えております。

2010年12月受付/担当課:都市計画課

駅前広場整備計画に係る意見の取扱いについて

Q 本年11月22日付で、野洲駅周辺にかかわる計画への意見を提出しましたが、その一部にしか対応いただけませんでしたので、「市長への手紙」として、その全体を再提出いたします。

「野洲駅南口駅前広場整備計画(案)」及び「野洲駅前中心市街地整備計画(最終案)」に係る意見書

両計画の公表方法
都市計画課のほか、各コミセンなどの公共施設9か所で資料の公表がされているようですが、実際に閲覧できるのは「野洲駅前広場整備計画(案)」のみで、「野洲駅前中心市街地整備計画(最終案)」は閲覧できない状態です。野洲市HPからならば、両案とも閲覧できますが、密接に関連する両案なのですから、いずれの公表場所においても、閲覧できるようにすべきです。

野洲駅南口駅前広場整備計画(案)
1)バスなどの公共交通機関を差し置いて、自家用車乗降スペースが最も駅に近接できるように計画されてしまっています。平成19年度及び平成20年度の計画(案)では、公共交通の方が駅に近接できるようになっていたはずです。
 このことは、次のような理由から、改めるべきと考えます。

  • これからは、人口減に転じて、自家用車数も減少に転ずるはずであり、また自家用車中心の「道路開発」から、公共交通や自転車・徒歩を中心とした、環境や安全に配慮する「まちづくり」に改まっていく必要があります。
  • バリアフリーとしては、障害者や高齢者等の送迎用のための乗降スペースを、駅に最も近接するところに別途設置すればよいと考えます。
  • 自家用車を駅に近接させるということは、自家用車が駅に向かって、最も深奥部に入り込んでくるということです。この構造は、渋滞緩和に反します。
  • 自家用車によって送迎される利用者が、駅・駐車場間を歩くことは、駅前のにぎわいにつながります。これは、待ち時間を過ごしたり、歩いたりすることが、楽しくなるような駅前になっていく、絶好のチャンスです。

2)緑化目標が10%というのは、野洲市の他の計画に反して、極めて低い目標です。「野洲市環境基本計画」においても、「野洲町緑の基本計画」においても、緑化目標は、公共施設なら敷地面積の20%、道路なら道路延長の30%となっています。また、「野洲市生活環境を守り育てる条例」においても、緑化推進が謳われており、野洲市の玄関口としては、定められた目標値を上回る緑化を実現してもらいたいものです。
3)野洲駅前が野洲市の「顔」であるという表現が見受けられます。多くの野洲市民にとって、「顔」は何かと問われれば、「三上山である」というのが、その答えではないでしょうか。野洲市の行政の中で、都市計画課だけが「駅前が顔である」という表現方法を用いているようですが、以前にもこの件は意見で申し上げたことがあり、その効果か否かは未確認ですが、「野洲市都市計画マスタープラン」には「駅前が顔である」という表現はされていないように思います。

野洲駅前中心市街地整備計画(最終案)
1)「最終案」とあるのは、もう変更できないということでしょうか。南口駅前の計画より、大規模かつ広範囲な計画であるだけに、計画どおりに実現することの是非が今後とも問われるはずであり、柔軟な対応が求められます。
2)朝鮮人街道の一方通行規制を維持あるいは強化すべきです。歴史ある旧街道を自動車交通中心の道路にすべきではありません。景観を楽しみながら、安全安心に歩ける市民の道にすべきです。
3)平成17年度の駅前計画C案では、「駅利用者以外の自動車流入」を問題視しており、この視点は正しいと思います。そして、この視点に立てば、朝鮮人街道の一方通行解除も、県道野洲停車線の4車線化も、必要ありません。ましてや野洲駅直下をくぐらすアンダーパスや、湖南市方面へのトンネルといったものは、全くの無用の長物です。こうした大規模な都市計画道路は、全国的に見直しが始まっているはずです。
4)「渋滞対策」という文言が何か所にも記されていますが、前述したとおり、保有自動車数は減少に転じます。また、渋滞対策として、自動車交通の利便性を追求すれば、結果として更に自動車の流入を招きます。その典型例が草津駅で、駅前の自動車道路整備を進めたはずが、やはり今でも雨天の朝夕には渋滞しています。野洲駅周辺の渋滞も、雨天の朝夕の通勤時間帯が最も著しいですが、逆に見れば、その時間帯だけと捉えることもできます。自動車が、傍若無人に高速で走り抜ける状況よりは、一定条件のもとでの渋滞状況の方が、市民にとって安全安心であるのも事実です。自動車交通の利便性追求ではなく、徒歩、自転車、公共交通への誘導が求められるところです。
5)野洲市も景観行政団体になるべく、準備が進められているようです。前述したとおり、野洲市民にとっての「顔」は、三上山です。野洲駅の南北駅前の高度利用も検討されているようですが、野洲市の玄関口である野洲駅から「顔」である三上山が見えなくなるような高度利用は、大幅に制限すべきと考えます。景観は市民の共有財産であり、駅前の地域主体の美化運動とも連携できるはずです。風格や潤いに重点を置いた「まちづくり」に期待します。

A 「野洲駅南口駅前広場整備計画(案)」及び「野洲駅前中心市街地整備計画(最終案)」のご意見について、以下のとおり項目ごとに回答させていただきます。

両計画の公表方法
 「野洲駅南口駅前広場整備計画(案)」だけでなく「野洲駅前中心市街地整備計画(最終案)」についても、主な公共施設において閲覧できるようにするべきとのご意見につきまして、今後は、公開できるよう閲覧資料の準備を行います。

野洲駅南口駅前広場整備計画(案)
 野洲駅南口駅前広場整備計画(案)につきましては、平成22年11月1日から1ヶ月間、市のホームページや主な公共施設で閲覧させていただき、意見の募集を行いました。その際、個別回答はさせていただけないことをお断りしておりますので、この計画(案)に関しましての個別回答は控えさせていただき、出されたご意見をホームページに公開させていただきました。また、今後、開催する野洲駅周辺地区整備検討委員会にこれらのご意見を報告させていただき議論していただく予定ですので、ご理解いただきますようお願いいたします。

野洲駅前中心市街地整備計画(最終案)
1)本計画は、平成21年度、野洲駅中心市街地整備計画調整作業会において、中心市街地の整備について、短期、中期、長期の3段階にしてまとめたものでありますが、短期の計画については、5年以内に着手する事業として現段階で、具体的な事業を行おうとしています。中期、長期の計画については、10年〜30年の間に事業をする予定としているもので、これらの計画については、当然、必要があれば見直しをしていかなければならないと考えています。
2)市道小篠原稲辻線(朝鮮人街道)は歴史ある旧街道であり、部分的に景観に配慮すべき区域として計画していますが、一方、野洲駅前から市役所前の通りまでは、渋滞が発生していることも事実でありますので、景観に配慮しながら、本線の一方通行規制については、第1段階として、滋賀銀行から野洲小学校側の道路を検討し、滋賀銀行より東側については、駅前整備をした後に、出てくる様々な問題とともに対策を考えさせていただく予定です。
3)野洲市の人口は、今後も増加する傾向にあり、総合計画でも、今後の人口増加を見込んでおります。また、野洲市は、企業立地における人の往来が今後も増加することが見込まれます。本市において、全般的に、道路計画が遅れているところもあり、本市の都市計画において、今後を見据えるなかで、幹線となる道路整備は必要であり、本計画の長期的な計画として、野洲駅の南北をつなぐ道路計画を盛り込んでいます。
4)本計画では、ご指摘のように自動車交通の利便性の追求だけでなく、市民のみなさんが安全安心できるように、中心市街地エリアのバリアフリー化に取り組むこととしています。一方、前項で回答しましたように本市における道路整備も推進しなければならないと考えています。
5) 本市の都市計画マスタープランでは、野洲駅周辺については、土地の高度利用を検討することとしていますが、駅前整備に関しては、野洲駅からの三上山の眺望景観を保全するご意見も頂いています。この点につきましては、今後、市民の皆様からご意見をいただきながら検討していきます。

2010年12月受付/担当課:都市計画課

旧三上幼稚園の利用について

Q 日頃は、活力ある町野洲市に東奔西走され又財政健全化に向けてご尽力され、我々市民の為並々ならぬご努力されておられる事に心よりお礼と感謝申し上げます。さて私達野洲市民になってからもう35年以上になります。今私達の取り巻く環境は自然的には非常に恵まれ良い物があります。旧三上幼稚園の利用方法について私達の意見を是非お聞ききとどけをお願い申し上げます。旧三上幼稚園の施設跡地等については、2003年に市側と覚書を交わされ、近江富士連合会が維持管理する覚書が交わされたと聞きます。その時の条件は自治会館の補完的な役割をしなお且つ、三上学区全体で使用する覚書だと聞きました。ですが現在は1つのNPO団体と1部の団体が維持管理をしています。これは明らかな契約違反で、悪い言葉で言えばマタ貸しです。自治会が借用するにも一部の団体の許可をもらわなければならない状態です。おまけにいろんな教室を開き、軽食を販売提供していますが、今年の8月現在は草津保健所には無届です。又住民もその団体が認めた人達しか利用していません。住民の僅か一部です。利用者住民と一般住民が2つに割れて敵対するようなことにもなりかねません。それと施設等は耐震構造は不十分です。もし広域大規模災害が起きた時に市側は、どのように対処されますか。以上の観点から平成23年度からは現在の覚書契約を破棄し白紙に戻して頂きます様お願い申し上げます。もし現状維持されるのであれば当該団体と直接契約されることを望みます。2)白紙撤回された場合跡地利用はどのようにされ、何年度にされるか、当然跡地は住宅だと思いますが、近江富士は第1種住宅地ですから、初期投資を考えても十分に採算が取れると思います。色々と書きましたが、今現在の使用状況と今後に対するお願いです。どうか市長様の考えと、又市議会の考え方を加味して戴きましてお答えをお願い申し上げます。何卒良い方向のお答えを御待ちしております。

A 市長への手紙として、旧三上幼稚園の利用についてご意見をいただきありがとうございます。ご承知いただいておりますように、旧三上幼稚園の施設跡地については、近江富士自治連合会が「三上幼稚園跡地活用構想」を策定し、当該施設の使用を要望されましたので、これを許可し、許可内容を確認するため2003年に近江富士自治連合会との間で覚書が交わされています。この覚書では使用目的として、老人憩いの家として常設サロンを開設することや、地域の子育て支援の場とすること、地域のボランティア拠点とすること、希望者にボランティアで給・配食サービスを行うこと、自治会館混雑時や緊急時に自治会活動の場として利用すること、高齢者の生鮮食料品地元調達の場所等とすることと定めており、現状では、概ねこの目的に沿って利用いただいており、契約の相手方である近江富士自治連合会から返還の申し出もないことから、契約の解除は考えておりません。ご意見の中で、当該施設での活動の中心となっている市民活動団体と直接契約してはどうかとのご提案をいただいておりますが、施設を一括管理し地域の活動拠点として有効活用していただくという観点からも、近江富士自治連合会と従来どおり契約を継続することが望ましいと考えております。なお、軽食の提供につきましては、仮に食品営業類以行為に当たるのであればご指摘のとおり保健所への届出が必要です。これにつきましては、近江富士自治連合会に対し実態を確認してまいります。(保健所へ届出済です。)その他、様々なご指摘をいただいておりますが、これらは、当該施設を使用目的に沿って利活用される際の運用に係る内容でございますので、近江富士自治連合会内においてご協議いただきますようお願いしたいと考えており、市においてもいただいたお手紙の内容について自治連合会にお伝えいたし、施設が地域の市民の皆さまに、有効かつ公正に活用されるよう取り組んでまいります。

2010年12月受付/担当課:高齢福祉課

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