市長へのご意見・ご提案(平成22年7月)

 ここでは、市長への手紙(手紙、メール、通信箱、ファクス)の4つ広聴制度で寄せられたご意見・ご提案を紹介します。いただいた皆さんからのご意見・ご提案は、今後の市の施策にいかそうと市長および担当課がすべて目を通し、回答をしています。
 掲載内容は、広報秘書課で一部要約(不掲載もあり)しています。 

市道の通行止めについて

Q 以前から、なぜこの市道は通行止めになっているのか不思議でした。野洲市冨波甲の総合体育館の西側駐車場に入る南側の道です。A型バリケードが置かれています。誰かが道路使用許可、道路占有許可を許可されているのか、警察署で確認します。工事もしていないのに許可されるはずがないと思いますが?
A ご指摘いただいております道路は市道では無く、農耕用に整備された農道です。現在バリケードが設置されておりますのは、体育館利用者と農作業中の方々とのトラブルが頻発したこと等により、関係者と協議し総合体育館が設置されているものです。 なお、農道に通行止めなどの規制を行なう場合は、地元自治会や農業組合などの周知は必要ですが、道路法による通行制限許可などの必要はありません。

平成22年7月受付/担当課:農林水産課

犬の飼い方について

 Q 近隣のことで何とかしてください。犬の予防注射をされていませんし、飼いっ放しで鎖でつないでおられますが、散歩しないので常に尿とか糞の臭気があり、梅雨の時は土にしみこんで強い臭いがして不衛生です。一度市の方でご指導してあげて欲しいものです。気分が悪くなり健康に悪いです。犬もかわいそうで、よく寂しく鳴いているし、犬のストレスが大きい。強く指導お願いします。文句を言うのではなく、正しい養い方を教えて欲しいものです。
A お手紙によりお知らせいただいたことにつきまして、犬の所有者は、毎年1回狂犬病予防接種を受けさせなければならないと法律で定められています。また、飼い方についても市の条例により、自ら飼育する犬の糞の処理を適正に行なわなければならないと定めています。このため、早急に該当者と面談し個別指導させていただきます。
回答後、原因者とお出会いし、指導を行いました。引続き経過を観察しています。

平成22年7月受付/担当課:環境課

交通安全キャンペーンカーについて

Q 平日の14〜15時くらいに毎日交通安全を呼びかける車が家の前を通り、うるさくて非常に迷惑しています。交通安全協会に問い合わせたところ、日を決めて行っており、毎日ではないとのことでしたが、市の車でしょうか?選挙カーとも重なり、1歳のこどもの昼寝がいつも中断されています。以下の点についてご回答ください。

  • 野洲市の行っているキャンペーンであるのか
  • そうであれば、なぜ行うのか、いつまで行うのか

市役所では生活騒音対策についてどのようにお考えでしょうか?

市民が静かに暮らせるよう、市内各地で騒音の計測などしていただきたいです。
A 「市長へのメール」をいただきありがとうございました。
車での交通安全の啓発活動につきまして、所管課にも確認を行いましたが、ご指摘の内容(平日の14〜15時くらいに毎日交通安全を呼びかける)でありますと市の行なっている活動では無く、交通安全協会で行なわれている啓発活動であると思われます。
 生活騒音につきまして、車載のスピーカーによる音については、工場騒音や建設現場の騒音と異なり、法律や条例の規制基準値は設けられておりませんので、市において騒音測定の実施等はおこないませんが、当該音により苦情が発生したことを考慮し、交通安全協会を管轄する守山警察署に対し、車載のスピーカーによる広報活動を行う際は、静穏な住宅街においては音量を落とすなどの対策を講じるよう申し入れ、対策実施について約束されました。

平成22年7月受付/担当課:生活安全課

農業用水路に流される草の処理について

Q行畑中出地先の吹き上げの塵防護柵(?)に上流からあぜ道の刈り取った草が流れてきます。この草は放置すると腐り悪臭の元となります。また下流に流せば琵琶湖の富栄養化の一因にもなろうかと思いますが、いかがお考えでしょうか。刈り取る際に排水溝に柵を設ける等により下流に流さないよう改善指示していただきたい。
A ご意見をいただきました件につきまして、現地でご指摘のとおりであることについて確認しました。農業組合長を通じ、農家の皆さまに、あぜの草刈りを行った際に、刈り取った草はできる限り川に流さないよう改めて要請してまいります。
しかし、現実として全てを防ぐことが困難な面もあり、引き続き自治会での対応をお願いしたいと考えています。ご理解いただきますようお願い申し上げます。

平成22年7月受付/担当課:農林水産課

選挙公報について

Q 6月24日〜7月10日、滋賀県知事と参議院議員(選挙区比例区)の選挙が行われていますが、滋賀県選挙管理委員会発行の公報についてお尋ねします。

 現在、7月7日現在届いていませんが、どのような方法で配布されているのでしょうか。各自治会にてまちまちです。期日前投票の時には遅いと内容がわかりませんので、各自治会平等に配布できるように考えてください。たとえば、駅前自治会の場合ですが、7月1日朝から5日朝までそのままベンチに置かれ、配布する処理をされていませんでした。今後も考え直してください。特に比例区の場合は掲示板に記載されていない為わかりません。よろしくお願いします。

A 「市長への手紙」によりご意見をいただきありがとうございます。
 さて、期日前投票を行う際に、選挙公報が届いておらず、必要な情報が得られないというご意見にお答えします。
 選挙公報は候補者の氏名や政権等を掲載した文書で、候補者が申請した記事を印刷し、各世帯に選挙期日の2日前までに配布することと定められています。これは、期日前投票制度が導入される以前に定められたもので、投票日当日までに有権者の世帯に届けることが意図されており、ご指摘のとおり期日前投票制度を利用される方にとっては必要な情報を得ていただくことが困難となっています。
 このため、今後、選挙に係る制度等の意見交換の機会等がございましたら、市からこのような問題点について提起してまいります。
 今回の選挙では、6月29日に滋賀県より選挙公報が野洲市に配送されたため、翌6月30日には各自治会にお渡しし、選挙期日2日前である7月9日までに、受け持ちの全世帯に漏れなく配布するようお願いしておりました。なお、この配布については、市から各自治会に一世帯あたり30円の手数料で委託させていただいております。

平成22年7月受付/担当課:総務課

民生委員の手当について

Q 奉仕活動とはいえ、年間相当な労力と出費がありますが、年間の手当てがあまりに安いと思われませんか、本来は公務員がするべき福祉を綺麗な言葉ですり替えていませんか、誰もする人がいなくて、周囲に頼まれてやっている人も意外に多いと思います。

 公務員の給与をくれとは言いませんが、せめて月に5万円くらいは支払ってはどうですか、それでも仕事もせずにぶらぶらしている公務員の10分の1にも達しませんが。もっと真面目に考えてください。

A 民生委員の制度につきましては、1948年から法律により定められ、この法律により無報酬とされており、現在は、活動に係る費用として年額87,300円を県及び市から交付しています。このため、ご提言のように給与(報酬)をお支払いすることはできません。また、民生委員の職務は、自治体が実施すべき福祉を下請け的にお願いしているものでは無く、地域福祉の向上を目的として地域で担っていただくべき福祉活動等を、中心となって進めていただいているものです。これらについてご理解いただきますようお願いいたします。

平成22年7月受付/担当課:社会福祉課

保育料の値下げのお願い

Q 3歳未満の野洲市の保育料は高額だと思いますので値下げをご検討いただきたく。

少子化と言われているこの時勢に反しているかと思います。

共働きですが、仕事も続けたいが子供も産みたいという思いで出産致しましたが、この金額では仕事を続けるのが難しい状況です。

子供を産んでも女性が仕事を続けられるような制度に変わってきているにもかかわらず、この高額な保育料がそれを阻んでいると思います。 この状況だと二人目を作りたくありません。

少子化対策として保育料の見直しをご検討ください。

A 市長へのメールをいただきありがとうございます。
 保育所保育料については、国の徴収基準を参考にして、各市が保育料徴収基準を定めることとなっており、野洲市では保護者の負担を軽減するため、総額で概ね国の80%程度に保育料の基準を設定しており、近隣市と比較しても高額とはなっておりません。ただし、その軽減割合については、低所得世帯に一層配慮し軽減割合が大きく、高所得者層の軽減割合は比較的小さくした設定となっております。
 そもそも、受ける保育サービスは同一であるのに、高所得階層の方に負担が大きいという制度には、課題があると考えております。しかしながら、所得階層により保育料を決定するという基準は国の制度であり、市の裁量で容易に変更できるものではありません。
 なお、国の基準に基づき2人目の保育料は半額、3人目は無料とすることとあわせ、厳しい財政状況の中でも、1歳児の保育士を国基準の定数より加算して配置するなど保育内容を充実させています。
 今後も近隣の状況や市の財政面から考え合わせたうえで、保育料の適正化を図ってまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。

平成22年7月受付/担当課:子ども家庭課

野洲小学校学童建設について

Q 先日自治会向けの説明会にて建設についての説明を聞いてきました。そこで配布された設計図を見て、その豪華さに大変驚きましたので質問させていただきます。(箇条書きで失礼します。)

  • 都市計画税導入の説明会で市長さんは、市長に就任されてから野洲小学校を視察された時に、ホテルの様な玄関、教室にも使えない和室、教室を増やせないつくりに驚いた。保育所はアスベスト(これは後で確認しましたら対処済だそうですが)で、耐震性0、保育所も建替えないといけない状態なのに、こんな豪華なものを作ってとおっしゃった。保育所の現状を初めて聞き、大変驚いたので記憶しております。
     なのに駅から徒歩2分という最高の場所に鉄筋コンクリート3階建、各部屋(6部屋)に給湯室があり、各階に更衣室と脱衣室がある学童保育所・・・
    何故こんなに豪華な学童保育所が必要なのでしょうか?
  • 新しい施設では290名の定員を見込んでいるとあります。大人数ですが、校庭や体育館で遊ぶ為の移動はどのようにされるおつもりですか?
  • イベントがある時は満車になる文化ホールの駐車場が一段と少なくなります。少なくなった分はどう対応されるのか教えてください。
  • 過去の意見を読ませて頂きました。その中で、別の小学校の学童建設の質問への回答で首をかしげる点がありました。説明会でも意見させていただきましたが、2年前は、子供教室に入るために一旦学童への申し込みをしなければならなかたんです。長期の休みだけ子供教室で預かって欲しいという家庭でも。それを学童への申し込みが多く、、、という説明は紛らわしいと思います。現在は4年以上は子供教室と決まっているそうですが、その為低学年のお子さんが待機児童になっている・・・一番の被害者は子供達ではないでしょうか?
  • 説明会の最後に駅前開発のお話もされました。野洲駅の下に地下道路を通す、三上山のふもとに温泉を掘る・・・・・今後野洲駅前、野洲市がどうなっていくのか不安でなりません。財政難と言っておきながら豪華施設を建設する、駅前の開発を進めると言っておきながら徒歩2分の貴重な場所に学童保育としてのみ利用する施設を建設される事が理解できません。
  • こちらのホームページを見なければ、他の学区での学童建設も知りませんでした。
    今回の野洲小学校の学童は小ホールを潰しての建設です。全市民が知る必要があるのではないでしょうか?

広報へ詳しい図面を載せて頂く事を希望します。
A 市長へのメールをいただきありがとうございます。

野洲学童保育所の整備に係るご質問につきまして、別添のとおりそれぞれお答えいたします。

質問内容及び回答はこちら(PDF:170KB)

平成22年7月受付/担当課:青少年育成課

住宅地内の花火について

Q 連日、旧中主町役場裏の公園で打ち上げ花火をしている人がいます。騒音と防火上、問題があると思います。以前も、庭に花火の燃えカスが落ちていることがあった家があったと聞いています。せめて22時以降は、花火をしないように注意をお願いします。何とかしてください。よろしくお願いします。
A 住宅地内での花火につきまして、都市部の一部自治体では、夜間の静穏を確保することを目的として、条例により打ち上げ花火やロケット花火等を規制しているところもございますが、本市においては、このような規制は行っておりません。ただ、ご指摘のとおり住宅地内で打ち上げ花火等を行うことには問題があると考えますので、早速、現地である都市公園内に警告看板を設置いたしました。

平成22年7月受付/担当課:生活安全課

スポーツ功労について

Q 野洲小学校を母体とする野洲JFC(ジュニアフットボールクラブ)がこのたび県代表として全国大会に出場します。述べ3回目になりますが、2回はセレモニーと激励金の授与がありましたが、市長が変わってからなくなったとのこと、本当でしょうか?これって事業仕訳で縮小ってことなのでしょうか?野洲市を代表して頑張ってくれている選手並びにスタッフに何の激励もないのはなんだか?市政は市民の頑張りから成り立っていると思うのですが?
 もう1つ、今、ドイツで行われている女子ワールドカップなでしこジャパンU-21で日本代表に中島依美さんがいます。野洲市出身で頑張ってくれています。知っていますか?帰ってきたら姿勢で激励してあげてください。
A 「市長へのメール」により市へのご意見をいただきありがとうございます。
 野洲市は今日まで、全国大会に出場される市民や団体に対しまして、ささやかではありましたが激励金を交付することで支援を行ってまいりました。しかし、市の業務全般について行われた行政評価で「激励金による支援」という施策に対し、その効果から事業継続は困難であると判断されたことや、県においても同様に「激励金による支援」が行われなくなったこと等の状況から、市においても本年度より「激励金」の交付を廃止したところです。
 ただ、今般、全国大会に滋賀県代表として参加されます野洲JFCはもちろんのこと、このような市民、また市内の団体の全国レベルの大会への出場と活躍は、市の生涯学習やスポーツの振興に大きく寄与することとなりますし、また、市民を元気にするとともに、市といたしましても大変名誉で喜ばしいことです。これからは、横断幕を掲示して応援ムードを盛り上げていくことや、その活躍を広報で紹介するなど、従前とは形を変え支援してまいります。
 また、なでしこジャパンU-20で日本代表として活躍されている中島依美さんのご紹介をいただきありがとうございました。世界で戦われている中島さんにつきましては、市の広報等を通じて折にふれその活躍を市民の皆さまにお知らせし、応援してまいりたいと考えております。

平成22年7月受付/担当課:生涯学習スポーツ課

不適格医師又は医療機関の実名公表について

Q 2010年6月分の『M-1020医師に対する抗議について』に関連して意見があります。2〜3年ほど前、息子がまだ幼稚園に通っていたときのこと、集団予防接種である医師にワクチンの注射をしてもらった際、その医師はなにをとち狂ったか、腕に針を刺しながら、その針で腕の肉をかき回すように動かしました。何故そんなことをするのかと、妻が問い詰めると、『あ、まちがえたぁ〜(笑)』と、不謹慎に笑って答えたそうです。当然、息子は泣きまくり、ハナを詰まらせた挙句、予防接種の場で嘔吐してしまいました。あとで分かったことですが、その医者は▲▲病院の医師だったそうです。
 ここで、少なくとも3つの問題が浮かびます。
 第一に、そんな不謹慎なことをする不適格な医師に、市主催の集団予防接種を担当させた市役所担当部門の浅はかさ。
 第二に、市職員がその現場にいたのかいなかったのか分からないが、その一件が問題にならなかった市の危機管理のなさ。
 そして、もっと基本的なことで、▲▲病院の医師に幼稚園児の集団予防接種を依頼した市担当者の馬鹿さ加減。医師会に一任したなんて言い訳は通用しないんですけどね。。。(幼児の扱いに慣れた医師に担当してもらえよ!)
 こんな昔の話、今更、なんで持ち出すのかというと、『▲▲病院の医師が、まーたやってるよ!』と呆れてしまったからです。いい加減な医療しかできない医師/病院なんかに、誰もかかりたいとは思いません。アカン病院についての情報を住民に提供し、その医療機関に対しては徹底した指導を行うのが行政の責任です。
 M-1020で問題にされた●●病院というのが、▲▲病院だということは、まるわかりです。是非、不適切な医療行為を繰り返し住民がこうむることがないように、注意情報として実名で公表していただきたいですし、複数の市民が同じ医療機関から被害を受けているわけですから、明らかに行政からの処分(保健指定の取り消し集団検診/予防接種からの除外等)が必要と考えます。▲▲病院の不適格医師に被害を受けた者としては、下の子のこともあるので再発防止を強く望みます。
A お手紙、ありがとうございます。
 集団予防接種をお受けになった際の、医師や市の対応についてのご意見、拝読いたしました。
 はじめに、ご意見中で「2〜3年ほど前、息子さんが幼稚園に通っておられた時の集団予防接種でワクチンの注射をしてもらった時」という背景によりお話をいただいておりますが、現在、野洲市で行っている集団予防接種は「ポリオ」と「BCG」の2種類で、「ポリオ」は、接種時期は一致するものの、ワクチン液の服用であって注射は行いませんし、「BCG」は、接種時期が生後6ヶ月未満までですので、幼稚園に通っておられた息子さんは対象となりませんので、恐らくこれらを混同し記憶されているのではないかと推察します。このため、集団で実施しております予防接種で、針を使用するBCG接種の会場でのことと仮定して、お答えをさせていただきます。
 BCGの予防接種は、上腕にワクチンを滴下し、管針という器具を皮膚に押し付け、その後皮膚面のワクチンを管針の横のプラスチック部分でこすりつけます。ごく細いものですが、尖った針を刺しますので、針痕が残り、軽い出血がみられます。痛みを伴う場合もありますので、泣き出す方もいらっしゃいます。そのときの対応が不十分だと感じられたのであれば、申し訳なく思います。接種をお受けになる方への説明を十分行うよう徹底し、不審に思ったままお帰りにならないよう努めたいと存じます。
 なお、不適切な医療行為を繰り返す医療機関を注意情報として実名で公表することや、行政からの処分をお求めになられていることにつきまして、対象の方への対応に不十分な点はあったものの、予防接種の実施にあたる医師は、接種部位、手技等に関して熟知しており、安心してお受けいただくことができるものと考えております。なお、22年6月分「M−1020」でご回答させていただいております「●●病院」とは、貴方様がご指摘されている病院ではございません。したがって、実名公表や行政処分に至るものとは考えておりませんのでご理解を願います。
 今後も、予防接種をはじめ、市の事業におきまして何か疑問や不安なことなどありましたら、ご意見をいただきますようお待ちしております。

平成22年7月受付/担当課:健康推進課

野洲市の財政における人件費

Q 昨年、野洲市の財政が危機的状況になりつつあり、大規模な財政圧縮が必要であると発表があり、市民との意見交換会も行われたりしました。1年が経過し、現状として財政状況がどのように変化し、今後/来年以降、どのような政策で望むことになるのか、方向性を説明してください。
 また、合併後、市の職員数は適正な人員数に削減したと、本HPや「広報野洲」で掲載されているのをみかけますが、人件費の総額としてはどのくらい削減できたのですか?人数で示すのではなく、人件費総額(通勤手当、迷惑手当、地域手当、その他すべての手当てならびに社会保険料も含めて)として何パーセント(金額とともに)削減できたのか、教えてください。みかけの職員数が減っても、派遣スタッフや嘱託スタッフが減っているだけでは、金額的には大きくありません。また、第3セクターの事業があるなら、それへの人件費の支出も示してください。もともとの賃金水準が高すぎるのですから、今までに実施しているくらいの人件費圧縮では、市民は全く納得できないと思いますよ。この『市長への手紙』に寄せられた職員に対する不満の数々…、報酬に見合う仕事ができていないのは明らかです(全員ではありませんが…)。
 市政でも、事業仕分けをやってもらいたいものです。もちろん、公開で!

A 市長へのメールでご意見をいただきありがとうございます。
 まず、現状の財政状況についてお答えします。
 すでに市民懇談会や市の広報でお伝えしたとおり、市の発足以来、収入を企業からの税収である法人市民税に過度に依存するとともに、毎年4〜9億円を財政調整基金から繰り入れるという実質赤字基調の財政運営が進められてきました。これに加えて新たにつくった施設や設備の返済金と運営費が増えるとともに、毎年の基金取り崩しで基金が底をつくという状況でした。
 このような財政構造の中で、一昨年(2008年)後半からの不況により、当初見込まれていた約20億円の法人市民税収入が10億円以上落ち込むこととなりました。このため21年度は、ムダを省くとともに事業の優先度を明確にすることなどにより前年度より10億円少ない予算を組みました。それとあわせて、税収の一層の落ち込みと基金の枯渇する中での22年度以降の予算編成を見据えて、21年度よりさらに10億円削減を目指して、『財政健全化集中プラン』を策定し、今年度から本格的に実施しています。
 プランでは、10億円の削減を7億円の削減と都市計画税による3億円増収で達成しようとしていました。前年度の10億円に加えて新たに6億円強の削減はできましたが、新税の導入を見送ったため不足分は、前年の余裕で出た財源を基金に戻しそれを取り崩す形で何とか補いました。
 このような状況の中での主な見込み違いは、法人市民税の落ち込みを5割強と見ていたのが7割以上となったことと個人住民税が当初の見込みより減収となったことですが、地方交付税が想定以上に配分されることになり、歳入面では結果として当初の見込みどおり推移しています。来年以降の見込みについては、歳入では個人住民税の伸びは期待できませんが、法人市民税がやや持ち直すことで現状維持かと思います。歳出では、子育て支援や教育で歳出増が見込まれますが、プランで課題としている、学校PFIの解決や遊休市有財産の売却等で均衡を図っていきたいと考えています。また、約54%と県内最低の学校耐震化率を24年度末100%を目指した事業や道路等のバリアフリー対策や治水対策には補助金や合併特例債を活用して取り組んでいきます。

 次に、人件費の総額がいくら削減できたかについてですが、野洲市定員適正化計画に基づく人員配置の見直しを順次進めてきた結果、平成17年度決算で総額約43億5800万円(正規職員及び嘱託職員の人件費)を平成22年度予算で約38億2000万円とし、約12.4%の削減をしています。参考として職員数については、正規職員数を平成17年度457人から平成22年度には419人とし、約8.3%の削減を図ってきたところです。なお、第3セクター事業(野洲市湖岸開発株式会社)については、市からは人件費を支出していません。また、嘱託や臨時などの非正規の職員については、今年度合計で5百人を超えています。これは、正規を減らしていわゆる外出ししているためではなく、福祉や保険部門で市になったときに充足しないといけない専門職を非正規で対応してきたためと保育や幼稚園などでの特別支援のための対応はフルタイム業務でない部分があるため、非正規に頼らざるを得ないからです。
 なお、臨時職員の賃金については、平成17年度決算で総額約2億2547万円が平成21年度決算で約2億5234万円となり、約2687万円増加しています。ただし、平成21年度決算のうち約3394万円分は、国の「緊急雇用創出特別推進事業」によるものであり、失業者対策として市も積極的に雇用を生み出した結果によるものです。
 賃金水準が高すぎるという点や「市長への手紙」でいただく職員へのご意見等につきましては、真摯に受けとめ、ご負担に見合った以上の市民サービスを実感いただけるよう努力してまいります。
 生活保護、児童虐待、生活上の経済問題、高齢者の生活課題などに関する相談や手続きは急激に増えています。保育や学校現場では支援を必要とする子どもたちの割合が1割を軽く超えています。学校耐震化は急務です。このような中で、職員一丸となって、「行政」だからということで甘えることなく、可能な限り「人件費圧縮」に努めていますが、今後も具体的なご意見・提案を頂ければ幸いです。

 最後に、事業仕分けのご提案についてですが、国や他の自治体でも実施されているとおり、既存の事業を見直す1つの方法であるとは思います。しかし、最も大切なことは最終的な結果が出せるかどうかが重要であると考えています。市行政が選んだ任意の事業について短時間に市民や専門家に評価いただくだけでは十分でないとともに実効性が薄いと考えています。
 本市の場合、私が市長に就任して以来、16億円以上の予算の見直しと削減を実施してきました。プランで採用した方式は、原則として市のすべての事業、補助金、事務経費を俎上に載せ、必要性やあり方について内部評価を加えた上で議会や市民の皆さんにご意見を頂く方式です。『たな卸し方式』と例えていますが、経過や資料はすべてホームページで公開しています。改めてご意見をいただければ幸いです。

 この手法によって、大きなものでは公民館の廃止、循環バスの改善、分庁舎の統廃合,有隣館建設事業の縮小などそれぞれで数千万円から数億円の削減につながっています。このほかにも、職員ボーナスの2割削減、各種行政委員会委員等の報酬や謝礼や各種団体の補助金などの削減もそれぞれのご理解を得て進めました。
 このような見直しを進めるにあたっては、多くの市民と気持ちをわかちあって進めていかなければならないと思いましたので、徹底して情報を公開することと、素案段階から市内学区ごとに懇談会を開催するなど、さまざまな場で多くの市民と建設的な議論を交わしました。
 また、予算編成過程についても公開しています。一般的には、市の各部からの要求額を課長、部長の各段階で査定していくのが普通のやり方ですが、本市では今年の2月に全国的にも珍しい取り組みとして取り上げられた「予算編成市民懇談会」を実施し、市民と予算についての意見交換を行いました。その結果、図書館の図書購入費を上積みするなど、市民の意見も反映させ予算案を作りました。
 このように、市民への情報の公開と提供、また懇談による意見交換に努めることで、行政の職場では職員参画が、市全体では市民参画が進み、多種多様な意見や工夫が持ち寄られて、事業仕分けと同等以上の効果があると考えています。

平成22年7月受付/担当課:経営改革室

ゴミ収集車の運転マナーについて

Q 本日会社からの帰宅時に交差点を右折で待っていたところ、私の後ろに居たあるゴミ収集車が私が前に居るにもかかわらず強引に右折をしていきました。
 私が教習所で学んだ限り「交差点内の追い越し禁止」に違反していると思います。
 この清掃車には「●●●●」(会社名)と書かれていて、野洲市の許可番号で「野洲許可○」と書いてありました。他にも「第○号」と記載が車体側面にありました。
 競争入札でこういった収集業者を決められていると思いますが、いくら安いからといって法令順守も出来ない業者を使うのはいかがなものかと疑問に思います。これは運転者のマナーが悪いのか、その会社の安全教育が出来ていないかは不明ですが、「野洲市」の名前が貼られている以上そちらに意見を言う次第です。
 この業者殿へは法令順守を守っていただくようお伝えください。私もこんなことで大切な車や自分の命が危険に晒されるのは嫌です。以上よろしくお願いいたします。
A 市長へのメールをご利用いただきありがとうございます。
 ご指摘いただいた収集業者は、事業所等で排出されるごみ(事業系一般廃棄物)を事業所から収集し運搬している業者で、「野洲許可○」と書かれておりますのは、野洲市内の処理施設への搬入が許可された車両であることを明示しているものです。したがいまして、野洲市が家庭ごみの収集を委託している業者ではありません。
 ただ、野洲市が施設への搬入を許可している業者でもあることから、今回ご指摘いただいた内容を伝え、社内での安全教育を徹底し、運転手のマナー向上を図るよう強く指導してまいります。

平成22年7月受付/担当課:環境課

(再)小中学校入学時の用品購入について

Q M-1023「小中学校入学時の用品購入先について」に対する回答を拝見しました。論点がずれているようなので、再度確認させてください。
『「野洲繊維同友会加盟店」の5店、「中主衣料組合」の4店』
これらの組織は、いったい何なんでしょうか?野洲市や教育委員会との関係はどのようなものなのですか?
『校名や氏名の縫いつけが必要な体操服や、学校ごとに指定があるセーラー服などは一般では取り扱われておらず』
本当に、取り扱われていないのでしょうか?体操服などは、スポーツ用品店などで取り扱われているように思うのですが・・・お聞きしたかったのは、「なぜ、毎年同じところへ発注しているのか?」ということです。数社に見積もりを取るとか、競争入札させるとか、品質を維持した上で、できるだけ安く購入できるような「努力」をされておられるのでしょうか?一般市民は、このデフレ時代に、家計を維持するため、様々な勉強と努力をしています。「市民感覚」を持っていただきたいなあと思います。
「繊維同友会」「衣料組合」などと、何か説明できない力関係が働いている・・変な想像をしてしまうのは、私だけでしょうか?どうしても「玉虫色」な説明にしか聞こえません。
『今回いただいたご意見につきましては、市の教育委員会を通じ、学校長との会議の場等にて、問題を提起し、話し合っていただくよう伝えてまいります。』

これは、まったく「お役所的」な回答だと思います。「いつまでに」「だれが」「なにを」「どうする」という、具体的回答はできませんでしょうか?
上記回答は、一般企業では「何もしません」というのと同じにとられますよ。。。
A 再度のご意見ありがとうございます。
 『「今回いただいたご意見につきましては、市の教育委員会を通じ、学校長との会議の場等にて、問題を提起し、話し合っていただくよう伝えてまいります。」これは、まったく「お役所的」な回答だと思います。』とご指摘いただきましたが、これは、先のご意見の宛先が書かれていませんでしたが、「市長へのメール」としてお送りいただいたため、市長としてお答えさせていただいたことから、そのように評価されたのではないかと思います。
 ご承知のとおり、法制度上、学校の運営や教育内容に関しては、教育委員会の権限となっています。ましてや、ご指摘の衣料購入に関する取り決めは、教育委員会というよりは、各小中学校がPTAと独自に相談して決めておられることで、子どもたちの服装に関する市長としての私の考え方は、先のご返事で明らかにしており、既に教育委員会には伝えております。
 今回改めて、教育委員会に確認しました。お答えは次のとおりです。
 まず一点目の「野洲繊維同友会加盟店」や「中主衣料組合」について、およびこれらと市や教育委員会との係わりにつきまして、「野洲繊維同友会加盟店」および「中主衣料組合」は旧野洲町および旧中主町内で衣料の小売業を営まれてきた業者がつくっておられる団体です。地域に大規模小売店舗等が無かった頃から今日まで営々と、学校ごとに違う標準服その他の注文のとりまとめや採寸、また年度途中の買い替えや生徒の転入などによる児童生徒数の変動にもその都度対応していただいたりと、旧町時代から今日にいたるまで、学校で必要となる衣料品の調達についてご協力をいただいています。
 これら団体と市や教育委員会との係わりにつきまして、入学時に必要となる衣料品の購入に係る事務業務は、各学校が入学説明会等を通じて必要物品の購入を紹介、斡旋されており、直接的な係わりはございません。
 二点目の「なぜ毎年同じところへ注文しているのか」について、各小中学校において、学校の指定された衣類の購入等を、複数の業者を予め指名して競争入札し決定するとなりますと、
1.入札参加業者の選定、また統一した、または学校ごとに異なった仕様書の作成や必要な数量の把握など、極めて多くの事前事務の執行が必要になる。場合によってはPTAの方々にも負担をいただくこととなる。

2.小中学校入学時は、色々な物品の購入が一時期に必要となるため、保護者には同種の物品の購入については、極力一括して購入することを希望される方が多い中で、「入札」を行うと、数量・品物によっては取り扱いが出来ない業者も予測され、希望が満たされない場合が生じる。
3.途中での(少数の)追加購入などの柔軟な対応が困難。
といった問題が生じることがあります。
 現行の方法でも、価格面におきまして他業者と比べ大きな差はありません。物品によっては若干高い場合も散見されますが、その場合でも上記諸問題の存在などを総合的に考慮すれば、現在の方法が保護者の方々にとって最良の方法であるとも考えられ、現行方式は決して不合理な制度ではないと判断しています。
 しかし、保護者の皆さまの意向や物流や小売の仕組みなどは日々変化しておりますので、現状の制度を継続するということであれば、入学説明会等を通じ、保護者の方々に対し十分な説明を行うとともに、さらに出来るだけ安価な購入が可能となるよう工夫、検討を加えてまいります。

平成22年7月受付/担当課:学校教育課

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政策調整部 広報秘書課
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