地震が発生すると、振動で家具や建物が倒壊し、下敷きになるなどの被害が出るほか、液状化・津波・土砂災害・火災などが同時に起こり、大きな被害が生じる恐れがあります。地震は予測が難しく、また、余震による被害が出たり、地中埋設管や道路施設が寸断されて水道・電気・交通などの復旧に時間がかかるなどの特徴があることから、日頃の備えが必要です。
振動による建物の倒壊や、危険物・薬品等の被害によって同時に複数の場所で出火し、電話が不通になったり、消火栓が使えなかったりして大火災になることがあります。
急な崖や山の斜面が、突然崩れ落ちることで、一気におそってくるため逃げる間もなく被害にあうおそれがあります。防災マップ(全世帯配布済み)で急傾斜地崩壊危険箇所をあらかじめ確認しておき、大雨や地震のときには次のような兆候に注意しましょう。
土石流急な谷や斜面にたまった土・石・砂などが大雨などがきっかけとなって一気に流れ出すことで、その破壊力から山津波とも呼ばれています。土石流危険渓流に指定されている場所では人家に被害を及ぼす危険性があるため、次のような兆候に注意しましよう。
比較的緩やかな斜面において、地中の枯土層など滑りやすい面が地下水の影響などでゆっくりと動き出す現象です。一度に広い範囲が動くため、住宅、道路、耕地などに大きな被害をあたえます。
熱帯地方で発生する低気圧で、風力8(風速 17.2メートル/毎秒)以上のものを台風と呼びます。一般に進行方向の右側にある地域で強い風が吹きやすく、高潮や暴風雨に対する警戒が必要です。
日雨量70ミリメートル以上で被害が発生し始め、200ミリメートル以上になると崩壊等を含む大規模な水害になるおそれがあります。大雨による水害には、河川の氾濫と、水路や側溝からの水の溢れだしなどがあります。