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市長へのご意見・ご提案(平成29年10月)

ここでは、市長への手紙(手紙、メール、通信箱、ファクス)の4つの広聴制度で寄せられたご意見・ご提案を紹介します。いただいた皆さんからのご意見・ご提案は、今後の市の施策にいかそうと、市長がすべて目を通し、担当部署の意見を聞き、時には議論をしたうえで、お答えしています。
掲載内容は、広報秘書課で一部要約しています。また、市政に関係ない内容、個人・団体を誹謗中傷する内容、公序良俗に反する内容、営業等利益を目的とする内容のご意見等については、非掲載、ご意見の部分削除などを行うこともあります。

ゴミ集積庫について

Q (金属製ゴミ収集庫について)

*野洲北口駅前にて駐車場を経営している者です。突然7月中旬に駐車場フェンス際にゴミ収集庫が置かれました。その位置は収集庫の4つの脚の奥2本が敷地内に食い込んでおり、且つ収集庫屋根の勾配の関係から、雨水全てが敷地内に流れ込む状態になっていました。大雨の場合には私有地の溝を飛び越えて駐車場内に流れ込む状態になっていました。許容の範囲を超えていましたので、移動した経緯の確認とともに、原状復帰を求めるため7月24日(月曜日)朝、環境課に行きました。

*私はこの状況を説明するため、北口の当該場所の説明(元設置場所から現在の移動した場所)とともに、写真を見せて具体的な状況を説明しました。また、数十年前に1台設置されている経緯やこの場所での利用に伴い、溝にガラス片などが散逸して日々清掃していることなども説明しました。誰が移動を指示したのか、移動をしたのは誰などについて質しました。また何故こちらに知らせずに無断で移動させたのか、移動したことにより私有地への食い込み、雨水の状況について、どのような考えを持っておられるのかについても質しました。

これに対して環境課員は写真等による説明によって現状を把握され、こちらの窮状を納得されていました。誰が移動させたかについても把握していないとの説明でした。

しかしながら、どこからも説明や依頼を求められていないこと、私有地に無断で置かれている状況にあり、行政に大きな責任があると説明しました。行政が責任を持って早急に移動してほしいと依頼しました。その後、住宅地図で現場位置の説明をおこなっていたところ、この住宅地図に太い鉛筆で元の場所から新たな場所に線が引いてありました。これって市役所は知っていたのですかと環境課員に質しますと、移動は承知していました。住民から何処に移動したのかの問い合わせもありましたとの説明でした。市役所がこのような情報を掌握していたのにも関わらず、知らないとの回答は大きな問題でありますが、この件についてはこれ以上触れず、早急に原状復帰してもらいたい旨を要望し、環境課員も了承されて帰りました。

*ところが、市役所に赴いた当日午後4時ごろに、環境課員から電話があり、午前中の打合せ内容を踏まえず、また要望に対する行政からの説明もせず、区長が説明したいので時間を取ってほしいとの連絡でした。午前中の打ち合わせ内容と大きく異なっていました。環境課員が電話にて謝罪という言葉を使用せず、説明という言葉が使用されていたこと、また、本来であれば、これは事前に行政や区長から説明がなされるべきであることから、まず行政として原状復帰することが最初におこなうべきであると主張しました。

*ごみ収集庫は8月4日現在、放置された状態になっています。環境課からもその後一切説明もありません。

*野洲市役所はこの問題については、1個人の事案であるからこのまま無視した形で幕引きをはかろうとしているのでしょうか。このような状況では、環境課や区長と協議してもこちらの意向が反映されるとは思われませんので、「市長への手紙」で野洲市の見解と善処を望む次第です。具体的には以下のとおりです。

1.今回、行政として移動の情報を得ているにも関わらず、当初、情報を掌握していないと説明されましたが、こちらから矛盾を指摘した段階でやっと情報を掌握していたことを認められましたが、これは1課員の行動ですか、あるいは環境課、市役所の体質でしょうか。事実関係については認められましたが、何故その場で謝罪されないのでしょうか。何故、情報を隠蔽されるのでしょうか。公務員としての資質が問われているではないでしょうか。窓口には責任あるスタッフが対応すべきであると考えます。

2.今回の件は行政、区が複雑に絡んでいるようですが、最終的には行政として責任が問われています。環境課員は夕方の電話説明では午前中の打合せを全く踏まえず、ただ区長が説明したいと連絡のみされてきましたが、これは行政責任の丸投げですね。雨水など現場の状況を確認されたのでしょうか。これは1課員の行動ですか、それとも管理職、環境課の指示でしょうか。

3.今回の件について、区の方で勝手におこなったのであれば行政は区に対して行政指導をすべきではないでしょうか。また、業務委託しているのであったとしても同様かと考えます。区に対する研修をされているのでしょうか。住民の命、生活を最終的に守るのはだれですか。誰が最終責任をとるのですか。

4.この件では行政、区の両方に問題ある行動がとられていると考えます。たとえ、区が誤った行動をとった場合にも、上位の行政機関が責任を持って対処すべきであると考えます。

A 「市長への手紙」にてご意見いただき、ありがとうございます。

以下、順次お答えします。

1.について

今回の件につきましては、お手紙をいただいてから確認しましたところ、担当者がこれまでの経緯や状況の把握が不十分であり、結果として曖昧で不十分な説明や対応になりました。お詫び申し上げます。

今後は、地域の問題や課題解決について、情報の整理と共有化を図り、透明、公平、公正さを一層確保し、市民の皆さんが納得いただける適切な対応ができるよう心がけてまいります。

2.について

市内には約720箇所のごみ集積所があります。本市では、ごみ集積所の管理は、各自治会またはマンション等の管理者で独自に対応いただいています。

したがいまして、今回の移動については、以前の場所では通行量が多く、自治会員以外の方が勝手にごみ集積所を利用され、適正な分別排出が出来ない地域の事情を勘案して自治会によって行われました。

また、市道との境界については、官民境界が確定しておらず、ご指摘により、私有地への食い込みについて疑義が生じるため、ひとまず、道路構造物(側溝)に合わせてゴミ集積庫の移動を行いました。

ご指摘いただいた状況を市職員が現地確認を行ったうえで、自治会長と連絡をとり対処について協議したところ、自治会から説明させていただくとのことでした。担当はその旨差出人様にお伝えしようとしたものです。

3.4について

市はさまざまな施策で自治会と連携を図りながら地域の安心・安全に努めています。ごみ集積所の維持管理については、各自治会に委ねておりますが、今後、こうした事象が発生しないよう、「上位」という考え方は別にして、自治会と情報を共有しながら市民の皆さんの信頼を得られるまちづくりに取組んでまいります。

温水プールについて

Q 温水プールの天井タイルが一部落下したため、現在プールは閉鎖されています。

どの程度のタイルの落下かわかりませんが、新規に設置しているプール(2年先完成)が完成するまで使用可能な状態に修理出来ないのでしょうか。

そもそも天井タイルが急に落ちるのは日頃のメンテナンスが出来ていないと思います。建物を建てるだけでなく長く使用する為には定期的な点検と修理が必要と思われます。

A 「市長への手紙」にてご意見いただき、ありがとうございます。

まずは、温水プールを所管する教育委員会に確認したところ、以下のとおり回答を得ました。

「新クリーンセンター余熱利用施設完成までの間、温水プールを使用可能な状態に修理できないか」というご意見ですが、温水プールを修理するのに、約8ヶ月の期間と約5000万円の経費が必要になります。したがって、これだけの経費をかけて再開しても、ご利用いただけるのは最長でも2年に満たないことになります。さらに、長期間停止するために、常時稼動を前提にしている設備(加熱ボイラー等)の再整備などにも費用及び期間が必要と予想されました。また、新クリーンセンター余熱利用施設での温水プール計画があるなかで、多額の費用の支出は適正でないと考えました。このように慎重に検討を重ねた結果、プールの再開は困難であるという結論に達しました。このため、昨年末、使用を停止してから、速やかに市議会とも協議し、休止としました。

また、温水プールの定期的なメンテナンスや安全点検については、3年に一度の有資格者による法定点検や委託業者と職員による日常の自主点検も行い、天井部材の落下についても、危険性があるものと想定し、注意を払ってきたところです。ご指摘のように施設を長く使うことは大切なことです。本市でも平成29年3月に長期的視点による公共施設等の最適な配置を行うため、野洲市公共施設等総合管理計画を策定しており、施設の種別ごとに個別施設計画を策定しています。

今後、休止している温水プールの建物につきましては、以前からの想定どおり、平成36年開催の国民体育大会を見据え、併設した総合体育館の補完機能を持ち備えた施設に改修するよう計画しています。

以上が教育委員会からの回答です。

新クリーンセンターの余熱利用の温水プールについては、計画どおり進めています。施設の機能も具体化してきており、休止した温水プールと同等の機能と規模(25メートルかける8コース)を計画しています。

ふるさと納税について

Q 野洲市ふるさと納税額(2016年度)は110万円と滋賀県下で最低となっている。控除額と合計すると2165万円となっている。市長は「ふるさと納税」に対して消極的であるとの事ですが、国の制度であり、又市民に対しても2100万円/年もの税制赤字となっており、是非、積極的に返礼品等を検討していただき、赤字を減らし別途インフラ整備(道路の除草剪定)に充当願いたい。

(他の市町村より雑草が目立つ)

A 「市長への手紙」にてご意見をいただきありがとうございます。

本市では、ふるさと野洲のまちを応援していただくために、条例によりまちづくり寄附金制度を設けています。この制度を「ふるさと納税制度」として位置付けています。この制度は、平成19年6月制定の野洲市のまちづくり基本条例に基づき、多様な人々のまちづくりへの参加を促し、個性豊かな活力ある野洲のまちづくりを推進するための資金を募っています。2016年度の実績は、約265万円です。

ふるさと納税による寄附額が多額となっている自治体では、返礼品の「魅力」による影響が相当大きいと思われます。このように、寄附額ばかりが注目されている一方で、ほとんど表に出ていませんが、還元率が4割から5割とも言われる返礼品の経費と送料等の必要経費、事務的経費、さらには他自治体からになりますが個人住民税から控除される減税額等を合わせると相当の支出額が発生していると思われます。これらを総合的に考慮すると、ふるさと納税による実際の利益は、公表されている寄附額からは相当目減りしているものと考えています。

本市ではこれまで返礼品等を贈る対応は実施してきませんでしたが、それは、本市におけるまちづくり寄附金制度は前述の趣旨・目的で行っており、寄附金は経済的利益の無償の供与であるとともに、寄附金額の一部が所得税及び住民税から控除される仕組みでもあることから、更に税金を投入して返礼品等を贈ることは、税制度を歪める恐れがあるという、検討結果を受けてのものです。

多くの皆さまの「自分が育ったふるさとのまちに貢献したい」、「愛着のあるまち・自分に関わりのあるまちを応援したい」、「まちの取組みに賛同する」といった熱い思いを、本市への寄附へつなげていただくために、本市における元気と安心のまちづくりの魅力を一層発信していきたいと現時点では考えています。

なお、寄附金を道路の除草や剪定に充当するといったご意見ですが、本市では「野洲市まちづくり寄附条例」において寄附金を財源として実施する事業を定めており、道路の除草や剪定については、一般的な税財源で対応するもので、道路の除草、剪定への納税・寄付は想定されなく、該当しないものと考えています。

道路等の除草、剪定及び維持管理は定期的に行っていますが、その水準をどのようにするかは、教育や福祉サービスの財源とも連関するため、改めて評価し、合意形成を図っていきます。

選挙違反について・ミサイルについて

Q 選挙違反について
今日、現職の市議会議員が名刺をわざわざ車で自宅まで渡しにきました。滋賀県警の方には情報提供しておきましたが、議員が当選した時に「戸別訪問するな!」という事を誰かが指導する必要があると思います(学校かな?)市長、お願いします(笑

北朝鮮のミサイルについて
「○近くのできるだけ頑丈な建物や地下街などに避難する」
野洲に地下街って無いですよね?それと無いとは思いますが、もし琵琶湖とか狙って落ちてきた場合は民間企業の京セラとかに勝手に入っちゃって良いんでしょうか?

メールにて、ご意見をいただきありがとうございます。

ご意見のとおり、選挙活動(運動)としては戸別訪問を行うことは、公職選挙法において規制されています。
なお、野洲市選挙管理委員会によると、今回の場合、議員の挨拶の目的が定かではないことに加え、差出人様から既に警察当局に情報提供をされたとのことであるため、当該議員への注意を呼びかけるに留め、本件につきましては、警察当局の判断に委ねるとのことです。

次に、ミサイルの対応については、市のホームページ等に政府からの情報を掲載しています。ミサイル着弾時の爆風や破片などによる被害を避けるためには建物(できれば頑丈な建物)の中又は地下(地下街、地下駅舎などの地下施設)への避難が有効とされています。

ご意見をいただきました琵琶湖をねらうなど本市に影響がある場合、頑丈な建物が近くになければ、それ以外の建物の中へ避難してください。営業中の大規模小売店等の公共性のある建物以外の民間施設への立入りは想定されていません。また、近くに適当な建物等がない場合は、物陰に身を隠すか、地面に伏せて頭部を守ってください。

なお、弾道ミサイル落下時の行動については、下記サイトに詳しく記載がありますので確認ください。

内閣官房「国民保護ポータルサイト」

http://www.kokuminhogo.go.jp/pc-index.html

人口推移への懸念について

Q 日頃の市政へのご尽力、お疲れ様です。早速ですが、野洲市の人口推移についてのお考えをお聞かせいただきたいと存じます。
2012年まで順調に伸びていた野洲市の人口ですが、2013年以降は一転して伸び悩んでいるようです。これは守山、栗東、草津など近隣都市が順調な伸びを示しているのとは対照的な現象です。
野洲市の人口推移が周辺都市と比較し劣位となった場合、最大の懸念点はJR西日本が新快速の停車駅から野洲を除外することです。野洲に住む最大の利点の一つに京都方面新快速の始発駅となっていることが挙げられます。我々サラリーマンにとって座って通勤できることは非常にありがたいことです。
一方JR西日本の立場に立って考えると、新快速の停車駅を利用客の少ない駅からより多い駅へと変更すること、または新快速の停車駅そのものを減らし時間短縮を図ることを常に検討されているのではないでしょうか。
現在進められている野洲駅隣接の市民病院が、どの都市のどのような病院の成功事例をモデルに計画されたものかわかりませんが、むしろ駅前においては民間マンションや宅地造成を刺激するような人口増加策を取っていただいたほうが良いのではないか、このままでは野洲市に住む利便性が急激に失われていくのではないかとの危惧を抱いております。
以上、野洲市の人口増加策について市長のお考えをお聞かせ願えませんでしょうか。
追伸、因みに私が最も気に入っている近隣病院は近江八幡市立総合医療センターです。院内や駐車場は広く明るく清潔で、郊外ではありますが医師や看護師の質が劣っていると感じたことはありません。

A メールにてご意見をいただきありがとうございます。

本市の10月1日現在の人口は51,123人となり、現在も緩やかに伸び続けています。「広報やす」でも市民のご意見をお伺いし、平成28年3月に策定した「人口ビジョン」でもお示ししましたように、「2012年まで順調に伸びていた野洲市の人口ですが、2013年以降は一転して伸び悩んでいるようです。」ということはありません。

本市の人口が近隣の守山市・栗東市・草津市のように大幅に増えていかない主な原因のひとつは、市街化区域の面積が少ないためです。市域に占める市街化区域の割合は、草津市は38.9%、守山市・栗東市は約26%であるのに対し、本市は12.7%と半分以下です。つまり、住みたくても物理的に住宅を建てる場所がないといった状況です。また、市内の交通渋滞が深刻であるなど道路事情が悪く、特に若者が住みにくい原因にもなっています。

これは、詳細な説明は避けますが、野洲では旧町時代から、市街化区域を増やさない、道路整備は進めないという暗黙の方針があったからです。

現在はこの方針を転換して、今後の人口推移を踏まえた対策として、平成28年3月に策定した「まち・ひと・しごと創生総合戦略」において、「定住促進をめざした土地利用や住居環境の確保と国道8号バイパスや大津湖南幹線などの道路網整備による市街地の拡大」を総合戦略の実行性を高めるための最重要課題と位置付け、関連事業を進めています。

なお、人口減少の影響により、野洲駅に新快速が停車しなくなることを懸念されていますが、野洲駅の上り側には東海道線の京阪神圏の列車の整備・留置などが行われる電車基地が設置されており、野洲駅は新快速の停車駅であるだけでなく、東海道線の京阪神圏の東端の始発・終着駅として位置付けられています。このような状況を踏まえると、将来的に野洲駅に新快速が停車しなくなることは無いと考えています。

また、「駅前では、市民病院整備ではなく、人口増加策として居住空間の確保が必要」とのご意見ですが、駅前における市民病院整備事業は、過去6年間の市民代表、医療や病院経営の専門家などによる公開の検討及び市議会での審議を経て決定し進めてきたものです。具体的な理由については、市民懇談会、市議会、市広報等で何度もご説明してきたとおり、駅前は交通の結節点であるため、利用者にも医師等働く側にも便利であり、病院の運営上も医師等職員確保の面でも有利であることなどです。単に他市の事例をモデルに計画したものではなく、丁寧な手続きを踏んで積み上げてきたものです。

今後の人口推移を懸念されていますので敢えて申し上げますと、今後は人口が減少するだけでなく、高齢者が急増する人口構成となることはご承知のことと思います。それを見据えると、市内交通網の結節点である駅前に市民病院を整備することは、今後急増すると考えられる自家用車に乗れない・乗せてもらえない高齢者といった移動に関して弱い立場にある市民にとって利用しやすいといった利点があります。「広く明るく清潔で」、「医師や看護師の質」と士気が高い、市民病院が駅前という便利な場所にできることは、市民にとって利便性が高まる、安心を伸ばすまちづくりであると考えています。

子育て支援について

Q はじめまして。この8月に野洲に越して来ました。県内他市出身でこれまで他県で働いていましたが、子育てを機に地元に帰って来ました。ここ数年出身地では非常に多く家が建ち、子育て世代が入ってきたことで、保育園が不足し、待機児童が100人を超えています。

そこで待機児童の比較的少ない野洲に住むことにしました。

ただ、野洲においても新しい家、マンションの建築が進んでおり、今後5年の間に出身地と同じ状況になるのではと考えています。共働き家庭も増える中、女性の働き方改革は政府としても進められています。

その一助とすべく、是非今の内から保育園や公園の整備を進めていただきたいです。

A 「市長への手紙」にてご意見いただき、ありがとうございます。

まず、野洲市をお選びいただきありがとうございます。

ご指摘の待機児童については、既に、このことが大きな社会問題化する以前の平成22年度に幼保一元化方針を策定し、市立の保育園について遅れていた耐震対策とあわせて、保育園の整備拡充を進めてきています。具体的には、それまでの他市と同様の民営化方針を転換し、市立の幼稚園と保育園を一体化した、独自のこども園整備を計画し、順次整備を進めています。現在、計画最終の三上のこども園を整備中です。

さらに、民間保育所の移転拡充整備への支援も行い、保育所定員の拡充に努め、現時点ではすべての希望者に入所いただけるだけの施設は確保できることになりました。

しかし、入所希望者の増加と全国的にも課題となっています保育士の不足により待機児童が完全には、解消できない状況です。これについても、民間保育所も対象とした「野洲市保育人材バンク事業」を平成28年7月より開始し、独自に保育士確保に取り組んでおり、実績を上げています。また、市の保育士採用も拡大しています。このように、今後も高まるであろう低年齢児の保育ニーズも視野に入れ、引き続き、保育の質を重視しつつ、定員の拡充に取り組んでいます。

本市では、待機児童の問題にとどまらず、子育て支援を重要な施策として位置付け、小中学校や市内保育園の耐震化や建て替えと全施設への空調設備の設置、民間保育所への独自補助、市学童保育所での6年生までの待機児童なしの受入と、来年度からの土曜保育の実施、中学校までの市直営の給食、生活困窮や児童虐待といった問題を抱える家庭への支援、特別支援教育の充実、スクール・ソーシャル・ワーカーの独自配置、病児保育、児童虐待対策など緊急度の高い課題から取組みを行い、子どもの健全な成長を保障し、子育てのしやすいまちづくりを進めています。

公園の整備については、本市では子どもの安全な遊び場を確保するため、都市公園や地域ふれあい公園、児童公園の遊具等公共施設については毎年一度の安全点検を行い、修繕の必要な遊具などについては修繕を行うとともに、日常の維持管理については、地域の参画を得ながら行うことで、安全性の確保に努めています。また、野洲駅南口周辺整備において市民広場の整備を計画しています。

駅前新病院整備について

Q 野洲病院を建設予定の場所ですが、に病院はいらない!!!

野洲駅は深夜の野洲止めがあるので、仮眠ができる宿泊施設のついた温泉施設、もしくはスーパー銭湯等にすべきです!!!!

このままでは野洲は寂れていく一方です!

計画の変更を強く希望します!

病院を計画するなら、他府県からでも選んで来てもらえるような高度医療センター等、他にはない施設、であれば良いかもしれません。

A ご意見をいただきありがとうございます。

「駅前の市有地に、宿泊施設のついた温泉施設、もしくはスーパー銭湯等にすべき」とのご意見ですが、ご指摘の駅前一等地は、戦前からあった麦芽工場跡地ですが、土地を所有していた大手飲料製造企業が、昭和50年代から自社開発の計画を持っていました。そのため、旧町は、開発促進のために、町有地との交換や道路・下水道整備などの便宜を図りましたが、進展しませんでした。最後は、土地所有企業は、約1億2千4百万円の土地保有税の減免を受けるために、「スーパー銭湯」を10年間の定期借家権を設定して市内事業者に運営委託を行っていましたが、契約が切れる平成22年に開発を断念し、市に買い取り打診を行いました。市では公開の場で検討を行い、市議会において全会一致で買い取りを決定し、所有に至ったものです。

市では、当該土地を含めた約32,000平方メートルの市有地について、市民や専門家、各種団体等のご意見をお聞きしながら、平成27年3月に「野洲駅南口周辺整備構想」を策定しました。この構想において、「心と体の健康をテーマに魅力あるまちづくりとしての病院」を整備することと位置付け、現在の市立病院整備計画を進めています。また、病院整備計画についても、市民や専門家、医師会など各種団体等のご意見をお聞きしながら、市民のための中核的医療を確保する目的から、これまで計画策定や設計を進めてきています。

住民投票について・広報やすについて

Q 日頃行政等お世話になっております。

さて、野洲市民病院開設について〈我が家は駅前開設大賛成です〉

この度、11月「市民アンケート」実施予定との事ですが、ただ単に「賛成」「反対」にマル印をつける様なアンケートではないでしょうね??具体的に「メリット」「デメリット」等項目記入の上「賛成」「反対」になると思います。

これまで何回も何回も議会で審議し、結果10対9で反対になり今日に至っている。一市民としたら時間経費の無駄だ。10月は市会議員選挙又一から出直しになる場合も??開設が(予定)だんだんと遅れてくるのではと不安の毎日です。

追伸、「やす公報」での議会結果内容の情報開示をよろしくお願いいたします。

A 市民病院整備に賛同のご意見をいただき、ありがとうございます。

ご意見の「市民アンケート」は、住民投票のことと推察いたしますが、ご指摘のとおりだと思います。しかし、住民投票制度については、野洲市まちづくり基本条例において「住民投票を実施しようとする事項については賛成又は反対を問う二者択一の形式により行わなければならない」と規定されており、直接賛否を端的に問いかけるものであり、アンケートのように具体的な意見をお聞きする制度ではありません。広く市民のご意見を掬い上げたり、代弁したりしつつ、調査と審議のうえ、決定する権能は、議会に委ねられています。住民投票は、市議会の代替とはなりえません。

市では、このようななかで、例えばフォーラムを開催し、市民の皆さんに情報を提供し、意見形成をいただく場の設定を検討しましたが、条例を適正に解釈すると、今回のように市の政策として進めている事業についての住民投票では、税金を使用し、地方公務員が関与しての取組は、「公平性を欠く」ことになる可能性があると判断されるにいたりました。このため、市としては、投票期日や投票の呼びかけなどしか出来ないことになります。したがいまして、市民の皆さんに正しくご判断いただくための情報提供や話し合いの場を設けるなどの努力は、住民投票を請求した市議会の役割となります。

なお、ご心配いただいている市民病院の開院時期については、当初、平成32年10月を予定していましたが、ご存知のとおり市議会において何度も否決されたため、開院時期に遅れが生じます。このため、先の市議会において、開院時期を平成33年1月に改めるために、既に施行されている野洲市病院事業の設置等に関する条例の改正案を提案しましたが、これも否決され、平成32年10月に野洲駅前に開院することを市民のみなさんに約束したままになっています。

次に、市議会での審議内容や結果については、議会運営に関することとして市議会議長の責任で発行されています「やす市議会だより」(年4回発行)に掲載されることとなっています。したがいまして、毎月発行の「広報やす」での情報提供には、限界がありますが、これまでも可能な限り、野洲市民病院整備事業など市の重要な施策についてはお知らせしてきており、今後も同様に市民の皆さんへの正確な情報提供を行ってまいります。

温水プールについて

Q 2年前から市民プールを利用して来ましたが、昨年の急な閉鎖により竜王のプールに行っています。野洲のプールからもたくさん来られています。

新プールの予定も進んでいるようですが旧プールはあまり予算もかけずに再開できると聞いています。

閉鎖的には何の説明もなく一方的にやめますでは不満が残るばかりです。

市長は病院の事ではかなり健康にも関心がおありと思いますがなぜ沢山の方が健康の為に利用しているプールを閉鎖して片方ではどうしても病院が必要だと言われる理論が理解できません。

早急な市民プールの再開を希望します。

A 「市長への手紙」にてご意見いただき、ありがとうございます。

温水プールについては、昨年秋、天井が劣化して危険な状態になったため、所管の教育委員会において、一旦休止して、専門家による調査を行ってもらい、方針を決定することとしました。

この経緯に関する教育委員会の見解は、次のとおりです。

「温水プールを修理するのに、約8ヶ月の期間と約5000万円の経費が必要になります。したがって、新クリーンセンター余熱利用施設での温水プール計画があるなかで、これだけの経費をかけて再開しても、ご利用いただけるのは最長でも2年に満たないことになります。さらに、長期間停止するために、常時稼動を前提にしている設備(加熱ボイラー等)の再整備などにも費用及び期間が必要と予想されるため、多額の費用の支出は適正でないと考えました。このように慎重に検討を重ねた結果、プールの再開は困難であるという結論に達しました。このため、昨年末、使用を停止してから、速やかに市議会とも協議し、まずは、利用者にお知らせをしたうえで、休止としました。休止及び回数券の払い戻しについては、本年4月の市広報でお知らせしています。」

「あまり予算もかけずに再開」という、ご意見における予算についての高いか低いかの基準が分かりませんが、運営費の持ち出しを別にして、あらたな施設整備の計画が進んでおり、2年弱の利用のために、約8ヶ月の期間と約5000万円の経費をかけることは、適当でないという判断がなされました。当然ご利用いただいている方へのサービス提供の問題はありますが、利用者の半数以上が隣接市の方であることや隣接市での新たな施設の稼動が見込まれたことも判断材料になっていると考えます。

なお、新クリーンセンターの余熱利用の温水プールについては、計画どおり進めています。施設の機能も具体化してきており、休止した温水プールと同等以上の機能と規模(25メートルかける8コース)を計画しており、温水プールと病院いずれも野洲市には必要と考えています。

グレーチングの音鳴りについて

Q 市政への御尽力、感謝申し上げます。私は職場の関係で平成9年7月に当地で生活を始めました。自然環境に恵まれ申し分なしですが、只一つある騒音に悩んでおります。それは「溝ブタ」(グレーチング?)のガタンガタンとなる音です。

24時間、車が通る度に大きな音がするのです。当時は町役場でしたが、役員さんが工事依頼して下さいましたが、そのままです。今年度も新たに役員の方が依頼されたようですが、まだです。以上宜しくお願い申し上げます。

A 「市長への手紙」にてご意見いただき、ありがとうございます。

ご指摘の溝ブタ(グレーチング)の音鳴りについて、市職員が現地確認をしましたところ、老朽化により、溝ブタ(グレーチング)に段差が生じ、大きな音が発生していることを確認しました。

溝ブタ(グレーチング)の音鳴りについては市内各所で同様のご意見を伺っており、市では音鳴りを抑制するゴムシートを自治会に支給させていただき、自治会の皆さまにより補修作業をお願いしているところです。

しかしながら、当該箇所は通行量が多いことに加え、ボルト固定もされていることから、自治会による補修作業は容易でないと判断し、市職員により補修作業を実施いたしました。

温水プールについて

Q 新しい野洲病院を作る為の市民投票をするとの事ですが経費を何とかプール補修に廻してもらえないか。

投票結果は投票率50%以上は無理です。プールと病院の経費がどちらが良いのかもう少し市会議員さんに考えてもらったら。

何とかプール使用できる様に考えて下さい。

お願い致します。各家庭に回覧板廻してマルかバツの結果を見てもいいのではないか。

子供・老人関係の人々はプールが無いので困っておられます。

良い返事が出来るなら電話して下さい。

市民利用者プールへの数は多いので無駄な病院出費は市民に借金となって回ってくる。市民プールは十分に使える。新しいプールが出来るのも解らないのでプールを壊すのはもったいないと思う。補修費8桁位で出来ると思いますが?

今までプール利用者に会うたびに困っておられます。

A 「市長への手紙」にてご意見いただき、ありがとうございます。

まず、住民投票の実施は、私も、任期満了に伴う市議会議員選挙が控えている中で、合理性に欠けると考え、法律に基づく「再議」を求めて、再考を促しましたが、改めて議決されたために、条例に基づき、実施される予定になっています。

次に、温水プールについては、昨年度も差出人様から「野洲駅前南口整備事業よりも現温水プールの再開を優先する。」といった主旨のご意見を頂戴しており、昨年度お答えしたとおり、既に計画を進めている新クリーンセンター余熱利用施設温水プール事業も考慮して、市民と議会に情報を公開しながら再開について慎重な判断を行った結果、プールの再開は困難であるとの結論に達したため、休止としています。

なお、新クリーンセンターの余熱利用の温水プールについては、計画どおり進めています。施設の機能も具体化してきており、休止した温水プールと同等の機能と規模(25メートルかける8コース)を計画しています。

改めて、温水プールを所管する教育委員会に確認した見解は、次のとおりでした。

「温水プールを使用可能な状態に修理できないか」という主旨のご意見ですが、温水プールを修理するのに、約8ヶ月の期間と約5000万円の経費が必要になります。したがって、新クリーンセンター余熱利用施設での温水プール計画があるなかで、これだけの経費をかけて再開しても、ご利用いただけるのは最長でも2年に満たないことになります。さらに、長期間停止するために、常時稼動を前提にしている設備(加熱ボイラー等)の再整備などにも費用及び期間が必要と予想されるため、多額の費用の支出は適正でないと考えました。このように慎重に検討を重ねた結果、プールの再開は困難であるという結論に達しました。このため、昨年末、使用を停止してから、速やかに市議会とも協議し、休止としました。

ドッグランについて

Q お願いがあります。

河川敷にドッグランを作っていただけませんか?

愛知川まで行かないとありません。

今やペットも多く朝の散歩でもたくさんのワンチャンに会います。

思いっきり歩き回る所がないのでぜひ作ってほしいです。

A 「市長への手紙」にてご意見いただき、ありがとうございます。

河川敷にドッグランを設置するといったご要望いただいていますが、河川敷は、本来、河川の流路を形成し,洪水時には水を安全に流過させるための土地であるため、ドッグランの設置には適さないと考えています。ご意見の愛知川についても河川敷にドッグランは設置されていないことを確認しています。

なお、ご意見にあります愛知川のドッグランについては、河口付近にある施設のことと推察しますが、この施設は河川敷地外の提内地において民間事業者により整備・運営されているものです。

野洲駅南口ロータリーの渋滞について

Q 野洲駅南口のロータリーの渋滞を緩和してほしいです。雨天や朝、夕の通勤通学ラッシュ時は待機場所も満車で、一時昇降所で待機せざるを得ない状況で、又、一時昇降所も雨天の日は特に乗り降りが多く、車が二重となったり度々あわや事故に合いそうな状況でいつも冷々しながらの運転です。

また、雨天の日は交通渋滞も激しくいつもより早めの時間に送迎しているのですが、バス待機場所くらいから渋滞が続いており、市役所前の大通りまで出るのになんと30分以上かかる時もあります。

車の待機場所の仕様をもう少し使い勝手よくしてもらいたいです。

また、一時昇降場所が狭すぎて利用しずらいです。

野洲病院建設の計画の為、土地確保の為、ロータリーも前の広さとさほど変わっていないのですごく残念です。

どうすることも出来ないでしょうか?

少しでも市民が利用しやすいロータリーにしてもらいたいです。

よろしくお願い致します。

A 「市長への手紙」にてご意見いただき、ありがとうございます。

まず、野洲駅南口の駅前広場(ロータリー)の整備は、病院や約1haの民有地の購入とは、連携しないで、それ以前の計画で進んでいます。

この駅前広場に関しては、交通の輻輳、バスプールがないこと、自家用車の乗降場がないことなどの多くの課題がありました。また、市のバリアフリー基本構想に基づき、バリアフリー化(身体に障がいのある方などが、不自由なく移動できるように、道路の段差などの障壁を取り除くこと)の課題もありました。このため、私が市長になった平成20年には、2階の広場・通路(デッキ)を設置する大規模な計画・設計が、巨費をかけて、ほぼ出来上がり、工事手続きが待っている状態でした。しかし、2階部分へのエレベータ、エスカレータもなく、そのうえ、工事費が嵩むなどの問題がありました。また、国からの交付金の目処も立っていませんでした。

そのため、一旦事業を休止し、駅前広場の課題として、機能性、安全性、渋滞緩和、景観・環境など課題を整理したうえで、それまでの設計作業も可能な限り無駄にしないようにして、土地や財源、制度、周辺整備の経緯などの制約条件の中で最善の改善を図ることを目的にして、急遽、改めて地元自治会をはじめ、市民団体や交通事業者といった専門家等の方々にご参加いただき公開で検討を行いました。検討内容については経過も含め、議会、市民の皆さんに公開するとともに、市民の皆さんの意見を頂きながら進めました。特に、周辺整備の経緯としての制約条件とは、駅の上り、下りの両側にマンションが整備された上、市道でありながら実質的に車が通れない道路が整備され、ロータリーに接続したことがあります。

ご指摘の駅前の渋滞解消は重要な課題ですが、今回の整備では、一定の限界があると当初から共通認識となっています。ただし、コンビニ前での個人の送迎車の停車による駅前の混雑の原因については、自家用車の乗降場・駐車場を整備することでバス・タクシーなどの車との輻輳を減らし分離をすることである程度の混雑緩和と安全性の向上をめざしています。

なお、駅前渋滞の遠因は、市役所前の道路及び交差点の渋滞混雑であり、そこから改善しなければならないと考えています。そして、これらの箇所の渋滞は国道8号が本来の機能を発揮していないからであると考えられます。国道を避けて、既に渋滞している道路に、駅から来た車が、右左折をするために流れが滞り、駅前まで影響が及んでいます。また、渋滞は、朝夕、特に雨天時がひどいということも考慮して今後の対策を立てることが大事と考えています。いわゆる、ピークカットの方策の検討です。ピークを前提に施設整備を行えば、円滑で快適ではありますが、閑散時には余剰施設となるとともに、逆にそのための経費だけはかかることとなります。

このため、もとから解決するという発想に立ち、現在、国道8号バイパスの整備が進められています。ご存知のとおり、このバイパス計画は、昭和57年に国によって「事業化」され、平成12年に法に基づく都市計画決定がされていますが、実質的に全く進展が見られませんでした。この道路は、渋滞解消はもとより、安全、産業振興、救急・災害対策上など有効です。これにより、市道、県道などの交通負荷を減らせば、多くの問題が解決できると考えます。今年度より市内において実際の工事に着手していただいており、平成36年に開催される国体開催の2年前の供用開始を国に対し要望を行っています。国道整備とあわせて、市内の道路計画も見直してまいります。

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