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定例記者会見(平成29年4月25日)

定例記者会見の概要をお知らせします

このページは、野洲市政記者クラブ主催の定例記者会見の内容(概要)を広報秘書課でまとめたものです。

日時

平成29年4月25日(火曜日)10時30分〜11時30分

場所

野洲市役所 応接室

案件

1.野洲市民病院整備事業の今後の進め方について

資料1(PDF:10.2MB)

資料提供

・平成28年度野洲市生活困窮者支援事業及び就労支援相談の実績について

資料2(PDF:319.7KB)

・平成28年度野洲市三方よし人材バンクの実績について

資料3(PDF:412.4KB)

市長あいさつ

お忙しい中、記者会見にご参加いただきありがとうございます。

本日は、年度当初であり、あまり話題がありませんが、野洲市民病院整備事業の今後の進め方と昨年度の成果として、生活困窮者の就労支援及びかなり成果があります保育人材バンクの資料を提供させていただきます。

まず、野洲市民病院の進め方ですが、大きくは、3月24日の市議会において病院関連予算が実質否決され、今年度の事業が進められなくなっています。しかし、債務負担行為で平成28年度と平成29年度に予算を確保していますので基本設計業務については、既に発注も行い予定どおり順調に進めています。病院開設に向けての仕組みは別途委託し進めていますが、その後の実施設計などの業務が進められません。そして、土地の取得も行い病院会計を進める予定でしたが進められません。市議会閉会日の挨拶や臨時記者会見を開催していただいてご説明しましたとおり、病院の設置条例があり4月から稼動しますので、病院関連予算を提案すると否決、また、修正の理由が「住民コンセンサスを得るべき」ということでした。「住民コンセンサス」を得る手法としては、議会のシステムのみですが、議会から「住民コンセンサスを得るべき」と提案されれば最後の手段は、住民投票条例に基づき住民投票の実施も検討せざるを得ないと話しましたので進める方針です。
当初は、6月市議会に、病院関連予算と住民投票予算を提案し、病院事業関連予算が可決されれば住民投票の施行は必要ないと思っておりましたが、3月末に病院関連の国の交付金内示がありました。病院事業は、野洲駅南口周辺整備構想として、病院や公園、駐車場、交流施設を造る全体構想で動いています。さらに、国の新しい法律である立地適正化計画に基づき病院も位置付けしています。この立地適正化計画に基づくコンパクトシティ構想として国土交通省へ駅前の病院にかかる実施設計に対して交付金申請を行い、今回、この実施設計予算の半額(申請額に対して満額)が内示されました。この国の交付金を受けようとすると、こちらの受け皿が必要ですから、5月17日に臨時議会を開会し3月に否決された病院関連予算にこの交付金を組み込んだ予算を提案する予定です。

なお、この病院関連予算が否決される可能性もあるので、住民投票の作業をするべく進めています。これも市議会閉会日に申し上げましたとおり、選択肢については、条例に基づき、議会とも協議した上でご意見を伺って、「○」か「×」の選択肢を合議形成しようと明日(4月26日)の議会特別委員会で議論いただこうと思っております。

整理しますと、病院関連予算は、5月17日の臨時議会で提案します。同時に平行して住民投票については、経費が必要であり実施はしたくないですが「これしか手法がない」となれば準備を進めるということです。投票のスケジュールは8月下旬になります。

以上が概要です。詳細は、担当部長より説明させていただきます。

質疑応答等

1.野洲市民病院整備事業の今後の進め方について<政策調整部長説明>

記者… 臨時議会に予算を提案する理由は、単純に国の交付金内示があったからですか。

市長… 単純ではありません。いずれにしても6月議会に提出する予定でした。

記者… 国の交付金内示があり、市の財政負担が軽減できることが高まったということですか。

市長… 負担軽減は当初から想定しておりました。しかし、市の予算措置が前提であるので速やかに予算措置をしなければなりません。

記者… 交付金として10億5,000万円は、当初から想定していた金額ですか。

市長… そうです。事業費の上限が21億円であり、その半分が交付金です。市民病院の事業費は約60~70億円であり上限額を超えています。これは従前から議会にも説明しております。

記者… 当初から想定されていた国の交付金内示であり、現状、予算措置がされていない状態であり議会を開会するなら提案するということですか。

市長… 当初、6月議会に提案するつもりでした。6月まで待ってもよいのですが、6月議会に提案すると、住民投票予算をセットにして提案することになり、本来、あってはならないことです。交付金は、好判断材料になるので、もう一度審議をしていただきたいと思っています。

記者… 好判断材料とは、議会が財政不安と言っているので、一定、市の負担軽減が見込めるということですね。

市長… そうです。実施設計の約半分が交付金となるので。

部長… 一義的には、不合理な状態であり、一日でも早く是正していかなければならないスタンスです。そこに好判断材料の交付金となります。

記者… 住民投票ですが、市長の発議として行えますが、文言を議会にあえて問う意義をお聞きします。

市長… できるだけいい意見をいただこうということです。市としてこのような選択肢を考えていますが、もう少し付け足したり、変えたりした方がいいという意見があれば、市民代表の議員さんからもいただいた意見でもって選択肢を形成したほうがいいだろうという考えです。

記者… 明日の議会特別委員会で「住民投票をやるべきなのか」という意見があると思いますが。

市長… あってもいいと思います。条例で市長は発議できるとなっております。住民投票の予算ですが、市民、議会、市長の住民投票の発議予算は当然否決はできません。

部長… 住民投票は、市民に与えられた権利の行使となります。市民の1/4以上で権限が与えられ、同じように市長、議会にも権限は与えられています。

記者… 住民投票は、投票者数が、1/2に満たないと成立しませんが、成立すると思っていますか。

市長… それは、分かりません。成立しない場合は、いろいろな解釈があり、賛成しているから投票に来なかったという解釈も成り立ちますし、関心がないからという解釈も成り立ちます。

記者… 今度、提案される予算案は、以前と比べてどの位額が変わりますか。

部長… 削除された予算を回復するのが基本です。一般会計から事業会計への繰り出し金を想定しております。4月、5月の人件費を既に一般会計で支出しておりますので若干少なくなっています。歳入では、交付金を充当しますので、総額は変わりません。

記者… 万が一、臨時議会で予算が可決されなかった場合、国の交付金の扱いはどうなるのですか。

市長… 平成29年度予算であるので、そこは確保されています。

記者… 臨時議会は、病院一点での議論と採決ですね。

市長… そのための臨時議会です。争点は一つです。病院予算を再度提案するということです。

記者… 臨時議会で予算が可決されなかった場合は、6月議会にも病院関連予算を提案するのですか。

市長… 6月にも提案します。

意見交換等

・生活困窮者等の支援における税等の情報の活用について

記者… 国へ生活困窮者支援法において税情報を使用できるように法改正するよう要望されましたが、その後、進捗はありましたか。

市長… 難しいような議論をされているようです。現在、市では、同意を得て行っていますが、自ら同意もできない人への支援も必要ですから、税情報を共有しても問題はないと思っています。

お問い合わせ
政策調整部 広報秘書課
〒520-2395 滋賀県野洲市小篠原2100番地1 本館2階
電話番号 077-587-6036
ファクス 077-586-2200
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