ダニが媒介する「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」や「ダニ媒介脳炎」の発生が報告されています。春から秋にかけては、行楽や農作業などで野外活動の機会が増え、ダニに刺される危険性も高くなります。ウイルスを保有しているマダニに咬まれることで感染し、咬まれてから6日から14日間後に、発熱と消化器症状(食欲低下・嘔吐・下痢・腹痛など)が現れます。重症になると、死亡する場合もあります。人から人へは感染しません。
*予防のために、次のことに気をつけましょう。
ダニ媒介感染症の予防対策としては、ダニに咬まれないようにすることが重要であり、以下の点に注意してください。
(1) 森林や草地などマダニが多く生息する場所に入る場合には、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴などを着用し、肌の露出を少なくすること。
(2) 屋外活動後はマダニに咬まれていないか確認すること。
(3) 吸血中のマダニに気がついた際は、速やかに病院で処置すること。
(4) マダニに咬まれた後に発熱等の症状があった場合は、病院へ受診すること。
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